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2017年5月13日 (土)

『92歳のパリジェンヌ』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

最近、ヨーロッパの映画でやたらと尊厳死をテーマにした作品を目にするんやけど、実際にスイスやオランダで認められているっていう現実もあってか、“生きる”ということと同じように“死ぬ”ということについても、議論をするようになったってことなんやろなぁ。

ちなみに、この作品の元ネタは、シラク大統領のもとで首相を務めた、リオネル・ジョスパンさんの母親が、尊厳死を選んだ際の娘との話なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

92歳のパリジェンヌ / La Derniere Lecon   ★★★☆☆   (2015年)

監督:パスカル・プサドゥー
出演:マルト・ヴィラロング、サンドリーヌ・ボネール、ジル・コーエン、グレゴワール・モンタナ、アントワーヌ・デュレリ、ザビーネ・パコラ

92歳の誕生日を祝うために集まった家族に、突然、母親が2か月後にこの世を去ると宣言する。母親の決断に戸惑い、動揺する娘だったが...............ってな、尊厳死をテーマにしたドラマ?!

娘として、母が自ら命を断つことを認められないという気持ちと、自分らしく最後を迎えたいという母の願いを理解する気持ち、母の決断にどう向き合えばいいか戸惑う娘だったが............ってなことで、“生き方”を問うってとこなんやろね。

重たいテーマを扱いながらも、作品全体の雰囲気を重苦しくせずに、どちらかというとサラリと描いてるあたりが、なかなかやったよ。

実際に自分がその立場になったらどう思うかって考えた時に、“自分らしく生きる”ってことの延長に、機械で生かされるのが幸せかってことになるし、大切なひとに尊厳死を求められたら、それを受け入れられるかってことも、簡単に答えの出せない、難しい問題やよなぁって思う。

そういう意味でも、ウリ文句で煽るような“感動のドラマ”ってわけではないんやけど、母娘の最後の日々はジワジワと感じるものがあるし、考えさせられるものがあったね?!

それにしても...........なんで“最後の教え”が“92歳のパリジェンヌ”なんて、間の抜けた邦題になるんやろか.........ホンマにセンスを疑うよなぁ(苦笑)

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