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2017年5月23日 (火)

『ケンとカズ』

今日は、ちょっと活きのいい邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、日本映画プロフェッショナル大賞で新人監督賞ってのを受賞したらしく、海外の映画祭にも積極的に参加して、結構な評価を得たらしいんよ。

品川ヒロシや千原Jr. が絶賛って言われると、う~ん、それ正直どないやねんっていうツッコミを入れざるを得ないんやけど、でも、実際に作品を観ると、いやいや、なかなかのもんやった。

監督さんは、これが長編デビューらしく、主演のひとり、毎熊くんと同じく、日本フィルムセンターって専門学校で映画を学んだんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ケンとカズ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:小路紘史
出演:カトウシンスケ、毎熊克哉、藤原季節、飯島珠奈、江原大介、高野春樹、杉山拓也

車の整備工として働きながら、コンビで覚せい剤の売人をしている腐れ縁のふたりだったが、恋人が妊娠したのを機に、まともな暮らしをしたいと思う男と、更にヤバい仕事に手を出そうとする男、ふたりの考えに次第に隙間ができ...........ってなバイオレンスもの?!

どこか心に迷いを抱えながら、クスリの売人をする男と、金を稼ぐために危険を顧みずに突き進む男、そんな男たちを対比させながら、狂った歯車に飲み込まれる刹那をってとこなんやろなぁ。

いやぁ~、確かに細かいことを言えば、ちょっと安っぽいカットがあったりで、アラはあるんやけど、これほどまでに“ノワール感”を漂わせる邦画ってのは、久々かもしれんね。

要は、ハスッパなチンピラの、どうしようもない運命を描いてるんやけど、主演のふたりの演技の凄みと、それをアップで捉える監督さんの熱情のようなものが、ヒシヒシと伝わってくるんよ。

この粗削りなところが良さなのかもしれんけど、更に成長した、この監督さんの次が観たいと思わせてくれる、そんなワクワクの“拾い物”な作品やった!?

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