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2017年5月21日 (日)

『手紙は憶えている』

今日は、個人的に好きなアトム・エゴヤンの新作がレンタル開始されたんで、そいつをひとつ、ご紹介♪

アトム・エゴヤンというと、ちょっと前に紹介した、ライアン・レイノルズとロザリオ・ドーソンが共演した『白い沈黙』の監督さんで、アルメニア移民の両親のもと、エジプトのカイロで生まれ、その後、カナダに移住したっていう、ちょっと複雑なバックグラウンドを反映した(?)、作品のヒネくれ具合が、個人的にツボなんよ(笑)

主演のクリストファー・プラマーと監督さんは、監督さんのルーツを描いた『アララトの聖母』っていう作品以来のタッグってことになるらしい。

ちなみにこの作品、ヴェネチア映画祭で監督さんが賞をもらったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

手紙は憶えている / Remember   ★★★★☆   (2015年)

監督:アトム・エゴヤン
出演:クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツ、ユルゲン・プログノウ、ハインツ・リーフェン、ディーン・ノリス、ソフィア・ウェルズ、ヘンリー・ツェーニー、キム・ロバーツ、ショーン・フランシス、アマンダ・スミス、ハワード・ジェローム

最愛の妻が他界したばかりの老人は、認知症を患っているが、同じケア施設で暮らす友人との約束のために、かつてアウシュヴィッツで自分たちの家族を殺した男を探す旅に出るのだが...............ってなドラマ?!

病気のために、すぐに記憶が飛んでしまう老人は、友人が彼のために書き記してくれた手紙を読みながら、別人になりすまして暮らすナチの残党を探し出す旅に出るが............ってなことで、ちょっと異色の戦争ドラマをってね。

クリストファーおじさんが主演ってことで、いつもながらも安定した演技で、巧みに認知症を患う老人っていう難しい役どころを演じてた。

話としては、ある種のロードムービーになってるわけやけど、淡々とした流れが、上手く最後の“衝撃”に繋がってるところが、この監督さんらしくて、味わい深かったなぁ。

戦争の傷と贖罪というテーマを、ヒネリを加えて語り掛けるドラマは、なにかしらの感動を与えるようなものではないんやけど、なかなかのデキやった?!

原題の“Remember”ってのは、手紙のことを言っているわけやないことを考えると、ちょっと邦題に違和感を感じるんやけど.............ね!(苦笑)

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