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2017年6月24日 (土)

『台北ストーリー』

今日は、渋谷のミニシアターで上映中の台湾映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、台湾のエドワード・ヤン監督の長編2作目の作品で、製作されたのは1985年なんやけど、監督さんの生誕70年、没後10年を記念して、古いフィルムを修復して、上映にこぎつけたんやって。

エドワード・ヤンってひとは、台湾ニューシネマの代表として、日本でもコアな人気があって、彼がカンヌ映画祭で監督賞を受賞した『ヤンヤン 夏の想い出』って作品には、イッセー尾形も出演してたりするんよね。

主演を務めてるホウ・シャオシェンってひとも監督として有名で、ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞したり、カンヌ映画祭で監督賞を受賞してるんやけど、エドワード・ヤン監督とは盟友で、この作品も彼のために、ホウ・シャオシェンがお金を集めて、製作にこぎつけたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

台北ストーリー / 青梅竹馬   ★★★☆☆   (1985年)

監督:エドワード・ヤン
出演:ホウ・シャオシェン、ツァイ・チン、クー・イーチェン、ウー・ニェンツェン、ウー・ヘイナン、メイ・ファン、リン・シュウレイ、クー・スーユン、チェン・シューファン

不動産関係の会社で働く女は、昇給を見越して、彼と暮らす部屋に移り住んだものの、会社が買収されたことで仕事を失い、彼の義兄を頼ってアメリカに移住しようと計画するが、男の方は決断をすることができず...............ってな、ある一組のカップルの関係を描いたドラマ?!

幼なじみで、いろいろありながらも長く付き合っているふたりだったが、少しずつ歯車が狂いだし、次第に関係が壊れていくのだが...............ってなことで、思うようにいかない人生にもがく男女を描くってとこなんかな。

漠然と“結婚”を意識しながらも、気がつくと考えや気持ちがズレてしまった男と女、そんな男女の微妙な距離感ってのを、さりげなく印象に残るカットを使って、繊細に描いてるんよ。

ドラマとしては、淡々と流れる感じで、単調さが気になりつつも、それを映像や音楽といった細かい演出で彩って、観る側を惹きつけるあたりが、この監督さんの上手いところなんやと思う。

すれ違う男と女の気持ち、カタルシスの滲む人間模様、間違いなく万人受けするようなモノではないんやけど、しみじみと噛みしめると味の出る、そんな作品やったね?!

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