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2017年7月27日 (木)

『人間の値打ち』

今日は、イタリアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、作品賞、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞など7部門で受賞したらしいんよ。

監督のパオロ・ヴィルズィくんといえば、以前に紹介した『見わたすかぎり人生』ってのを撮ったひとで、その作品でもイタリアのゴールデン・グローブ賞を受賞してたりして、本国イタリアでは、これまでに数々の賞を受賞してきたひとみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

人間の値打ち / Il Capitale Umano   ★★★☆☆   (2013年)

監督:パオロ・ヴィルズィ
出演:ファブリッツィオ・ベンティヴァリオ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ヴァレリア・ゴリノ、ジョヴァンニ・アンサルド、ファブリツィオ・ジフーニ、ルイジ・ロ・カーショ、マティルデ・ジョリ、ベボ・ストルティ、ジージョ・アルベルティ、グリエルモ・ピネッリ

ある晩、一台の車が自転車に乗る男と接触し、そのまま逃走する。そんな事件の関係者を描きながら、命の価値をシニカルに映し出す、群像ドラマ?!

娘の恋人の父親に近づき、彼が運営する高利回りのファンドへの出資をしようとする父親、夫からの愛を感じられず、潰れかけの劇場の再建で知り合った男に惹かれる人妻、周囲に内緒で彼との恋人関係を解消し、継母の心療内科に通院する男の子と恋に落ちた娘...........ひとつの事件をめぐる人間模様をってね。

3つの立場から、ひとつの事件の加害者にまつわる人間関係を描いていく手法は、目新しさはないものの、なかなか興味深いものがあったかな。

それぞれに心に傷を抱えながら、それぞれの思惑で関わっていく、そんな人間ドラマは、ちょっとシニカルで味わいがあるんよね。

全体としては、ちょっと地味な雰囲気の作品ではあるんやけど、しっかりと人間の醜さや愛憎を織り込んでるあたりに、ヨーロッパ映画の良さがにじみ出てるんかも?!

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