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2017年8月23日 (水)

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』

今日は、テロとの戦いをネタにしたイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、エンドロールで“アラン・リックマンに捧げる”って出てくるように、昨年、ガンにより亡くなった彼の最後の出演作やったんよね(公開順で行くと、声での出演作がもう一つあったんやけど)。

もともとは舞台俳優として活躍してたのが、『ダイ・ハード』のプロデューサーのジョエル・シルヴァーが彼の舞台を見て気に入ったことで、作品の悪役に抜擢し、映画の世界にも入ってきたらしいんよ。

独特の声質もそうやったんやけど、個性があって、渋い演技を見せてくれる、いい役者やっただけに、なんやちょっと残念やったね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 / Eye In The Sky   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ギャヴィン・フッド
出演:アラン・リックマン、ヘレン・ミレン、アーロン・ポール、イアン・グレン、バーカッド・アブディ、ジェレミー・ノーサム、バボー・シーセイ、モニカ・ドラン、ダニエル・フォックス、マイケル・オキーフ、フィービー・フォックス

ケニアのナイロビにある過激派武装集団のアジトに、追跡中の凶悪なテロリストたちが集まるという情報を入手し、捕獲作戦を遂行しようとしていた英米の軍事関係者だったが、思わぬ事態により、捕獲を諦め、ミサイルによる攻撃の可否を問うことに..................ってなサスペンスもの?!

6年間の追跡で、ついに見つけたテロリストたちを、なんとか逮捕して国に連行しようとするが、偵察により明らかになる状況の変化のなか、一刻を争う決断を迫られる事態となり.............ってなことで、緊迫したドラマに仕上がってた。

そもそものところで、アフリカのテロリストのアジトを、アメリカにいる“パイロット”が無人監視機を遠隔操作して攻撃するっていう“戦争の現実”に、かなり驚いてもうた。それに、かつては007なんかで描かれてたような秘密兵器が、当たり前のように使われてるんやもんね。

ドラマとしては、武力行使の意味を会議室での議論で巧みに問いながら、それによって課せられる犠牲と、その価値ってのを考えさせるあたりに、なかなか上手いって思ったよ。

テロを未然に防ぐってことの大切さと、そんな大義のもとに危険に晒される罪のないひとびとの命、天秤にかけるようなことではないんやけど、それが現実かって言われると、なんや胸が締め付けられてもうたわ?!

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