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2017年10月

2017年10月31日 (火)

『スレイブメン』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

最近、なんか物足りないなぁって思ったら...................“B級映画の巨匠(?)”井口監督の作品を観てないんやって思ったら、たまたまレンタル屋で手にした新作がそうやったもんやから、少し驚きながら(?)、迷わずレンタルしてみたんよ(笑)

井口作品といえば、基本的にくだらないんやけど、侮れないのは、今や郵政のCMにまで出てる荒川良々を主演させたり、すっかりイケメン枠で人気(?)の斎藤 工のブレイクのキッカケ(だったかどうか、微妙な感もあるが.....)だったりするんよなぁ。

というわけで、今回もどうやらライダーもの出演者を主役に抜擢ってことで、選ばれて嬉しいかどうかは別にして、そんな注目もあったりする作品の感想は.....................?!(笑)

スレイブメン   ★★★☆☆   (2016年)

監督:井口 昇
出演:中村優一、奥田佳弥子、津田寛治、杉原勇武、杉原勇武、阿部亮平、小田井涼平、柳 杏奈、寺田安裕香、火野蜂三、渡部龍平、松井 望、味岡ちえり、岩永洋昭

冴えない人生を送る気弱な青年の夢は、映画を撮ることだったが、ある日、路上でティッシュ配りをする女の子に一目惚れし、自分の映画に出て欲しいと頼もうとするのだが.............ってな“B級”ヒーローもの?!

ヘタレ男は、たまたま手にしたマスクをかぶると、不思議な力を手にすることになり、好きになった彼女をなんとか守ろうとするが..............ってな感じで、出だしからコテコテにB級感を漂わせるあたり、さすがは井口くんやわぁって、ちょっと嬉しくなってもうた(笑)

毎回のように当たり前に出演してて、すっかり常連の津田くんが、今回も楽しそうに参加してるのを見てると、なんや微笑ましくなるやんか。

ツッコミどころ満載のユル~いストーリーを流してみてると、思わぬヒネリが加えられてたりして、ちょっと意外やったかな..........まぁ、B級であることに変わりはないんやけど(苦笑)

完全に井口くんの“B級節”の中毒になってるひとにはエエんやけど、これ、それ以外には需要はないかもなぁ...............なんて?!

2017年10月30日 (月)

『アメリカン・ヒーロー』

今日は、ちょっと変わったヒーローもの(?)をひとつ、ご紹介♪

監督のニック・ラヴってひとは、イギリスの出身のひとで、『フットボール・ファクトリー』っていうサッカーのフーリガンを描いた作品で長編デビューして、レイ・ウィンストンが主演の『ロンドン・ヒート』って作品もあるんやけど、監督業の他にもプロデューサとして知られてるんよ。

主演のスティーヴン・ドーフは、ちょっとワイルドさが漂うイケメンってことで、一時、注目されたりしたんやけど、どうもこれまでのキャリアを見ると、ブレイクできずにズルズル来てる感じかなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

アメリカン・ヒーロー / American Hero   ★★☆☆☆   (2015年)

監督:ニック・ラヴ
出演:スティーヴン・ドーフ、エディ・グリフィン、ビル・ビリオンズ、アンドレア・コーエン、キーナ・ファーガソン、ヨハンス・マイルズ

実は念じることで物を動かすという特殊な能力があるのだが、それを日銭を稼ぐための“手品”としか使っていない男は、妻に愛想を尽かされて、最愛の息子にも会えなくなってしまい、怠惰な生活を送るのだが............ってな、ちょっと異色のヒーローもの??

パーティー好きで飲んだくれ、まったく能力を活かすことなく、仲間とワイワイと楽しみながら生きる男のグタグタな日常をってことで、なんとも言えないドラマやったよ。

思いっきりユル~い展開で、ダメ男のスーパーヒーローを描くギャップってので、ある種のシュールな笑いを狙ってるんやと思うんやけど、あまりにも内容がグタグタすぎて、どうにもならんかった(苦笑)

主役のドーフくんは、絶妙に“やさぐれ”感が漂ってて、おそらくキャラのイメージには合ってるんやろうけど、いかんせん話の内容がなぁ.................?!

2017年10月29日 (日)

『ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男』

今日は、アメリカの伝記ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるゲイリー・ロスってひとは、トム・ハンクスが主演して初めてアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた『ビッグ』って作品や、ケヴィン・クラインとシガニー・ウィーヴァーが共演した『デイヴ』、トビー・マグワイアが主演した『シービスケット』って作品で、アカデミー賞の脚色賞にノミネートされたりしてるんよ。

そんな実力を評価されてか、この作品の前には、ジェニファー・ローレンス主演で人気やった(?)シリーズ1作目の『ハンガー・ゲーム』の監督を務めたりしてたんやね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男 / Free State Of Jones   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ゲイリー・ロス
出演:マシュー・マコノヒー、マハーシャラ・アリ、ケリー・ラッセル、ググ・ンバータ=ロー、ジェイコブ・ロフランド、ショーン・ブリジャース、クリストファー・ベリー、ジョー・クレスト、ケリー・ケイヒル、ジェシカ・コリンズ、ローレンス・ターナー、ウェイン・ペレ、ビル・タングレディ

南北戦争に南軍の衛生兵として従軍していた男は、戦場でまだ若かった甥っ子を目の前で死なせたことで、戦うことに疑問を持ち、戦場を離れて脱走兵となるが、故郷に戻った彼は追われる身となり、同じ境遇の黒人奴隷たちと一緒に暮らすようになり.............ってな実在の人物を描いた伝記もの?!

搾取する農園主のために、貧しい者たちが戦場で命を失う、そんな戦いに大義を見失った男は、逆に武器を手にとり、仲間たちと一緒に南軍の権力者と戦うことを選ぶのだが.........ってなことで、混乱の時代に“自由州”と立ち上げた男の半生をってね。

アカデミー賞俳優になって、すっかり演技に貫禄の出てきたマシューくんが、圧政に立ち向かう男を渋く演じるってことで、存在感は十分やったかな。

ドラマとしても、それなりに熱い部分もあるんやけど、ちょっと挿入されたエピソード部分にイマイチ感があって、もう一息、盛り上がりきらんかった(苦笑)

人種差別の厳しい南部で、自らの信念に従って強く生きた男の姿ってのは、なかなか響くものはあるんやけど、映画としては、ちょっと残念やったかも?!

2017年10月28日 (土)

『ドリーム』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、実話を基にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演女優賞にノミネートされてて、ゴールデン・グローブ、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞などでノミネートされたりして、いろんなところで評価されたんよ。

実はこれ、当初の邦題が“ドリーム 私たちのアポロ計画”ってなる予定やったんやけど、実際の内容はアポロ計画やなくてマーキュリー計画ってこともあって、かなりの批判を受けて、渋々(?)“ドリーム”だけになったんよ(苦笑)

当初の案は論外やと個人的にも思うんやけど、ただ、今の邦題も原題とは違うことになってもうてて、原作者やそれを受けて映画を作った側がタイトルに込めてるものと別物になってもうてる時点で、敢えてこのカタカナ邦題にする理由ってのが、ごっつい疑問ではあるんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ドリーム / Hidden Figures   ★★★★   (2016年)

監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト、マハーシャラ・アリ、ジム・パーソンズ、キンバリー・クイン、グレン・パウエル、オルディス・ホッジ

NASAのラングレー研究所で計算係として働く3人の黒人女性は、人種隔離政策が続く状況のなか、宇宙への有人飛行を目指す国家プロジェクトに携わりながら、計画の成功のために、それぞれの持ち場で頑張るのだが................ってな、実話を基にしたドラマ?!

部署のマネージメントを形式的に任されながらも、管理職になれない女性、技術者としての才能がありながらも、適格条件が欠けているからと拒否される女性、軌道計算で群を抜く才能を発揮しながらも、認められない女性、それぞれに苦悩を抱えながらも、夢に向かって奮闘する、そんな彼女たちの姿をってことなんやろなぁ。

いろんな困難と立ち向かいながら、3人それぞれを主人公にして、熱いエピソードが挟まってるあたりが心憎い演出やったかな。

国家の威信を掛けたプロジェクトに携わりながらも、表に出ることのない大切なひとたち、そんなところが原題の意味するところなわけで、そう考えると邦題をめぐる騒動は、かなり余計やったよね(苦笑)

どんなときも夢を諦めない、そんな強いメッセージが、心地よく胸に残る、なかなか秀逸なドラマやった?!

2017年10月27日 (金)

『彼らが本気で編むときは、』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてる荻上くんといえば、『かもめ食堂』って作品で有名なわけやけど、市川実日子が主演した『レンタネコ』(2011年)以来の久々の作品が、これなんやって。

この作品、ベルリン国際映画祭で上映をしたらしく、LGBTをテーマにした作品のなかで、観客賞を受賞したりして、海外でも少し注目されたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

彼らが本気で編むときは、   ★★★☆☆   (2017年)

監督:荻上直子
出演:生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、小池栄子、田中美佐子、りりィ、門脇 麦、江口のりこ、ミムラ、柏原収史、品川 徹、入江海翔

母子家庭の小学生の女の子は、母親が男を追いかけて家出したため、仕方なく母の弟である叔父の家に世話になるが、そこには性同一性障害で女性になったひとが同居していた.............ってな、ちょっと風変わりな“家族”のドラマ?!

ロクに子供の世話もしない母親がいなくなり、叔父とその“彼女”と暮らすことになるが、ぎこちなく始まった共同生活も、次第に心に変化が現れ.............ってなことで、性差別や家族の在り方について問題提起するってところなんかな。

親の愛情を知らない女の子と、子どもを産めないカップル、ふとしたキッカケで暮らし始める人たちの心の揺れってのが、うまく描写されてたよ。

主演の生田くんは、難しい役どころを頑張って演じてたとは思うんやけど、先入観があるせいなのか、やっぱりどこか物足りなさを感じてまうんよなぁ(苦笑)

いろいろと背負ってきた過去は消し去ることはできないものの、血のつながり以上に濃厚な“家族”の気持ちってのは、ちょっと伝わるものはあったかも?!

2017年10月26日 (木)

『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』

今日は、ジェイク・ギレンホールが主演の新作をひとつ、ご紹介♪

ジェイクくんといえば、ヒース・レジャーと共演した『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた役者さんなんやけど、姉のマギー(・ギレンホール)と同じで、演技派として名前が売れて来てるんかな。

監督のジャン=マルク・ヴァレってひとは、マシュー・マコノヒーが出演した『ダラス・バイヤーズクラヴ』でずいぶんと名を上げたやんね。

久々の監督さんの作品ってので、期待を抑えきれんかったんやけど.....................?!

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う / Demolition   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演:ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ、ジュダ・ルイス、クリス・クーパー、ポリー・ドレイパー、デブラ・モンク、ヘザー・リンド、トム・ケンプ、ベン・コール、マラキー・クリーリー、ジェームズ・コルビー、C・J・ウィルソン

義父の経営する投資会社に勤める男は、妻の運転する車に同乗していたときに交通事故に遭い、彼女を失ってしまうが、葬儀でも涙をながすことができない自分に戸惑い、苦しむのだが.............ってなドラマ?!

悲しみを受け止めることができず、戸惑う男は、たまたま知り合った自販機のサービス会社の苦情係をするシングル・マザーの女性とやり取りをしながら、自分自身を見つめ直し..............ってなことで、再生のドラマをってとこなんやろね。

冷静を装いながらも、取り乱した心の状態を、逆回しなんかを効果的に使いながら表現する映像は、なかなか興味深かったね。

そんななか、主役を演じるジェイクくんは、自分を見失い、苦しむ男ってのを、少し狂気を秘めながら、上手く表現してたかな。

すべてを壊し、新たな道を歩き出す、そんな人生やり直しの一歩を描いたドラマは、正直、期待したほどの感動はなかったものの、さりげなく見どころがあったりで、なかなか悪くないデキやったかな。

2017年10月25日 (水)

『王様のためのホログラム』

今日は、トム・ハンクスの新作をひとつ、ご紹介♪

監督のトム・ティクヴァといえば、ドイツ出身のひとで、赤い髪の女の子が走り回るっていう、なかなかエッジの効いた『ラン・ローラ・ラン』って作品で世界中の注目を集めて、人気になったんよね。

監督業は久しぶりで、前作はウォシャウスキー姉弟と共同でメガフォンを取った『クラウド アトラス』って作品で、そこで主役を演じてたのがトム・ハンクスやったんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

王様のためのホログラム / A Hologram For The King   ★★★☆☆   (2016年)

監督:トム・ティクヴァ
出演:トム・ハンクス、アレクサンダー・ブラック、サリタ・チョウドリー、ベン・ウィショー、トム・スケリット、シセ・バベット・クヌッセン、トレーシー・フェアウェイ、ジェーン・ペリー

かつて自転車メーカーの取締役だった男は、IT企業に転職し、サウジアラビアの国王に最新の会議システムを売り込むよう命じられるのだが、現地では様々なトラブルが起こり...............ってな人生ドラマ?!

結婚生活も破綻し、娘に辛い思いをさせていることを心苦しく思っている男は、仕事もうまくいかず、異国の地でストレスを抱え込むが、そこで出会った人たちとの交流をキッカケに、徐々に変化が..............ってことで、人生ドン詰まりの状況から、新たな一歩をってとこなんやろね。

苦境のなかから、前に踏み出すことで、新たな希望がってところで、話としては悪くないんやろうけど、内容的にはちょっと安易で、思ったほど“深み”を感じられへんかったんよ。

トムくん主演ということで、安定感っていうはプラスかもしれんけど、逆に新鮮味に欠けるってところが影響してるんかもしれんなぁ................?!

人生に迷ったときに、思い切って異文化のなかで考えを変えるってのは、自分も経験あるけど、案外、間違ってないのかも?(笑)

2017年10月24日 (火)

『くも漫。』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは中川 学ってひとの漫画らしいんやけど、話の内容ってのが、実際に作者が自分で体験したことらしいんよ。

監督をしてる小林稔昌ってひとは、これが劇場映画のデビュー作になるらしいんやけど、同じ原作者の話をNHKでドラマ化してるみたいで、その時の主役を演じてたのが浜野謙太で、この作品で主役を演じてる脳みそ夫ってひとと、なんとなく雰囲気がかぶるなぁ........なんて思ったりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

くも漫。   ★★★☆☆   (2017年)

監督:小林稔昌
出演:脳みそ夫、柳 英里紗、沖 ちずる、立石涼子、平田 満、板橋駿谷、坂田 聡、木下あゆ美、TERU、永井 響、大高洋夫

ニート生活をやめて、父親のコネで小学校の臨時講師となり、自閉症の子供を教えるようになった男は、頑張った自分へのご褒美に、ファッションヘルスに行くのだが、プレーの最中にくも膜下出血になり、闘病生活をすることに....................ってな、実話をネタにしたコメディ調のドラマ?!

手術が成功して、治療は進むが、どこで倒れたかを親にも言えず.............ってな感じで、ちょっと誰にも言えない秘密を抱えた男の悲喜こもごもを、オモシロ可笑しくってとこなんかな。

ちょっと頼りない男が体験した、まさかの出来事は、病気をネタにしながらも、重苦しくなることもなく、「男はみんな恥をかいて生きる」なんて言いつつ、むしろ爽やか(?)な感動で締めくくる、悪くないドラマに仕上がってたかな。

主役の脳みそ夫ってひとは、プロの役者やないってところで、少しツッコミを入れたくなるんやけど、それでも、逆に演技経験がそれほど豊富やないのが、かえって新鮮で嫌味のない印象やったんかもしれんね。

2017年10月23日 (月)

『フィフス・エステート/世界から狙われた男』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品、ロブ・マーシャルが監督してアカデミー賞の作品賞を受賞した『シカゴ』の脚本を書いてたビル・コンドンが監督をしてて、主演が売れっ子のイギリス人俳優のベネディクト・カンバーバッチが主演で、話題の事件を扱った作品でありながら、どういうわけか劇場未公開やったんよなぁ。

個人的な興味は、さりげなく(?)出演してるスウェーデン人女優のアリシア・ヴィカンダーやったんやけど、相変わらずキュートやったわ.....................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

フィフス・エステート/世界から狙われた男 / The Fifth Estate   ★★★☆☆   (2013年)

監督:ビル・コンドン
出演:ベデネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュール、ローラ・リニー、アンソニー・マッキー、デヴィッド・シューリース、アリシア・ヴィカンダー、スタンリー・トゥッチ、モーリッツ・ブライブトロイ

IT関係の仕事をしている男は、独自の方法で機密情報をネットで公開している男とイベントで知り合い、彼の仕事を手伝うようになり、彼らが運営する“ウィキリークス”は、評判を聞いて機密情報が集まるようになり、次第に注目を集めるようになるのだが...............ってな、ウィキリークスの裏側を描いたドラマ?!

様々な情報を隠し、民衆を支配しようとする権力者の横暴を暴いて情報の透明性を確保することで、社会正義を実現する、そんな男の理念に惹かれて行動を供にするが、巨大な権力を相手にするなかで、様々な問題に直面し............ってなことで、世界を騒がせたウィキリークスによる機密情報の暴露事件の真実をってね。

果たしてジュリアス・アサンジのやたことは、本当に正義なのか、それとも犯罪なのか、そんな問いかけは、この情報社会のなかで、外交問題も含めて、いろいろと考えさせられるものがあったかな。

未公開作品ながら、豪華な役者たちが集まり、それぞれが存在感を出して盛り上げてくれるドラマは、かなり見ごたえがあったね。

中心人物のアサンジが、単なる頭のオカシイ、目立ちたがり屋のエゴイストなのか、それとも権力と戦うヒーローなのか、その判断は、なかなか簡単に答えが出るもんではないのかもなぁ...........?!

2017年10月22日 (日)

『オープン・ユア・アイズ』

今日は、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国スペインでは、アカデミー賞にあたるゴヤ賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など10部門にノミネートされるくらい、評価されたらしいんよ。

気に入ったトム・クルーズが、キャメロン・クロウを監督に迎えて、ハリウッドでリメイクしたのが『バニラ・スカイ』って作品で、主役におさまった自分の相手には、オリジナルと同じペネロペ・クルスを指名して、その後、ふたりが交際してたってのは有名な話やんね。

アレハンドロ・アメナーバルって監督さんは、スペインとチリのハーフで、なかなか才能あふれるひとなんやけど、最近は新作の話もなく、ちょっと淋しいんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

オープン・ユア・アイズ / Abre Los Ojos   ★★★★   (1997年)

監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:エドゥアルド・ノリエガ、ペネロペ・クルス、フェレ・マルティネス、ナイワ・ニムリ、ペドロ・ミゲル・マルティネス、チェテ・レラ

親の遺産を相続し、裕福な暮らしをしているイケメンの男は、ある日、ひとりの女性と出会い、好きになるのだが、その時に付き合っていた別の女によって交通事故に遭ったことで顔が醜く変貌してしまい、心を閉ざしてしまうのだが.................ってなミステリーもの?!

欲しいものは何でも手に入れる、そんな何不自由のない生活から、変わってしまった容姿を恥じ、好きなひとにも会えない、苦痛の日々を過ごすことに.......ってなことで、過去を取り戻せない焦りと、現実と向き合えない苦しみをってとこなんかな。

この作品、独特の映像表現や話の切り口で、個性的に語り掛けてくるんで、最初はちょっと分かりにくくて戸惑うんやけど、次第にその世界に引き込まれていくような感じで、なんとも不思議な魅力があるんよ。

これががキッカケでトム・クルーズの寵愛を受け、世界的に有名になったペネロペ・クルスは、確かに印象に残る存在感を出してたしね?!(笑)

2017年10月21日 (土)

『ラビング 愛という名前のふたり』

今日は、実話を基にした映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたのをはじめ、カンヌ映画祭のパルム・ドールの候補になったり、ゴールデン・グローブで男優賞と女優賞にノミネートされたりして、かなり評価が高かったんやって。

監督のジェフ・ニコルズといえば、マシュー・マコノヒーが出演してた『MUD マッド』って作品とか、マイケル・シャノンが主演した『テイク・シェルター』といった、ちょっとマイナー(単に日本でそれほど話題になってないってことなんやけど.....)な作品を撮ってるひとなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ラビング 愛という名前のふたり / Loving   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジェフ・ニコルズ

出演:ジョエル・ドガートン、ルース・ネッガ、ニック・クロール、テリー・アブニー、マートン・ソーカス、ジョン・ベース、アラーノ・ミラー、マイケル・シャノン、ウィル・ダルトン、シャロン・ブラックウッド、クリストファー・マン

50年代のアメリカ、バージニア州では異人種間の結婚が法律で禁止されていたが、一組の白人の男と黒人の女は、認められている別の州で正式に結婚し、地元に戻るものの、警察に逮捕され、州外への退去を命じられるのだが.............ってな、実話を基にしたドラマ?!

愛し合うふたりは、子どもを授かったのをキッカケに、結婚して一緒に生活を始めるが、法を犯したとされ、不当な扱いを受け...............ってなことで、人種差別がハゲしい時代に、愛を貫いた夫婦の物語ってとこなんかな。

愛した相手の肌の色が違う、ただそれだけで自由を奪われ、故郷を追われる、なんとも理不尽な話やんね。そんな悪法に立ち向かう夫婦の愛のドラマっていうことで、ある種の感動を期待してもうたんやけど............実話がベースになっているせいか、かなり地味な演出になってた(苦笑)

もっと当事者の心の揺れや、裁判での攻防を交えて、ドラマチックにって思ったんやけど、どちらかというと淡々と時の流れを映す感じで、個人的には、どうにも盛り上がりきらんかった。

まぁ、抑えた演出が、かえって良心的って言えなくもないんやけど?!(笑)

 

2017年10月20日 (金)

『愚行録』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタになってるのは、直木賞の候補にもなった貫井徳郎って作家さんのミステリー小説なんやってね。そこそこ人気の作家さんらしいんやけど、残念ながら読んだことはないんよ。

これ、ちょうど映画が公開になって、全国で上映されてるなかで、出演者のひとりである小出くんが事件を起こしてしまった関係で、いろいろと話題になってもうたらしいんよなぁ。

まぁ、役柄も役柄やったから、余計にネタにされてもうたんやと思うんやけど、公開中止に追い込まれた劇場や関係者は、とんだとばっちりやったんやろね(苦笑)

というわけで、そんなちょっと“いわくつき”の作品の感想は..................?!

愚行録   ★★★☆☆   (2016年)

監督:石川 慶
出演:妻夫木 聡、満島ひかり、小出恵介、濱田マリ、平田 満、眞島秀和、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也

妹が育児放棄で娘を虐待したとして留置所にいる雑誌記者は、複雑な思いを胸に抱きながら、1年前に起きた一家惨殺事件の関係者へのインタビューをもとに、記事を書いていたのだが.................ってなドラマ?!

事件の被害者を知る人たちから話を聞きながら、真相を探ろうとするが、背景に複雑な人間関係があることが分かり..............ってなことで、なかなか濃厚な話が展開するんよ。

今となっては、小出くんの役どころが、ちょっとシャレにならん感じではあるんやけど、もともと演技ができるだけに、役としてはハマってたね。

それ以上にインパクトがあるのは、主人公の妹役を演じてる満島くんで、少し狂気をはらんだ彼女の凄みのある演技には、かなり圧倒されてもうたよ。

作品全体としては、どこか物足りなさがありつつも、切り取られた断片から、次第につながる事件の真相には見ごたえがあり、なにより満島くんの演技を見るだけでも、試しに観てみる価値はあるんと違うかなぁって思うんよね?!

2017年10月19日 (木)

『スウィート 17 モンスター』

今日は、アメリカの青春映画をひとつ、ご紹介♪

監督のケリー・フレモン・クレイグくんは、この作品が長編映画デビューになるらしいんやけど、いきなりNY批評家協会賞ってので新人監督賞を受賞して、注目されたんやって。

そんな作品で主人公を演じてるヘイリー・スタインフェルドといえば、14歳ころにデビュー作として出演したコーエン兄弟の『トゥルー・グリッド』ってので、いきなりアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされて、周りをざわつかせたんよな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

スウィート 17 モンスター / The Edge Of Seventeen   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ケリー・フレモン・クレイグ
出演:ヘイリー・スタインフェルド、ヘイリー・ルー・リチャードソン、キーラ・セジウィック、ウディ・ハレルソン、ブレイク・ジェナー、ヘイデン・セットー、アレクサンダー・カルヴァート

幼なじみの親友だけが、自分を理解してくれてると信じてきたものの、その彼女がよりによって大嫌いな自分の兄と付き合うことになり、ショックを受ける女子高生だったが..............ってな青春ドラマ?!

大好きな父親が亡くなってからは、母親ともソリが合わず、兄ともケンカばかり、学校でも友だちは幼なじみだけ、そんな女の子が、親友と絶交するという人生の危機から、自分を見つめ直し............ってなことで、迷える10代の女の子の複雑な心情をってとこなんかな。

主役のヘイリーくん、子役のときから演技を絶賛されただけあって、コミカルな役柄を印象的に演じてたかな。まぁ、ビジュアル的には、ちょっと鼻まわりが気になってもうて、個人的には少し苦手な部類なんやけど.........(笑)

そんな主人公をさりげなくイナス教師を演じたウディおじさんが、キラリと光る額を駆使して(?)、なかなか味のある演技でアクセントになってたところが、なんかハゲ目線では良かったなぁ!

ヒネクレ者の女の子の、自分探しのちょっと酸っぱいドラマは、それほど大きな驚きはないものの、悪くはないデキやったかもね?!

しかし..........邦題の“モンスター”って、どこから出てきたんやろなぁ..............(苦笑)

2017年10月18日 (水)

『わたしは、ダニエル・ブレイク』

今日は、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、イギリスのアカデミー賞で賞を受賞したのをはじめ、カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞し、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でも外国語映画賞を受賞したりして、かなり評価されてるんよ。

監督のケン・ローチは、もう80歳を超えてるにもかかわらず、若い時と同じ目線で、社会のなかでもがき苦しむ人たちを見つめて映画を作ってるところが、ホンマにスゴイと思うんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は........................?!

わたしは、ダニエル・ブレイク / I, Daniel Blake   ★★★★☆   (2016年)

監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、シャロン・パーシー、ケマ・シカズウェ、ケイト・ラッター

何十年も大工として真面目に生きてきた初老の男は、心臓発作を起こしたことで働くことができず、国の援助を頼ろうと申請手続きをしようとするが、役所の対応に疑問を感じていたとき、役所の職員が、ふたりの子どもを抱えたシングルマザーに冷たい対応を見て、我慢がならず..............ってなことで、社会的弱者の苦悩を描いたドラマ?!

働きたくても働けない、そんな状況で生活のために必死の男は、同じように理不尽な対応をされた家族を放ってはおけず..........ってことで、ひとりの頑固おやじと母子家庭の交流から、イギリス社会の問題点を切り取るってとこなんかな。

いやね、主役のジョーンズおじさんのキャラが、なかなかエエんよ。昔気質の職人で、権力に立ち向かいながら、弱きを助ける、カッコええんよなぁ。

監督さんらしく、社会の底辺でもがき苦しむ人たちを切り取りながら、そこに愛情と人情に満ちた人間ドラマを描き出すあたりは、やっぱりグッと胸にくるものがあるんよ。

地味な展開で、ちょっと盛り上がりに欠ける感もあって、万人受けするような類の作品ではないんやと思うんやけど、頑固おやじの心の叫びを噛みしめると、後からジワジワと味が出てくるんよね?!

2017年10月17日 (火)

『友だちのパパが好き』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてる山内ケンジってひと、これが2作目の長編映画ってことなんやろうと思うんやけど、前作の『ミツコ感覚』っていうのが、妙にズレた感じが気になるっていう、ちょっと不思議な魅力(?)の作品やっただけに、期待する部分もあったりして。

若手出演者のひとり、岸井ゆきのって女優さん、いろいろと話題作にチョイ役で出演してたりして、NHKの大河ドラマにも出てたらしく、なかなか注目されてるのかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

友だちのパパが好き   ★★★☆☆   (2015年)

監督:山内ケンジ
出演:安藤輪子、岸井ゆきの、吹越 満、平岩 紙、石橋けい、宮崎吐夢、金子岳憲、前原瑞樹、永井若葉、白石直也、牧田明宏

大学が決まった高三の女の子は、親友に公然と自分の父親が好きだと宣言され、戸惑うが、実は父親の不倫が原因で両親が離婚すると知り.............ってな、ちょっとシュールなコメディ調ドラマ?!

母子家庭で育ち、ファザコンぎみの友だちは、知らぬ間に父親に言い寄り、不倫相手から妊娠を告げられ戸惑う父親は、娘の友だちに好きと言われ、まんざらでもない気分で............って、かなり“痛い”話が展開するんよ。

恋愛対象になる中年男ってのが吹越くんってところで、程よい“疲れ”具合と、なんとなく漂う“渋み”で、ギリギリ納得できそうなところが、キャスティングの妙かもね(笑)

かなり突飛な恋愛ドラマでありつつも、夫婦の距離感や、満たされない心と体、そんな不器用な人間関係がさりげなく映し出されるあたり、案外、考えさせられモノがあったりして...................?!

2017年10月16日 (月)

『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるオリオル・パウロってひと、実は、以前に紹介した『ロスト・アイズ』ってので、監督のギリェム・モラリスと一緒に脚本を書いてたひとらしいんよ。

出演者のひとり、ホセ・コロナドくんは、監督さんの以前の作品にも出演してたらしいんやけど、今回はそれに人気のマリオ・カサスを加えた、野心作ってとこなんかもね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 / Contratiempo   ★★★★☆   (2016年)

監督:オリオル・パウロ
出演:マリオ・カサス、アナ・ワヘネル、バルバラ・レニー、ホセ・コロナド、フランセスク・オレーリャ、パコ・トウス

不倫相手が殺された現場に居合わせたことで、殺人事件の容疑者となった男は、裁判で無罪を勝ち取るために雇った女性コンサルタントに、事件について語るのだが................ってなサスペンス?!

殺された不倫相手との旅行中に起こった自動車事故、隠ぺいを図ったことで、結果的に追い詰められた男の告白と、それを聞きながら真相を把握しようとする女コンサル、果たして事件の裏側には何が.............ってなことで、これ、なかなかヒネリの効いた話なんよ。

次々と明らかになる事件の全容、彼女は誰に殺されたのか、二転三転した後に明らかになる“結末”は、ちょっとしたサプライズもあったりで、上手くまとまってたかな。

まぁ、若干、オイオイってツッコミは入れたくなる感もあるんやけど、それも何となく許せてしまえるだけの“勢い”があるんよね。

ゲス不倫の落とし前は安くはないってことで、やっぱり後ろめたいことはやったらアカンってことなんやろなぁ............?!(笑)


2017年10月15日 (日)

『お嬢さん』

今日も、韓国の映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されたときは、なんとも言えない邦題と、その内容のエロモードの弾け具合で、かなり一部で話題になってたんやけど、元ネタは、どうやらイギリス人の女性作家の小説なんやってね。

評価としては、本国では様々な賞を受賞したのをはじめ、海外でもLA批評家協会賞で外国語映画賞を受賞したり、カンヌ映画祭で賞をもらったりと、なかなか注目されたらしいんよ。

監督のパク・チャヌクといえば、『オールド・ボーイ』でカンヌ映画祭のグランプリを受賞して、『復讐者に憐れみを』『親切なクムジャさん』を併せた“復讐三部作”から、『イノセント・ガーデン』ではハリウッド・デビューを果たして、その名声は世界的なものになってるんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は...................?!

お嬢さん / The Handmaiden   ★★★☆☆   (2016年)

監督:パク・チャヌク
出演:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、ムン・ソリ、チョ・ジヌン、キム・ヘスク

スリの一家で育った娘は、資産家の令嬢を騙して、彼女が相続する遺産を奪おうという詐欺師の男の提案を承諾し、屋敷にメイドとして潜入するのだが............ってな、お金をめぐるミステリー?!

お嬢さんが詐欺師の男と結婚するように、彼女に仕えながら協力をするハズが、ふたりの間の関係は別のものになり、一方で男にも協力者の彼女には言っていない、別の計画があり...............ってことで、3人の男女の思惑が淫らに交錯し...........ってとこなんかな(笑)

男と女、そして女と女、それぞれの欲望が入り乱れて、騙し、騙されってことで、独特の世界観のなかで繰り広げられる人間模様は、なるほど監督さんらしく、ドギツさがあったね。

ただ、いろいろと話の伏線を張り巡らせてることもあってか、出だしからちょっと分かりにくさってのがあって、話に入り込みにくいところが、もったいなかったかもなぁ。

それでも、この監督さんらしい、クセのある“語り”は、男女の情と欲望をうまくミックスしてて、なかなかの味わいやったかも?!

2017年10月14日 (土)

『The NET 網に囚われた男』

今日は、韓国の鬼才、キム・ギドク監督の作品をひとつ、ご紹介♪

キム・ギドクって監督さん、初期の『春夏秋冬そして春』って作品を観たときに、その映像美となんとも言えない人間臭いドラマに衝撃を受けて、それ以来、ずっと追いかけてるんよ。

かなり性格的にハゲしい人みたいで、たびたび言動なんかで話題を振りまいてくれるんやけど、ちょっと前のニュースでは、『メビウス』って作品の撮影の際に、出演予定やった女優さんにベットシーンを強要したとかで、訴えられて、ニュースになってたっけ(苦笑)

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.......................?!

The NET 網に囚われた男 / The Net   ★★★★   (2016年)

監督:キム・ギドク
出演:リュ・スンボム、イ・ウォングン、イ・ウヌ、キム・ヨンミン、チェ・グイファ、キム・スアン

北朝鮮で漁師をしていた男は、ある日、境界線の近くで漁をしているときに、網がボートのスクリューに絡まってしまい、そのまま漂流して韓国に入ってしまい..............ってなドラマ?!

望んで韓国に入ったワケでもなく、むしろ家に残した最愛の妻と娘が恋しくて、すぐに北に還して欲しいと頼むが、韓国側ではスパイの容疑をかけられ、執拗な尋問を受け..............ってなことで、北朝鮮と韓国の間を彷徨う、ひとりの男の姿を映し出すんよ。

いやぁ~、何の政治的な意図もなく、ただ魚を捕ってた男が、両国の関係により、理不尽な立場に置かれる様ってのは、なんともやるせないものがあったわ。

国籍を無視すれば、ただの家族思いの心優しいひとりの漁師、それだけのことが、国境によって別の“色”が付けられてまう皮肉、それを鋭く突いてくる監督さんのメッセージに、いろいろと考えさせられてもうたよ?!

2017年10月13日 (金)

『PとJK』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、最初に謝っときます、ゴメンなさい。この作品に特に前向きな期待や希望を1ミリも持つことなく、完全にブログの“ネタ”として鑑賞してまいました(笑)

聞くところによると、これ、元ネタは人気少女マンガらしく、そんなものをハゲおやじが知るわけもなく、“警察官と女子高生”の恋愛もの..................なんて“ありえへん”設定やっていう嘲笑しか、正直なかったんよ。

とはいえ、観た以上は、しっかりとコメントを................ってことで、感想をね?!(笑)

PとJK   ★★★☆☆   (2017年)

監督:廣木隆一
出演:亀梨和也、土屋太鳳、玉城ティナ、高杉真宙、田口トモロヲ、大政 絢、ともさかりえ、村上 淳、河井青葉、江口のりこ、西畑大悟、高橋メアリージュン、小林優斗、松永拓野、川瀬陽太、松本大志

16歳の女子高生は、知り合いに頼まれて合コンに数合わせで参加するが、そこで知り合った警察官の男を好きになり、彼もまた彼女が気になり、女子高生と知らずにデートに誘うのだが..................ってな恋愛もの?!

警察官と女子高生、普通ならそんな関係が許されるワケもなく、彼は思い切って彼女に結婚しようと提案し...............ってなことで、愛と友情のドラマってか?(笑)

教師と生徒を越える“禁断シチュエーション”に、オイオイってツッコミを入れるワケやけど、そもそも出会って二言三言会話をして、一緒に手をつないで走ったら、はい結婚、ってことにはならんわな。

それがシレっと通ってまう不思議に置き去りにされつつ、結婚するからには、それなりに“本能の交わりが......”なんてゲスなオヤジの想像(期待?)とは別次元で、爽やかに展開するドラマに、なんや諦めに似た境地になったりして..........(苦笑)

まぁ、それをかろうじて受け入れられるようにしてるのは、きっと土屋くんの無邪気さなんやろうと、よく分からん納得をしながら、ムリがありすぎるものの、特に害のない程度のデキかぁ........とコメントを締めくくってみたりして?!

2017年10月12日 (木)

『おとなの事情』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞と脚本賞を受賞したほか、トライベッカ映画祭でも観客賞を受賞したりして、なかなかの評判やったらしいんよ。

監督をしてるパオロ・ジェノヴェーゼってひとの作品は、日本で紹介されるのは、これが初めてらしいんやけど、過去にもダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に何度かノミネートされたりしてるみたいで、イタリアでは人気なんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

おとなの事情 / Perfetti Sconosciuti   ★★★★   (2016年)

監督:パオロ・ジェノヴェーゼ
出演:マルコ・ジャリーニ、エドアルド・レオ、アンナ・フォリエッタ、ジュゼッペ・バッティストン、アルバ・ロルヴァケル、ヴァレリオ・マスタンドレア、カシア・スムートニアック、ベネデッタ・ポルカローリ

月食の起こる夜に、幼なじみとそのパートナーが集まり、ホームパーティーを開くことになり、そこで各自の携帯のメッセージや電話を包み隠さず公開するというゲームをやることに.................ってな人間ドラマ?!

お互いに夫や妻も知らないような秘密はあるのか、ないのかという会話の流れで、それぞれの人間関係に隠された“裏側”をあぶり出すってなことで、なかなかシュールな話が展開するんよ。

一見、夫婦円満に見えても、みんな様々な問題を抱え、パートナーにも親友にも言えない秘密がある、それを携帯を小道具に使いながら、巧みな会話で構成するあたり、なかなかの味わいやったよ。

単なる下世話な男女関係の暴露話で終わることなく、親との同居や子育ての悩み、セクシャリティやら、様々な話をコンパクトにまとめあげたところが、この作品の良さなんやろなぁ?!

2017年10月11日 (水)

『ナイスガイズ!』

今日は、コメディ調のアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、いろんな映画賞で受賞したりノミネートされたりで、なかなか評判が良かったらしく、ライアン・ゴズリング好きとしては、ってことで楽しみにしてたんよ。

監督のシェーン・ブラックってひとは、『アイアンマン3』の監督をしてたひとで、もともとは“リーサル・ウェポン”シリーズの脚本を書いてたらしいんよ。

ちなみに、脇役で出てるジャック・キルマーは、あのヴァル・キルマーの息子さんなんやって。だんだん、知ってる役者の2世が出てくると、感慨深いものがあったりして(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は................?!

ナイスガイズ! / The Nice Guys   ★★★☆☆   (2016年)

監督:シェーン・ブラック
出演:ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライス、マーガレット・クアリー、ボーナップ、マット・ボマー、キース・デヴィッド、ヤヤ・ダコスタ、キム・ベイジンガー、ジャック・キルマー、ロイス・スミス、デイジー・ターハン

70年代後半のロサンジェルスで、冴えない私立探偵をしている男は、行方不明の調査の過程で、アメリアという女性を追跡していたところ、彼女から依頼を受けた示談屋にボコボコにされる。しかし、アメリアを探す別の男たちが現れ、探偵と示談屋は手を組むことに...............ってな、ユルめのバディもの?!

行方不明のひとりの女性をめぐり、次第に事態はは大事に..............ってなことで、ちょっとワルノリぎみのライアンくんとラッセルおじさんのコンビは、悪くはなかったかな。

まぁ、一応コメディ要素もあって、笑いを取りにきてるのは分かるんやけど、笑いのツボが違い過ぎるのか、思ったほど笑えないところが残念やった(笑)

この作品、実は主演のふたり以上に、娘役で出てるアンガーリーくんが、エエ味出してるんよ。うまく成長すれば、エエ女優さんになるかもなぁ。

そんな青田買い的な楽しみもありつつ、それなりに楽しめるんやけど、作品全体としては、ベタ褒めするほどの感じではなかったね?!

2017年10月10日 (火)

『14の夜』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督デビューを果たした足立 紳ってひと、安藤サクラ主演で絶賛されてた『百円の恋』って作品の脚本で日本アカデミー賞の脚本賞を受賞したらしいんよ。

脚本家としては、これまで『キャッチボール屋』『童貞放浪記』『お盆の弟』といった、なかなか個性的な作品に携わってて、注目されてたみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

14の夜   ★★★☆☆   (2016年)

監督:足立 紳
出演:犬飼直紀、青木 柚、中島来星、河口瑛将、濱田マリ、光石 研、宇野祥平、駒木根隆介、門脇 麦、和田正人、浅川梨奈、稲川実代子、内田 慈、ガダルカナル・タカ

異性への興味が尽きない、そんな中学3年生の男の子は、町のレンタルビデオ屋に有名なAV女優がサイン会で来るというウワサを耳にし、仲間と一緒に、会いに行こうと計画するのだが.................ってな、青春ドラマ?!

“オッパイ”が気になって、そのことばかり考えてる男の子は、体育会系でも文科系でもない、冴えない自分たちの日常に、将来(モテるかモテないか)の不安を募らせるが...............ってことで、悶々とした少年たちの青臭くて、ショッパイ、忘れられない夏の日を、ってとこかな。

子供でもなく、かといって大人でもない、そんな中途半端な時間のなかで、どうでもエエことにシャカリキになる、ふふっ、そんな時代もなったなぁ.........なんて、ちょっと懐かしなったりして(笑)

忘れられない、ある夏の日の出来事、父親、友だち、いろんなことが違って見える、そんな人生の瞬間をってとこなんかもね。

しかし、こんなのが普通に大人になっていくわけやから、男って生き物は、どうしようもないなぁって思わず思ってまうわ!?(笑)

2017年10月 9日 (月)

『マクラーレン ~F1に魅せられた男~』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

F1レースでマクラーレンと言えば、ホンダのエンジンを積んで、アラン・プロストとアイルトン・セナがマルボロ・カラーのマシンでかっ飛ばしてたのを覚えてるんよ。日本グランプリでのふたりのバトルは、テレビ中継で見てたよなぁ。

作品を監督してるロジャー・ドナルドソンといえば、ニュージーランド出身の監督さんで、アンソニー・ホプキンスを主演にして、世界最速に挑んだ実在のニュージーランド人を描いた『世界最速のインディアン』って作品を撮ったひとなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

マクラーレン ~F1に魅せられた男~ / Mclaren   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ブルース・マクラーレン、マリオ・アンドレッティ、テディ・メイヤー、デニス・ハルム、クリス・エイモン、パティ・マクラーレン

幼い頃からレースに夢中だったニュージーランドの青年は、自らの手でチャンスをつかみ、ヨーロッパでプロのレーサーとしてのキャリアをスタートさせるのだが.................ってな、マクラーレン・レーシングの創業者を描いたドキュメンタリー?!

抜群の才能と尽きない探求心で、仲間とともにレース界で活躍した、ひとりの男の歩みを、彼の周囲のひとたちの証言をまとめて映し出すんよ。

それほどF1にはハマってなくても知ってる“マクラーレン”っていうのが、ひとりのレーサーの名前やったってのを初めて知ったのと、その彼が必死に掴みとろうと奮闘したこと、そんな彼を仲間たちがどう見てたのかってのが、よく伝わる内容やった。

自ら仲間と一緒にマシンを作り、フォードやフェラーリを相手に、それで優勝してしまう、なんともスゴイ話やんね。

彼の人柄や思いの強さが周囲に伝わり、今もなおレース界でトップを争うチームの礎ができたんやなぁって思ったよ?!

2017年10月 8日 (日)

『ダンケルク』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題作をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんといっても監督をしてるクリストファー・ノーランの最新作ってことで注目してたんやけど、バットマンのシリーズから『インターステラー』ときて、日本でもスッカリ名前が知られてるってのは、初期作品からのファンとしては、うれしい限りやね。

ノーラン監督といえば、これまではフィクション作品で、自分のなかで作り上げた“ノーラン・ワールド”を映像化してたわけやけど、今回、初めて歴史上の出来事をネタにしたってところで、彼が戦争をどう描くかってのが話題になってたんよなぁ。

というわけで、期待して観に行った作品の感想は.........................?!

ダンケルク / Dunkirk   ★★★★   (2017年)

監督:クリストファー・ノーラン
出演:フィオン・ホワイトヘッド、ジャック・ロウデン、トム・グリン=カーニー、ハリー・スタイルズ、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、トム・ハーディ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、ジョン・ノーラン、マイケル・フォックス、(声の出演)マイケル・ケイン

第二次大戦の序盤、攻勢を掛けるドイツ軍により、フランス北部の港町ダンケルクで包囲された英仏軍40万人は、脱出のための艦隊の到着を待っていたが、敵の攻撃により、撤退もままならない厳しい状況となり.................ってな、史実を基にした戦争ドラマ?!

空からは爆撃機、海からは潜水艦の魚雷が、容赦なく撤退しようとする兵士を襲い、逃げ場を失うが、そんな彼らを救出しようと、民間人も自ら船を出してダンケルクへ向かい............ってね。

内容としては、どちらかというと淡々と戦場の様子をリアルに映し出しってことで、それほど感動を押し付けるものではないんやけど、この監督さんらしく、見事なまでに“戦場”を多彩な角度で切り取ってるんよ。

あまりまだ知られてない若手の役者を使うことで、過度な演出を控え、普通の若者たちが、必死になって生き延びようとする様を、サラリと描いてるんよなぁ。

何かしらの奇跡が起きて、ドラマチックな戦争ドラマとして描くよりも、こうやって、ありのままの戦場を冷静に映し出して、そこに控え目なスパイスを加えるあたり、監督さんのこの作品への思いと冷静さを感じるやんね。

ちょっと好みの分かれる作品なのかもしれんけど、監督さんの作品をずっと追いかけてる者としては、“らしさ”を堪能できる、実にエエ作品やったと思うんよ?!

2017年10月 7日 (土)

『僕のワンダフル・ライフ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、犬が主人公の映画をひとつ、ご紹介♪

犬派か猫派かって聞かれて、迷わず“犬”って即答する者としては、昨今の“猫ブーム”には、正直ちょっと複雑な気分やったんよなぁ..............まぁ、別に猫に罪はないんやけど(笑)

そんな時に、あの大好きなラッセ・ハルストレム監督が犬の映画を撮ったって聞くと、そりゃ気持ちの高ぶりを覚えるやんか。しかも、かなり泣けるなんんてコメントを耳にすると、否が応でも期待してまうやんね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

僕のワンダフル・ライフ / A Dog's Purpose   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ラッセ・ハルストレム
出演:K・J・アパ、ブリット・ロバートソン、ジョン・オーティス、ジュリエット・ライランス、デニス・クエイド、ペギー・リプトン、ブアイス・ガイザー、プーチ・ホール、ルーク・カービー、ガブリエル・ローズ、ローガン・ミラー、(声の出演)ジョシュ・ギャッド

子犬の頃に死にそうなところを助けてもらい、それ以来ずっと彼の成長とともに一緒に生きてきた犬だったが、やがて老犬となって死ぬが、また別の犬となって生まれ変わり..............ってな犬と人の関係を描いたドラマ?!

強い絆で結ばれた、かつての飼い主を忘れられないまま、また別の命で新たな飼い主と関係を築きつつも................ってことで、犬の“胸の内”を呟きながら、犬の視点から見た生活をってな感じかな。

出会いと別れを繰り返しながらも、犬としての幸せとは何かってことを考えながら、コミカルかつハートウォーミングにってとこなんやろなぁ。

出てきた犬がどれもキュートな表情を見せてくれて、その姿を見てるだけで、ある程度の満足感を得られるとなると、なるほど犬好きには“たまらん”作品なんやろね(笑)

そっと飼い主の人生に寄り添う、そんな犬の良さってのが存分に出てるあたり、監督さんの“優しさ”が映像に出てて、それが評価されてるんやろうとは思いつつも、犬の声がどうも“シックリ”こなかったのか、ちょっとコミカルさに比重が置かれすぎたのか、期待したほど涙腺を刺激する感じやなかったんよなぁ...........(苦笑)

それでも、かつて飼ってた愛犬のことを思い出したりして、ちょっとセンチメンタルな気分になってもうたりしてね。真っすぐ見つめる犬の澄んだ瞳ってのが、どうにも愛おしいんやろなぁ............?!

2017年10月 6日 (金)

『一週間フレンズ。』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは人気コミックらしく、TVアニメ化されたり、舞台化されたりと、なかなか人気のあるコンテンツらしいんやけど、まぁ、当然のことながら、そこらあたりに疎いハゲおやじには、まったく知らん話なんよ(笑)

監督の村上くんは、どうやらあの『電車男』で一世を風靡した(?)ひとらしく、大沢たかおと中谷美紀が共演した『7月24日通りのクリスマス』や、いっとき流行った携帯小説を映画化した『赤い糸』ってのを作ったひとでもあるんやね。

ところで、ヒロインを演じてる川口くん、一時はTVドラマの視聴率が上がらず、いろいろと叩かれたして大変やったんやけど、くだらないAKBドラマやった『もしも高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』や“じゃがりこ娘”としてCMに出てた頃から、個人的には嫌いやなかったんよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

一週間フレンズ。   ★★★☆☆   (2016年)

監督:村上正典
出演:川口春奈、山﨑賢人、松尾太陽、高橋春織、国生さゆり、甲本雅裕、戸次重幸、古畑星夏、伊藤沙莉、岡田圭右、上杉柊平

学校の図書室で気になる女の子と出会い、新学期のクラス替えで彼女と同じ組になり、思い切って友達になって欲しいと声を掛けるが、アッサリと断られてしまい...........ってな青春ドラマ?!

過去のトラウマから、一週間で家族以外の人の記憶がリセットされてしまう、そんな病気を持つ彼女に、何度も友達になりたいと声をかける彼は、交換日記をしようと持ち掛けるが.............ってなことで、そんなふたりの“友情”の行方はってね。

いやぁ~、川口くん、意外と“不幸を背負わせる”と様になってた。どこか物悲しい表情が、彼女のキュートさを引き立たせ.............って、完全にハゲおやじがのぼせてもうてるがな(笑)

山﨑くんの演技自体は相変わらずなんやけど、彼以上にヘタくそがいるせいか、そこまで気にならず、むしろお調子者キャラが、そこそこハマってるようで.........。

どうしても特異な設定をすると、どこかにムリが生じてまうわけで、なんかシックリこん部分もありながらも、それなりに盛り上がるところは盛り上がり、なによりヒロインがキュートなところが.........って、内容どうでもエエ感じやね?!(笑)

2017年10月 5日 (木)

『フレンチ・ラン』

今日は、アクション映画をひとつ、ご紹介♪

監督のジェームズ・ワトキンスってひと、イギリス出身らしいんやけど、これまでの監督作を見てみると、どうもホラー系の作品が多くて、アクションものは、ひょっとするとこれが初めてなんかもしれんね。

主演のひとり、イドリス・エルバは、アフリカ系イギリス人の役者さんで、10年ほど前からコンスタントに映画に出演するようになり、最近はハリウッドの大作にも出てたりして、頑張ってるんよ。

で、もうひとりの主役のリチャード・マッデンくんもイギリス人の役者さんで、その甘いマスクでケネス・ブラナーがディズニーで監督した『シンデレラ』の王子様をやったりして、注目されてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

フレンチ・ラン / Bastille Day   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ジェームズ・ワトキンス
出演:イドリス・エルバ、リチャード・マッデン、シャルロット・ル・ボン、ケリー・ライリー、ティエリ・ゴダール、ジョゼ・ガルシア、ジェームス・コックス

強引な捜査で左遷されてパリにやって来たCIA捜査官は、爆弾事件の容疑者となったスリの男とコンビを組んで、テロの容疑者を追跡するのだが.............ってなアクションもの?!

盗んだカバンに爆弾が入ってたために、警察やCIAに追われることになったスリの男と、ルールを無視した捜査で犯人を追う捜査官、凸凹コンビがテロリストの陰謀を追うってなことで、短めの尺で、それなりにテンポのいい内容やった。

話のスジとしては、ちょっとどうなんやろうって思わんでもないんやけど、それなりに楽しめるエンタメ作品には、とりあえず仕上がってるんかな。

しかし、それにしても“フレンチ・ラン”って邦題...........なんなんやろね(苦笑)

冒頭で屋根の上を“走る”のはあったけど、それ以外に“ラン”を強調してる部分ってなかったんと違うかな。ちなみに、主役のコンビはアメリカ人って設定やし、まぁ、実際にはふたりともイギリス人役者なんやけど...............!?(笑)

2017年10月 4日 (水)

『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』

今日は、インド、フランス&イギリスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるダニス・タノヴィッチってひと、ボスニア・ヘルツェゴビナの出身で、長編デビューとなった『ノー・マンズ・ランド』って作品が評判になって、カンヌ映画祭で脚本賞を受賞したり、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、新人監督賞を受賞したんよね。

その後も、コリン・ファレルが主演した『戦場カメラマン 真実の証明』や、自国に帰って作った『鉄くず拾いの物語』はベルリン映画祭で銀熊賞を受賞するなど、なかなか注目されてるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

汚れたミルク/あるセールスマンの告発 / Tigers   ★★★☆☆   (2014年)

監督:ダニス・タノヴィッチ
出演:イムラン・ハシュミ、ギータンジャリ、アディル・フセイン、ダニー・ヒューストン、ハリド・アブダラ、サム・リード、サティアディープ・ミスラ

パキスタン国内の製薬会社の薬販売の営業をやっていた男は、家族のために多国籍企業の営業職となり、粉ミルクを売り歩くのだが、ある日、不衛生な水で粉ミルクを使用した結果、乳児が死亡していることを知り、会社を辞めるのだが...................ってな、実話を基にしたドラマ?!

良心の呵責に苦しみ、世界的な大企業を相手に、事実を告発することにしたパキスタン人の男の苦悩をってとこなんかな。

自分の売った製品のせいで、幼い命が奪われていることに苦しむも、会社からは圧力がかかり............ってことで、告発の行方をってね。

話としては、正義を貫く男とそれを支える妻の奮闘をってことで、かなりグッとくる感動のドラマが...........ってのを期待したんやけど、むしろ真実を公表しようとするなかで、様々な圧力がかかって、思うようにいかない様がメインになってる感があって、ちょっと想像してた展開とは違ったんよ。

信念に生きるひとの姿ってのは、なかなか簡単なようで、そうやないってところで、話としては悪くないんやけど、ドラマとしては、この構成やと、少し乗り切らんかったなぁ.............?!

2017年10月 3日 (火)

『風に濡れた女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ちょっと前に紹介した園 子温が監督した『ANTIPORNO アンチポルノ』や白石和彌が監督した『牝猫たち』と同じ、日活ロマンポルノを復活させようっていう企画で作られた作品のひとつなんよ。

監督の塩田明彦といえば、草なぎ 剛と竹内結子が主演して話題になった(?)『黄泉がえり』のひとで、谷村美月のデビュー作の『カナリア』って作品を監督してたひとでもあるんよ。

これ、注目は、どうやら元グラビアアイドルやった(らしい)間宮夕貴の脱ぎっぷりのいい演技らしい.............って言われても、よう知らんのやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

風に濡れた女   ★★☆☆☆   (2016年)

監督:塩田明彦
出演:永岡 佑、間宮夕貴、テイ龍進、加藤貴宏、鈴木美智子、中谷仁美、谷戸亮太、赤木悠真、大西輝卓

孤独の中で自分を見つめ直そうと、オンボロな小屋で生活をしている男の前に、欲望のまま行動する女が現れ、彼の生活をかき回すのだが..............ってなドラマ?!

女断ちをしている男と、そんな彼を挑発する女、そこに彼を知る別の女が劇団員を連れてやって来て..............どいつも、こいつも腰振って...............なんやろなぁ(苦笑)

なんとなく意味ありげで、まったく意味不明な展開で、情欲をむき出しにした男女がもつれ合い..........って表現するほど、エロでもなく、かといって露出がないわけでもなく、なんかワケ分からんわ?!

どこかシュールな笑いや、肉欲をヒネった表現でってことなんかもしれんけど、なにが言いたいのかサッパリ伝わらず、途中からアホらしくなってもうてなぁ.............まぁ、ロマンポルノを復活させるってことで、前面に出たエロにコミカルさを加えてってことなんかもしれんけど.............まっ、どうでもエエか!?(笑)

2017年10月 2日 (月)

『皆殺しのレクイエム』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

監督のフェナル・アーマドってひと、これまで短編映画で評価されたらしく、デンマークのアカデミー賞にあたるロベルト賞で受賞したり、ベルリン国際映画祭でノミネートされたりしてたらしい。

主演のダール・サリムって役者さんは、トビアス・リンホルムって監督さんの作品によく出演してて、ちょっと前におススメした『ある戦争』や、『シージャック』にも出演してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

皆殺しのレクイエム / Underverden   ★★★☆☆   (2017年)

監督:フェナル・アーマド
出演:ダール・サリム、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン、アリ・シヴァンディ、ローランド・ムーラー、ヤコブ・ウルリク・ローマン、ドゥルフィ・アル=ヤブーリ、B・ブランコ

優秀な外科医の男は、身重の妻と幸せに暮らしていたが、チンピラをしていた弟が、何者かに殺されてしまい、動きの遅い警察に苛立つ彼は、独自に犯人探しを始めるのだが...............ってなクライム・アクション?!

弟の死に関係している組織を突き止め、体を鍛えて、復讐のための準備を進めるが.............ってなことで、マッチョな外科医と組織の攻防をってね(笑)

主役のダールくんが、なかなかクールでマッチョな“ハゲ”なもんやから、必要以上に共感してもうたせいもあるんかもしれんけど、キレのある展開で、いい感じで楽しませてくれるんよ。

ちょっと“ヤリ過ぎ”なとこはありつつも、悲哀を帯びた男の復讐ドラマは、それなりに夢中にさせるものがあったね。

別に“皆殺し”でもないところで、“復讐”ってキーワードから雰囲気だけで付けてる邦題はどうかってのはあるんやけど、それを差し引いても、ちょっとおススメしてもって思わせてくれるだけの質は、あったかもなぁ?!

2017年10月 1日 (日)

『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、邦画をひとつ、ご紹介♪

奥田民生といえばユニコーンなわけやけど、ちょうど学生の頃に流行ってて、友だちがカラオケで歌ってるのを聞いてたのを覚えてるなぁ。個人的には、もう少し暑苦しい(?)音楽が好きやったんで、それほどハマってないんやけど(笑)

監督の大根くんといえば、『モテキ』で人気になり、最近では佐藤 健と神木隆之介が共演した『バクマン。』や福山雅治と二階堂ふみが共演した『SCOOP!』と、すっかりメジャー作品の監督として認められてる感じやね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール   ★★★☆☆   (2017年)

監督:大根 仁
出演:妻夫木 聡、水原希子、松尾スズキ、安藤サクラ、新井浩文、リリー・フランキー、江口のりこ、天海祐希

奥田民生のように“脱力系”のカッコいい大人(?)になりたいと思っている雑誌編集者の男は、タイアップ記事のクライアントの女性スタッフに一目惚れし、幸運にも彼女と付き合うことになるのだが..............ってな、恋愛コメディもの?!

自由奔放な彼女に振り回されながらも、好きで好きでしょうがない彼は、必死に要望に応えようと頑張るが.............ってことで、一途な男の心意気を(?)ってね(笑)

まさかの奥田民生がネタになるってところで、そんな意外性もありつつ、水原くんの小悪魔ぶりに振り回される哀れな男たちってので、好みの問題は置いといて、それなりにキャスティングはハマってるのかも。

ちょっと背伸びした恋愛に、のぼせ上って、我を忘れる愚かな男って図は、なんとなく“痛い”んやけど、同じ男として分からんでもないんよなぁ.........(苦笑)

まぁ、クライマックスの“くだり”は、ちょっと個人的にはどうかと思わんでもないんやけど、コメディとしては、監督さんの“らしさ”も出てて、それなりに悪くないのかも?!

水原くんも、いろいろと叩かれたりして、頭打ちな感があった(?)からか、この作品では、なんや吹っ切れた演技してたね..........長澤まさみといい、そういうところを引き出すのが上手い監督さんなんかもなぁ............(笑)

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