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2017年10月18日 (水)

『わたしは、ダニエル・ブレイク』

今日は、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、イギリスのアカデミー賞で賞を受賞したのをはじめ、カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞し、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でも外国語映画賞を受賞したりして、かなり評価されてるんよ。

監督のケン・ローチは、もう80歳を超えてるにもかかわらず、若い時と同じ目線で、社会のなかでもがき苦しむ人たちを見つめて映画を作ってるところが、ホンマにスゴイと思うんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は........................?!

わたしは、ダニエル・ブレイク / I, Daniel Blake   ★★★★☆   (2016年)

監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、シャロン・パーシー、ケマ・シカズウェ、ケイト・ラッター

何十年も大工として真面目に生きてきた初老の男は、心臓発作を起こしたことで働くことができず、国の援助を頼ろうと申請手続きをしようとするが、役所の対応に疑問を感じていたとき、役所の職員が、ふたりの子どもを抱えたシングルマザーに冷たい対応を見て、我慢がならず..............ってなことで、社会的弱者の苦悩を描いたドラマ?!

働きたくても働けない、そんな状況で生活のために必死の男は、同じように理不尽な対応をされた家族を放ってはおけず..........ってことで、ひとりの頑固おやじと母子家庭の交流から、イギリス社会の問題点を切り取るってとこなんかな。

いやね、主役のジョーンズおじさんのキャラが、なかなかエエんよ。昔気質の職人で、権力に立ち向かいながら、弱きを助ける、カッコええんよなぁ。

監督さんらしく、社会の底辺でもがき苦しむ人たちを切り取りながら、そこに愛情と人情に満ちた人間ドラマを描き出すあたりは、やっぱりグッと胸にくるものがあるんよ。

地味な展開で、ちょっと盛り上がりに欠ける感もあって、万人受けするような類の作品ではないんやと思うんやけど、頑固おやじの心の叫びを噛みしめると、後からジワジワと味が出てくるんよね?!

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