『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』
今日は邦画をひとつ、ご紹介♪
この作品、前作『バンクーバーの朝日』以来、久々の石井裕也 監督の作品ってことで、話の元ネタは注目されてる詩人の詩集らしく、それを監督さんなりに映像化したってことらしいんよ。
石井監督といえば、『川の底からこんにちわ』でのコラボがキッカケ(?)で結婚した満島ひかりとの離婚が成立し、この作品に至るまでには、いろりと思うところがあったんやろう(勝手な推測)(笑)
ちなみに、この作品で初主演となってる石橋静河って女優さん、あの石橋 凌と原田美枝子の娘(次女)らしく、なんやCMとかにも出てたりして、ちょっと注目されてるらしい。
というわけで、そんな作品の感想は....................?!
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ ★★★☆☆ (2017年)
監督:石井裕也
出演:池松壮亮、石橋静河、田中哲司、松田龍平、ポール・マグサリン、佐藤 玲、大西 力、三浦貴大、市川実日子、野嵜好美
東京で看護師として働きながらも、夜はガールズ・バーでバイトする女の子と、建築現場で日雇い労働者として働く男の子、そんなふたりは、何度か偶然の出会いを繰り返すなかで、知り合いに.............ってなドラマ?!
大都会の片隅で、漠然と不安を抱えながら生きている男と女が、ふとしたキッカケで知り合い、やがて...........ってなことで、なにげない人間模様を切り取ってってとこなんかな。
主演の池松くんは、いつもながらの脱力系の演技で、少し変わり者の心優しい青年って役を、さりげなく演じてた。相手役の石橋くんは、これが初主演ってことらしいんやけど、ちょっと屈折した性格の女の子っていう役どころで、頑張ってたかな。
いろんな事情で東京っていう街に集まってきて、社会の底辺でなんとか暮らしてる。どこか満たされない心を抱えて、押しつぶされそうになりながらも、かすかな希望を胸に...........ってことで、再生とはじまりのドラマは、派手さはないんやけど、悪くない余韻の残る、そんな作品やったよ?!
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