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2017年12月

2017年12月31日 (日)

『人生タクシー』

今年の最後を締めくくる作品は、ちょっと意外なところでイラン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルリン国際映画祭で監督賞にあたる金熊賞を受賞して、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でも外国語映画賞にノミネートされたりしたらしいんよ。

実は、監督のジャファル・パナヒくんは、2006年に『オフサイド・ガールズ』って作品を発表してるんやけど、ワールドカップ予選を戦う自国のチームの試合を観戦したいっていう女の子たちを描いてて、法律で女性のサッカー観戦が禁止されてるなか、そんな作品を出したことを快く思わないイラン政府から、20年間、映画を作ってはいけないっていう命令を受けたらしいんよ。

撮るなって言われても、じっとはしてられない、そんな反骨の監督さんは、いろいろ工夫しながら“作品”を作ってるんやけど、この作品も結局は政府から上映許可はおりず、いろいろな支援者の力を借りて、国外で発表されたんやって。

というわけで、そんな監督さんの現状を映しつつ、映画愛を感じる作品の感想は..................?!

人生タクシー / Taxi   ★★★★☆   (2015年)

監督:ジャファル・パナヒ
出演:ジャファル・パナヒ

映画監督をしていた男は、乗り合いタクシーの運転手をしながら、客とのコミュニケーションを映像として記録し、“作品”を作ろうとするのだが..............ってなドキュメンタリー調のドラマ?!

泥棒は死刑に値するか、客同士でハゲしく議論をしたり、規制をかいくぐって海賊版のDVDを売り歩く男、金魚を抱えて目的の場所を急いでいる老婆たち、交通事故で重傷を負った夫を病院に連れていく妻、そんな様々な“乗客”との交流から、イランで暮らす人々の日常を切り取りつつ、その背景をさりげなく語ってるんよ。

“乗客”のひとりとして登場する、監督さんの姪っ子の、子供の視点からの鋭いコメントが、なかなか痛快で、微笑ましかったね。

なぜ、監督さんがこういう形で作品を作らなければならないか、そんな事情を知ったとき、表現の自由の大切さってのを、しみじみと感じてもうたなぁ................?!

2017年12月30日 (土)

『ヘンダーソン夫人の贈り物』

今日は、ちょっと前の作品で、実話を基にしたイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で、主演のジュディ・デンチがアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされ、英国アカデミー賞でも主演女優賞やオリジナル脚本賞にノミネートされたんよ。

登場するウィンドミル劇場は、ロンドンのピカデリー・サーカスの近くに現在もあるらしく、ストリップ・ダンス・クラブになってるって記事を、ネットで見かけたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ヘンダーソン夫人の贈り物 / Mrs.Henderson Presents   ★★★★   (2005年)

監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ジュディ・デンチ、ボブ・ホスキンス、ケリー・ライリー、ウィル・ヤング、クリストファー・ゲスト、アンナ・ブリュースター、セルマ・バーロウ、サラ・ソルマーニ、ナタリア・テナ、トーマス・アレン、ロザリンド・ハルステッド

富豪だった夫に先立たれた未亡人は、ふとした思いつきで、ロンドンのソーホーにある劇場を買収し、ヌード・レヴューを上演し、人気となるが.................ってな、実話に基づいたお話?!

金持ちばあちゃんと、そんな彼女に雇われた劇場支配人、そして舞台に立つ出演者たち................第二次世界大戦でドイツの空爆を受ける大変な時に、決して閉じることのなかった舞台の裏話ってことで、これ、なかなか魅力的な話なんよなぁ。

それに加えて、ジュディ・デンチとボブ・ホスキンスという主演の二人の演技が、絶妙な掛け合いの連続で、味わいがあってエエんよ。

ちょっと小憎らしい雰囲気が出しつつ、ユーモアのあるばぁさんと、それを受けとめる支配人の夫婦のような“友情”、ふたりの小気味いい会話は、観てると微笑ましく感じるんよね。

それほど派手な盛り上がりでガンガンくる感じやなくて、それほどインパクトはないんやけど、温かい人間模様がジワジワと心に沁みてくる、そんな作品やった?!

2017年12月29日 (金)

『結婚』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんと言っても見どころは、NHKの朝ドラで“五代さま”って人気になった逆輸入俳優のディーン・フジオカが主演してるってことなんやけど、実は監督の西谷くんも、その同じ朝ドラで演出を担当してたらしいんよ。

そんなイケメンのディーンくんに、美女が絡むってところなんやけど、個人的な注目は、久々の貫地谷くんの登場かな。ずっとコンスタントに毎年、脇役で映画に出演してたのが、ここ最近、ちょっとご無沙汰ぎみやった気がしてたんよなぁ。

というわけで、主題歌まで歌うディーンくんの主演作の感想は.....................?!

結婚   ★★★☆☆   (2017年)

監督:西谷真一
出演:ディーン・フジオカ、柊子、中村映里子、安藤玉恵、松本若菜、貫地谷しほり、萬田久子、古館寛治

かつて騙した相手と手を組みながら、結婚したそうな女性をターゲットに結婚詐欺を繰り返す男、そんな彼には、消すことのできない過去が...............ってなドラマ?!

女性をその気にさせながら、あの手この手でお金を振り込ませ、そして目的を果たすと目の前から消える、そんな危険な“ゲーム”を繰り返す男には、女性と結婚に対する特別な思いがあり...........ってなことで、ディーン・フジオカくんのイケメンぶりを存分に発揮させてってなことか。

なるほど、展開するエピソードは、どれも“ありがち”な安っぽさがあって、ちょっとツッコミを入れたくもなるんやけど、それをディーンくんが騙す側で演じると、なんや、コロッていってまうかも、って思わせるから、たいしたイケメンぶりやよね(笑)

過去のトラウマから、複雑で屈折した心理を経て、結婚詐欺を繰り返す、まぁ、分からんでもないんやけど、そこにメッセージがって言われても、ちょっとどうかなって思う部分はあったかな。

イケメンの甘い表情の数々を堪能するのが目的なら、これで十分なんやろうけど、それ以上を作品に求めると、少し物足りない感じやったね?!

2017年12月28日 (木)

『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』

今日は、ちょっと前の作品で、ケリー・ラッセルの主演作をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督のエイドリアン・シェリーってひとが、自ら書いた脚本を映画化したんやけど、作品が完成したときに、殺人事件の犠牲者となって、亡くなってもうたらしいんよ。

そんな彼女の遺作は、インディペンデント・スピリット賞で脚本賞にノミネートされたほか、ナショナル・ボード・オブ・レビューで賞をもらったりしたんやって。

というわけで、ちょっと悲しい背景をもつ作品の感想は......................?!

ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた / Waitress   ★★★☆☆   (2006年)

監督:エイドリアン・シェリー
出演:ケリー・ラッセル、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、エイドリアン・シェリー、エディ・ジェミソン、ジェレミー・シスト、アンディ・グリフィス、リュー・テンプル、ローリ・ジョンソン

パイ作りの腕はピカイチのウェイトレス、そんな彼女の夫は、とことん自己中心的な、勘違い亭主関白野郎で、そんな彼の子供を身ごもった彼女は................ってな、人生見つめなおし、恋愛ドラマ?!

夫を捨てて、新しい人生を歩むことを夢見ながらも、はまり込んだドツボを抜け出すことができない、そんな彼女の人生を、時折、ちょっと笑いを交えて描くってとこなんかな。

低予算な作品だけに、全体的にシンプルな作りで、そんな素朴さが悪くなかったね。まぁ、途中がちょっと中だるみなところと、監督としては技術が未熟なところが出てもうてるのが気になったんやけど、女性の視点で“自分らしく生きる”というテーマを、上手くまとめてあげてるんやと思う。

しかし..................出産を経験して母親になると、女のひとってのは、みんな強くなるんかなぁ..............母は強しってね!

あっ、あと出てくるパイが気になったかなぁ。でも、家で食べる晩飯もパイってことは.................毎日3食パイづくし............やと、いくらパイ好きでも、さすがにチョっと....................?!(笑)

2017年12月27日 (水)

『ローグ アサシン』

今日は、アクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるフィリップ・G・アトウェルってひとは、もともとはミュージック・ビデオを数多く手がけてて、とくにEminemやそのファミリーの 50 Cent のミュージック・ビデオを手掛けてたらしいんよ。

アジアを代表するアクション俳優のジェット・リーと、イギリスのアクション俳優であり、かつハゲのカリスマであるジェイソン・ステイサムとの共演といえば、“エクスペンダブルズ”のシリーズなんかを一緒にやってて、なかなか仲がエエらしいんよな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ローグ アサシン / War   ★★★☆☆   (2007年)

監督:フィリップ・G・アトウェル
出演:ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ジョン・ローン、デヴォン青木、石橋 凌、ルイス・ガスマン、ケイン・コスギ、アンドレア・ロス、マシュー・セント・パトリック、マーク・チェン、ナディーン・ヴェラスケス

サンフランシスコで繰り広げられる、二つのアジア系マフィアの抗争、その中で相棒を殺されたFBI捜査官が復讐のためひとりの殺し屋を追う、ってなクライム・アクション?!

アジアを代表するアクション俳優のジェット・リー(J) とヨーロッパが誇るアクション俳優のジェイソン(J)くんによる欧米のアクション対決、なんて見出しが躍る作品なんよ。

そんななかでもやっぱり輝きを放つのは.............魅力的な“ハゲ”ってね!(笑)

演じてる役者では、毎度のことながら、やっぱりジェイソンくんの低音の渋さにメロメロやわぁ.................なんてことを言ってみたりして。

ハゲしい銃撃戦にカーチェイス、バイクを使ったアクションと、主演ふたりの魅力を引き出すべく、ど派手にアクションが炸裂してた。そんななか、ジェイソンくんの“巧み”な日本語には、思わず爆笑してもうたよ(苦笑)

ヤクザらしからぬ雰囲気の悪役さんたちは、やっぱり西洋かぶれなんかなぁ...............なんてことを思いつつ、『ラスト・エンペラー』以来、久々に重要どころを演じるジョン・ローンの姿に、懐かしいものを感じたね。

全体的にありがちな話で、やっぱりB級路線といいつつも、それなりに楽しめたりして................?!

2017年12月26日 (火)

『東京ウィンドオーケストラ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、松竹のグループ会社である松竹ブロードキャスティングが、オリジナル映画プロジェクトということで企画して製作したものらしいんよ。

どうやらオリジナルの脚本の映画を、ワークショップをしながらマイナーな俳優さんたちを起用して、映画を作っていこうっていう感じみたいなんよね。

監督さんは、どうやらこれが商業映画では第一作ってことのようで、この後も2本、監督した作品があったりで、なかなか期待されてるひとなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

東京ウィンドオーケストラ   ★★★☆☆   (2016年)

監督:坂下雄一郎
出演:中西美帆、小市慢太郎、松木大輔、遠藤隆太、及川莉乃、星野恵亮、川瀬絵梨、近藤フク、水野小論、武田祐一、松本行央、青柳信孝

屋久島の町役場では、有名な楽団“東京ウィンドオーケストラ”を島に呼び、コンサートを開催することになったのだが、やって来たのは、“東京ウインドオーケストラ”という、カルチャーセンターで演奏しているアマチュア楽団だった...................ってなコメディ調のドラマ?!

役場で退屈なデータ編集の仕事をしている女の子は、到着した“楽団”を見て、人数が少ないことが気になりつつも、コンサートの準備を進めるうちに、自分のミスで別のひとをブッキングしてしまったことに気づくが、間違いを報告するのを躊躇い、とりあず本物として振舞ってもらうことにするが.................ってことで、ドタバタとね。

これ、出演している役者なんかを見ても、全体的に低予算の作品という感じではあるんやけど、主演の中西くんの微妙な“無気力なツンデレ”具合と、今回も脇でシッカリと存在感を発揮する小市くんの絶妙な演技で、それなりに見れる内容に仕上がってるんよ。

安易にミラクルな感動にするのではなく、潔い締めでドタバタを終わらせて、どこか清々しさすら感じさせる展開は、思った以上に好感が持てたしね。

小粒なご当地映画ではありつつも、嫌味のないドラマは、絶賛するようなもんではないんやけど、ボチボチと楽しめる、悪くない仕上がりやったかな?!

2017年12月25日 (月)

『不倫する肉体』

今年最後の月曜日を飾る劇場未公開映画は.................メキシコからの不倫ドラマってことで、今年もゲス不倫が大流行(?)で、まさに相応しい締めくくり...............って、今日は、一応、クリスマスなんやけど(笑)

この作品、メキシコのアカデミー賞にあたるアリエル賞で、作品賞や監督賞、主演女優賞や助演男優賞なんかにノミネートされたみたいで、編集賞を受賞したらしいんよ。

ホント今年も芸能界から政界、いろいろと不倫のニュースで週刊誌やワイドショーは大騒ぎやったんやけど、やっぱり世界的に不倫は..............文化になってるんやろか(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

不倫する肉体 / Las Oscuras Primaveras   ★★★☆☆   (2014年)

監督:エルネスト・コントレラス
出演:イレーナ・アスエラ、セシリア・スアレス、ホセ・マリア・ヤスピク

離婚して、まだ幼い息子を育てるシングルマザーと、貧しいながらも、妻とふたり、平穏に暮らしている男、そんなふたりは、偶然、めぐり合い、互いに相手を求め合うのだが...................ってなドラマ?!

息子の世話に追われて、どこか満たされない心と体、誰かを求める彼女は、出会った男に欲情をぶつけ、そして妻と幸せに暮らしているはずが、なぜか行きずりの相手が忘れられない男、求めながらも、一線を越えられない男女の禁じられた恋の行方は................ってな、ドロドロ系の恋愛ドラマなんかな。

ハゲしく求め合いながらも、それぞれ背負ったものがあり、思いを遂げられないふたり、そんなジリジリした“もどかしさ”を映しながら、欲望の顛末をってところで、タイトルから想像するような、どストレートなエロ話で盛り上がるというよりは、出し惜しみしながら、最後まで引っ張る、少しモヤモヤした感じやった(苦笑)

結末としては、少しシュールな落としになってて、そこらあたりに多少の道徳的な意味合いがあるのかもしれんけど、期待して観てると、ちょっと肩透かしな感があって、そこまで一緒になって盛り上がるような話では、なかったかもしれんね。

そもそも、流行の“不倫”を押した邦題と、パッケージの売り方が、ちょっとゲスな感じを出し過ぎてて、本来の作品の狙いと違うのかもなぁ..........................?!

2017年12月24日 (日)

『ブレードランナー』

今日は、今年、続編の公開で話題になった名作SFをひとつ、ご紹介♪

この秋に公開された『ブレードランナー 2049』は、賛否両論な評判やったんやけど、それでも監督がドゥニ・ヴィルヌーヴってこともあって、個人的には観たくてしょうがなかったんやけど、なんだかんだで時間が合わず、見逃してもうたんよ。

この作品の元ネタは、数々の小説が映画化されてるフィリップ・キンドレッド・ディックって小説家の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(Do Androids Dream of Electric Sheep ?)」って話を映画化したもので、実はこれが彼の初めての自作の映画化やったらしんやけど、残念ながら、作品が公開される前に、脳梗塞で亡くなってもうたらしいんよなぁ。

作品のなかで描かれる近未来が2019年ってことで、ちょうど1年ちょっと後の世界やけど、ネット社会や車の自動運転だとか、かなり進歩したものの、まだ、残念ながら描かれてるほどの世の中には至ってないのかも。

というわけで、新作の予習として観た1作目の感想は.........................?!

ブレードランナー / Blade Runner   ★★★★   (1982年)

監督:リドリー・スコット
出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ダリル・ハンナ、ショーン・ヤング、ブライオン・ジェームズ、エドワード・ジェームズ・オルモス、ジョアンナ・キャシディ、ウィリアム・サンダーソン、ジェームズ・ホン、モーガン・ポール

精巧な人造人間(レプリカント)を作り出した人類だったが、人間に紛れ込んだ彼らを見つけ出す捜査官(ブレードランナー)をしていた男は、反乱を起こしたレプリカントを見つけ出す指令を受け、再び復帰するのだが......................ってなSFドラマ?!

限りある命を延ばそうと、自らの創造主と掛け合おうとするレプリカントたちと、そんな彼を見つけ出そうと後を追うブレードランナーの男、ハゲしい攻防の末に迎える結末は....................ってなことで、なるほどマニア心をくすぐる、凝った作りになってるんよ。

まず目を引くのが、香港資本が製作に入ってることで、アジアンテイストを前面に押し出した物語の舞台になってて、とってもエキゾチックな雰囲気のなかで、印象的なドラマが展開していくんよ。

出てくるメカや、細かなアイテムなど、細部にわたってこだわりを感じさせるものがあり、思わず見入ってしまうほどのディテールに、ワクワクしてもうた(笑)

話の内容も、主演の若き日のハリソンくんの男前っぷりもエエんやけど、悪役を演じるルトガーくんの存在感と、そのキャラが醸し出す、なんともいえない“刹那”に、ちょっとグッときてまうんよ。

80年代はじめに作られた近未来SFドラマは、作り手の“こだわり”が細部にわたって滲み出てて、素直に“すごい”って思えるクオリティやった?!

2017年12月23日 (土)

『ゴースト・イン・ザ・シェル』

今日は、SFアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは「攻殻機動隊」っていう、アニメでシリーズ化もされている日本の人気漫画を、ハリウッドで実写化したものなんやってね。

監督のルパート・サンダースってひとは、イギリス出身なんやけど、ちょっと前に『スノーホワイト』って映画で、白雪姫をアクション映画にして話題になったんやけど、実は、作品の内容以上に、主演のクリステン・スチュワートと不倫してたってことで注目されたんよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

ゴースト・イン・ザ・シェル / Ghost In The Shell   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ルパート・サンダース
出演:スカーレット・ヨハンソン、ジュリエット・ビノシュ、ピルー・アスベック、チン・ハン、ビートたけし、マイケル・カルメン・ピット、ラザラス・タトゥーリー、ピート・テオ、桃井かおり、ピーター・フェルディナンド、福島リラ、ダヌーシャ・サマル、泉原 豊

ロボット化した肉体に脳だけを移す肉体の義体化が進んだ世界で、公安警察の捜査官として働く女もまた、事故によって肉体を失い、脳だけ生き残り、高度に義体化されていたのだが...........ってなSFもの?!

謎の男によるサイバーテロによって、義体化を進める企業の幹部が次々と殺され、犯人を追いかける公安だったが、事件には彼女の“過去”がかかわっており..........ってなことで、アクションもまじえってとこなんかな。

元ネタをまったく知らないんで、これだけを作品として観ると、それなりに楽しめるモノに仕上がってたんと違うかな。主演にスカヨハをキャスティングしたことで、まぁ、彼女のボディラインを活かしてってあたりは、確かにビミョーに男心をくすぐってるんやろね(笑)

CGと実写の合わせ技ってところでは、アナログな人間から言わせると、ちょっとどうなんやろうって思わんでもないんやけど、まぁ、それも時代の流れなのかも..............?!

監督さんは、前回は“大人の事情”で続編の監督をさせてもらえなかったわけやけど、今度こそはできるかな...................スカヨハに手を出してなければやけど..................(苦笑)

2017年12月22日 (金)

『追憶』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる降旗くんと、撮影を担当してる木村大作“先生”のコンビってのは、80年代の『夜叉』『あ・うん』から、『鉄道員(ぽっぽや)』『憑神(つきがみ)』とか、結構な回数でコンビを組んでるんよね。

木村大作“先生”は、最近は撮影にとどまらず、自らも監督業に進出して、日本アカデミー賞で監督賞なる賞を手にして、一部の日本映画界では、相当に評価されてるみたいやね(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

追憶   ★★★☆☆   (2017年)

監督:降旗康男
出演:岡田准一、小栗 旬、柄本 祐、長澤まさみ、木村文乃、吉岡秀隆、安藤サクラ、安田 顕、北見敏之、三浦貴大、高橋 努、渋川清彦、西田尚美、りりィ、矢島健一

25年前のある“事件”をキッカケに、別々の道を歩いてきた3人の男たちだったが、東京で暮らしていたひとりが、会社の運転資金を工面するために富山に住む、かつての親友を訪れた後に殺され、その事件を捜査することになったもうひとりは、複雑な心境で.................ってなドラマ?!

断ち切ったハズの過去のつながりが、思わぬ形で重なり合い、25年後のそれぞれの事情もからめて、事態は思わぬ方向に........................ってな感じで、ちょっと複雑な人間模様がってとこなんかな。

なかなか脇役でいい役者を揃えてて、それなりに作り手の気合いは伝わってくるんやけど、いろんなところで、どうも空回りしてる感が強くて(苦笑)

いやね、撮影を担当してる木村大作“先生”が、いつもどおり“どや顔”が透けて見えるような絶景をバンバン突っ込んでくるもんやから、役者の演技がぶっ飛ぶくらいに背景が主張してきて、更に、それに負けじと、終始、眉間にしわを寄せた誰かさんが、いつも以上にイキんだ演技するもんやから、全体のバランスが悪すぎてね。

消し去ることのできない過去の因縁を乗り越えて、新たな一歩をってことなんやろうけど、キレイにまとめた感を強引に出してるものの、どうにも違和感がゴリゴリと残って、ケツの座りの悪い作品やったわ?!(苦笑)

2017年12月21日 (木)

『キングダム 見えざる敵』

今日は、テロ事件をネタにしたサスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、実際にサウジアラビアで起こった爆弾テロ事件にヒントを得て作られたらしく、脚本を書いてるのだがジョー・カーナハン監督の弟のマシュー・マイケル・カーナハンってひとで、この作品のほか、『消されたヘッドライン』『ワールド・ウォー Z』『バーニング・オーシャン』なんかの脚本を書いたりしてるんよ。

監督のピーター・バーグは、もともと脇役俳優として、そこそこメジャー作品にも顔を出してたんやけど、監督をしだしてからは、そっちの評価が高くて、最近は監督業とプロデューサー業で忙しい感じやね。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

キングダム 見えざる敵 / The Kingdom   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ピーター・バーグ
出演:ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、アリ・スリマン、ダニー・ヒューストン、アシュラフ・バルフム、カイル・チャンドラー、リチャード・ジェンキンス、オマー・パーデゥニ、アシュレイ・スコット、ジェレミー・ピヴェン

石油の利権で密接な関係にあるアメリカとサウジアラビア、しかしそこには一方で反米テロが存在する、そんな政治的緊張を背景に描かれる、あるFBI捜査官と彼のチームによるテロリストとの戦いを描いたドラマ?!

サウジの外国人居住区で起こった無差別爆弾テロ、巻き添えになった仲間のFBI捜査官のためにも犯人逮捕に乗り込む4人だったが、当初は非協力的だった現地警察もやがて協力し.................ってなことで、緊迫した展開でってね。

ド派手な爆撃で始まる物語は、単なる銃弾が飛び交うコンバット・アクションものにせず、政治的背景やメッセージを含んだ、なかなかスリリングな内容に仕上がってた。

姿の見えないテロリストたちに立ち向かう捜査官たち、「皆殺しにしてやる」ってセリフが、アフガニスタンやイラクでのアメリカを肯定するのでなく、憎しみからは平和は生まれない、その意味であって欲しいもんやよなぁ。

まぁ、この作品が作られた当時から、現在に至る状況を眺めてると...............アメリカ人には、そうならんのかもね.............?!(苦笑)

2017年12月20日 (水)

『ブレイブ ワン』

今日は、ジョディ・フォスターの主演作をひとつ、ご紹介♪

ジョディ・フォスターって女優さん、2歳の頃にCMデビューして、13歳の時にマーティン・スコセッシ監督の『タクシー ドライバー』でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされ、その後もずっと第一線で活躍してるっていう、稀有な存在なんよなぁ。

自分で製作総指揮にも名を連ねてるこの作品でも、ゴールデン・グローブで女優賞にノミネートされたりして、その他の映画賞でも評価されたりして、ホンマに凄い女優さんやと思う。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ブレイブ ワン / The Brave One   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ニール・ジョーダン
出演:ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、ナビーン・アンドリュース、ジェーン・アダムス、メアリー・スティーンバージェン、ニッキー・カット、ブレイズ・フォスター、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・マガロ

公園で暴漢に襲われ、最愛の婚約者を失った女、傷ついた彼女は恐怖のため銃を携帯するようになるのだが、ある時それを“使う”ことに目覚める...............ってな、サスペンス・ドラマ?!

理不尽な事件で全てが信じられなくなり、自分を支えるために“力”を手にし、復讐へ............安っぽいバイオレンスものになりそうなところを、その存在感でそうはしないところが、ジョディの演技のすごいところやね。

公権力による正義を否定し、処刑人として悪を倒す、なんてストーリーはとってもありがちやけど、主人公のキャラクターを丁寧に描くことで、その必然性をしっかりと描いてるのが良かった。

ただ、“悪者は死ねばいい”という、銃を使った安易な結論の出し方は、ある意味アメリカ的なんかもしれんけど、ちょっと共感できないかなぁ。まぁ、そこが彼女が訴えたいテーマなんやろうけど。

あと、期待したテレンスくんは、演技そのものは悪くないんやけど、ドラマの重要な要素を担う刑事役としては、あまり“凄み”が感じられんかったのが、残念やった。

全体としても、悪くはなかったんやけど、期待した分だけ、もう一息やったかなぁ!?

2017年12月19日 (火)

『真白の恋』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作と脚本を担当しているひとは、実際に弟さんが知的障害を持ってるらしく、そんな自らの経験をもとにして話を作ってるらしいんよ。

そんな作品でヒロインを演じてる佐藤みゆきって女優さん、あまりよく知らんかったんやけど、舞台を中心に活躍してるひとみたいで、NHKの大河ドラマや朝ドラなんかにも出演してたようで、メジャー作品の映画で脇役として出演したりもしてたんやって。

でもって、彼女の相手役を演じてる福地祐介って役者さんは、ディーン・フジオカに続く逆輸入の俳優さんって“くくり”に入るみたいで、台湾やシンガポールで活躍してたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

真白の恋   ★★★☆☆   (2016年)

監督:坂本欣弘
出演:佐藤みゆき、福地祐介、岩井堂聖子、長谷川初範、山口詩史、及川奈央、杉浦文紀、村上剛基、深川 格、内田もも香

富山の港町で暮らす、軽度の知的障害を抱えた女の子は、仕事で町に来ていたプロのカメラマンの男と知り合い、地元の穴場スポットを教えたりするうちに、彼と親しくなるのだが...............ってなドラマ?!

初めて異性とお茶をしたり、一緒に町を撮影して回ったりするうちに、今までにない感情を抱くが、そんな彼女の“気持ち”を、彼女の家族は素直に理解できず...........ってなことで、純粋な恋心と、障害を持つ子の親との関係をってとこなんかな。

あまりメジャーじゃない役者を使い、低予算で良質なドラマをってことで、適度なご当地押しもあったりで、好感の持てる、なかなか頑張った内容やったかもしれんね。

障害を持つ子の親として、世間の偏見からわが子を守りたいという気持ちと、過保護になることで、子供の自由を奪ってしまうというジレンマ、難しい問題を初恋と家族ドラマでサラリと味付けしながらも、ちょっと考えさせられる内容やったかもなぁ?!

2017年12月18日 (月)

『静かなる復讐』

今日は、スペインの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、日本ではシネマ・カリテの企画もの上映会、通称“シネ・カリ”で上映されただけなんやけど、実は、本国スペインでは、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞、新人監督賞を受賞し、その他7部門でノミネートされたらしんよ。

監督をしてるラウール・アレバロってひとは、以前におススメした『マーシュランド』で主役を演じてた俳優で、演じてとしては人気のあるひとなんやけど、監督業は、実はこれが長編デビューになるみたいで、初監督作品でこの評価ってのは、なかなかやと思う。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

静かなる復讐 / Trade Para La Ira   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ラウール・アレバロ
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、ルイス・カイェホ、ルト・ディアス、マノロ・ソロ、フォント・ガルシア、アリシア・ルビオ、ルナ・マルティン

カフェで働く女性を口説こうとする男は、実は彼女の夫で、強盗事件を起こして刑務所に入っていた男が釈放されるのを待っていた.................ってな犯罪サスペンス?!

過去の事件が理由で、執拗に刑務所帰りの男に近づこうとする彼には、どうしても果たさなければならない“復讐の念”があった...................ってな感じで、なかなか重い復讐劇が展開するんよ。

抑えきれない怒りを内に秘めながら、目的を遂行していく主人公の姿が、いい感じで描かれてるんやけど、単にバイオレンス重視やなくて、そこに人間的な部分をエピソードとして挟むことで、ドラマとしての深みが出てるんかもしれんね。

“その後”がどうなるかっていう部分で、少し終わりに中途半端さは感じるものの、どこか哀愁を漂わせる復讐のドラマは、個人的には嫌いやなかったかな?!

2017年12月17日 (日)

『ニューヨーク・ドール』

今日は、音楽もののドキュメンタリー作品をひとつ、ご紹介♪

NEW YORK DOLLS っていうバンドの存在は、ちょうど自分が生まれた年に結成されただけあって、さすがにリアルタイムでは知らなかったんやけど、洋楽にはまった頃に、SEX PISTOLSCLASHといったパンクを聴く流れで、そんなバンドがあったんやっていうのを知ったんよ。

当時の写真なんかを見ると、ちょうど今のビジュアル系のはしりのような、中世的なファッションでキメて、ギンギンのロックを聴かせる、そんなバンドやったんよね。

わずか数年の活動期間のバンドでありながら、その後のシーンの流れに大きな影響を残したバンドに関するドキュメンタリーということで、興味深々で観た感想は.......................?!

ニューヨーク・ドール / New York Doll   ★★★★   (2005年)

監督:グレッグ・ホワイトリー
出演:アーサー・ケイン、デヴィッド・ヨハンセン、シルヴェイン・シルヴェイン、モリッシー、イギー・ポップ、ボブ・ゲルドフ、クリッシー・ハインド

1971年の結成から、わずか数年の活動と2枚のアルバムで、その後のパンク・ミュージックの流れを作った伝説のバンド“ニューヨーク・ドールズ”、そのベーシストで、モルモン教に改宗したアーサー・“キラー”・ケインの再結成コンサートまでの姿を追った音楽ドキュメンタリー?!

つかの間の栄光と、その後に続く長い挫折の日々、やっとたどり着いたささやかな安息の日々の中で、常に心にあった“あの頃”の自分、ひとりのミュージシャンが辿った波乱万丈の半生は、そのクライマックスに向けて、悲しみと歓びを映しだすんよなぁ♪

あふれんばかりの才能がありながら、どうしようもなく不器用に生きた男の物語に、なんや思わず熱いものが込み上げてきてもうた?!

2017年12月16日 (土)

『ショコラ ~君がいて、僕がいる~』

今日は、フランスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、ジェームズ・ティエレが助演男優賞を受賞して、オマール・シーが主演男優賞にノミネートされたんやって。

監督をしてるロシュディ・ゼムってひとは、俳優として結構、知られたひとで、フレッド・カヴァイエ監督の『この愛のために撃て』といった作品に出演してて、これが4作目の監督作になるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

ショコラ ~君がいて、僕がいる~ / Chocolat   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ロシュディ・ゼム
出演:オマール・シー、ジェームズ・ティエレ、オリヴィエ・グルメ、アリス・ドゥ・ランクザン、クロチルド・エム、フレデリック・ピエロ、のエミ・ルブフスキー、オリヴィエ・ラブルダン、エレーナ・スーベラン

落ち目の道化師の男は、オーディションを受けに小さなサーカスにやって来て、そこでひとりの黒人の男と出会い、彼にコンビを組もうと申し出るのだが................ってな伝記もの?!

白人と黒人の道化師コンビのパフォーマンスは人気となり、やがてパリの有名なサーカス団から声がかかり、そこでも拍手喝采を浴びるが.............ってなことで、フランスで初めての黒人道化師となった男の波乱万丈の半生をってなとこかな。

1900年代の初めの人種偏見のある時代に、不法移民でありながら、冨と名声を手に入れるものの、酒やギャンブルといった様々な問題を抱え........ってな主人公の生き様は、なんかちょっと複雑な気持ちで観てたよ。

どこか爽やかな感動の物語を勝手に想像してたんやけど、そうではなくて、伝記ものってことで、ビターな現実で締めくくられてもうたあたり、ちょっと想定外やったなぁ...........悪くはないんやけどね?!

2017年12月15日 (金)

『光』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやらカンヌ映画祭のコンペティション部門に出品して、一応、パルム・ドールの候補作品になってたらしいんよなぁ。

河瀬監督は、実はカンヌ映画祭が大好き(?)で、長編デビューとなった『萌の朱雀』がカメラ・ドールを受賞して注目を集め、『殯(もがり)の森では、パルム・ドールは逃したものの、グランプリを受賞したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

光   ★★★☆☆   (2017年)

監督:河瀬直美
出演:永瀬正敏、水崎綾女、小市慢太郎、神野三鈴、白川和子、藤 竜也、堀内正美、大西信満、大塚千満、早織、(声の出演)樹木希林

目の不自由なひとのための音声ガイドを作っている女は、モニターとして集まった人たちに、自分たちが作った音声付の映像を観てもらうのだが、視力を失いつつある元カメラマンの男から、強烈なダメだしをくらい...............ってなドラマ?!

良かれと思って考えた映画の音声ガイドを辛辣に批判されて反発を覚えるが、視力を失うことで、写真を撮れなくなる男の気持ちを知り.................ってなことで、ぶつかり合う男女の揺れる気持ちをってとこなんかな。

タイトルになってる“光”を意識した映像は、なるほど監督さんならではのこだわりを感じさせてくれて、悪くなかったね。

そんななか、視力を失うなかで、必死に正気を保とうとしてる男を演じる永瀬くんの気合いの演技は、かなりの迫力やった。その部分がスゴいだけに、相手役の水崎くんの演技の拙さってのが浮き出てもうて、あまりのバランスの悪さに、なんでこんなキャスティングになったんやろって、ホンマに疑問しかないわ(苦笑)

2017年12月14日 (木)

『ミス・ポター』

今日は、伝記ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、ピーターラビットの作者であるイギリスの女性作家を描いてるんやけど、そんな主人公を演じたれにー・ゼルヴィガーは、ゴールデン・グローブで女優賞にノミネートされたんよ。

監督をしてるクリス・ヌーナンってひとは、オーストラリアの出身で、ブタを主人公にした『ベイブ』って作品で、アカデミー賞の視覚効果賞を受賞し、作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞なんかにノミネートされたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ミス・ポター / Miss Potter   ★★★☆☆   (2006年)

監督:クリス・ヌーナン
出演:レニー・ゼルヴィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、バーバラ・フリン、ビル・パターソン、ロイド・オーウェン、アントン・レッサー、パトリシア・ケリガン

20世紀はじめのイギリスを舞台にして、世界で最も有名な児童作家ベアトリクス・ポターの半生を描いた伝記映画?!

上流階級の娘として不自由のない生活をしながら、イマジネーションの世界を生きる彼女の作品が、どうやって世に出たのか、そんな人との出会いを中心に描いた話やった。

すっかりイギリス人を演じることに慣れたレニーくんの演技は、確かに安定感はあったし、自分の描くキャラクターを心から愛する、そんな彼女の人となりを、分かりやすく表現してた。

ただ、正直に言うと、英国を代表する人物を描くのなら、主役をアメリカ人にするのは、ちょっとリアリティが欠けてて、残念やったかなぁ。

ヒロインの相手役を演じるユアンくんの歌声は、『ムーラン・ルージュ』で知れ渡った(?)ったわけやけど、ほんまに上手くて感心してもうた。共演してる音痴のエミリー・ワトソンが一緒に歌いだすんやないかと、ちょっとヒヤヒヤしてもうたけど..............(苦笑)

作品全体として、それほど悪くはないんやけど、取り立てて心揺さぶるエピソードがあるわけでもなく....................まぁ、普通やったかなぁ?!

2017年12月13日 (水)

『プロヴァンスの贈りもの』

今日は、リドリー・スコットの作る恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

リドリー・スコットといえば、“エイリアン”シリーズのホラー系や、『ブラック・ホーク・ダウン』のようなアクション系というイメージで、恋愛ものを撮るイメージはないんやけど、まったく撮ってないかっていうと、そうでもないんよ。

この作品では、ヨーロッパの役者さんとハリウッドの役者さんなんかを一緒に加えて、豪華キャストでっていう意図もあったんかな?

というわけで、そんなドラマの感想は..........................?!

プロヴァンスの贈りもの / A Good Year   ★★★☆☆   (2006年)

監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ、アルバート・フィニー、フレディ・ハイモア、マリオン・コティヤール、アビー・コーニッシュ、ディディエ・ブルドン、トム・ホランダー、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、レイフ・スポール、リチャード・コイル、イザベル・カンドリエ

金融の街ロンドンのシティで活躍する敏腕のブローカー、仕事だけが生きがいの彼の元に、亡くなった叔父の残した南仏のシャトーの相続の話が............?!

しかし、彼にはフランスの片田舎で優雅に暮らす気など更々なく、売却のために現地を訪れるのだが...........ってな、プロヴァンスを舞台にした恋のお話?!

穏やかな時間のなかで、お金だけではない人生のもつ大切な意味を再発見する、そんな話を恋愛を中心に描きたかったんやろなぁ。

雰囲気もそれほど悪くはないんやけど、最大の欠点は主役のラッセルくんやろね?!

イギリス人の金融マン.............というよりは、どう見ても粗野なダウン・アンダーもろ出しで、ウィットもなければ、スタイルもなし、育ちなんかなぁ(笑)

最初から最後までキャラクターにフィットせずに、なんとも中途半端やったね。まぁ、もともと演技力なんて持ち合わせてないだけに、しゃぁないんやろなぁ(苦笑)

2017年12月12日 (火)

『ぐちゃぐちゃ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、下北沢トリウッドっていう映画館と、東京ビジュアルアーツっていう専門学校がコラボレーションした“トリウッドスタジオプロジェクト”っていう企画で作られた映画のひとつらしいんよ。

主役のヒロインを演じてる石崎なつみって女優さんは、以前に紹介した『リュウグウノツカイ』って作品がデビューで、これがどうやら初主演作品ってことになるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ぐちゃぐちゃ   ★★★☆☆   (2017年)

監督:山岸 綾
出演:石崎なつみ、田村健太郎、森下能幸、板橋駿谷、島守杏介、斉藤陽一郎、水間ロン、中須賀 希、水田萌木、範田紗々

ずっと男の人とお付き合いをしたことがなく、異性に興味はあるものの、なかなか上手くいかず、悶々と暮らしていた女の子だったが..............ってな、ちょっと不器用な恋愛ドラマ?!

誰かを好きになって、処女を捨てたいと思うものの、出会った男は、やたら強引に体を求めるサイテー男や、性的嗜好が少し違う男など、ちょっとズレてて..........ってなことで、恋愛できない女の子の焦りや葛藤をってなとこなんかな。

ちょっと短めの企画モノっていう臭いがプンプンするなかで、いかにもな低予算映画ではあるんやけど、恋愛したいけど、うまくできない、そんなジレンマを抱えた女の子の苦悩ってところを、うまく表現してたかも。

主演の石崎くんは、どこか垢抜けない野暮ったさってのが出てて、キャラの設定にハマってた。

作り手も演じる役者も青田買い的な要素が強いわけやけど、なにか強烈な個性を感じさせるというほどのインパクトはないものの、ボチボチなデキには仕上がってたね?!

2017年12月11日 (月)

『湿地』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、アイスランドを舞台にしたものをひとつ、ご紹介♪

来年のサッカーのワールドカップに初出場するってことで話題になってるアイスランド、実は、ここ最近はひそかに映画でも注目が............ってなことで、いやぁ、なかなかタイムリーでんな(笑)

これ、アイスランドの映画賞であるエッダ賞ってので、作品賞と監督賞、主演俳優に助演俳優の賞まで受賞して、本国ではかなりの盛り上がりやったらしい。

監督のバルタザールくんは、アイスランド出身ではあるんやけど、監督としてもすでにハリウッドに進出してて、マーク・ウォールバーグが主演した『ハード・ラッシュ』、デンゼル・ワシントンが主演した『2ガンズ』、それと『エベレスト 3D』を作ってるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

湿地 / Myrin   ★★★☆☆   (2006年)

監督:バルタザール・コルマウクル
出演:イングヴァール・E・シーグルソン、ビョルン・フリーヌル・ハランドソン、オーグスタ・エヴァ・アーレンドスドーティル、アトゥリ・ラフン・シーグルスソン、オーラフィア・フロン・ヨンスドッティル、テオドール・ユーリウソン、ソルステイン・グンナルソン

独り暮らしの男が、何者かによって殺された事件を捜査する刑事は、彼の過去を調べたところ、少し気になることがあり..............ってな北欧ミステリーもの?!

殺人事件によって明るみでた過去には、悲しみの連鎖が...........ってところで、アイスランドの美しい景色を背景しながら、事件の真相をってとこなんんかな。

思わぬところに殺意を忍ばせ、なかなかストーリーとしては、ヒネリが効いてて、悪くないデキやったかも。

いろいろと謎解きのキッカケを散りばめながら、ただ、ちょっと沈んなトーンで終始、話が進んでいくもんやから、少し観てて、気分が高揚することがなくて、盛り上がりに欠ける感はあったね。

もう少しキャラに強烈な個性でもあったら良かったんかなぁって思いつつも、この控え目なテイストが、良質なミステリーを作り上げてるのかもしれんね?!

2017年12月10日 (日)

『リトル・チルドレン』

今日は、10年ほど前に作られた作品をひとつ、ご紹介♪

これ、トム・ペロッタっていう作家が書いたベストセラー小説が元ネタになってるらしいんやけど、アカデミー賞では、ケイト・ウィンスレットが主演女優賞、ジャッキー・アール・ヘイリーが助演男優賞、それに加えて脚色賞でノミネートされて、公開当時は話題になったんよ。

監督のトッド・フィールドは、もともと脇役俳優として知られてて、監督としては、『イン・ザ・ベッドルーム』って作品で、アカデミー賞の作品賞、脚色賞にノミネートされたりして、作り手としての才能も認められてるってことかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

リトル・チルドレン / Little Children   ★★★☆☆   (2006年)

監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ノア・エメリッヒ、グレッグ・エデルマン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェーン・アダムス、タイ・シンプキンス、フィリス・サマーヴィル

静かな郊外の住宅地を舞台にして、そこに住むちょっと個性的な人々の、何気ない日常を切り取った人間ドラマ?!

子育てや夫との関係に悩む主婦、妻とすれ違いの夫、性犯罪者で母親と暮らす男、トラウマを持つ元警官................一見幸せそうでいて、満たされない心を引きずって生きるそれぞれの人生が交差する街、なかなかよく練られたドラマやったね。

家庭を持ち、十分に年を重ねた大人でありながら、どこか満たされないものを抱え込み、人生に迷い生きている、そんなところが題名の由来なんかなぁ。

子供のように頼りなく、間違えてばかり.................無邪気に純粋な子供の方が、よっぽどブレてなかったりして(苦笑)

時折ユーモアを交えながら、男と女、母と子供、それぞれの人間関係にある問題点を独特の視点から照らしだすってことなんかもね!?

役者の演技も安心感があり、展開も丁寧で悪くないんやけど、欲を言えば、ちょっと盛り上がりに欠けてるようで、なんか少しスパイスが足らんかったような気がするなぁ..................。

2017年12月 9日 (土)

『ヒトラーへの285枚の葉書』

今日は、ドイツ、フランス、イギリスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルリン国際映画祭で、監督をしてるヴァンサン・ペレーズが、金熊賞にノミネートされたらしいんよね。

ヴァンサン・ペレーズってひとは、スイスの出身なんやけど、実は俳優として有名で、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では、助演男優賞に2度ノミネートされたことがあって、若い頃には、ハリウッド作品にも出演したりしてたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

ヒトラーへの285枚の葉書 / Alone In Berlin   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ヴァンサン・ペレーズ
出演:ブレンダン・グリーソン、エマ・トンプソン、ダニエル・ブリュール、ヨアヒム・ジスマイヤー、ミカエル・パーシュブラント、ラース・ルドルフ、モーニック・ショーメット

ベルリンの工場で職工長として働く男は、ひとり息子を戦場で失ったことをキッカケに、ヒトラー政権への批判を、葉書に記して、公共の場所に置くのだが...............ってな戦争ドラマ?!

ナチスによる強権的な世の中で、命がけでヒトラーを批判する文章を書き続ける男と、そんな夫を支える妻、そして、そんな男を逮捕しようと追い詰める刑事の交差する人間関係をってとこなんかな。

見つかれば殺されるとと分かっていても、息子を失った悲しみや怒りを抑えきれず、筆を走らせる、そんな静かで孤独なレジスタンスを、グリーソンおじさんが熱演してた。

妻役のエマおばちゃんにしても、演技は確かで、さすがやなぁって思うんやけど、しかし、ベルリンのドイツ人の話でありながら、あえてイギリス人俳優をキャスティングして、なんで英語劇にしたのかってところで、ちょっとリアリティの欠如を感じてもうたよ(苦笑)

悪いドラマではないんやけど、全体的に派手な盛り上がりはなく、淡々としてもうてて、ちょっと物足りなさってのを感じてもうたかもなぁ?!

2017年12月 8日 (金)

『ひるなかの流星』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、例によって、元ネタは大人気の少女漫画らしく、そいつを人気の若手俳優を使って実写化っていう、よくあるパターンのヤツらしい。

この作品で主人公のヒロインを演じてる永野くんといえば、『俺物語!!』でイケメンの坂口くんやなくて、不器用な鈴木くんに恋をするっていうシチュエーションで、モテない野郎どもの心をグッと掴んだ子やね(笑)

彼女、実は映画デビュー作が哀川 翔の『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』やったらしいんやけど、まったく覚えてないな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ひるなかの流星   ★★★☆☆   (2017年)

監督:新城毅彦
出演:永野芽郁、白濱亜嵐、三浦翔平、山本舞香、佐藤隆太、西田尚美、小山莉奈、室井 響、小野寺晃良、大幡しえり

両親が海外赴任することになり、ひとり田舎を出て、東京の叔父の家で暮らすことになった高校生の女の子は、担任の先生のことが好きになってしまうのだが、一方で、女の子が苦手なクラスメイトの男の子と、ひょんなことから友だちになり................ってな、恋と友情の青春学園ドラマ?!

優しくて、ちょっと大人な先生と、不器用だけど構ってくれる同級生、ふたりのイケメンの間で、揺れる乙女心を.........ってとこなんかな。

当然、オヤジ目線で観てると、イケメンなんてどうでもエエわけで、中途半端な彼らのリアクションや、小芝居に引き気味になりつつも、ヒロインの永野くんの天然系の大らかさで、かなり癒されてもうたよ(笑)

冷静に見ると、イケメンふたりに言い寄られて、どっちつかずで恋に浮かれる女子高生ってことで、オイオイってところなんやけど、初めての恋に戸惑いながらも、友情なんかもありつつってあたりに、ある種の青春ど真ん中ってとこなんやろね?!

2017年12月 7日 (木)

『あなたになら言える秘密のこと』

今日は、少し前の洋画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるイザベル・コイシェってひとは、日本で初めて紹介された作品が『あなたに言えなかったこと(英題:Things I Never Told You)で、次に日本で公開されたのが『死ぬまでにしたい10のこと(英題:My Life Without Me)で、3作目にあたるのがこの作品なんよ。

お気づきのとおり、邦題はすべて“~こと”ってなってて、どことなくシリーズ的な雰囲気すら漂わせてるんやけど、まったく関係なかったりするんよな(笑)

ここまでくると、4作目は........って気になったりするんやけど、次がベン・キングズレーとペネロペ・クルスが共演した『エレジー』ってことで、どうやらネタが尽きたのか、さすがにアカンと思ったのか、“シリーズ化”を断念したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

あなたになら言える秘密のこと / The Secret Life Of Words   ★★★
☆☆   (2005年)

監督:イザベル・コイシェ
出演:サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ、ダニエル・メイズ、エディー・マーサン、ジュリー・クリスティ、スティーヴン・マッキントッシュ、ダニー・カニンガム

親しい友人もなく、日々を淡々と過ごす、工場勤めの難聴の若い女性は、半ば強制的に取らされた休暇先で、偶然、看護師の仕事を募集しているのを耳にし、引き受けることに。そこで、海上油田で怪我をした男の世話をすることになったのだが...................ってな人間ドラマ?!

ちょっと理由があって、周囲に完全に心を閉ざした女性が、一時的に視力を失った男の看病をすることで、次第に自らについて語り始める...........そんな展開は分からんでもないんやけど、ちょっと微妙な感じやった。

話の流れから、後半まで肝心の素性を明かさない展開やから、しょうがないんやろうけど、どうにも掴みきれない主人公に“?”で、前半は退屈さを感じてもうたよ。

おまけに後半は、あまりにも“直球”な展開になって、なんとも安っぽいセリフまでついてきて、少々唖然とさせられてもうた(笑)

確かに、人それぞれの人生の背景にある、しょいこんだ荷物、悲しみ、歴史的な闇と、それに苦しむ姿ってのを伝えたいのは分かるんやけど、演出としては、ちょっと稚拙やったかなぁ.....................?!

2017年12月 6日 (水)

『幸せのちから』

今日は、ウィル・スミスが親子で初めて共演した作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、何気にどういうわけか、アカデミー賞でウィル・スミスが主演男優賞にノミネートされて、ゴールデン・グローブでもノミネートさてたりして、少し評価されてたみたいなんよ。

でもって、公開当時に注目されたのは、ウィル・スミスが実の息子と共演して、実生活と同じ、親子役で共演してるってところで、盛り上がってたんかな。

ちなみに監督をしてるガブリエレ・ムッチーノくんは、イタリアの出身で、この作品を機にハリウッドに進出し、ウィル・スミスとは、『7つの贈り物』って作品で、再タッグを組んでるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

幸せのちから / The Pursuit Of Happyness   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ガブリエレ・ムッチーノ
出演:ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス、タンディ・ニュートン、ジェームズ・カレン、ダン・カステラネタ、ブライアン・ホウ、ケヴィン・ウェスト、カート・フラー

高価な医療機器を売り歩くセールスマンをしていた男は、手持ちの商品が売れず、どん底の生活を送っていて、ついには、妻が愛想を尽かして出て行き、男手ひとつで息子を育てながら、人生の一発逆転を目指すのだが..............ってな、実話を基にしたアメリカン・ドリーム?!

ホームレスの生活をしながら、チャンスをつかみ取ってウォール街で株の仲買人に、確かにウソような、すごい話ではあるやんね。

主役を演じるスミスくんは、いつも以上に真面目さを前面に出して熱く演じてるんやけど、まぁ、息子の手前、必死やったってことなんかなぁ(笑)

実の親子だけに、スクリーンの上でも違和感なく親子を演じて(?)るあたりは、ひとまずよかったんやけど、ただ、映画全体としては、期待したほどの感動は込み上げてこんかった。

まぁ、最初にゴールが見えてる話だけに、そこまでの過程をいかに出すかがポイントなんやけど、そこがどうにも集中力に欠けて、息切れしてまうんよ。

全てが都合のいいエピソードに見えて、イマイチ共感できないのは..................ひょっとして俺の“僻み”のせい?!(苦笑)

2017年12月 5日 (火)

『狂覗』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、特典についてたメイキングを見てると、役者として出演してるひとたちが、同時にプロデュースやメイクなどの裏方も兼務して作り上げてるんよね。

ほとんど無名の役者の人たちが、それぞれに演技をしつつも、作品作りにも深く関わって、ひとつの形として発表される、なんやそれぞれに思い入れが強くなるあたりに、味わいってのが色濃く出てくるんかも。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

狂覗   ★★★☆☆   (2017年)

監督:藤井秀剛
出演:杉山樹志、田中大貴、宮下 純、桂 弘、坂井貴子、種村江津子、望月智弥、宇羅げん、河野仁美、納本 歩

教師が不祥事を起こして欠員が出たため、かつての教え子で教師として働いていたこともある男を代理教員として雇うことにしたが、彼は以前に教師をしていた学校で、心に深い傷を負っており..................ってなドラマ?!

生徒が体育の授業をしている間に、抜き打ちで荷物検査をする教師たちと、代理教員となる男だったが、生徒が持っていた荷物から、教室内で起こっている事態が明るみに................ってなことで、なかなかヒネリの利いた話が展開するんよ。

タイトルやパッケージ写真から、単純なエロ系のドラマかと思ったら、まったく意外な流れで、教育の現場で起こっている“現実”を、ユニークな語り口でデフォルメして描いてるところがナイスやった。

かなり低予算な作りで、音声が吹き替えみたいになってるあたりに、ちょっとB級感がありすぎやったんやけど、内容としては、かなり工夫があって、展開に少しワクワクさせられてもうたよ(笑)

低予算で無名な役者を使い、それでも作り方によっては、オモロイものができあがる、なんか映画の楽しみが垣間見える、そんな作品なのかもしれんね?!

2017年12月 4日 (月)

『盗聴者』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランスとベルギーの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるフランソワ・クリュゼと言えば、数年前に大ヒットしたフランス映画『最強のふたり』で体の不自由な富豪役を演じてたひとで、フランスではベテランの役者さんなんよ。

監督さんは、これまでに短編を1作作ってたらしく、どうやらこの作品が長編デビューになるらしく、期待の新星ってとこなのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は................?!

盗聴者 / La Mecanique De L'ombre   ★★★★☆   (2016年)

監督:トマス・クライトフ
出演:フランソワ・クリュゼ、サミ・ブアジラ、ドゥニ・ポダリデス、アルバ・ロルヴァケル、シモン・アブカリアン

アルコール中毒で仕事を失った男は、断酒して社会復帰しようと仕事を探すが、ある日、政府関係者という男から、盗聴したテープを原稿に起こす仕事をしないかと、オファーを受けるのだが................ってなサスペンスもの?!

決められたアパートの一室で、毎日、決められた時間のなかで、機械的に盗聴した録音テープの内容をタイプする、そんな仕事をしながら、ある日、テープの内容が新聞に書かれた事件に関わっていることに気づき............ってなことで、なかなかスリリングな犯罪ドラマが展開するんよ。

主演のフランソワおじさんの、戸惑いながらも、事件に巻き込まれる男の苦悩を漂わす演技は、なかなかの味わいやった。

無職の冴えない中年オヤジが、気づいたら政治的陰謀にかかわっていた、そんな展開は、ちょっと現実離れしてはいるんやけど、それを上手く納得させるだけの雰囲気があったね。

こういう“陰謀もの”(そんなジャンルがあるかどうかは別にして.....)が好きなものには、たまらん一品やった?!(笑)

2017年12月 3日 (日)

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

今日は、アカデミー賞を賑わせた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品で、ケイシー・アフレックがアカデミー賞の主演男優賞を初受賞して、そのほかに脚本賞を獲ったり、作品賞や監督賞、助演男優賞に助演女優賞にノミネートされたりで、かなり注目されたんよ。

ケイシーくんは、ベン・アフレックの弟で、もともと兄以上に役者として、個性がキラリと光って、評価されてたんよね。『ジェシー・ジェームズの暗殺』って作品で、主役のブラッド・ピットを完全に食ってもうたところで、演技を絶賛されたんよなぁ。

というわけで、そんなケイシーくんが頑張ってる作品の感想は....................?!

マンチェスター・バイ・ザ・シー / Manchester By The Sea   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ケネス・ロナーガン
出演:ケイシー・アフレック、カイル・チャンドラー、ルーカス・ヘッジズ、C・J・ウィルソン、ミシェル・ウィリアムズ、グレッチェン・モル、カーラ・ヘイワード、アンナ・バリシニコフ、マシュー・ブロデリック、テイト・ドノヴァン、ベン・オブライエン、ジョシュ・ハミルトン

アパートの便利屋として、淡々と日々を過ごしている男だったが、ある日、兄が倒れたとの知らせを受けて故郷に帰るが、彼はすでに亡くなっており、高校生になる甥っ子としばらく暮らすことになるのだが................ってなドラマ?!

死んだ兄の遺言で、彼の息子の後継人として、故郷に戻って、甥っ子と一緒に暮らすように仕向けられていたが、彼には深い心の傷があり...............ってなことで、ケイシーくんの演技力でドヤってとこなんかな。

最愛の兄を突然に失い、その思いに応えたいと思いながらも、どうしてもそれができない苦しみ、そんな苦虫を噛みしめたような演技を見せるケイシーくんは、なるほどオスカーを手にするだけのものはあったね。

そんな“癒すことのできない痛み”を漂わせたドラマは、悪くはないんやけど、感情剥き出しで、ストレートに胸に刺さるような類(たぐい)やないだけに、ちょっと期待したのとは違ったかも?!

2017年12月 2日 (土)

『輝く夜明けに向かって』

今日は、伝記ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、80年代の南アフリカで、アパルトヘイトにテロ行為で対抗して、英雄になったパトリック・チャムーソってひとの半生を描いてるものらしいんよ。

監督のフィリップ・ノイスは、オーストラリア出身のひとで、90年代にハリソン・フォード主演の『パトリオット・ゲーム』やシャロン・ストーンが主演した『硝子の塔』といった作品をハリウッドで作ったりしてて、その後、オーストラリアで『裸足の1500マイル』といった作品を作って、評価されたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

輝く夜明けに向かって / Catch A Fire   ★★★☆☆   (2006年)

監督:フィリプ・ノイス
出演:デレク・ルーク、ティム・ロビンス、ボニー・ヘナ、ムンセディシ・シャバング、ミシェル・バージャース、テリー・フェト、ツミショ・マーシャ

80年代の南アフリカでは、アパルトヘイトで黒人たちは白人に虐げられるていたのだが、そんな中、家族と不自由のない生活を送る、ひとりの黒人男性が、職場で起こったテロ事件をきっかけに、政府との闘いの道に進むことに..........ってな、実話を基にしたドラマ?!

無実でありながら拷問を受け、何の罪もない妻までも苦しむことになり、男は、家族の元を去って、白人との戦いに身を捧げることを誓うのだが.............ってな話。

う~ん、この作品、確かに差別の実態が描かれてて、熱いものがあるのは分かるんやけど、その戦う手段という部分で、どうにも共感できんかった。

結局は、暴力に対する暴力での対抗でしかなく、仲間の命への復讐といった面が、強調されすぎてるからなのか、爆弾ですべてを解決しようとするのはどうなんやろって思ってまうんよね。

結局のところ、そんな不誠実な主人公の行動への疑問が、最後までひっかかってもうて、時折流れる人々の歌声には、少し心が動かされてもうたんやけど、もっと尊い戦いがあったはずやって、個人的には思いたいんよなぁ?!

2017年12月 1日 (金)

『PARKS パークス』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、井の頭恩賜公園が舞台になってて、かなり映像でもフィーチャーされまくってるんやけど、どうやら開園100周年ってのを祝って、作られたものらしいんよ。

監督をしてる瀬田なつきってひとは、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』ってのを撮ったんやけど、その作品で主役の“みーくん”っていう男の子を演じてたのが、この作品に出演してる染谷将太なんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

PARKS パークス   ★★★☆☆   (2016年)

監督:瀬田なつき
出演:橋本 愛、永野芽郁、染谷将太、佐野史郎、石橋静河、森岡 龍、麻田 浩、征木玲弥、黒田大輔、長尾寧音、岡田 尚

井の頭公園の前にあるアパートに住む女子大生は、自分の部屋に住んでいた女性を探しているという女の子と出会い、ゼミの卒論のネタにしようと、手伝うことにするのだが................ってなドラマ?!

訪ねてきた女の子の父親と、かつての住人の女性が一緒に作っていた曲を見つけ出し、その歌を完成させようと、その女性の孫になる音楽好きの男を巻き込み、奔走するが.........ってなことで、一応、2つの時代の青春ドラマってことなんかな。

作りとしては、人気の若手3人を中心にして、ちょっとノスタルジックな雰囲気を醸し出しつつ、爽やかに音楽をネタにしてってところなんやろね。

なんか、石橋 凌の娘が、思いのほか“昭和顔”で役の設定にマッチしてるところが、ナイスやったかも(笑)

話のメインディッシュになってる曲そのものは、そこまで耳に残るわけやないところで、ちょっと全体の説得力というか、押しの弱さが気になってもうたね?!

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