« 2017年12月 | トップページ

2018年1月

2018年1月21日 (日)

『パフューム ある人殺しの物語』

今日は、ドイツ、フランス、スペインの合作映画をひとつ、ご紹介♪

トム・ティクバって監督さん、ドイツの出身なんやけど、日本では『ラン・ローラ・ラン』って作品での独特な映像と“疾走感”で注目されたひとで、最近では、ちょっと前に紹介したトム・ハンクス主演の『王様のためのホログラム』を撮ったりして、すっかりハリウッドでも知られた存在なんよ。

この作品は、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で編集や衣装で賞を受賞し、監督賞にもノミネートされたらしんよ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

パフューム ある人殺しの物語 / Perfume:The Story Of A Murderer   ★★★☆☆   (2006年)

監督:トム・ティクヴァ
出演:ベン・ウィンショー、レイチェル・ハード=ウッド、アラン・リックマン、ダスティン・ホフマン、サイモン・チャンドラー、デヴィッド・コールダー、カロリーネ・ヘアフルト、アンドレス・エレーラ

天才的な嗅覚を持つ青年、香りに異常な執着心をもつ男は、究極の香水を作るため、若い女性を次々に殺していくのだが................ってなサスペンスもの?!

思いっきり熱狂させられてもうた『ラン・ローラ・ラン』のティクヴァ監督の新作とあって、かなり期待したんやけど、出来上がりは.................ちょっと微妙(苦笑)

映像では表現しづらい“香り”の話を、アップの映像なんかを使いながら、いろいろと工夫してるんやけど、やっぱり実際に嗅覚に訴えてくるわけやないから、ちょっと限界を感じてもうた。

話のキモの部分がそこにあるわけで、そこがストレートに伝わってことなことで、結局はそのために、話の説得力が感じにくいんよね。

淡々と流れる中盤までは、少し退屈やったし、“衝撃のクライマックス”なるものは、その大胆な描写は傑作ととるか、究極の駄作ととるかなんやけど、アートと言えなくはないが、個人的には少し必然性を感じにくかったかも。

2時間を超える長さを費やしても、結局のところ匂いもさることながら、メッセージとして伝わるものは少なかったのが、ちょっと残念やったね!?

2018年1月20日 (土)

『ぼくと魔法の言葉たち』

今日は、ドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞でドキュメンタリー長編賞にノミネートされてたらしく、サンダンス映画祭でも賞をもらったり、世界各地の映画祭で評価されたらしいんよ。

モデルになってる家族のお父さんが、息子との日々を綴ったノンフィクションがキッカケで映画になったらしいんやけど、このお父さん、ピュリッツァー賞を受賞したことのあるくらい有名な記者さんなんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ぼくと魔法の言葉たち / Life, Animated   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ロジャー・ロス・ウィリアムズ
出演:オーウェン・サスカインド、ロン・サスカインド、コーネリア・サスカインド、ウォルト・サスカインド、ギルバート・ゴットフリート、ジョナサン・フリーマン、アラン・ローゼンブラット

3歳になった頃に、息子が急に自閉症になり、言葉を話せなくなってしまう。もう言葉を話せないかもしれないと医者に言われたが、数年後のある日、突然にディズニー映画のセリフを口にし............ってなドキュメンタリー?!

長い間、言葉を失っていた息子が、ずっと見て暗記していたディズニー映画のセリフを言い、始まった家族の言葉のコミュニケーション、試行錯誤しながらも、自立しようとする息子の現在と、家族の思いをってとこなんかな。

病気によってもたらされた家族の苦労と、ひとつのキッカケがもたらした希望、そんな姿を見てると、なんか応援したくなるやんね。

親の立場から、大人になっていく子どもを見守る喜びと、自分たちがいなくなった後の不安ってのが伝わってきて、障害者の自立支援という問題について、ちょっと考えさせられるものがあったよ。

それにしても、ディズニー、いい仕事しまんな!?(笑)

2018年1月19日 (金)

『銀魂』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、週刊少年ジャンプに連載されてる人気のマンガを実写化したものらしく、最近はさすがにジャンプは読んでないもんやから、名前くらいは耳にしたことはあっても、まったく内容は知らんかったんよ。

人気マンガだけに、実写化するってニュースが流れると、いろいろとネット上では声が上がってたみたいやけど、いざ作品が公開されると、思いのほか好意的な評価が多くて、興行的にもボチボチ成功したんかな。

監督の福田雄一といえば、個人的には鈴木亮平の“変態仮面”のシリーズのひとってことになるんやけど、少しズレた笑いを追求するあたり、コメディ系の映画を撮らせると、いい仕事をするって印象やね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

銀魂   ★★★☆☆   (2017年)

監督:福田雄一
出演:小栗 旬、菅田将暉、橋本環奈、岡田将生、安田 顕、柳楽優弥、中村勘九郎、新井浩文、早見あかり、長澤まさみ、佐藤二朗、ムロツヨシ、吉沢 亮、菜々緒、堂本 剛、(声の出演)山田孝之

宇宙人によって鎖国が解かれた幕末の江戸で、侍は刀を取り上げられ、武士の世界は衰退していくなか、便利屋を営むかつての攘夷の志士は、ある依頼を受けて、行方不明となった名刀を探すのだが..............ってなコメディもの?!

横行する辻斬り事件と消えた同士、すべては因縁の相手による陰謀で.............ってな感じで、ちょっとおバカな話でアレコレとってね。

原作の漫画をまったく知らないんで、どこまで実写で表現できてるのかは知らないけど、いろいろとパロディしてみたり、きわどい笑いを狙ってみたり、楽しませてくれてたかな。

部分的には、細かい笑いでクスっとさせられたんやけど、爆笑かって言われると、そこまででもなく、まぁ、嫌味なくホドホドの線を攻めてるところが、かえっていいのかも。

あえて実写にする必要があるかどうかって議論はあるんやろうけど、監督さんのコメディのセンスは存分に発揮できた、そんな作品なんと違うかな?!

2018年1月18日 (木)

『ハートストーン』

今日は、アイスランドとデンマークの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんはこれが長編デビュー作らしいんやけど、本国アイスランドのアカデミー賞にあたるエッダ賞ってので、作品賞や脚本賞、監督賞をはじめ、9部門で受賞したらしいんよね。

そのほか、ヴェネチア映画祭で賞をもらったり、ヨーロッパをはじめ、世界各地の映画賞で受賞したりノミネートされたりと、なかなかの評判やったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ハートストーン / Hjartasteinn   ★★★☆☆   (2016年)

監督:グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン
出演:バルドゥル・エイナルソン、ブラーイル・ヒンリクソン、ディルヤゥ・ヴァルスドッティル、ヨーニナ・ソールディス・カルスドッティル、カトラ・ニャルスドッティル、ニーナ・ドッグ・フィリップスドッティル、ソーレン・マリング、スヴェイン・オーラフル・グンナルソン

アイスランドの田舎にある港町に住んでいる少年は、ふたりの姉にからかわれながら、いつも幼なじみの親友と遊んでいたが、ふとしたキッカケで、ふたりの間に友情とは違うものがうまれ............ってな青春ドラマ?!

思春期をむかえ、異性に興味を持ち、親友に協力してもらうが、親友には別に思うところがあり............ってなことで、ちょうど子供から大人へと変わる瞬間のナイーブな現実をってとこなんやろな。

アイスランドの美しい景色のなか、どちらかというと淡々と少年たちの日常を追いかけつつ、家族との問題なんかを背景としながら、真っすぐすぎる純粋さと、しょっぱい現実ってのを描いてるんよ。

多感な年ごろの、ちょっと複雑で、それでいて真剣な気持ちが、繊細に映し出されてるところが、この作品の良さであり、味わいなんやろね。

それにしても、内容とはまったく関係ないんやけど、監督さんも含めて、みんな名前が長いよなぁ...............?!(笑)

2018年1月17日 (水)

『ワンダーウーマン』

今日は、アクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演のイスラエル出身の女優ガル・ガドットの美貌が注目されたのか、なかなかの話題やったんよ。もともとモデルとしてデビューしたみたいなんやけど、本国では女優のほかに歌手もやったりして、なかなかマルチな活躍をしてるみたいなんよね。

飛ぶ鳥を落とす勢いの彼女なわけやけど、今後もブラッドリー・クーパーとの共演作のほか、すでにワンダーウーマンの続編や、DCコミックの他のヒーローである“フラッシュ”へのワンダーウーマンとしての出演等、なかなか多忙らしい。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ワンダーウーマン / Wonder Woman   ★★★☆☆   (2017年)

監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト、コニー・ニールセン、ダニー・ヒューストン、デヴィッド・シューリス、ユエン・ブレムナー、エレナ・アナヤ、ユージン・ブレイブ・ロック、ルーシー・デイヴィス、サイード・タグマウイ

全知全能の神ゼウスによって外界と隔離されて作られた、女性だけで暮らす島で育てられたプリンセスは、ある日、外界での戦争により迷い込んだアメリカ人パイロットと出会い、この戦争が軍神アレースの仕業と確信した彼女は、男と一緒に戦地に向かうことを決意するのだが.............ってなアクションもの?!

アレースを倒して戦争を終わらせ、争いによって苦しむ人たちを救いたい、そんな思いで立ち上がったワンダーウーマンの誕生秘話を...........ってとこなんかな。

この作品、主演のガル・ガドットに注目が集まってて、なるほど確かに見栄えがするんやけど、何気に脇にロビンくんやシューリスくんがいたりして、なかなかエエんよ。

ロビンくんなんか、演技派女優が、まさかあんな格好してアクションするとは...........って驚きがあって、ある意味、オファーしたDCコミックの本気度が計れるね(笑)

見ごたえのあるアクションにテンポのいい展開、まぁ、都合がよすぎるとも言えるんやけど、公開前のネガティブな声が公開後に変化して、ヒットした理由ってのが分からんでもないかな?!

2018年1月16日 (火)

『狼少女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、大見 純ってひとの脚本を使って作品を作りあげてるんやけど、函館港イルミナシオン映画祭ってのでグランプリを受賞したみたいで、東京国際映画祭でも評判が良かったらしいんよ。

監督をしているのは深川栄洋で、最近だとちょっと前に紹介した“サクラダリセット”や、“神様のカルテ”シリーズなんかを撮ってるひとなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

狼少女   ★★★☆☆   (2005年)

監督:深川栄洋
出演:鈴木達也、大野真緒、増田怜奈、大塚寧々、手塚里美、田口トモロヲ、西岡徳馬、なぎら健壱、利重 剛、馬渕英里何

都会からやって来たかわいい転校生、そんな彼女が気になる気弱な男の子、そして貧乏なためクラスでイジメられてる同級生、見世物小屋の“狼少女”を題材にして、昭和のノスタルジー漂う田舎町で繰り広げられる子供達を主人公にした物語?!

純粋で時に残酷な子供の頃の日々、友達や家族、泣いたり笑ったり、そんな懐かしさを映しながら、ちょっぴり切ない話が展開するんよ。

ちょっとわざとらしい演出があったりしながらも、なんとも微笑ましい終わり方で、ある程度はスッキリさせてもらったかな。

ノスタルジックなエピソードを噛みしめながら、なぜかワクワクした“あの頃”、そんな微かな記憶が甦るってな感じやった(笑)

2018年1月15日 (月)

『二重性活 女子大生の秘密レポート』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、シチリア出身の女子大生がベルリンに行ったときの、実際の自分の体験を書いたベストセラーの自伝がベースになって、映画化されたものらしいんよ。

しかしながら、なんか邦題が、わざわざ漢字を“性”に変えて、しかも女子大生=淫靡な“レポート”的な文字の演出で、B級なエロ感が存分に発揮してもうてるあたりに、かなりの残念さがあるやんね(笑)

というわけで、そんな作品をマジメに(?)鑑賞した感想は......................?!

二重性活 女子大生の秘密レポート / Fucking Berlin   ★★★☆☆   (2016年)

監督:フロリアン・ゴシック
出演:スヴェニア・ヤング、クリストフ・レトコフスキ、オイグン・バウダー、ルドルフ・マーティン、ジュディス・スタインハウザー、クリスティン・ニコルス、ユージーン・バウダー、シャーリー・アン・シュムツラー

ベルリンでひとり暮らしをしている女子大生は、妻子のあるバーテンダーとの不倫関係を解消し、自由な生活をしようと心に決めるが、そんな時にポーランド出身の路上生活をする青年と知り合い、彼との同棲生活を始めるが..............ってな青春ドラマ?!

新しい彼との楽しい生活に夢中になるが、夜遊びのせいでバイトをクビになり、生活費や彼の借金で金が必要になり、手っ取り早く収入を得るために風俗の道へ..........ってなことで、女子大生の恋愛と人生勉強のドラマってとこなんかな。

よく聞くような、人生を転げ落ちる話ではあるんやけど、ジメジメとしたエロ系の展開と思いきや、むしろポジティブに描いてるところが意外性があって、新鮮やった。

普通の女子大生の生活と、別の名前の付いた、もうひとりの自分、そんな中で知り合う人たちとの関係を経て、良いこともあれば、悪いこともあり、いろんなことを経験していく、そんな等身大のひとりの若い女性の生き様を描いてるところに、単なるエロではない作品の本質があるのかもしれんね。

まぁ、主演の女優さんが、ちょっと魅力的ってのは明らかにプラス要素なワケやけど...........?!(笑)

2018年1月14日 (日)

『キングスマン:ゴールデン・サークル』

今日は、劇場で公開中の話題作をひとつ、ご紹介♪

これ、大ヒットした『キングスマン』の続編ってことで、前作のスタイリッシュでかつ独特のイギリス的ユーモアを出しつつ、グイグイとアクションで攻めてくる感じにハマった者として、心待ちにしてたんよなぁ。

監督のマシュー・ヴォーンは、『キックアス』の時は、1作目は監督して、同じように大ヒットして続編を作ったものの、自分は監督せずに製作にまわったわけやけど、今回は続編も自分で監督してってあたりに、ちょっと気合いを感じてたりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

キングスマン:ゴールデン・サークル / Kingsman : The Golden Circle   ★★★☆☆   (2017年)

監督:マシュー・ボーン
出演:タロン・エガートン、コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マーク・ストロング、ジェフ・ブリッジス、チャニング・テータム、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル、エルトン・ジョン、エドワード・ホルクロフト、ソフィー・クックソン、ハンナ・アルストロム、ブルース・グリーンウッド、エマ・ワトソン、マイケル・ガンボン

ロンドンにある独立系の諜報機関である“キングスマン”は、麻薬組織による攻撃のターゲットとなり、ほとんどのエージェントと拠点を破壊されて、壊滅状態に。残されたメンバーは、アメリカのケンタッキーに行き、同じく独立系の諜報機関である“ステイツマン”に協力を求めるのだが.................ってなアクションもの第2弾?!

イギリス紳士がアメリカに乗り込み、カウボーイの手を借りて、悪党と対峙しながら、敵の陰謀を阻止しようとするのだが............ってなことで、今回もユーモアを織り交ぜつつ、ハゲしいアクションでね。

大ヒット作の続編ってことで、それなりに難しさはあったんやろうけど、とりあえずは、派手めのアクションでグイグイと攻めつつ、ノリを重視してってことなんやろうけど、正直、少し物足りなさがあったかなぁ。

個人的には、イギリス的なスパイアクションが好きなもんやから、今回はちょっとアメリカンな要素が加わったことで座りの悪さがあって、もうひとつ乗りきらんかった。

それなりにアクションはあるものの、前作ほどの勢いがなく、途中まで、少しカッタルさがあったのが、残念やったかも。

まぁ、この作品単体で評価すれば、アクション映画としては悪くないんかもしれんけど、前作ができすぎてたってのがあって、観る側が勝手にハードルを上げてもうたのか、少し残念な感が拭えんかったかな?!

2018年1月13日 (土)

『サン・ジャックへの道』

今日は、フランスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品のタイトルにあるサン・ジャックってのは、スペインの北西部にあるサンティアゴ・ディ・コンポステーラっていうキリスト教の聖地らしく、フランスの各地からピレネー山脈を通って旅する道は、巡礼路として有名なんやって。

監督のコリーヌ・セローといえば、もともとは『赤ちゃんに乾杯!』って作品で有名になったひとで、それでフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で脚色賞を受賞したんよね。

個人的には、以前に紹介した『女はみんな生きている』って作品でこの監督さんを知って、独特のコメディセンスが気に入ったんやけど、この作品以降は、どうも映画は作ってないみたいなんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

サン・ジャックへの道 / Saint Jacques...La Mecque   ★★★☆☆   (2005年)

監督:コリーヌ・セロー
出演:ミュリエル・ロバン、アルチュス・ドゥ・パンゲルン、ジャン=ピエール・ダルッサン、マリー・ピュネル、エマン・サイディ、ニコラ・カザレ、パスカル・レジティミュス、マリー・クレメール、フロール・ヴァニエ=モロー

社長をしている神経質な兄、気の強い国語教師の妹、そして飲んだくれのだらしない弟、そんな仲の悪い兄妹が、母親の遺言により、遺産相続のためにフランスからスペインへ、一緒に巡礼の旅に出ることに.................ってなフレンチ人間ドラマ!?

強烈な個性を放つ3人と、そして共に旅するグループの、ちょっと個性的なメンバーとの交流と、なかなか愉快な徒歩の旅をってなところで、事あるごとに衝突する兄妹が、進むうちに少しずつ和解する、そんな様子が微笑ましく語られるんよね。

恋愛や家族、アル中、教育など、それぞれが抱え込んでいる問題にも、やがてしっかりと向き合う強さを身につけていく、そんな彼らの姿を見てると、ちょっと羨ましくなってもうた。

非現実的な夢を映像化するシーンなど、若干“ムダ”が見え隠れするものの、監督自らの独特のユーモアがでてて、“らしさ”を感じられて、内容的には十分に楽しめたよ。

あぁ、それにしても...................ゆっくりと放浪の旅に出たいなぁ...............なんて!(笑)

2018年1月12日 (金)

『青春☆金属バット』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ~、竹原ピストル、紅白出たね!(笑)
彼の不器用な生き方、嫌いやないんよ。別の作品で曲が使われてるのを聞いて、ちょっと前にCDを大人買いしたばっかりやったんよなぁ。

そんな彼、もともと野狐禅っていうフォークバンドを2人で組んでたらしく、そんな彼が初めて映画で演技したのが、今日のこの映画で、監督の熊切くんは、その後も彼を主演に映画を作ってるところをみると、その演技に気になるものがあったんやろなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

青春☆金属バット   ★★☆☆☆   (2006年)

監督:熊切和嘉
出演:竹原ピストル、安藤政信、坂井真紀、若松孝二、寺島 進、江口のりこ、佐藤めぐみ、上地雄輔

究極のスウィングのため、素振りを繰りかえす元球児の男と、なにごとも投げやりな同じチームにいた元エースの警察官、そして飲んだくれの凶暴女、そんなダメな人間たちを描いた青春(?)ドラマ?!

奇才 熊切監督の手腕に期待したものの................どうもイマイチやったね。

人に認められることもなく、下を向いて生きてきた男が、ぶっ飛んだ女に出会い、どこか吹っ切れる、そんな勢いを前面に、って思ったら、意外と話が流れていかなくて、ちょっと退屈してもうた。

タイトルがタイトルだけに、とりあえずは青春の“青臭さ”で締めくくりながらも、ふと冷静に考えると、観終わって“結局なに??”って感情以外に感じるものがなかったなよ。

どうせなら、もっとハジケテ欲しかった..............(苦笑)

2018年1月11日 (木)

『オール・ザ・キングスメン』

今日は、名作のリメイクものをひとつ、ご紹介♪

オリジナルの作品は、1949年に製作されて、アカデミー賞で作品賞と主演男優賞、そして助演女優賞を受賞して、ゴールデン・グローブ賞でも作品賞、監督賞、男優賞や助演女優賞といった賞を獲った名作なんよ。

政治の腐敗した様を、鋭い切り口で極上のエンターテイメントに仕上げてみせたあたり、喝采を浴びたんやろね。

実際のリアルな社会で、トランプさんみたいなひとが国のリーダーになってしまう、冗談みたいな(笑)国だけに、政治は立派な映画のネタになるってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

オール・ザ・キングスメン / All The King's Men   ★★☆☆☆   (2006年)

監督:スティーヴン・ゼイリアン
出演:ショーン・ペン、ジュード・ロウ、アンソニー・ホプキンス、ケイト・ウィンスレット、マーク・ラファロ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、ジャッキー・アール・ヘイリー、パトリシア・クラークソン、キャシー・ベイカー、ケヴィン・ダン、トム・マッカーシー

理想に燃えるひとりの田舎者が、いきなり知事選に挑み、当選すると権力にしがみつき、政治が腐敗していく、そんな政治の世界の現実を描いたドラマ?!

豪華な役者を集めたリメイクで、正直かなり期待したんやけど................う~ん、ちょっと期待してたものとは別物な感じで、かなり無念やったわ(苦笑)

オリジナル版と比較して観てしまうと、政治という権力に飲み込まれる人間模様をスリリングに描いてたかつての作品と違い、今回の話はイマイチ展開に流れがなく、かなり退屈やった。

人間関係等の設定を少し変えたことで、話全体を考えた場合に無理が生じてもうて、また出来事の必然性やキャラクターの深みが消えてしまった感じかも。

ショーン・ペンの知事役は、十分すぎる演技力で確かに迫力があるんやけど、物語の最初から腹黒い田舎者に見えてしまい、結果として“政治の魔力”にとりつかれるといった雰囲気が出てなかったね。

これでは、せっかくのジュードくんの天然の“剃りこみ”も無駄ってことで、ハゲ目線で観ると、かなり残念やったなぁ(笑)

民衆のために...そこから始まった戦いが、いつしか最初の志は忘れ去られ、権力のものとで腐敗する、なんやせっかくのテーマも、作品のデキとしては、なんとも歯がゆい限りやったわ!?

2018年1月10日 (水)

『守護神』

今日は、ちょっと前の作品で、アクション&アドベンチャーものをひとつ、ご紹介♪

ケヴィン・コスナーって、かつてはメジャー作品の主役ばっかりやってたのが、ある時点(髪が薄くなった頃、とはハゲは認めないのだが.......)からパッとしなくなって、ちょっと低迷してた印象やんね。

ちょうどこの作品の頃ってのが、主役はするけど、作品自体はイマイチで、興行的にもちょっと.............って感じやったような気はするんよ。

ただ、最近はDCコミックものに脇役で出てみたり、もともと演技力はある方やから、それなりに味のあるスパイスになってて、そこからまた再評価されてるんと違うかな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

守護神 / The Guardian   ★★★☆☆   (2006年)

監督:アンドリュー・デイヴィス
出演:ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー、ニール・マクドノー、セーラ・ウォード、メリッサ・サージミラー、ジョン・ハード、クランシー・ブラウン、オマリ・ハードウィック、ボニー・ブラムレット

アメリカの沿岸警備隊のエリート教官と、海難救助隊員になるために必死に頑張る訓練生の姿を描いた人間ドラマ...............にアクションとアドベンチャー要素を加えてってね?!

救助隊の伝説となっている男は、遭難者の救出の際に大切な仲間を失い、心の傷を癒すため訓練学校の教官をすることになったのだが、生徒のなかに、鼻っ柱の強い若者がいて....................ってね。

荒れ狂う海が、実にリアルに再現されてて、迫力のある映像を大きなスクリーンで観ると、本当に最近の映像技術の進歩の凄さを体感して、なんや感心させられてもうたんよね(笑)

まぁ、肝心の話のほうは.................すべてが規定の路線の上を、キッチリと踏み外すことなく進んでいくって感じで、これを安心感と言えなくもないんやけど、意外性はと言われると..............かな(苦笑)

軍隊並みの訓練や安っぽい恋愛話があったり、友情があったり、すべてが想定内で、途中で最後のシーンが想像できてしまうところが、ちょっと悲しかったかも。

それでも、髪が濡れることも厭わず、コスナーくんも一生懸命演じてたし.................普段は表舞台に立たない、立派な仕事をしている人たちに、ちゃんとスポットライトを当てるってな効果は十分あるかもね?!

2018年1月 9日 (火)

『人間の証明』

今日は、ちょっと懐かしの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、東映の映画なんやけど、角川春樹が製作を担当してて、いわゆる“角川映画”の第2弾ってことやったらしいんよね。

こうやって出演陣を眺めてみると、鶴田くんや三船くんのような人気のベテランから、当時はまだ若手の駆け出し(?)やった松田くんや岩城くんといった面々まで、実に豪華な顔ぶれが揃ってて、角川のキャスティング力ってのを思い知らされるよなぁ。

これ、原作は人気作家の森村誠一で、映画のあとに林 隆三が主役でTVドラマ化されたらしく、2004年には竹野内 豊が主役でTVドラマとしてリメイクされたらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

人間の証明   ★★★☆☆   (1977年)

監督:佐藤純彌
出演:岡田茉莉子、松田優作、鶴田浩二、ハナ肇、岩城滉一、三船敏郎、ジョー山中、ジョージ・ケネディ、地井武男、峰岸 徹、夏八木 勲、長門裕之、坂口良子、竹下景子、大滝秀治、室田日出男、佐藤蛾次郎、高沢順子

有名デザイナーのショーが行われていたホテルで、1人の黒人青年が刺殺された。謎の言葉と意味深な詩集が残された現場から調べを進めるうちに、意外な過去が明るみに...............ってなサスペンス?!

内容的にはテレビのサスペンスもののスケールがちょっと大きくなった程度で、最初から先が読める内容は、正直あまり意外性ってのはなかったね。

古めの映画だけに、えっ、あの人がってのがあったりして、若かりし日の“スター”の演技が、なんとも初々しかったよ。

まぁ、そんな中でも、やっぱり松田優作の存在感は抜群かな。鋭い眼光がキラリと光、ヒラリと身を翻す、ほんと個性の塊のような役者やった。

ある種のしっかり“角川映画”って感はあるんやけど、松田くんのキレキレの演技は見入ってまうわけで、それを眺めるって意味では価値はある..................かな?!

2018年1月 8日 (月)

『ハットンガーデン・ジョブ』

今日は、イギリスの実話を基にした映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、テアトル系の映画館でやってた“What A Wonderful Cinema”っていう企画モノ上映会の作品のひとつとして、紹介されたものらしいんよ。

ハットンガーデンっていうのは、イギリスのロンドンにある宝飾店の25%が集まる地域のことで、2015年に374億円とも言われる宝石や現金が盗まれたっていう事件をネタにして、この映画は作られてるんやって。

被害金額の大きさもさることながら、逮捕された犯人のなかに、年金受給者なんかも含まれてたってことで、えらい話題になったみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ハットンガーデン・ジョブ / The Hatton Garden Job   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ロニー・トンプソン
出演:マシュー・グード、フィル・ダニエルズ、ラリー・ラム、マーク・ハリス、クライヴ・ラッセル、デヴィッド・コールダー、スティーヴン・モイヤー、ジョエリー・リチャードソン

銀行を襲う代わりに銀行家の家に強盗に入って逮捕され、刑務所に行った男は、そこでハンガリー・マフィアとのコネクションを作り、出所後に彼らの依頼を受けて、警備会社の貸金庫を襲撃することに..............ってな、実話を基にした犯罪ドラマ?!

大きな獲物を狙うにあたり、男が選んだパートナーは、歴戦の大ベテラン、そしてその男の旧知の仲間たちだったが、彼らはかなりの高齢で............ってことで、ちょっとしたユーモアを交えながら、強盗をスリリングにってとこなんかな。

イギリス映画っていう先入観があるせいかもしれんけど、所々で、なんとなく初期の“ガイ・リッチー節”を意識したような作りになってて、それなりにテンポよく、楽しめる内容にはなってた。

ただ、ベテラン俳優を使ってることで、ちょっと演技のキレのなさがリズムを悪くしてたかも。
まぁ、それによってマシュー・グードくんのイケメンぶりが際立ってるってのは、あるんかもしれんけど.........?!(笑)

2018年1月 7日 (日)

『ラッキーナンバー7』

今日は、ちょっと前の作品で、豪華な面々が揃ったクライム・サスペンスをひとつ、ご紹介♪

ブルース・ウィリスにモーガン・フリーマン、それにイギリスでは“サー”の称号を持つベン・キングズレーが加わって、しっかり脇にトゥッチくんがいる、ちょっと華のある女優が見当たらないとはいえ、なんて豪華なんやろ(笑)

監督のポール・マクギガンってひとは、イギリスのスコットランド出身で、ポール・ベタニーがキレまくってた『ギャングスター・ナンバー1』って作品でイギリスで注目されて、ハリウッド進出を果たしたんかな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ラッキーナンバー7 / Lucky Number Slevin   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ポール・マクギガン
出演:ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレー、スタンリー・トゥッチ、ダニー・アイエロ、マイケル・ルーベンフェルド、ドリアン・ミシック、ケヴィン・チャンバーリン、ピーター・アウターブリッジ

仕事をクビになり、住むところを追い出され、彼女にふられ................そんなツキのない男が巻き込まれたギャングの抗争、しかしその裏には意外な仕掛けが...............ってな、サスペンス・ドラマ?!

出だしからテンポよく人がぶっ倒れ、その勢いで強引に観る側をグイグイと引っ張っていく展開には、かなり惹きつけられるものがあったね。

どうみても訳ありな感じの主人公の振る舞いに、なんとなく胡散臭さを感じつつ、それでも巧みなカットと味のあるセリフ、そしてセンスのいい音楽で飽きさせないところは、なかなかの味わいやった。

“サー”キングスレーおじさんの演技は、ちょっと鼻について好きになれないものの、後の面々はそれなりに本領発揮の演技で、及第点って感じやったかな。

ルーシーくんのチャキチャキぶりが、“らしさ”が出てて、ちょっぴり心をくすぐったかな(笑)

ちょっと難しいのは分かるんやけど、原題を中途半端に変えたことで、意味がなくなった邦題が、なんや少しやるせなさを感じさせるよなぁ...................(苦笑)

期待してなかった割に、意外と楽しめる作品やった!?

2018年1月 6日 (土)

『マリア』

今日は、ちょっと宗教的な話を扱った映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるケイシャ・キャッスル=ヒューズって女優さん、ニュージーランドの出身なんやけど、以前に紹介した『くじらの島の少女』って作品で、当時13歳でアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされて、話題になったんよ。

監督をしてるキャサリン・ハードウィックってひとは、あの白塗りの吸血鬼男とワイルドなオオカミ男のハザマで揺れる女の子を描いた“トワイライト”シリーズの1作目を監督したひとなんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

マリア / The Nativity Story   ★★★☆☆   (2006年)

監督:キャサリン・ハードウィック
出演:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、オスカー・アイザック、ショーン・トーブ、ヒアム・アッバス、キアラン・ハインズ、スタンリー・タウンゼント、ナディム・サワラ、アレクサンダー・シディグ、ステファン・カリファ

キリスト誕生までの話で、処女懐胎した母マリアとそんな彼女を支える父ヨセフの愛の物語を.................っていうと、ちょっと下世話な感じするかな?!(苦笑)

ヘロデ王の悪政に苦しむ人々は、預言者の言う救世主の誕生に希望を抱いていたのだが、そんな時に天使に神の子を授かることを告げられたマリアは、悩みながらも受け止めるのだが.................ってなことで、神の子誕生秘話をってとこなんかな。

キリスト教徒ではない立場から見ると、神聖な出来事も、なんやよくできたフェアリーテイルみたいなもんで、信じる、信じないは別として、救い主の誕生、選ばれし者、苦難を乗り越え手にする喜び、そして奇蹟、とくると、よくできた話やなぁって思うやんか。

アカデミー賞にノミネートされて以来、久々の登場のケイシャくんが、少し容姿も大人になって、力強い目線で強い母ってのを演じる姿が、個人的にはよかったね(笑)

今でこそオスカー・アイザックは人気俳優ではあるんやけど、この当時はそこまででもなく、そんな彼も含めて比較的地味目な役者を使うだけあって、全体的に丁寧に話が作られてて、作品の質としては、なかなか悪くなかったかな。

まぁ、さすがに、あまり中途半端に適当に作ったら、そのスジから、きっと非難轟々やったんやろうけどね?!(笑)

2018年1月 5日 (金)

『やわらかい生活』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、日本映画プロフェッショナル大賞なる賞で2006年の3位に表彰されて、しかも、あの豊川悦司が主演男優賞を受賞して、監督さんも特別賞を受賞したりして、当時、世間的にはかなり評価が高かったんよ。

監督の廣木くんは、気がつくと14作品くらい、彼の映画の感想を書いてるんやけど、別に彼の作品を観たいと思って手にするわけやなくて、たまたま監督が彼やったってのばかりで、しかもバラエティに富んだ作品は、評価もかなりバラバラで.....................(笑)

前にも何かの作品で書いたけど、『ヴァイブレーター』を観たときは、スゴイなぁって素直に思ったんやけど、まぁ、この作品は、そのときの主演のふたり寺島くんと大森くんも出てたりして、その再現を期待したりしてみたんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

やわらかい生活   ★★☆☆☆   (2005年)

監督:廣木隆一
出演:寺島しのぶ、豊川悦司、妻夫木聡、田口トモロオ、松岡俊介、柄本 明、大森南朋

両親と親友を失ったことで、それまで張りつめていたものがプッツリと切れてしまい、うつ病に苦しむことになったひとりの女性と、そんな彼女の周りの男達を描いた“脱力系”人間ドラマ?!

痴漢が趣味の男に、学生時代の友人でEDの都議会議員、同じうつ病を患ってるヤクザ、そして年上のいとこ、どこか満たされない日常の中の不思議な瞬間を捉えたってとこなんかな。

上から目線で失礼ではあるんやけど、たいして美人でもないながら、主役を張る寺島くんの演技は、いつもながら抜群の存在感があるんやけど、そう感じれば感じるほど、一層トヨエツの相変わらずな“薄っぺらい”い演技が痛いんよなぁ(苦笑)

演じるキャラクターがいつも通り深みがなく、おまけに下手くそなカラオケを、単なる尺合わせなのか、1コーラス以上、強制的に聴かされた日には....................さすがにチョッとキレてまうわ.................?!

2018年1月 4日 (木)

『みえない雲』

今日は、ドイツの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は前から紹介したいなぁって思ってたんやけど、テーマが原発事故だけに、3.11以降はいろいろとリアルに考えさせられるものがあって、ずっと後回しにしてたんよ。

先の選挙で与党が圧勝して、気がついたら、当初の稼働年数を勝手に延長したり、強引な“安全”の線引きのもと、当たり前のように次々と原発が再稼働されようとしているなか、ホンマにそれでエエんかいなっていう思いを抑えきれなくなって、正月気分の抜けきれないなか、敢えて選んだってわけ。

というわけで、そんな作品の感想を.....................?!

みえない雲 / Die Wolke   ★★★☆☆   (2006年)

監督:グレゴール・シュニッツラー
出演:パウラ・カレンベック、フランツ・ディンダ、ハンス・ラウリン=バイヤーリンク、カリーナ・ヴィーゼ、リッキー・ミューラー、トマス・ヴラシア、ジェニー・ウルリヒ、クレール・エルカース、ガブリエラ・マリア・シュマイデ

自然に囲まれたドイツの田舎町に暮らす女子高生は、気になる転校生とキスをしたその時に、けたたましくサイレンが鳴る。恋の始まりにときめく心を奈落の底に落としたのは、80㌔離れた町にある原発の事故だった.................ってなドラマ?!

突然襲う恐怖に慄き、パニックに陥る人々、そんななかで、母親が不在で幼い弟を連れて、どうしていいかわからない10代の女の子の戸惑いが、さながら現実のように描かれてるんやね。

この作品が公開された当時は、知らないうちに、これだけ原発に囲まれた国に生活していながら、こんな事態は思いもせんかったんやけど、現実を目の当たりにした今となっては、身近にあり得る話であり、とてつもない恐怖感ってのを感じるんよ。

放射能の恐怖と戦う若者の姿を通して、今、数の論理で無条件に進められてる現実が、本当に正しい姿なのかってことを、真剣に考えたくなる内容なんと違うかな。

映画の作品としては、少しセンチメンタルすぎるとこもあるんやけど、頭を丸めて頑張った主演女優に敬意を表し、改めて原発反対ってことを、言いたいなぁって思うんよ!!

2018年1月 3日 (水)

『20センチュリー・ウーマン』

今日は、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされた作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督のマイク・ミルズの母親をモチーフにした、半自伝的な作品ってことらしく、アカデミー賞でのノミネートの他、ゴールデン・グローブの作品賞と女優賞や、放送映画批評家協会賞の主演女優賞と助演女優賞のノミネートなど、いろいろと評価されたみたいなんよね。

監督のマイク・ミルズといえば、前作の『人生はビギナーズ』でクリストファー・プラマーがアカデミー賞の助演男優賞を受賞したり、ちょっと話題になってたっけ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

20センチュリー・ウーマン / 20th Century Woman   ★★★☆☆   (2016年)

監督:マイク・ミルズ
出演:アネット・べニング、ルーカス・ジェイド・ズマン、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ダレル・ブリット=ギブソン、ローラ・ウィギンス、アリア・ショウカット、ナサリー・ラヴ、アリソン・エリオット

夫と離婚し、40歳の時に生まれた息子とふたりで暮らす彼女の家には、間借りしている若い写真家の女性と、家の修理を依頼された便利屋の男が一緒に住んでおり、近所に住む息子の幼馴染がよく遊びに来ていた。思春期を迎えた息子のことがよく分からない母親は、息子と年齢が近いふたりの女性に、教育係として息子の相談に乗って欲しいとお願いするのだが.........................ってなドラマ?!

多感な時期を過ごす少年が、シングルマザーとして頑張る母親と、若いふたりの女性に囲まれながら、いろんなことを教わりつつ、成長していく様を描くってところなんやろね。

70年代終わりという時代を背景に、価値観が変わり行く世の中で生きてる“家族”のドラマってことで、なんとなく分からんでもないんやけど、ちょっと全体として話が散漫な印象で、思ったほど入り込めんかった(苦笑)

もともとファニング姉妹は、まとめて苦手ってのもあるんやけど、個人的にはグレタくんの、どこかサバサバした演技が気になって、その部分については楽しめたかも。

監督さんの母親をモデルにした半自伝的なドラマってことらしく、作り手の思いいれはあるんやろうけど、そこに普遍的なメッセージを感じられるかと言われると、ちょっと響くものが少なかったかもね?!

2018年1月 2日 (火)

『秒速5センチメートル』

今日は邦画のアニメをひとつ、ご紹介♪

ちょうど『君の名は。』が地上波で初登場というタイミングを狙って、思いっきり便乗しようという下心を全開にして、取り上げようってね(笑)

今や絶賛されまくりの新海監督やけど、最初に注目されたのは、たぶんこの作品やったんと違うんかな。アジア太平洋映画祭なるイベントで賞をもらったりして、海外でも話題になったみたいなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

秒速5センチメートル   ★★★☆☆   (2007年)

監督:新海 誠
出演:(声の出演)水橋研二、近藤好美、尾上綾華、花村怜美

小学校の卒業式の日を最後に離れ離れになった男の子と女の子、互いに素直な気持ちを相手に伝えられずに後悔するふたりの恋の行方は.............ってな、3話からなる短編アニメ?!

桜の花の散る速度や、トラックの進む速さ、人と人の距離、切ない恋心を背景にして、悩みながら生きる、男と女の距離感ってのを、うまく短い映像でまとめ上げてるあたり、なかなかスゴイなぁって思ったよ。

3話で区切った話は、どれも切なく、誰の心の中にもある想い出に、どこか寄り添ってリンクするようなところが、観る側の心をさりげなくクスグルんやろね。

ちょっぴり“ヘタうま”なテイストの絵と、小学生から声がまったく変わらない主人公ってのに若干の限界を感じつつ................それでも、過ぎ去りし青春の日々に想いを馳せてみたりして.................なんて?!(笑)

2018年1月 1日 (月)

『サージェント・ペッパー ぼくの友だち』

新年あけましておめでとうございます♪

というわけで、今年の最初の作品は何にしようかと思ったんやけど、なんとなくホッコリした気分でスタートしたいかなぁってことで、ちょっと前のヨーロッパ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるサンドラ・ネットルベックってひとは、デビュー作の『マーサの幸せレシピ』ってのが大ヒットして、ドイツ映画賞で主演女優賞を受賞したのをはじめ、スペインのゴヤ賞でもノミネートされたりと、話題になったんよ。

この作品が2作目にあたって、その後にマイケル・ケインが主演した作品なんかも撮ってるんやけど、どうも日本では紹介されてないみたいなんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

サージェント・ペッパー ぼくの友だち / Sergent Pepper   ★★★★   (2004年)

監督:サンドラ・ネットルベック
出演:ニール・レナート・トーマス、クレオ(犬)、ウルリク・トムセン、カロリン・プライン、ヨハンナ・テア・ステーゲ、オリヴァー・ブロウミス、アウグスト・ツィルナー、リチャード・ホープ、ペーター・ローマイヤー、(声の出演)フロリアン・ルーカス

人間でいることや嫌な、トラの着ぐるみを愛用する少年が出会った一匹の犬、彼は元の飼い主から莫大な財産を相続し、命を狙われた犬だった...................ってな、ちょっとナンセンスな物語?!

まぁね、そもそものところで、犬と子供を主人公にするのは、半ば定番の反則技(?)なわけやけど、それに加えて、なんとなく“ゆるい”展開と、素朴な感じが心地いいんやなぁ(笑)

ありがちではあるんやけど、動物との友情やったり、言葉と心を通わせるってなところが、子供の頃に思い描いてた想像の世界を呼び覚ましてくれて、心をくすぐるんよね。

少しドタバタのコメディ・タッチでありながら、子供の世界ってのを、自然に、そして丁寧に描いた内容には、観る側をいつのまにかホッとさせる、そんな説得力があるんよな?!(笑)

« 2017年12月 | トップページ