『20センチュリー・ウーマン』
今日は、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされた作品をひとつ、ご紹介♪
この作品、監督のマイク・ミルズの母親をモチーフにした、半自伝的な作品ってことらしく、アカデミー賞でのノミネートの他、ゴールデン・グローブの作品賞と女優賞や、放送映画批評家協会賞の主演女優賞と助演女優賞のノミネートなど、いろいろと評価されたみたいなんよね。
監督のマイク・ミルズといえば、前作の『人生はビギナーズ』でクリストファー・プラマーがアカデミー賞の助演男優賞を受賞したり、ちょっと話題になってたっけ。
というわけで、そんな作品の感想は....................?!
20センチュリー・ウーマン / 20th Century Woman ★★★☆☆ (2016年)
監督:マイク・ミルズ
出演:アネット・べニング、ルーカス・ジェイド・ズマン、エル・ファニング、グレタ・ガーウィグ、ビリー・クラダップ、ダレル・ブリット=ギブソン、ローラ・ウィギンス、アリア・ショウカット、ナサリー・ラヴ、アリソン・エリオット
夫と離婚し、40歳の時に生まれた息子とふたりで暮らす彼女の家には、間借りしている若い写真家の女性と、家の修理を依頼された便利屋の男が一緒に住んでおり、近所に住む息子の幼馴染がよく遊びに来ていた。思春期を迎えた息子のことがよく分からない母親は、息子と年齢が近いふたりの女性に、教育係として息子の相談に乗って欲しいとお願いするのだが.........................ってなドラマ?!
多感な時期を過ごす少年が、シングルマザーとして頑張る母親と、若いふたりの女性に囲まれながら、いろんなことを教わりつつ、成長していく様を描くってところなんやろね。
70年代終わりという時代を背景に、価値観が変わり行く世の中で生きてる“家族”のドラマってことで、なんとなく分からんでもないんやけど、ちょっと全体として話が散漫な印象で、思ったほど入り込めんかった(苦笑)
もともとファニング姉妹は、まとめて苦手ってのもあるんやけど、個人的にはグレタくんの、どこかサバサバした演技が気になって、その部分については楽しめたかも。
監督さんの母親をモデルにした半自伝的なドラマってことらしく、作り手の思いいれはあるんやろうけど、そこに普遍的なメッセージを感じられるかと言われると、ちょっと響くものが少なかったかもね?!
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