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2018年1月 4日 (木)

『みえない雲』

今日は、ドイツの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、実は前から紹介したいなぁって思ってたんやけど、テーマが原発事故だけに、3.11以降はいろいろとリアルに考えさせられるものがあって、ずっと後回しにしてたんよ。

先の選挙で与党が圧勝して、気がついたら、当初の稼働年数を勝手に延長したり、強引な“安全”の線引きのもと、当たり前のように次々と原発が再稼働されようとしているなか、ホンマにそれでエエんかいなっていう思いを抑えきれなくなって、正月気分の抜けきれないなか、敢えて選んだってわけ。

というわけで、そんな作品の感想を.....................?!

みえない雲 / Die Wolke   ★★★☆☆   (2006年)

監督:グレゴール・シュニッツラー
出演:パウラ・カレンベック、フランツ・ディンダ、ハンス・ラウリン=バイヤーリンク、カリーナ・ヴィーゼ、リッキー・ミューラー、トマス・ヴラシア、ジェニー・ウルリヒ、クレール・エルカース、ガブリエラ・マリア・シュマイデ

自然に囲まれたドイツの田舎町に暮らす女子高生は、気になる転校生とキスをしたその時に、けたたましくサイレンが鳴る。恋の始まりにときめく心を奈落の底に落としたのは、80㌔離れた町にある原発の事故だった.................ってなドラマ?!

突然襲う恐怖に慄き、パニックに陥る人々、そんななかで、母親が不在で幼い弟を連れて、どうしていいかわからない10代の女の子の戸惑いが、さながら現実のように描かれてるんやね。

この作品が公開された当時は、知らないうちに、これだけ原発に囲まれた国に生活していながら、こんな事態は思いもせんかったんやけど、現実を目の当たりにした今となっては、身近にあり得る話であり、とてつもない恐怖感ってのを感じるんよ。

放射能の恐怖と戦う若者の姿を通して、今、数の論理で無条件に進められてる現実が、本当に正しい姿なのかってことを、真剣に考えたくなる内容なんと違うかな。

映画の作品としては、少しセンチメンタルすぎるとこもあるんやけど、頭を丸めて頑張った主演女優に敬意を表し、改めて原発反対ってことを、言いたいなぁって思うんよ!!

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