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2018年3月

2018年3月31日 (土)

『ブレードランナー 2049』

今日は、劇場で見逃したSF大作(?)をひとつ、ご紹介♪

1982年にリドリー・スコットが監督した『ブレードランナー』から35年後に誕生した続編ってことで、前作がカルト的な人気なだけに、かなり話題になって、結局、本国アメリカでは興行的に失敗したって話で“なんだ~”って失望の声が出つつも、アカデミー賞では撮影賞と視覚効果賞を受賞し、どうやら今回もマニア受けしてしまってる感が強かったりして(笑)

新たな続編で監督に抜擢されたドゥニ・ヴィルヌーヴってひとは、カナダの監督さんで、個人的には世界的に名を知られるキッカケになった『灼熱の魂』からのファンで、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールが共演した『プリズナーズ』、再びジェイク・ギレンホールを使った『複製された男』、そしてエミリー・ブラントが主演の『ボーダーライン』なんかを観て、ヒネリの効いた実録ものやサスペンスものが強いと思ってた。

それが、前作の『メッセージ』で、独自な手法で、見事にSFを料理して見せたところで、この作品への期待感が数段アップしたんよなぁ。

というわけで、日本でも賛否両論な意見が出てた作品の感想は.................................?!

ブレードランナー 2049 / Blade Runner 2049   ★★★★   (2017年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、レニー・ジェームズ、カルラ・ユーリ、ハリソン・フォード、ショーン・ヤング、デイヴ・バウティスタ、ジャレッド・レトー、ウッド・ハリス、ヒアム・アッバス、エドワード・ジェームズ・オルモス、バーカッド・アブティ

荒廃した世界のなかで、一度は廃止された精巧な人造人間(レプリカント)は、新たにウォレス社が社会を掌握するなかで、従順な新型が導入され、人類に敵対化する可能性のある旧型のレプリカントを捕獲する活動が続けられていたのだが...............ってな、近未来SFもの?!

ブレードランナーとしてレプリカントの捕獲にあたっていた、新型レプリカントである捜査官は、ある男を捕まえた際に、自分に関係するかもしれない、ある情報を手にするのだが............ってなことで、35年ぶりの続編ってことで、またまた独創的な話が展開するんよ。

最初のリドリー・スコット版のようなアジア・テイストの入り混じる世界観ってのが、より洗練されアップデートされた形で入ってるようで、そんな部分も含めたビジュアルで語られる世界観ってのは、かなりインパクトがあったよ。

それに加えて、ライアンくんの渾身の演技で、なんか話にグイグイと引き込まれてもうて、2時間半を超える尺ながら、まったく時間の長さを感じさせないデキやった。

結局、アカデミー賞では、技術系の部門のみのノミネートになったわけやけど、この内容の深みやったら、主要部門でも十分に勝負できてるって、ヴィルヌーブ監督好きな者から言わせると、そんな気がするんやけどね?!

2018年3月30日 (金)

『天使のいる図書館』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるウエダアツシってひとは、デビュー作の『リュウグウノツカイ』って作品で、そのちょっと異色なテーマで話題になって、その他では『桜ノ雨』って青春映画を撮ったりしてるひとやんね。

奈良県の葛城地域って場所を舞台にしてるみたいなんやけど、監督さんも奈良の出身ってことで、郷土愛のこもったご当地ムービーってことなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は...............................?!

天使のいる図書館   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ウエダアツシ
出演:小芝風花、香川京子、森本レオ、内場勝則、横浜流星、森永悠希、小牧芽美、飯島順子、龍谷さくら、吉川莉早、松田 岳

人間付き合いが極端に苦手な女の子は、職場である図書館にやって来たひとりの老女と知り合いになるうちに、少しずつ変わっていき................ってなドラマ?!

図書館で司書として働くものの、ちょっと変わり者の彼女は、周囲とうまくいかず、浮いた存在だったが、老女と彼女が持ってくる写真の場所を巡るうちに...........ってなことで、ひとりの女の子の成長を描くってとこなんかな。

いやぁ、なんやろかなぁ..............キャラクターの設定に違和感しかないもんやから、まったくといっていいほど、響かなかったわ(苦笑)

コミカルな要素を出したかったのかもしれんけど、あまりにも非現実的すぎて、共感するところが皆無で、かなりイライラしてもうたよ。

売り出し中の若手女優を使っての、ご当地映画ってことなんやろうけど、これはちょっとどうなんやろなぁ............?!

2018年3月29日 (木)

『あしたは最高のはじまり』

今日は、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、もともとはメキシコ映画で人気のコメディアン主演して話題になった作品を、フランスでリメイクしたものらしいんよね。

監督のユーゴ・ジェランってひとは、これが長編2作目らしいんやけど、デビュー作でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の新人監督賞にノミネートされたりして、なかなか注目されてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

あしたは最高のはじまり / Demain Tout Commence   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ユーゴ・ジェラン
出演:オマール・シー、グロリア・コルストン、クレマンス・ポエジー、アントワーヌ・ベルトラン、アシュリー・ウォルターズ、クレマンテイーヌ・セラリエ

南仏のリゾート地で、気ままな生活をしていた男のもとを、ある日、1年前に関係を持ったという女が生後3か月の女の子を連れて訪れ、そのまま赤ん坊を残して去ってしまう。彼女を追いかけてロンドンに向かうが..............ってなコメディ調の家族ドラマ?!

言葉の通じない異国の地で、赤ん坊を抱えて途方に暮れる男は、たまたま知り合ったプロデューサーの力を借り、必死に娘を育てるのだが...........ってなことで、ホノボノとした感動をってとこなんかな。

ちょっと型にはまり過ぎな感はあるものの、オマール・シーならではの、嫌味のない、コミカルなテイストの作品に仕上がってたね。

なんとなく話としてはムリがあるような気もするんやけど、すんなりと父子の強い絆ってのを感じさせてくれるあたりに、納得させられてしまうんやろなぁ?!

2018年3月28日 (水)

『アトミック・ブロンド』

今日は、アクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるデヴィッド・リーチってひと、一瞬、デビッド・リンチかと思ったんやけど(ベタですみません)、もともとスタントマンして活躍してたひとで、そこから監督業に入って来たらしいんよ。

キアヌ・リーヴスのキレキレのアクションが評価された『ジョン・ウィック』では、クレジットはないものの、共同監督という立場で参加してたみたいで、続編の『ジョン・ウィック:チャプター 2』では、製作総指揮をしてたんやって。

すでに、マーベルの『デッドプール』の続編の監督に決定してるらしくて、これからアクションを中心に人気になっていくんかな。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

アトミック・ブロンド / Atomic Blonde   ★★★☆☆   (2017年)

監督:デヴィッド・リーチ
出演:シャーリーズ・セロン、ジェームズ・マカヴォイ、エディ・マーサン、ジョン・グッドマン、ティル・シュヴァイガー、トビー・ジョーンズ、ビル・スカルスガルド、ジェームズ・フォークナー、ソフィア・ブテラ、ローランド・ムーラー、バルバラ・スコヴァ

東西冷戦が終わろうとしている頃、東ベルリンで各国の現役スパイの詳細が記録されたデータが持ち出され、ソ連、イギリス、アメリカ、フランスなど、各国の諜報機関が血眼で行方を追うなか、英国MI-6の敏腕女性エージェントは、ベルリンで別の諜報部員とコンタクトして、調査するよう、命じられるのだが................ってな、サスペンス&アクションもの?!

西ベルリンと東ベルリン、壁を隔てた両国間で、暗躍する諜報機関たち、様々な謎に包まれた状況で、ハゲしい騙し合いが........ってなことで、結構、グリグリとこねくり回してある話やったね。

そんな中、主役を演じるシャーリーズくんが、バリバリのアクションで銃をぶっ放したり、殴り合ったりで、スタント出身の監督さんってことで、かなりアクション重視な感じやった。

それなりにテンポもよく、飽きさせないな展開にはなってるんやけど、なんかヒネリすぎたのか、このオヤジの頭では、ちょっと最後はついて行けんかった?!(苦笑)

2018年3月27日 (火)

『獣道』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、プロデューサーがイギリスのひとらしく、一応、日英の合作映画ってことで、丁寧に英語のタイトルが付いてるんよなぁ。

監督の内田くんは、以前に紹介した渋川清彦が主演した『下衆の愛』の監督さんで、実は、その時のプロデューサーもこの作品と同じで、再びのタッグってことらしいんよ。

ちなみに、ヒロインを演じてる伊藤沙莉って若手の女優さん、子役出身らしく、最近では、NHKの朝ドラで米屋の娘役を演じてたりして、えらい活躍してるな。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

獣道 / Love & Other Cults   ★★★☆☆   (2017年)

監督:内田英治
出演:伊藤沙莉、須賀健太、吉村界人、アントニー、冨手麻妙、韓 英恵、松本花奈、でんでん、広田レオナ、毎熊克哉、矢部太郎、近藤芳正、水澤紳吾、日高七海、川上奈々美、マシュー・チョジック

母親が新興宗教にはまり、育児放棄したために、教団の施設で幼少期を過ごした女と、彼女の高校の同窓生の男、そんなふたりの周囲の人たちとの関係を描いた、シュールな青春ドラマ?!

自分の居場所を探して転々とする彼女は、他人の家で家族ごっこをしたりしつつ、やがて風俗の世界にまで堕ち............ってなことで、破天荒な人生を送る女の子と、密かに彼女に想いを寄せる男の子の波乱万丈の生き様をってね。

主演の伊藤くんの野太い声もあって(?)、なかなか弾けた作品に仕上がってたかな。大人になった須賀くんも、えらいワルな青年になってもうてるし..........(笑)

それほど、どうのこうのっていう感じの作品ではないんやけど、ある種の突き抜けたところと、潔さで、ボチボチと楽しめる、悪くないデキやったかな?!

2018年3月26日 (月)

『ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件』

今日は、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国スペインでは、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、主演男優賞を受賞してて、作品賞、監督賞や脚本賞、助演男優賞といったところでもノミネートを受けてて、かなりのヒットやったらしい。

監督をしてるロドリゴ・ソロゴイェンってひとは、本国ではTVドラマなんかで活躍してるみたいで、映画では短編映画でゴヤ賞の監督賞を受賞したり、新人監督賞にノミネートされたりで、かなり期待されてるみたいやね。

主演のアントニオ・デ・ラ・トレとは、次の新作でもタッグを組んでるみたいで、日本で公開されるかどうかは分からんけど、ちょっと楽しみかも。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件 / Que Dios Nos Perdone   ★★★☆☆ (2016年)

監督:ロドリゴ・ソロゴイェン
出演:アントニオ・デ・ラ・トレ、ロベルト・アラモ、ラウール・プリエト、ルイス・サエラ、モニカ・ロペス、マリア・バレステロス、ホセ・ルイス・ガルシア=ペレス、テレーサ・ロサーノ、マリア・デ・ナティ

老女が何者かによって殺される事件が起こり、金銭目的の強盗事件とみられたが、捜査にあたったふたりの刑事は、単なる強盗ではないと考え、捜査を進めるが...............ってなクラム・サスペンス?!

吃音でうまく話せない男と、暴力沙汰で謹慎を受けたばかりの男、ふたりの刑事は、相棒として老女ばかりを狙った連続強姦殺人事件の犯人を追う...........ってなことで、なかなか緊迫したテンションで展開するんよ。

まったくタイプの違う凸凹コンビのふたりが、ぶつかり合いながらも難事件に挑むってところで、なかなか絶妙なコンビネーションで良かったね。

ドラマとしては、話として十分なクォリティで申し分なかったんやけど、ちょっと個人的には、最後の終わり方に物足りなさを感じてもうたかなぁ..........?!

2018年3月25日 (日)

『ローサは密告された』

今日は、ちょっと珍しいところでフィリピンの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭で主演のジャクリン・ホセって女優さんが賞をもらってて、パルム・ドールの候補にもなってたらしいんよ。

監督のブリランテ・メンドーサってひとは、別の作品でカンヌ映画祭の監督賞を受賞したことがあり、ヴェネチアやベルリンでも賞をもらってたりして、かなり世界的にも注目されてるみたいやね。

この作品で描かれてる“世界”は、監督さんの知り合いのひとが実際に体験した話らしく、それを基に映画化したんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ローサは密告された / Ma'Rosa   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ブリランテ・メンドーサ
出演:ジャクリン・ホセ、アンディ・エイジェンマン、フェリックス・ローコー、フリオ・ディアス、バロン・ゲイスラー、ジョマリ・エンジェルス、メルセデス・カブラル、マリア・イザベル・ロペス

ダメ亭主と4人の子どもとマニラのスラム街で雑貨店を営みながら暮らす女は、麻薬を売っていたことで、夫と共に警察に連行されてしまうのだが...............ってなドラマ?!

クスリの売人をしゃべれば許してくれるハズが、さらに保釈金として高額な金銭を警察に要求され............ってなことで、フィリピンの現状を描くってとこなんかな。

ハンディを使い、ドキュメンタリーのようなテイストで撮られた映像から、なんとなくリアリティのある実録もの的な雰囲気が漂ってて、なかなかやったよ。

大統領の命令で、麻薬の取り締まりが厳しいって話は聞いてたけど、その裏では、この作品で描かれてるような、不正やたかり、腐敗がはびこってるんやろね。

スラムに暮らす、ひとつの家族の暮らしを切り取りながら、フィリピンの抱える問題をってところで、なかなか興味深い内容やったかな?!

2018年3月24日 (土)

『夜明けの祈り』

今日は、フランスとポーランドの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞にノミネートされたらしく、それ以外でもヨーロッパの映画祭を中心に、なかなかの評価を得たらしいんよ。

監督をしてるアンヌ・フォンテーヌってひとは、ルクセンブルグの出身らしんやけど、これまでもセザール賞で脚本賞や脚色賞なんかにノミネートされたり、ヴェネチアで賞をもらったりで、そこそこ知られた監督さんみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

夜明けの祈り / Les Innocentes   ★★★☆☆   (2016年)

監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:ルー・ドゥ・ラージュ、アガタ・ブゼク、アガタ・クレシャ、ヨアンナ・クーリグ、ヴァンサン・マケーニョ、トーマ・クマン、パスカル・エルソ、アンナ・プロフニアク、エリーザ・リチェムブル、カタジナ・ダンブロフスカ

第二次大戦の終戦直後のポーランドで、赤十字の活動に参加していたフランス人の女医は、助けて欲しいとすがってきた修道女に連れられて、彼女の暮らす修道院に向かうのだが...............ってな、実話を基にしたドラマ?!

ドイツ軍が去り、その後にやってきたソ連軍に暴行され、妊娠させられてしまった修道女たち、修道院の存続のためにも事態を明るみできないと院長に言われ、女医は仕事の合間に診療所を抜け出して、診察に訪れるのだが........ってなことで、なんとも辛い話やわ。

神に仕える身として、生活を律していたのが、野蛮な男たちによって、肉体的、精神的な苦痛を強いられ、“罪”に怯える、なんかやるせないよなぁ..............。

想像もしてなかった状況のなかで、間違いをそのまま糾弾できるかと言われれば、それも違うような気もするし、ちょっといろいろと考えさせられてもうたね。

戦争によって傷つけられる人権、それこそが大いなる間違いやってのは、よく分かるんやけど..............?!

2018年3月23日 (金)

『ダブルミンツ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の元ネタになってるのは、中村明日美子ってひとが書いたボーイズ・ラブ(BL)系の漫画らしいんやけど、まぁ、そんなのを、このハゲおやじが知ってるわけもなく.......(笑)

監督をしてる内田英治ってひとの作品は、オムニバス形式の『家族ごっこ』って作品が最初で、お気に入りの渋川清彦が主演した『下衆の愛』なんかで観たんやけど、インディーズ系の監督さんとしては、なかなか勢いのある感じかな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ダブルミンツ   ★★★☆☆   (2017年)

監督:内田英治
出演:淵上泰史、田中俊介、冨手麻妙、小木茂光、須賀健太、川籠石駿平、毎熊克哉、一ノ瀬ワタル、カトウシンスケ、高橋和也、川崎美海、菅原大吉

システムエンジニアとして働く男は、ヤクザの組でチンピラをしている高校時代の知り合いから呼び出され、女を殺したのですぐ来いと言われ、命令されるがまま、死体遺棄を手伝うことになるのだが.................ってなドラマ?!

名前の読みがまったく同じという因縁をもつふたりは、イジメの結果、一方が相手の犬になるという約束をして、高校時代は絶対的な服従関係になったが、大人になって久しぶりに再会したふたりには、以前とは微妙に異なり......................ってなことで、ヤクザものにBL(ボーイズ・ラブ)ものをかぶせた、なかなかのハードコアやったよ(笑)

この作品、主役を務める淵上くんの演技力ってのが光ってて、服従を強いられながらも、そこに様々な感情を加えながら、ビミョーに変化する関係ってのを、上手く表現してたかな。

まぁ、作品としてBLものに興味があるかどうかってのがポイントになるのかもしれんけど、そういう点では、個人的にはちょっと素直に楽しめる内容ではなかったかなぁ............................?!(苦笑)

2018年3月22日 (木)

『フィフティ・シェイズ・ダーカー』

今日は、前作で様々な話題を振りまいた(?)作品の続編をひとつ、ご紹介♪(笑)

これ、ベストセラーになった小説の映画化ってことで、前作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』では、その過激な内容もあって、注目されて、挙句の果てに、そのグタグタ感が評価されて、ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)でワースト作品賞、ワースト主演男優賞、ワースト主演女優賞、ワースト脚本賞、ワースト・スクリーン・コンボ賞の5冠に輝いたんよね。

あれだけ叩かれても、すでに3部作ってことでプロジェクトが進行してたがために、メゲルことなく公開されたのが、この第2部で、今回もラジー賞で8部門のノミネートを受けて、ワースト助演女優賞とワースト・リメイク・盗作・続編賞の2部門で受賞したらしい(苦笑)

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

フィフティ・シェイズ・ダーカー / Fifty Shades Darker   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ジェームズ・フォーリー
出演:ダコタ・ジョンソン、ジェイミー・ドーナン、リタ・オラ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、キム・ベイジンガー、ベラ・ヒースコート、エリック・ジョンソン、エロイーズ・マンフォード、マックス・マーティーニ

巨大企業のCEOをする男と恋に落ちるも、彼の性癖を受け入れられずに別れた女子大生は、就職して念願の出版社に就職するが、彼女を忘れられない彼からのアプローチは止まることなく、再会したふたりは、もう一度付き合うことになるのだが.................ってな、官能恋愛ドラマ??

過激な性癖への戸惑いから距離を置いたものの、互いに相手を求める気持ちは抑えられず...............ってことで、今回もドロドロに肉欲を貪る的な流れやったね(苦笑)

ベストセラーになった小説を映画化ってこともあってか、後には引けない(?)ダコタくんの体当たりっぷりが、まぁ、ある意味、女優生命をかけてるわけで、すごいなぁってのと、痛々しいなぁってのがミックスした気分やったよ。

3部作の真ん中ってことで、今回はサスペンス的な要素を匂わせて、より盛り上げてってことなんやろうけど、いかんせん、その結末は次作でってことみたいやから、なんや中途半端やったかな。

そもそも、イケメンの過激な性癖に、無垢な女性がどんだけ調教されて、染まってくかっていうのがドラマの流れみたいやから、その点に興味があれば楽しめるんやろうけど、そうやなかったら、単に金に物言わす勘違い男と、そんな彼に惚れてもうた女の、“どエロ”な恋愛ドラマなわけで、これってどうなんやろね??(笑)

2018年3月21日 (水)

『パターソン』

今日は、ジム・ジャームッシュの新作をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭のパルム・ドールの候補になった作品で、ついでに映画のなかの犬を表彰する“パルム・ドック”ってのを受賞したらしいんよ(笑)

カンヌ以外でも、様々な国の映画祭や映画賞で評価されてたみたいで、LA批評家協会賞では、主演のアダム・ドライヴァーが主演男優賞を受賞したんやって。

ちなみに、この作品に出演してる永瀬正敏は、実は1989年に日米合作で作られた『ミステリー・トレイン』っていう作品で、主役を演じた工藤夕貴と一緒に出演した縁もあって、この作品で久々のジャームッシュとのタッグが実現したらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

パターソン / Paterson   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ジム・ジャームッシュ
出演:アダム・ドライヴァー、ゴルシフテ・ファラハニ、バリー・シャバカ・ヘンリー、クリフ・スミス、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、チェイセン・ハーモン、永瀬正敏

ニュージャージー州にあるパターソンという街で路線バスの運転手をしている男は、いつも詩を考えては、それをノートに書き綴っていたのだが..............ってなドラマ?!

ちょっと個性的で、美しい妻と、愛犬のブルドッグと一緒に暮らす男の、とある一週間を追いかけながら、そのささやかな日常を切り取るってとこなんかな。

ありふれた日常と、そこで触れ合う、ちょっとユニークな人たち、淡々とした時間の流れのなかで、小さな水面の波紋のような瞬間を映し、ってあたりは、ジャームッシュ監督ならではの感性なのかもしれんね。

日記のように綴られるストーリーと、そこに印象的にかぶせてくる詩の朗読、いたって地味な作りではあるんやけど、そんなユッタリとした流れが、案外、心地よかったりもするのかもなぁ?!

2018年3月20日 (火)

『パパのお弁当は世界一』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは、ひとりの女子高生が、自分のためにお弁当を作り続けてくれた父親への感謝のTwitter らしく、36万人が涙した...........ってのを映画にしたものなんやって。

監督をしてるフカツマサカズってひとは、どうやら音楽ビデオの監督さんとして有名らしく、また、主役のパパ演じてる渡辺くんは、TOKYO No.1 Soul Setのひとで、自身も息子のために弁当を作り続けて、その料理エッセイが人気になったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

パパのお弁当は世界一   ★★★☆☆   (2017年)

監督:フカツマサカズ
出演:渡辺俊美、武田玲奈、清原 翔、田中 光、熊谷江里子、染野有来、萩野みかん、葵 叶望、中部良子、原 優理子

妻と離婚して、ひとり娘と二人で暮らすようになった男は、高校生になった娘のために、毎日お弁当を作ることにしたのだが....................ってな、実話を基にしたドラマ?!

まったく料理をしたことがなかった父親は、試行錯誤しながら弁当作りに励むが、最初はひどいデキで、それでも残さずに食べてくれる娘のために、会社の同僚からアドバイスをもらって、徐々に腕を上げていき.............ってことで、弁当を通じた父と娘の絆をってとこなんやろな。

話そのものは、基本的には心温まるエピソードで(ちょっと娘の行動が理解できないところもありつつ..............)、なるほど悪くないんやけど、全体の作品のテイストってのが、中途半端にコメディ調の演出をしてるあたり、どうもシックリとこんかった。

娘役の若手女優の売り出しのための、低予算で作った宣伝映画って位置づけなのかもしれんけど、盛り上がりや感動という点では、一人暮らしのハゲおやじには、ほとんど伝わるものはなかったかな?!(苦笑)

2018年3月19日 (月)

『DEVIL デビル』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、インド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、インド映画ではあるんやけど、パッケージに“アメリカのレビューサイトで93%の大絶賛”とか書いてあって、実際にスペインのマラガでやってる映画祭で作品賞を受賞したり、アジア・パシフィック・スクリーン・アワードってので主演男優賞を受賞したり、なかなかの評価やったらしい。

監督のアヌラグ・カシャップってひとは、イギリスのアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされたり、カンヌ映画祭でノミネートされたりと、本国インドだけやなくて、いろいろと注目されてるひとみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

DEVIL デビル / Raman Raghav 2.0   ★★★★☆   (2016年)

監督:アヌラグ・カシャップ
出演:ナワーズッディーン・シッディーキー、ソビタ・ドゥリパラ、ヴィッキー・コウシャル、ムケーシュ・チャーブラ

かつて41人を殺害した犯罪者に影響されて、実の妹とその家族すら、躊躇なく殴り殺す男と、そんな連続殺人犯を追うひとりの刑事との“つながり”を描く、インドのクライム・サスペンス?!

一度は捕まり、監禁されていたものの、逃げ出して殺人を繰り返す男は、自分を追いかけてくる刑事のひとりに、自分と同じ臭いを感じ、彼を挑発するように、殺人を繰り返し.....................ってなことで、なかなか練られたドラマが展開するんよ。

よくあるインド映画の能天気な歌と踊りってのとは違って、印象的な音の使い方っていう要素は活かしつつも、ドラマの内容でグイグイと攻めてくるあたり、なかなかエエんよね。

主役を演じるナワーズッディーンくんの表現する、ふてぶてしく抑えた狂気ってのが見ごたえあって、ちょっとゾクゾクしてもうたよ(笑)

インド映画でこのテイストってところでの意外性がありつつ、そのクオリティの高さに驚かされた作品は、ちょっとクセが強すぎて好き嫌いが分かれそうではあるんやけど、個人的にはおススメしてもいいかもって思えるだけのデキやったと思うんやけどね?!

2018年3月18日 (日)

『シェイプ・オブ・ウォーター』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、今年のアカデミー賞作品賞を受賞した作品をひとつ、ご紹介♪

今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、作曲賞と美術賞の4部門を制したのが、この作品なわけやけど、他にもヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲ったり、ゴールデン・グローブや英国アカデミー賞で監督賞を獲ったり、いろいろと評価されてたんよ。

ギレルモ・デル・トロ監督というと、メキシコの出身で、“ヘルボーイ”のシリーズで人気になり、『パンズ・ラビリンス』では、その独特な作風を“ダーク・ファンタジー”って言葉で絶賛されてったけ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

シェイプ・オブ・ウォーター / The Shape Of Water   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:サリー・ホーキンス、リチャード・ジェンキンス、マイケル・シャノン、ダグ・ジョーンズ、オクタヴィア・スペンサー、マイケル・スタールバーグ、デヴィッド・ヒューレット、ニック・サーシー、ローレン・リー・スミス、ナイジェル・ベネット、モーガン・ケリー

政府機関で清掃員として働いている、言葉のしゃべれない女性は、南米アマゾンから施設に研究対象として運ばれてきた水生生物に惹かれるのだが.............ってな、ちょっと異色の恋愛ドラマ?!

手話でしか話すことのできない“彼女”と、言葉を話さない謎の生物である“彼”、次第に心通じ合うふたりだったが、政府は彼の生体解剖を決め、別の組織も動き出し.........ってなことで、ファンタジーと恋愛にサスペンスを混ぜてってとこなんかな。

この作品、ヒロイン役にメジャーどころのキレイな女優さんやなくて、あえてサリー・ホーキンスをキャスティングしたところが、おそらく良かったんやろうと思うんよ。

脇に悪役をやらせたらピカイチのマイケル・シャノンがいて、癒し系(?)のジェンキンスおじさん、スパイスが効くオクタヴィアおばちゃんと、“適材適所”なキャスティングやったし(笑)

細かい笑いを散りばめ、サスペンス調に展開し、ってところで、監督さんの遊び心を感じつつ、上手く“異形の愛”の形を映し出したドラマは、おそらく好みが分かれるとは思うんやけど、個人的には悪くなかったね。

まぁ、これがアカデミー賞の作品賞で、この1年の映画の代表作って言われると、多少の違和感があるんやけど、とりあえずデル・トロ監督が好きなひとには、持ち味を存分に堪能できる一品なんと違うかな?!

2018年3月17日 (土)

『リバティーン』

今日は、ジョニー・デップがコスプレで出演したイギリス映画をひとつ、ご紹介♪(笑)

この作品、もともとは出演者であり、製作にも名を連ねてるジョン・マルコヴィッチが、自ら舞台で主役を演じてたモノを、ジョニー・デップを迎えて映画化したらしいんよ。

初期の非メジャーな作品を好んでたジョニー・デップが、パイレーツ・オブ・カリビアンで注目されて、ハリウッドのメジャー作品に引っ張りだこになり始めた頃で、この作品への出演を決めたってのは、なんとなく分かる気もするね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

リバティーン / The Libertine   ★★★☆☆   (2004年)

監督:ローレンス・ダンモア
出演:ジョニー・デップ、サマンサ・モートン、ジョン・マルコヴィッチ、ロザムンド・パイク、トム・ホランダー、ケリー・ライリー、フランチェスカ・アニス、ルパート・フレンド、ポール・リッター、スタンリー・タウンゼント、ジョニー・ヴェガス、ジャック・ダヴェンポート

17世紀のイギリスに実在した、ひとりの放蕩詩人ロチェスター伯爵の、破滅的で破天荒な生き様を描いた人間ドラマ?!

王の寵愛を受けるものの、酒に溺れ、性欲に狂い、自ら破滅的に生きる男、そんな彼が芝居小屋でひとりの女優と出会い、恋に落ちるのだが...................ってね。

プロローグから毒を吐くデップの演技は、最後までブレることなく、突き進むんやけど、その圧倒的な存在感を見てると、この作品はデップなくしては成立しないと言っても過言やないやろなって思ったよ。

視線や表情のひとつひとつがセリフ以上の物語を語ってて、とりわけ、デップくんとモートンくんのセリフの掛け合いは、ふたりの役者の間に化学反応が起こってることを感じさせるほどで、アップを多用した映像は、うまくその空気を映してた。

世の中を嘲笑いながらも、孤独な寂しさと悲哀を内に秘めたひとりの男の姿は、あまりにもハゲしく、そして深い虚しさを映し出してるんよなぁ。

かなりストレートな表現に、決して観てて楽しい内容ではないんやけど、ただ、こうして演じる役者の唯一無二の演技ってのは、それを観るだけの価値はあるって思わせてくれるんよね!?

2018年3月16日 (金)

『ある朝スウプは』

今日は、ちょっとインディーズ系の邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、製作はちょっと前なんやけど、当時、ぴあのやってるPFFアワードでグランプリを受賞したりして、かなり注目されたんよな。

その後は、お蔵入り映画を作ったり、WebやTV向けの作品を監督したりしつつ、本業は脚本の方で活躍してて、今、ちょうど劇場でやってる『坂道のアポロン』や、ちょっと前に紹介した『トリガール!』、小栗 旬の主演した『ミュージアム』、山田孝之とピエール瀧が共演した『凶悪』の脚本を書いたりしてるみたいなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は................................?!

ある朝スウプは   ★★★☆☆   (2003年)

監督:高橋 泉
出演:廣末哲万、並木愛枝、木村利絵、高橋 泉、垣原和成

ある日、電車のなかで突然に発作が起きてパニック障害になり、普通の生活が送れなくなり、やがて新興宗教にのめり込む男と、そしてそんな男と同棲し、彼を支えようと必死になる女、ふたりのすれ違う心を描く人間ドラマ?!

この作品、出演者を見てもマイナー感たっぷりなんやけど、そんな低予算のなかで、なかなか工夫して作り上げてるのが分かるところがナイスなんよなぁ。

ひょっとすると意図的ではないのかもしれんけど、いかにも荒削りな映像と、被写体グッとに接近した印象的なカット、それらだけで十分個性的な世界を築き上げてるんよ。

好きな相手が目の前で壊れていく悲しさと、必死になればなるほど、離れていくお互いの距離、なんともやるせないトーンで、静かに、そして冷静に描かれた、ある一組の男女の関係のドラマは、なかなか悪くないんよね?!

2018年3月15日 (木)

『ニュー・ワールド』

今日は、テレンス・マリック監督の作品をひとつ、ご紹介♪

世間的に“巨匠”とか言われて評価されてる監督さんで、どうにも個人的に理解できないのが、実はテレンス・マリックなんよなぁ(苦笑)

カンヌ映画祭で監督賞やパルム・ドールの受賞歴があり、ベルリン国際映画祭でも金熊賞を獲って、アカデミー賞でも2度も監督賞でノミネートされてる、そう考えると確かに一流なんやろうけどね。

経歴を見ると、ハーバード大とオックスフォード大を卒業して、MITで哲学の講師をしてて、そこから映画の世界に入ったってことみたいで、そんなあたりで、作品自体が超インテリで、かつ哲学的な難解さがあって、このハゲおやじみたいな俗人には、理解できないってことなんかも(苦笑)

そんなわけで、少しイジケながらの感想は...................?!

ニュー・ワールド / The New World   ★★☆☆☆   (2005年)

監督:テレンス・マリック
出演:コリン・ファレル、クオリアンカ・キルヒャー、クリスチャン・ベール、クリストファー・プラマー、オーガスト・シェレンバーグ、デヴィッド・シューリス、ベン・メンデルソーン、ラオール・トゥルヒージョ、ノア・テイラー、ベン・チャップリン、ジョナサン・プライス、ジェイミー・ハリス、ジョン・サヴェージ

未開の地アメリカに入植したイギリス人の一行は、インディオと対峙しながら困難な日々を過ごす。部族の長と交渉するために乗り込んだひとりの男は、囚われながらも、そこで美しい少女と運命的な出会いをする.................ってなドラマ?!

美しく、印象的な映像を散りばめながら、パンチの効かない安っぽい脚本をさも意味ありげに観せる..................ちょっと言葉は悪いけど、いやぁ、なんや晩年の黒澤映画を観てるようやったね(苦笑)

この監督のことを“巨匠”って呼ぶことに、なんや改めて疑問を感じてまうくらいに、あくびを抑えるのが至難の業(わざ)やったわ....................。

だいたい、インディオのなかにどう見ても白人やヒスパニック系の人が混ざってるこのリアリティのなさは、作り方としては、どんなもんなんやろね。

「残されたのは38人か」といいつつ、その後の戦闘で人がバタバタ倒れても、人間の数が一向に減らないとか、わずか数ヶ月で英語を流暢に話しだすインディオとか................なんか考えれば考えるほどアホらしくなってもうてなぁ.......................!?(苦笑)

2018年3月14日 (水)

『しあわせな人生の選択』

今日は、スペインとアルゼンチンの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞なんかを受賞した作品で、カタルーニャ地方の映画賞のガウディ賞でも6部門で受賞したらしいんよ。

監督のセスク・ガイってひとは、これが日本で初めての作品上映やったらしいんやけど、過去にカンヌ映画祭で賞をもらったり、ゴヤ賞でノミネートされたりと、本国では注目されてるひとみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

しあわせな人生の選択 / Truman   ★★★★☆   (2015年)

監督:セスク・ガイ
出演:リガルド・ダリン、ハビエル・カマラ、ドロレス・フォンシ、アレックス・ブレンデミュール、エドゥアルド・フェルナンデス、エルビラ・ミンゲス、ホセ・ルイス・ゴメス、ハビエル・グティエレス

末期がんを宣告された親友を見舞うため、カナダからスペインにやってきた男は、治療をやめることを決断した友を説得するつもりだったのだが................ってな友情ドラマ?!

久しぶりに再会した親友は、すでに死を覚悟しており、身の回りの整理を始めていて、長年一緒に暮らしていた愛犬トルーマンの里親探しをしていたのだが......................ってなことで、男同士の友情を軸に、“終活”を描くってとこなんかな。

病気モノってことで、湿っぽいドラマを想像するんやけど、主演のリカルドおじさんの味わい深い演技もあってか、それほど深刻になりすぎず、それでいてシッカリと胸に伝わるものがあるんよね。

細かいエピソードそれぞれは、まぁ、ありがちな感もあるし、それほどの意外な展開でもないんやけど、主演のふたりの“友情”を表現する絶妙な距離感みたいなものが、観ててよく分かるもんやから、淡々とした流れであっても、サラリと琴線に触れるのかも。

限られた時間のなかで繰り広げられる人生のひとコマは、暑苦しくなりすぎず、クールになりすぎずの程よさで、しっかりと胸に沁みてきたわ?!

2018年3月13日 (火)

『ろくでなし』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてる奥田庸介ってひとは、ぴあフィルムフェスティバルで入選したり、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で賞をもらったりして、注目されてるらしい。

主演の大西くんは、寺島しのぶと共演した『赤目四十八瀧心中未遂』って作品で、映画初出演で主役を演じて、いろんな映画賞で新人賞を受賞したりしたんやけど、その後もコツコツと作品に出演して頑張ってる感じかな。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ろくでなし   ★★★☆☆   (2016年)

監督:奥田庸介
出演:大西信満、渋川清彦、遠藤祐美、大和田 獏、上原実矩、ヨウジヤマダ、毎熊克哉

日雇いの建設現場で働いていた男は、たまたま渋谷の町で見かけた若い女に惹かれて、彼女が働いているヤクザが経営するナイトクラブに行ったのをキッカケに、その組の手下になるのだが.........................ってなドラマ?!

寡黙で不器用な男と、そんな彼の兄貴分になる男、そしてクラブで働く女、そんな彼らの周りの人間模様をってところなんかな。

主人公の大西くんは、それなりに雰囲気を作って、ヤクザになりきれない半端ものを演じてはいるんやけど、そんな彼以上に渋川くんの、主役を食う存在感ってのが秀逸やったよ。

それに加えて、あまり汚れ役のイメージのない大和田おじさんが、とことん下衆なヤクザを演じてるところが、かなり意外やったんやけど............(笑)

場末のクラブを舞台に、ぶつかり合う人間模様、盛り上がりとしてちょっとどうかとは思うけど、渋川くん好きとしては、それなりに楽しめたかも?!

2018年3月12日 (月)

『バンド・エイド』

今日は、劇場で未公開の作品のなかからひとつ、ご紹介♪

この作品、カルガリー・アンダーグラウンド映画祭なるところで賞をもらった他、あのサンダンス映画祭で審査員賞にノミネートされて、評価されたらしいんよ。

監督をしてるゾーイ・リスター=ジョーンズってひとは、もともと女優さんとしてドラマや映画に出演してて、どうやらこれが監督としてはデビュー作のようで、脚本と製作も自分でやりつつ、主演も務めてるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

バンド・エイド / Band Aid   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ゾーイ・リスター=ジョーンズ
出演:ゾーイ・リスター=ジョーンズ、アダム・パリー、フレッド・アーミセン、レタ、ハンナ・シモーヌ、スージー・エスマン、ラヴィ・パテル、ブルックリン・デッカー

子供のいない夫婦は、お互いにストレスを抱え込み、喧嘩ばかりしていたが、ある日、バンドを組んで、夫婦喧嘩を歌にして発散しようということになり、ちょっと変わった隣人を巻き込んで、自宅のガレージで演奏を始めるのだが.....................ってなドラマ?!

デザイナーの夫と小説家になりたかったが、諦めて運転手をしている妻、口を開けばののしり合う、そんなふたりが、一緒に曲を作りながら自分の気持ちを吐き出すことで、次第に素直に向き合えるように........................ってな感じで、音楽セラピーをドラマにしたようなものなんかな。

ちょっとワケありな夫婦が、一緒に暮らしていても、うまく向き合えないってところで、気持ちを言葉にして、音楽にのせてってところで、なかなか悪くなかったね。

小粒な低予算作品ではあるんやけど、ちょっぴり切なさや思いやりが出てて、最後にはホッコりできるところは、トータルでみると、意外と楽しめるって感じかもね?!

2018年3月11日 (日)

『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』

今日は、チェコ、イギリス、フランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるショーン・エリスってひとは、イギリスのひとで、もともとはファッション・フォトグラファーとして活躍してて、『フローズン・タイム』って作品で映画監督としてデビューして、一気に注目を浴びたんよ。

独特の映像美を表現するあたり、さすがプロのカメラマンやなぁって思わせたデビュー作やったんやけど、その後、フィリピンのマニラにあるスラムの現実を描いた『メトロマニラ 世界で最も危険な街』で、単なる映像美だけやない、骨太なストーリー・テラーぶりを見せつけて、驚かせてくれたんよなぁ。

そんな監督さんの最新作ってこともあってか、この作品は、劇場で公開時にそこそこ話題になったんやけど、その時に作品の内容以上に、邦題のひどさに注目が集まってたんよ。

原題をそのまま訳すと、確かに伝わらないとは思うけど、それでもこのB級感が漂いまくるタイトルは、さすがにどうかって気はするよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 / Anthropoid   ★★★★☆   (2016年)

監督:ショーン・エリス
出演:キリアン・マーフィ、ジェイミー・ドーナン、シャルロット・ル・ボン、アンナ・ガイスレロヴァー、トビー・ジョーンズ、ハリー・ロイド、ビル・ミルナー、サム・キーリー、マルチン・ドロチンスキ、ヴァーツラフ・ネウジル、イジー・シメック、ショーン・マーホン

チェコスロバキアを占領したナチスは、ラインハルト・ハイドリヒが先頭にたって、圧政を行っていたなか、ロンドンのチェコの亡命政府の命を受けて、ふたりの男がパラシュートでプラハに降り立ち、ハイドリヒ暗殺の行動を起こすのだが...............ってな、史実を基にしたドラマ?!

ナチスの支配下にある国を救うため、レジスタンスの協力を得て、作戦を実行しようとする男たちだったのだが..........ってなことで、緊迫のドラマが展開するんよ。

チェコの話で、登場人物が英語で話すって時点で、正直、ちょっとリアリティがなぁ.....なんて思ったんやけど、キリアンくんやジェイミーくんの演技を見てると、そんなのはどうでもエエかって思えるくらい、なんやグッときてもうた(笑)

ナチスに奪われた国を救いたい、そんな熱い気持ちと、その行動によってもたらされた現実、そんな中で、彼らが起こしたアクションによって、歴史は動いたって思えると、少し救いがあるんかもなぁ...............?!

2018年3月10日 (土)

『きっと、いい日が待っている』

今日は、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

監督をしているイェスパくんは、デンマーク出身のひとで、自国では、TVシリーズを手掛けたりして、そこそこ人気があるっぽいんやけど、作品が日本で公開されたのは、これが初めてなんやって。

この作品で悪役を演じてるラース・ミケルセンってひとは、実は、デンマークが誇る名優、マッツ・ミケルセンのお兄さんにあたるひとらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

きっと、いい日が待っている / Der Kommer En Dag   ★★★★   (2016年)

監督:イェスパ・W・ネルスン
出演:ラース・ミケルセン、ソフィー・グローベール、アルバト・ルズベク・リンハート、ハーラル・カイサー・ヘアマン、ラース・ランゼ、ラウリツ・スコフゴー・アナスン、ソニア・リヒター、ダーヴィッド・デンシック、ソールビョルク・ホイフェルト

父親が亡くなり、母親と一緒に暮らしていた兄弟だったが、母親が病気になって入院することになり、児童養護施設に入ることになったのだが、そこでは院長をはじめ、他の子供からもイジメや体罰があり................ってな、実話を基にしたドラマ?!

母親が治れば、すぐに施設を出て、家に帰れると信じる兄弟だったが、そこでの生活はツライもので、様々な虐待に耐えるのだが.....................ってなことで、なんや描写が少しキツかったわ。

宇宙飛行士になることを夢見る弟と、そんな彼を守ろうと必死の兄、途中までの悲惨な状況に、胸が締め付けられてもうてなぁ。

それでも、どんな状況でも諦めない気持ちや、仲間を信じることで、ほんの小さなステップから、状況は変わる、そんな希望のある展開に、救いがあったよ。

大人の理不尽と、子供の純粋な気持ち、そんなもののせめぎ合いをシリアスに映し出したドラマは、地味ではあるんやけど、グッと伝わってくるものがあるんよね?!

2018年3月 9日 (金)

『幼な子われらに生まれ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタの原作は、重松 清の小説なんやってね。この話は読んだことないんやけど、重松 清の小説はよく読んでて、派手さはないものの、じっくりと響いてくるあたり、好きなんよなぁ。

監督の三島くんは、女性監督としては、そこそこ売れっ子の部類になるんやろうけど、個人的な好みでいうと、ちょっとズレてて苦手やったりして(苦笑)

なんてことを思いつつ、鑑賞した感想は.....................?!

幼な子われらに生まれ   ★★★☆☆   (2017年)

監督:三島有紀子
出演:浅野忠信、田中麗奈、寺島しのぶ、水澤紳吾、鎌田らい樹、新井美羽、南 沙良、宮藤官九郎、池田成志

再婚相手の娘ふたりと一緒に暮らす男には、別れた妻との間にも娘がひとりおり、元妻とその再婚相手と暮らしており、時々、会っていたのだが、再婚相手が自分の子供を妊娠したことで、微妙に状況が変化し.......................ってな家族ドラマ?!

義理の父親として、実の子と同じように子供たちと接しようとするものの、長女は本当の父親に会いたいと言い出し、新たな命の誕生を前に、家族はバラバラになりそうに..................ってなことで、血のつながらない親子関係の難しさを映すってとこなんかな。

ひとつ屋根の下で暮らしながらも、本当の親子ではないという微妙な関係のなかで、年頃の子供の複雑な心境と、それにどう対処していいか分からない大人の揺れる気持ちをってね。

父親を演じる浅野くんの、いつもながらの、かなり不器用な演技が、リアルな人間関係を表現してるって言えなくもないんやけど、どうもやっぱり、どこか不器用が過ぎて、うまく入り込めんかった(苦笑)

むしろ、子供たちの方が、まっすぐな目で大人たちを見つめるあたりに、力強さと、苦悩ってのが、よく表現できてたかも。

離婚したり、再婚したりするケースが増えて、こういった家族のあり方ってのをテーマに、ってのは、ある意味、時代を表してるのかもしれんなぁ...................なんて思ったりして?!

2018年3月 8日 (木)

『リトル・イタリーの恋』

今日は、恋愛ものをひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるジャン・サルディってひとは、ジェフリー・ラッシュが主演してアカデミー賞の主演男優賞を受賞した『シャイン』って作品や、レイチェル・マクアダムスが出演してた『きみに読む物語』なんかの脚本を書いてたひとなんやって。

主役を演じてるジョヴァンニ・リビシって役者さん、ちょっとクセのある演技が得意で、脇役俳優として、結構、好きやったんやけど、最近はメジャー作品で見かけることが少なくて、ちょっと淋しいいんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

リトル・イタリーの恋 / Lover's Brother   ★★★☆☆   (2003年)

監督:ジャン・サルディ
出演:ジョヴァンニ・リビシ、アメリア・ワーナー、アダム・ガルシア、シルヴィア・ドゥ・サンティス、バリー・オットー、エレノア・ブロン、ジョー・ペトルッツィ

オーストラリアに移住し、仲良く暮らすイタリア人の兄弟だったが、真面目で内気な兄の悩みは、なかなか結婚相手がみつからないことだった..............ってな恋のドタバタを描いた恋愛もの?!

ある時、兄がイタリアに住む女性に手紙で結婚を申し込んだらO.K.の返事が来るのだが、しかし、手紙に同封した写真はイケメンの弟の写真で、ドタバタとってね。

遠路はるばるオーストラリアにやって来たイタリア娘、そんな清楚さと情熱ってのが、そのつぶらな瞳に................てなわけで、いやぁ~、ヒロイン役のアメリアくん、なかなかのキュートさで、思わずウットリと眺めてもうたよ(笑)

話の展開は、ちょっとありきたりで都合が良すぎる感がアリアリで、結論が読めてしまうところが、もうひとつ面白みに欠けるってね。

それでもイタリア系のもつユーモアが会話に出てたりして、ベタな割にはそれ程、悪くはない出来やったかなぁ。芸達者なリビシくんは、今回も期待を裏切ることなく、控え目に存在感を放ちつつってところで、観てて安心できるしなぁ。

まぁ、ハッピー・エンドなラブ・ストーリー、それに文句をつける気もないなぁって思いつつも、でもやっぱり、ベタすぎるエンディングは、ヤリ過ぎやったかも.......................?!(苦笑)

2018年3月 7日 (水)

『ブロークン・フラワーズ』

今日は、ちょっと前の作品で、オフ・ビートなコメディをひとつ、ご紹介♪

ジム・ジャームッシュといえば、個人的には、万引きする前のウィノナ・ライダー主演の1991年製作の『ナイト・オンザ・プラネット』や、ジョニー・デップが主演した1995年製作の『デッドマン』が大のお気に入りなんよね。

80年代から活躍しだして、カンヌ映画祭では、何度もパルム・ドールの候補になってるんやけど、長編では受賞してなくて、その代わりといったらなんやけど、この作品でグランプリを獲ったんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ブロークン・フラワーズ / Broken Flowers   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、ジェシカ・ラング、フランセス・コンロイ、クロエ・セヴィニー、ティルダ・スウィントン、ジュリー・デルピー、マーク・ウェバー、アレクシス・ジーナ

一代で財産を築き、今は気ままに暮らす冴えない中年男の元に、1通のピンクの便箋に入った手紙が届き、そこには19歳になった息子の話が書かれており、お節介な隣人に言われるまま、20年前に付き合っていた元カノを訪れて、真相を探ることに................ってな、ちょっと異色なロードムービー?!

独特な音楽をバックに展開するオフビートな人間模様は、とぼけた笑いに、ちょっと風変わりな登場人物、主演のマーレイおじさんらしい、捻(ヒネ)くれた演技がなかなか作品にマッチして、味わい深かった。

生活に追われるわけでもなく、家庭を築くわけでもなく、日常をどこか無関心に生きてた男が、突然息子という存在で過去とつながり、そして将来というものを突きつけられ、戸惑う様子が、なんとも程よいコミカルさで滑稽に描かれてるんよ。

まぁ、物語としては、少し中途半端に終わってもうてる気がするんやけど、そこが観る側に余韻として考えさせるとこなんかもしれんね。

なんかね、やたらと必死に追いかけてる姿が、妙に切なくて........................?!(笑)

2018年3月 6日 (火)

『コンセント』

今日は、ちょっと古めの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、原作となっているのが田口ランディって作家さんの小説なんやけど、一時、ちょっと読み漁ってた時期があったりして、それなりに好きな物書きさんなんよ。

あまり映画化されてるわけではないんやけど、加瀬 亮がブレイクするキッカケになった(?)熊切和嘉が監督した『アンテナ』ってのが、もうひとつの映画化されたヤツで、そっちがかなり強烈なインパクトがあったために、この作品にも期待して、ちょっと観てみたんやけどね。

ちにみに、監督をしてる中原 俊といえば、もともと日活ロマンポルノでデビューしたんやけど、つみきみほ なんかが出演した学園ドラマ『桜の園』や、『12人の優しい日本人』あたりの作品は好きやったんやけど.................。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

コンセント   ★★☆☆☆   (2001年)

監督:中原 俊
出演:市川実和子、村上 淳、つみきみほ、木下ほうか、夏八木 勲、小市慢太郎、不破万作、りりィ、甲本雅裕、梅沢昌代、斎藤 歩、鹿瀬陽子、山上賢治、木村明子

引きこもりだった兄が、ある日、餓死した状態で発見され、そんな兄の死の理由を捜しながら、自分探しをする妹だったのだが..................ってなドラマ?!

もともとの原作が、かなり映像化するのが容易ではない話ってのは十分に理解してはいるつもりなんやけど.....................これは、ちょっとアカンよなぁ(苦笑)

小説を読んでしまってからの映画ってこともあってか、まず、キャストがイメージと違うんよ........................市川くんの“爬虫類”顔が、思い描いてた主人公像と、どうにも合わなくて.............。

でもって、その演技力ってのが、とても主人公の複雑な内面を表現するのには十分やなくて、作品のB級度を決定づけてもうてる感じやった。

映像の技法や使い方も、かえって安っぽさを演出してしまい、裏目になってもうたみたいで、原作は、せっかくの深みのある話なだけに、この映画化は、ちょっと残念やったね?!

2018年3月 5日 (月)

『ダブル・ガントレット』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、ちょっと古めのアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるキーラ・セジウィックって女優さんは、90年代にはゴールデン・グローブで助演女優賞にノミネートされたこともあったりで、当時は、それなりに売れてたんよね。

そんな彼女がブレイクするキッカケってのが、実は当時イケイケやったケヴィン・ベーコンと結婚したってのが大きかったんかもしれんなぁ。

主役の魅力って点では、あまりピンとこないひとも多いとは思うんやけど、この作品には、脇役として、現在もバリバリと頑張ってる若き日のスタンリー・トゥッチくんや、ちょっと前に残念ながら亡くなってもうたフィリップ・シーモア・ホフマンくんが出演してるところが、むしろポイントやったりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ダブル・ガントレット / Montana   ★★★☆☆   (1998年)

監督:ジェニファー・ライツェス
出演:キーラ・セジウィック、スタンリー・トゥッチ、ロビン・タネイ、ロビー・コルトレーン、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョン・リッター、エリック・ジェンセン、マーク・ブーン・Jr、イーサン・エイブリー、ピーター・フランシス・ジェームズ、レイノール・シェイン

マフィアの組織の一員として働く女は、ガンで余命の限られた相棒と、取引で消えた金を探しているうちに、陰謀に巻き込まれていくのだが...................ってなクライム・アクション.......ついでに.コメディ?!

特に捻りのない展開のなかで、それなりに銃撃があり、そこそこの“ロマンス”があり、ボチボチのできではあるんやけど、いかんせん全体的に作りが安っぽくて、たまらんかった(苦笑)

ヒロインの相棒役を演じてるトゥッチくんが、少し頼りない主人公を冷静に支える役どころってところで、クールさと若干のユーモアを混ぜて、結構いい味だしてたよ。

それに、やっぱりシーモア・ホフマンの脇役っぷりは、相変わらずの安定感で、その存在感についつい気を取られてまうってくらい、憎らしいかったわ。

しかし、未公開映画の宿命なのか、“モンタナ”ってなってる原題が、邦題では、よく分かったような、分からんようなタイトルに変更になるあたりが.................なんやろなぁ..........?!(苦笑)

2018年3月 4日 (日)

『RENT/レント』

今日は、なんとなく春のような陽気に誘われて(?)、お気に入りのミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルを映画化したもので、元ネタはピュリッツァー賞を受賞したりして、かなりの話題になったらしいんよ。

監督をしてるクリス・コロンバスといえば、80年代に『グーニーズ』『グレムリン』といった作品の脚本を書いて注目され、その後、『ホーム・アローン』で大ヒットを飛ばしたんよなぁ。

ハリー・ポッターのシリーズでも、最初の2作で監督をやったりして、その後も製作に回って、作品に関わってたんよね。

というわけで、娯楽系の作品が得意な監督さんが、ここまでミュージカルをうまく撮るんかって、ちょっと驚いた作品の感想は.......................?!

RENT/レント / Rent   ★★★★   (2005年)

監督:クリス・コロンバス
出演:ロザリオ・ドーソン、アダム・パスカル、アンソニー・ラップ、ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア、ジェシー・L・マーティン、トレイシー・トムズ、テイ・ディグス、ダニエル・ロンドン、サラ・シルヴァーマン、アーロン・ローア、イディナ・メンゼル

ニューヨークを舞台に、それぞれに夢を見ながらも、家賃すら払えない生活をしている若者たちの恋愛、悩み、そして希望を描いた大ヒット・ミュージカルの映画化?!

いやぁ、素晴らしい!
ミュージカル映画って、どうしても違和感があって入り込むのに苦労するんやけど、これは、ドラマチックな展開に、思わず前のめりになって、のめり込んでもた。

それぞれの役を演じてる役者が、個性的な歌声を聴かせくれて、切ない恋のことや、生きること、死ぬこと、様々な若者の感情を音に乗せて語るんやね。

大切な仲間、いとしい恋人、別れの悲しさ、観てるうちに感情がシンクロしてもうて、いつしか頬を熱い涙が伝ってきてもうて..................!?

貧乏でも夢がある、昨日ではなく未来でもなく、今日というこの一日、一瞬を大切に精一杯生きていくんやって、そんなメッセージが熱く伝わるんやなぁ。

最後には、そんな彼らに盛大な拍手をおくりたくなる.................なんか、やっぱり本場のミュージカルを観たくなる、そんな気分にさせられてもうた。

ブラボー!(拍手)

2018年3月 3日 (土)

『ありがとう、トニ・エルドマン』

今日は、ドイツとオーストリアの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞やフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の外国語映画賞や、カンヌ映画祭のパルム・ドールにノミネートされて、ドイツのアカデ ミー賞にあたるドイツ映画賞では、主演男優賞、主演女優賞、監督賞などを受賞したりして、かなり評価されたみたいなんよ。

監督をしてるマーレン・アデってひとは、長編デビュー作がサンダンス映画祭で賞をもらって注目され、その次の作品『恋愛社会学のススメ』では、ドイツ映画賞の3部門でノミネートされて、ちょっと注目されてたんかな。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

ありがとう、トニ・エルドマン / Toni Erdmann   ★★★☆☆   (2016年)

監督:マーレン・アデ
出演:ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラー、トーマス・ロイブル、イングリット・ビス、ルーシー・ラッセル、ミヒャエル・ヴィッテンボルン、トリスタン・ピュッター、ヴラド・イオヴァノフ、ヴィクトリア・コチアシュ、ハーデヴィッフ・ミニス

ルーマニアのブカレストで、コンサルティング会社の社員として働いている娘のことが気になり、連絡もせずに休暇を使って訪問したドイツ人の父親だったが、 突然のことに戸惑う娘は、仕事もあって十分に相手することもせずに父を国に帰そうとするのだが................ってな、父と娘の関係を描 いたドラマ?!

大事なプレゼンを前に必死の娘と、そんな仕事に追われる彼女を心配する父、ちょっと噛み合わない父娘の関係で、父親が取る意外な行動で巻き起こる騒動は.........ってなことで、人生の大切なものをってとこかな。

ちょっと尺が長くて、しんどい部分があるんやけど、ちょっとお茶目な初老の父親のキャラが、なかなか憎めず、それなりに楽しめる内容になってたね。

人生で大切なもの...........結果がすべてやなくて、一瞬一瞬のできごとの積み重ねが大切ってのは、なかなか重みがあるメッセージやったかも?!

2018年3月 2日 (金)

『トリガール!』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、日本テレビで昔からやってる“鳥人間コンテスト”をネタにしてるんやけど、そのテレビ番組、子供の頃からよく見てたよなぁ............って、ちょっと感慨深くなったりして(笑)

監督をしてる英(はなぶさ)ってひとは、これまでもコメディ映画をいくつか作ってて、どうやらそっちのジャンルで評価されてるっぽいんやけど、今年公開の作品もすでにあったりで、ちょっと人気が出て来てるっぽいね。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

トリガール!   ★★★☆☆   (2017年)

監督:英 勉
出演:土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙、矢本悠馬、池田エライザ、佐生 雪、前原 滉、ナダル、羽鳥慎一、轟 二郎

一浪して工業大学に入った女の子は、理系のメガネ男たちに囲まれて戸惑うが、鳥人間コンテストを目指す人力飛行サークルのイケメン部長に勧誘されて、よく考えずに入部するのだが....................ってなコメディもの?!

パイロット班になった彼女は、イケメン部長と飛べると思ったら、もうひとりの野蛮な先輩に邪魔されて、サークルを辞めそうになるが...................ってなことで、なかなか突き抜けた笑いのドラマやった(笑)

これ、いい意味で土屋くんと間宮くんのキャラのハマり具合が良くて、ほとんど漫才の掛け合いのようなコミカルなやり取りが、小気味よくて楽しめるんよ。

チャリんこを必死に漕いで疾走する土屋くんを見ながら、青春を感じつつ、ほどよい笑いで盛り上がる、まったく期待してなかったせいもあってか、結構、楽しんでもうたりして..........?!

ただ、本業のお笑い芸人がキャラを作りまくりでウザくて、出てくるたびにドン引きしてもうた.............(苦笑)

2018年3月 1日 (木)

『スクランブル』

今日は、アクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるスコット・イーストウッドってのは、名前からも分かるとおり、あのクリント・イーストウッドの息子さんなんよね。デビューこそ、パパさんの作品やったわけやけど、最近は、そのイケメンぶりも知れ渡り(?)、こうやって主演を張れるくらいの知名度は出てきたみたいやよ。

ヒロインを演じるアナ・デ・アルマスって女優さんは、もともとキューバの出身みたいで、『ブレードランナー 2049』にも出演してたりして、ハリウッド進出もだいぶ板についてきた感じなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

スクランブル / Overdrive   ★★★☆☆   (2017年)

監督:アントニオ・ネグレ
出演:スコット・イーストウッド、フレディ・ソープ、アナ・デ・アルマス、シモン・アブカリアン、ガイア・ワイス、クレーメンス・シック、アブラーム・ベラガ

自動車泥棒をして暮らす兄弟は、マフィアがオークションで競り落とした高級車を盗んだことで殺されそうになり、ある実業家が保有するフェラーリを盗むことで許しを請うのだが..................ってなアクションもの?!

フランスのマルセイユを舞台に、ビンテージの車をめぐり繰り広げられる、スリリングな攻防を、バリバリのカーアクションでってことなんやろうけど、ちょっと演出がB級すぎるとのと、やっぱり話の展開にムリがありすぎて、さすがにちょっとなぁ.....................って思うよね(苦笑)

主演のイーストウッドの息子くんとその兄弟役がイケメンなのと、そこに見栄えのいい美女が絡むってところで、ビジュアル的な盛り上がりは、まぁ、好みによってやけど、あるのかもしれんけど。

車好きには、カッコいい車が出てくるってところでプラスの楽しみ方ってのがあるんやろうけど、そこまで車に興味がないと、普通のB級アクションの域を出ない感じかもね。

しかし、原題をカタカナ表記の英語で“スクランブル”って........................なにがしたかったんやろ、というか、どのあたりで“スクランブル”やった??(苦笑)

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