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2018年5月27日 (日)

『イノセント・ボイス 12歳の戦場』

今日は、メキシコの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の舞台になってるエルサルバドルって国は、グアテマラやニカラグア、ホンジュラスに囲まれた中米の国なんやけど、80年代は極右の軍事政権と、それに抵抗する反政府ゲリラがハゲしく戦い、長く内戦が続いたんよね。

このドラマの脚本は、そんなエルサルバドルで生まれ、14歳でアメリカに亡命するまで故郷で過ごしたひとが書いてて、それをメキシコ人のルイス・マンドーキが監督してるんよ。

作品は、メキシコのアカデミー賞にあたるアリエル賞で助演女優賞を受賞し、作品賞や監督賞、主演女優賞なんかにノミネートされたらしく、ベルリン国際映画祭でも賞をもらってるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

イノセント・ボイス 12歳の戦場 / Voices Inocentes   ★★★★☆   (2004年)

監督:ルイス・マンドーキ
出演:カルロス・パディジャ、レオノア・ヴァレラ、ホセ・マリア・ヤスピク、ダニエル・ヒメネス・カチョ、グスタボ・ムニョス、ヘスス・オチョア、エクトル・ヒメネス、オフェリア・メディーナ

内戦下の中米エルサルバドルを舞台に、大人たちの起こした内戦に巻き込まれていく少年と、その家族を描いた人間ドラマ?!

無邪気に遊ぶ子供達が、12歳になると強制的に政府軍に徴兵され、ゲリラとの戦いに放り込まれる、そんな現実の中で生きる11歳の少年の姿を追うんやね。

大人たちの勝手な都合で、何の罪もない人々が恐怖に怯え、そして命を落とす、あまりにも虚しく、やりきれない世界がそこにはあるんよなぁ。

乗り物が好きで、笑顔で走り回る、そんなどこにでもいる子供が、目の前につきつけられる“死”というものに恐れおののく表情は、人間の愚かさってのを強く感じずにはおれんかった。

エンドロールの歌を耳にしながら、呆然としてると、後からジワジワと胸を鷲掴みにされるような、そんな気分になってもうたよ?!

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