« 2018年4月 | トップページ | 2018年6月 »

2018年5月

2018年5月31日 (木)

『スタンドアップ』

今日は、ちょっと前の作品で、実在の人物をモデルにしたドラマをひとつ、ご紹介♪

どこぞの政治家が、公の場で、どや顔しながら“セクシャルハラスメントという罪はない”って言い放って物議をかもしてるわけやけど、全米で初めてセクハラ訴訟に勝った女性ってのをモデルにして作ったのが、この作品らしいんよ。

この作品で、シャーリーズ・セロンとフランシス・マクドーマンドのふたりは、それぞれアカデミー賞とゴールデン・グローブで、主演女優賞と助演女優賞にノミネートされて、かなりの評価を受けたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

スタンドアップ / North Country   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ニキ・カーロ
出演:シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、ショーン・ビーン、リチャード・ジェンキンス、ジェレミー・レナー、ミシェル・モナハン、シシー・スペイセク、アンバー・ハード、エル・ピーターソン、トーマス・カーティス

夫の暴力から逃げるため、故郷の炭鉱の町に戻った女は、ふたりの子供を養うために鉱山で働くが、そこは昔ながらの男の世界で、繰り返される嫌がらせや暴力に耐えられず、“働く権利”を勝ち取るために裁判を起こすが.................ってな、実話を基にした人間ドラマ?!

今回もボコボコになりながら体を張るシャーリーズくんは、すでにバリバリの肉体派女優として、気合いの演技を見せてくれてるよ(笑)

女として、母親としての尊厳を踏みにじられ、誰にも理解されない孤独の中で、己を信じて戦ったひとつの勇気ってのを、うまく体現してたね。

ありがちな展開ながら、しっかり盛り上げるところは、この監督さんらしく、泣かせ方を知ってるなって思うんやけど、ちょっと惜しかったのは、多少、流れにメリハリがなかったのと、中盤で平たいセリフ回しになってもうてるところがなぁ....................(苦笑)

信念のあるところに敗北はなし...............、いい世の中にせんとなぁって思うよね、どこかの政治家さん!?

2018年5月30日 (水)

『ザ・サークル』

今日は、エマ・ワトソンの主演作をひとつ、ご紹介♪

エマ・ワトソンといえば、子役の頃からハリー・ポッターのシリーズに出演してた女優さんなんやけど、この作品でティーン・チョイス・アワードってので賞を受賞する一方で、あのゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)でも最低女優賞にノミネートされてもうたんよね。

幸いというか、残念(?)ながらというか、受賞はしなかったんやけど、まぁ、よくも悪くも注目されてるってことにはなるんやろなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ザ・サークル / The Circle   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ジェームズ・ポンソルト
出演:エマ・ワトソン、トム・ハンクス、カレン・ギラン、ジョン・ボイエガ、パットン・オズワルト、エラー・コルトレーン、ビル・パクストン、グレン・ヘドリー、ネイサン・コードリー、プールナ・ジャガナサン、ジミー・ウォン、エレン・ウォン、ベック、ジュディ・レイエス

派遣社員として、水道会社の苦情係をしていた女の子は、親友の計らいで、人気のSNSサービスを運営する会社の面接を受け、見事に採用されるのだが...............ってなドラマ?!

最先端を行く企業で働くことになり、期待と戸惑いが入り混じりながらも、必死に頑張る彼女は、ひょんなことからモニター社員として、自らの生活を小型カメラで撮影し、包み隠さず一般に公開することに...........ってなことで、ネット社会の持つ危うさを描くってとこなんかな。

知的なイメージを持つエマくんの存在感を活かしつつ、ネット社会のプライバシー問題をえぐる社会派ドラマ...........ってしたかったんかもしれんけど、ちょっとそこまでの“深さ”は感じられんかったよ。

ただ、急激に拡がるネット社会で、繋がってることが当たり前になりつつあるなかで、個人の尊厳を守るにはどうするかってのは、問題提起としては、悪くないのかもね?!

2018年5月29日 (火)

『予兆 散歩する侵略者 劇場版』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、先日、紹介した『散歩する侵略者』って作品のアナザー・ストーリーとして、WOWOWの連続ドラマって形で放映されたものを、劇場用に編集し直して作ったものなんやって。

なんか、どういうわけか、こちらの方が本編よりもいいって評判を耳にして、また、主演が夏帆で共演が染谷くんってところもあって、期待してたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

予兆 散歩する侵略者 劇場版   ★★★☆☆   (2017年)

監督:黒沢 清
出演:夏帆、染谷将太、東出昌大、岸井ゆきの、安井順平、中村映里子、石橋けい、渡辺真起子、大杉 蓮、中村まこと、諏訪太郎、千葉哲也

職場の同僚から、家に幽霊がいると相談を受け、父親を拒絶する彼女を心配して病院に連れて行くと、“家族”という概念がないのではと診断されるのだが............ってなサスペンスもの?!

病院で働く夫の様子が不自然なのが気になり、彼が一緒に働く新任の医者に違和感を覚える彼女だったが.............ってことで、地球侵略を進める宇宙人との静かなバトルをってとこなんかな。

本編のテイストよりも、より暗いトーンで作られてる感のある作品は、主演の夏帆くんの熱演もあり、なかなか悪くなかったね。

すでに好みの問題なのかもしれないけど、染谷くんと東出くんが一緒に演技をしてるのを見ると、得たいの知れない宇宙人ってところを差し引いても、やっぱり演技の深みの部分での違いってのを、感じてまうよなぁ(苦笑)

細かいツッコミを入れれば、いろいろと言いたいこともあるんやけど、ザックリとした流れのなかで、日常において、気がつくと宇宙人との攻防が繰り広げられてるっていう話の設定は、オモシロイのかな?!

2018年5月28日 (月)

『アニマルズ 愛のケダモノ』

今日は、オーストラリアの犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、今年の1月にやってた“未体験ゾーンの映画たち”っていう企画もので上映されてたらしいんやけど、どうもそれ以外では劇場での公開はなかったらしい。

作品そのものは、本国オーストラリアでは、いろんな賞を受賞したり、ノミネーションを受けたりして評価されたみたいで、ヴェネチア映画祭でも、新人女優賞を受賞したらしいんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

アニマルズ 愛のケダモノ / Hounds Of Love   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ベン・ヤング
出演:エマ・ブース、スティーヴン・カリー、アシュリー・カミングス、スージー・ポーター、ハリソン・ギルバートソン、スティーヴ・ターナー、フレッチャー・ハンフリー

両親が別居状態で、母親の家に泊まることになった女子高生は、母親に黙って友人宅でのパーティーに行く途中、車に乗った夫婦に呼び止められ、そのまま監禁されてしまい.................ってなクライム・サスペンス?!

若い女性を拉致・監禁しては殺害している夫婦、そんな彼らの家で鎖につながれ、恐怖に慄きながらも、必死に抵抗する女の子、そんな彼らの関係を描いてるんよ。

ちょっと病んだ夫婦による、理不尽な犯罪ってところで、かなり気分の悪い作品ではあるんやけど、単なるホラー的な要素や暴力的な部分で恐怖心を煽るってのはなくて、犯人である夫婦の間の距離感や、彼らと被害者の女の子の関係、そんな部分を丁寧に押さえてるあたりで、安っぽくなりがちな展開を、うまく盛り上げてたかな。

実録犯罪モノ的な作りで、うまく緊迫感を演出した作品は、観てて気分のいい内容ではないんやけど、犯罪ドラマとしては、なかなか悪くないデキやったかも?!

2018年5月27日 (日)

『イノセント・ボイス 12歳の戦場』

今日は、メキシコの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の舞台になってるエルサルバドルって国は、グアテマラやニカラグア、ホンジュラスに囲まれた中米の国なんやけど、80年代は極右の軍事政権と、それに抵抗する反政府ゲリラがハゲしく戦い、長く内戦が続いたんよね。

このドラマの脚本は、そんなエルサルバドルで生まれ、14歳でアメリカに亡命するまで故郷で過ごしたひとが書いてて、それをメキシコ人のルイス・マンドーキが監督してるんよ。

作品は、メキシコのアカデミー賞にあたるアリエル賞で助演女優賞を受賞し、作品賞や監督賞、主演女優賞なんかにノミネートされたらしく、ベルリン国際映画祭でも賞をもらってるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

イノセント・ボイス 12歳の戦場 / Voices Inocentes   ★★★★☆   (2004年)

監督:ルイス・マンドーキ
出演:カルロス・パディジャ、レオノア・ヴァレラ、ホセ・マリア・ヤスピク、ダニエル・ヒメネス・カチョ、グスタボ・ムニョス、ヘスス・オチョア、エクトル・ヒメネス、オフェリア・メディーナ

内戦下の中米エルサルバドルを舞台に、大人たちの起こした内戦に巻き込まれていく少年と、その家族を描いた人間ドラマ?!

無邪気に遊ぶ子供達が、12歳になると強制的に政府軍に徴兵され、ゲリラとの戦いに放り込まれる、そんな現実の中で生きる11歳の少年の姿を追うんやね。

大人たちの勝手な都合で、何の罪もない人々が恐怖に怯え、そして命を落とす、あまりにも虚しく、やりきれない世界がそこにはあるんよなぁ。

乗り物が好きで、笑顔で走り回る、そんなどこにでもいる子供が、目の前につきつけられる“死”というものに恐れおののく表情は、人間の愚かさってのを強く感じずにはおれんかった。

エンドロールの歌を耳にしながら、呆然としてると、後からジワジワと胸を鷲掴みにされるような、そんな気分になってもうたよ?!

2018年5月26日 (土)

『オレの獲物はビンラディン』

今日は、ニコラス・ケイジが主演した作品の感想をひとつ、ご紹介♪

この作品、かなり破天荒な内容なんやけど、どうも実在の人物の、本当にあった話を基にして作られてるらしいんよね。

作品の公式ホームページを見ると、どんな人かってのが少し書いてあるんやけど、単身で、本気でビンラディンを捕まえようと、パキスタンに7回も入国してるらしく、リアルな“ランボー”的な見出しで、新聞記事になったりしてるらしい。

監督のラリー・チャールズってひとは、サシャ・バロン・コーエンと組んで、すごく品のない(?)ゲスなコメディを何本か作ってるひとで、そんな監督さんの作品に、ニコラス・ケイジが嬉しそうに(?)出演してるってのが、なんとも感慨深かったりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

オレの獲物はビンラディン / Army Of One   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ラリー・チャールズ
出演:ニコラス・ケイジ、ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ、マシュー・モディーン、ラッセル・ブランド、デニス・オヘア、アドリアン・マルティネス、レイン・ウィルソン、ポール・シェアー

アルカイダのリーダーであるオサマ・ビンラディンをなかなか見つけられないアメリカ政府、そんななか、ひとりのオヤジが神の啓示を受けて、単身、パキスタンに向かうのだが..............ってなコメディ調のドラマ?!

神様のお告げに従い、国家の敵を自分が見つけ出す、そんな使命に燃える男の、無謀な“戦い”をコミカルにってとこなんかな。

いやぁ~、何に驚いたかって、まるで別人のようなニコラスおじさんの風貌と振り切った演技、ある程度、名前の知られた役者が、この役どころでここまでやるって.............スゴイよな。

かなり前に日本のパチンコ屋のCMに出演したとき以来、久しぶりに、ちょっと本気で仕事、選んだほうがエエでってアドバイスしたくなったよ(笑)

作品としては、そんなニコラスおじさんの“やりたい放題”を眺めるほかは、どうってことないんやけど、逆にここまでやるかっていうのを観るのは、十分なヒマつぶしになるかもね?!

2018年5月25日 (金)

『ユリゴコロ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主演してる吉高由里子は、日本アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたらしい............すっかり演技派になった..................かどうかは、日本アカデミー賞の価値がどれほどかってのもあるんやけど(笑)

監督をしてる熊澤尚人ってひとは、これまでの作品をみると、どちらかというとコメディ系の監督さんのイメージやったんで、シリアス調のサスペンスってのは、ちょっと意外な感じもあったかな。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ユリゴコロ   ★★★☆☆   (2017年)

監督:熊澤尚人
出演:吉高由里子、松坂桃李、佐津川愛美、清野菜名、松山ケンイチ、木村多江、清原果耶

結婚しようと思っていた恋人が突然に姿を消し、戸惑う男は、父親の住む実家の押入れで、一冊のノートを見つけるが、そこには殺人者の独白とおぼしき文章が書かれており........................ってなサスペンスもの?!

ただの小説かなにかと思い、ノートに綴られた独白を何気なく読んでいるうちに、次第にその内容が気になり......................ってことで、ひとりの女性の数奇な運命を軸に、過去と現在がつながりって感じかな。

ちょっと異常な心理ドラマで、話しとしてはなかなかオモシロかったんやけど、どうしても限られた範囲で話が展開していくと、ある程度の段階で、結末がチラチラと見えてまうやんね(笑)

松坂くんの、かなりオーバーリアクションな演技がどうとか、それなりにツッコミどころはあるんやけど、それでも、全体的に悪くないデキに仕上がってたかな。

2018年5月24日 (木)

『歓びを歌にのせて』

今日は、スウェーデンの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞ってので作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞にノミネートされたんよ。

他にも、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされたり、同じスカンジナビア半島のノルウェーのアカデミー賞にあたるアマンダ賞で外国語映画賞にノミネートされたりと、いろいろと評価が高かったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

歓びを歌にのせて / Sa Som I Himmelen   ★★★☆☆   (2004年)

監督:ケイ・ポラック
出演:ミカエル・ニクヴィスト、フリーダ・ハルグレン、ヘレン・ショーホルム、レナート・ヤーケル、インゲラ・オールソン、ニクラス・ファルク

世界的に有名な指揮者だった男は、極限での演奏活動で心臓の病を患い、かつて住んでいた田舎町に移り住むのだが、そこで、成り行きで地元の聖歌隊の指導をすることに............ってな、人々の音楽を通じたふれあいを描く、スウェーデン発の人間ドラマ?!

人付き合いが苦手な孤高の芸術家と、のどかな暮らしをしながらも、それぞれに問題を抱える村人たち、ぎこちないお付き合いの始まりが、やがて確固たる信頼へってな感じかな。

どこか素朴さをベースにしつつ、心を開き、相手を受け入れること、そんなことの大切さを教えてくれる、なかなかのドラマやった。

編集がちょっと粗くて、話の展開がスムースに流れない部分もあるんやけど、全体的に見ると、北欧の作品らしく、なかなか良心的な作りやったかな。

まぁ、何よりも笑顔で歌う、年齢もまちまちな人々の表情を目にすると、気持ちが朗らかになって、自然と観てる側も心地よい気分になるやんね!?

2018年5月23日 (水)

『美しき運命の傷痕』

今日は、フランス、イタリア、ベルギー、日本の合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるダニス・タノヴィッチってひとは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの出身なんやけど、長編デビューとなった『ノー・マンズ・ランド』って作品でカンヌ映画祭の脚本賞を受賞して、パルム・ドールの候補にもなったことで、名前が知られるようになったんよ。

これが長編2作目になるんやけど、べアールやペラン、ロシュフォールなど、いい役者が集まってるところで、期待度ってのが計れるやんね。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

美しき運命の傷痕 / L'enfer   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ダニス・タノヴィッチ
出演:エマニュエル・ベアール、カリン・ヴィアール、マリー・ジラン、キャロル・ブーケ、ジャック・ペラン、ジョン・ロシュフォール、ジャック・ガンブラン、ギヨーム・カネ、ミキ・マノイロヴィッチ、マリアム・ダボ、ドミニク・レイモン、ガエル・ボナ

夫を愛しながらもその浮気に苦しむ長女、異性に不器用な次女、親友の父親との不倫愛にのめり込む三女、ある家族に降りかかった過去の出来事に囚われ生きる3姉妹の恋愛を描いたドラマ?!

上手くいかない恋愛に苦しむそれぞれの人生、愛しても愛されない悲しさ、辛さを描きつつ、過去と決別する切欠を見つけて新たな一歩をってとこなんかな。

ドロドロした人間関係に、どこか救いのない展開、よくも悪くも、いかにもなヨーロッパ映画らしいテイストやったね(苦笑)

3姉妹役の女優さん達は、それぞれに持ち味を出してて、べアールくんは相変わらずの妖艶さに、愛を切望する女の情念を感じさせ、迫力満点やったし、三女のマリーくんがとってもキュートやったよ。

話としては、多少の意外性はあるものの、少し全体的にまとまりがなぁ...............って感じで、まぁ、運命と偶然、その薀蓄はよかったんやけどね!?

2018年5月22日 (火)

『メゾン・ド・ヒミコ』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてる犬童一心ってひと、それなりに注目をされて、新作が紹介されたりするんやけど、個人的には、最近はサッパリ監督さんの腕に疑問が生じてしまい、ほとんど観なくなったね(苦笑)

そうは言っても、この作品自体は日本映画プロフェッショナル大賞っていう賞があって、そこで助演男優賞とその年のトップ10作品...............ってことで、なんかよう分からんけど、評価されてるんかな...............。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

メゾン・ド・ヒミコ   ★★☆☆☆   (2005年)

監督:犬童一心
出演:オダギリジョー、柴咲コウ、田中 泯、西島秀俊、中村靖日、青山吉良、歌澤寅右衛門、柳沢愼一、高橋昌也、井上博一、村石千春、久保麻衣子、田辺季正

借金返済のために、母親と自分を捨ててゲイの道へ進んだ父親の経営するゲイのための老人ホームの手伝いをすることになった娘、そこでの人々との触れ合いを描くドラマ。

いやぁ...いかにも犬童くんらしい...つまり端的に言えば「下らない」映画やったよね

毎度ながら中途半端な演出が話のテンポをことごとく崩壊させ、観る側をドン引きさせてもうたりしてなぁ...............................。

父と娘、ゲイとして生きる人々の心情や悲哀、それがテーマなはずが、余計なものが多すぎて、さっぱり伝わらんし、設定に意外性があるだけに、この内容は少々寒すぎたね。

役者が気合入れて演じると、余計に空回りやからなぁ.......................お粗末♪でした。

2018年5月21日 (月)

『恋するギャンブラー ~しあわせになるヒケツ教えます~』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ちょっと古い作品をひとつ、ご紹介♪

監督をミシェル・ギャラガーってひとは、どうやら監督をしたのはこの作品だけで、最近はどうやら女優として、いろいろと作品に出演してるみたいなんよね。

主演のロバート・フォスターって俳優さんは、最近ではメジャー作品の脇役として活躍してるんやけど、もともとB級映画の御用達俳優やったのが、タランティーノが『ジャッキー・ブラウン』って作品で起用したことで注目されて、アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされて、ブレイクしたらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

恋するギャンブラー ~しあわせになるヒケツ教えます~ / Strange Hearts   ★★★☆☆   (2001年)

監督:ミシェル・ギャラガー
出演:ロバート・フォスター、ローズ・マッゴーワン、キップ・バルデュー、ハリー・ハムリン、メグ・ウィットナー、アンドリュー・ヘックラー、トニー・サントロ、キース・アダムス、ケリー・ドノバン

サエない中年ギャンブラーと、ツキを持ってるテキサスから出てきた青年、そして、そんなふたりが恋するひとりのミステリアスなストリッパー、幸せを探す男女の恋物語?!

いやぁ、別にあえて言うことでもないんやけど、見事なまでに期待通り(?)のB級ぶりやったよ(笑)

クイズ・ショーを舞台にした運試し、本当にどうでもいいような内容の、ゆる~い話で、どう見てもイケメンで売出し中やったキップ・バルデューくんのプロモーション映画的な作りになってた。

日本帰りのヒロインの、芸者、ハラキリ的描写ってのは、いかにもハリウッド的なアリガチなノリで、向こうの人にはエキゾチックな魅力があるんかもしれんけど、日本人からすると、かなり引いてまうって。

なんてことを言いつつも、この手の作品に最初から期待するものはなく、まぁ、これはこれで、それなりのデキってことなんかな?!(笑)

2018年5月20日 (日)

『ステップ!ステップ!ステップ!』

今日は、ドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、サテライト賞でドキュメンタリー賞を受賞したり、ナショナル・ボード・オブ・レビューで賞をもらったりして、なかなかの評価やったんよね。

なかなか世知辛い世の中で、子供たちがキラキラして成長できる社会ってのがやっぱり大切なわけで、そのために何ができるか、考えなアカンよなぁ。

なんてことを思いつつ、そんな作品の感想は.........................?!

ステップ!ステップ!ステップ! / Mad Hot Ballroom   ★★★★☆   (2005年)

監督:マリリン・アグレロ

ニューヨークの公立小学校で実施されている小学生による社交ダンス大会、その取組みから決勝までの模様を収めたドキュメンタリー作品?!

様々な問題を抱えながら過ごす子供達の、ダンスを通じた成長の軌跡を追いかけてるんやけど、インタビューで見せる10歳そこそこの子供達の心、そしてその眼から見た大人の世界..................いろいろと考えさせられるんよ。

少し照れながらも、真剣な眼差しで踊る姿に、なんや無垢な心と無限の可能性を感じさせられるんやね。

子供達のことを思う教師の真剣な気持ちや、そう願わずにはいられない厳しい社会の現実、アメリカの病んだ部分を垣間見るんよなぁ。

おもしろいのは、この年頃の男の子と女の子の違いで、まだまだガキっぽい男の子に対して、結婚や妊娠といった将来について語る女の子たちの姿は、大人顔負けやったね(笑)

大切なことは勝ち負けでなく、成し遂げること..................俺も社交ダンスでも始めるかぁ..................なんて?!

2018年5月19日 (土)

『マイティ・ソー バトルロイヤル』

今日は、シリーズもののアクション映画をひとつ、ご紹介♪

アベンジャーズのキャラのひとつであるマイティー・ソーのシリーズ第3弾ってことなんやけど、なんかマーベルものって、次から次へと出てくるから、だんだんとワケが分からんようになってくるよな(苦笑)

そんな中でも、単独もので第3弾ってことは、マイティー・ソーってのは、それなりに人気のキャラクターってことなんやろけど、個人的には、ヒロインにナタリー・ポートマンが出てたあたりが、良かったんやけどね。

というわけで、そんな続編の感想は........................?!

マイティ・ソー バトルロイヤル / Thor : Ragnarok   ★★★☆☆   (2017年)

監督:タイカ・ワイティティ
出演:クリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン、ケイト・ブランシェット、テッサ・トンプソン、イドリス・エルバ、ジェフ・ゴールドブラム、カール・アーバン、タイカ・ワイティティ、マーク・ラファロ、ベネディクト・カンバーバッチ、アンソニー・ホプキンス、レイ・スティーヴンソン、ザカリー・ヘムズワース、ルーク・ヘムズワース、サム・リール

故郷アスガルド滅亡の危機(ラグナロク)が迫るなか、王である父の死によって、姉である“死の女神”の力が強大となり、彼女によって辺境の星に追いやられたソーだったが...............ってな、シリーズ第3弾のSFアクションもの?!

宇宙征服を企む姉により、苦しむ民を救うため、偶然に再会した“仲間”たちと力を合わせて強大な敵に立ち向かうのだが.............ってなことで、熱いバトルが繰り広げられってとこなんかな。

しかしまぁ、このキャスティングの豪華さを見たら、いかにマーベルがイケイケでやりたい放題かってのが分かるよね(笑)

いろんなキャラがクロスオーバーしてくるところで、なんか、ちょっとズルいよなぁって思ったりもするんやけど、使えるものは使うっていう潔さで、キャラクターを駆使してくるのは、戦略として否定はできんか。

かなりコミカルな要素を出しながら、ほどよく話を盛り上げつつ、アクションでゴリゴリとってことなんやろうけど、まぁ、全体的に楽しめるデキにはなってたかな。

アンソニーおじさんやトムくん、ケイトくんと、普通に演技ができる、いい役者を、こういう形で使うのは、ちょっともったいないって、個人的には思ったりもするんやけどね?!(苦笑)

2018年5月18日 (金)

『ニワトリはハダシだ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる森崎 東っていうひと、もともとは脚本家として映画に携わってたらしく、『男はつらいよ』の記念すべき1作目を、この監督さんと山田洋次が脚本してたらしいんよ。

さりげなく、はぐれ刑事の脚本を書いてたり、水谷 豊が熱血教師を演じる「熱中時代」の脚本を書いてたってあたりのエピソードをあげると、素直にスゴイなって覆ったりして。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

ニワトリはハダシだ   ★★★☆☆   (2003年)

監督:森崎 東
出演:肘井美佳、原田芳雄、倍賞美津子、石橋蓮司、加瀬 亮、柄本 明、余 貴美子、岸部一徳、塩見三省、笑福亭松之助

京都・舞鶴を舞台に、知的障害のある息子を持つ家族と、その周囲の人々との関係を描いたドラマ?!

障害児と家族のヒューマン・ドラマかと思いきや、そこに官僚の汚職事件やチンピラが加わり、話は在日朝鮮人の問題や、家族、そして親子の問題まで、バラエティ豊富に展開するんやね。

無邪気な子供達と、ドロドロの大人の世界の融合は、ちょっと想定してたものからハズれてるようで、なんともインパクトのある対比やったかも。

さすがに話として少しまとまりに欠ける感は否めないものの、オリジナリティのある話は、なかなかのアイデアやったんと違うかなぁ....................それにしても、出てくる役者の顔ぶれが豪華すぎるよね!?

2018年5月17日 (木)

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

今日は、グラフィック・ノベルが元ネタになってる作品をひとつ、ご紹介♪

これ、アカデミー賞で助演男優賞や脚色賞を受賞したり、カンヌ映画祭のパルム・ドールの候補になった作品なんよね。

監督をしてるデイヴィッド・クローネンバーグってひとは、カナダの出身で、『ザ・フライ』っていうハエ男のドラマで話題になったりしたひとで、ちょっとホラー的な要素を取り込んだりするんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

ヒストリー・オブ・バイオレンス / A History Of Violence   ★★★☆☆   (2005年)

監督:デイヴィット・クローネンバーグ
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マリア・ベロ、エド・ハリス、ウィリアム・ハート、アシュトン・ホームズ、ピーター・マクニール、グレッグ・ブリック、スティーヴン・マクハティ、ハイディ・ヘイズ

田舎町で小さな食堂を経営するひとりの男、そんな彼の店にやって来た二人組の強盗を殺し、ヒーローになったことで、不気味な男に付きまとわれることに................ってなドラマ?!

幸せな家族の運命を狂わす銃弾。ひとりの男の過去と現在を軸に、深い人間ドラマにしようってな意図なんやろうけど、結局はセックス&バイオレンスで、そこに、ちょぴり臓器が飛び散るところが“クローネンバーグ”風味ってとこなんかな(苦笑)

主役を演じるモーテンセンくんの、どこか陰のある演技ってのは悪くはなかったし、エド・ハリスの曲者(くせもの)ぶりは、相変わらず存在感抜群やった。

ただ、ウィリアム・ハートは、ちょっとこの役柄のイメージやないよなぁって思って、エドくんがいるだけに、余計に安っぽさを感じてもうたかも。

なんとなく人間臭い心に訴えかけるドラマを期待したけど、しょせんはスプラッター好きの拳銃ぶっ放し映画やったってところが、ちょっとがっかりやったかな!?

2018年5月16日 (水)

『うつせみ』

今日は、韓国の映画をひとつ、ご紹介♪

キム・ギドクって監督さん、個人的にはごっつい好きなんやけど、ちょっと前に、暴行され、セックスを強要されたって罪で、訴えられてるんよなぁ。

この作品も、実はベルリン映画祭に出品されてて、なんと監督賞やらを受賞受賞した作品なんよね。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

うつせみ / (ハングル)   ★★★☆☆   (2004年)

監督:キム・ギドク
出演:イ・スンヨン、ジェヒ、クォン・ヒョコ、チェ・ジョンホ、チュ・ジンモ

亭主から虐待を受けている妻、そんな彼女の前に現れたのは、他人の留守宅を寝床にしている、風変わりな青年。何かに吸いつけられるかのように、始まったふたりの逃避行は...............ってなドラマ?!

主役ふたりには、まったくセリフがなく、ただ見つめあい、寄り添うことで気持ちを表現する。お互いの寂しさが重なり合って、静かに愛情へと変わっていく、ほんとうにギドク監督らしい、個性的な世界やったね。

言葉を切り落とした映像には、独特の世界観が広がり、不思議と観る側を引きつける説得力のようなものがあるんかな。現実と夢の世界、その狭間で生きる人生の不確かさ、危うさのようなものを感じるんやね。

後半の部分は少し寓話的で、監督さんの描きたかったことは分かりにくいものの、90分のスクリーンの中の物語に、この監督さんの他にはない、深い世界があるんやなぁ.................でも、ちょっとマニアックすぎるか?!(笑)

2018年5月15日 (火)

『亀は意外と速く泳ぐ』

今日は、邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてる三木 聡ってひとは、バラエティ番組の構成作家なんかをしてたひとらしく、ちょっと独特のセンスをもってる感じで、個性的な作品を撮ってるんよね。

ちなみに、奥さんは、この作品に出演してる ふせえり らしく、監督さんの過去作品を見ると、必ず夫婦でタッグを組んでるみたいやから、おしどり夫婦なんやろな(笑)

今年は、阿部サダヲと吉岡里穂の共演したコメディ系っぽい作品『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』って長いタイトルのやつが、公開予定になってるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

亀は意外と速く泳ぐ   ★★★☆☆   (2005年)

監督:三木 聡
出演:上野樹里、蒼井 優、岩松 了、ふせえり、嶋田久作、伊武雅刀、要 潤、松重 豊、温水洋一、森下能幸、村松利史、水橋研二、岡本信人

平凡な主婦が、ある日ふとしたきっかけでスパイの仲間に...................そんなナンセンスな笑いを散りばめた、異色のコメディ作品?!

実にゆる~い展開に、奇妙な街の人々、ど~でもいいネタに、ズブズブの会話..................なんとも不可思議な世界が広がってるんよね。

まぁ、話としておもしろいかって聞かれると、ちょっと違うと感じてまうんやけど、ただ、完璧なまでに独特な雰囲気を構築した、その手腕ってのは、なかなか侮れないなぁって思ったよ。

どうでもエエんやけど、“そこそこのラーメン”っていう絶妙なバランス感覚(?)ってのが、妙にツボにはまってもうたりしてね(笑)

とっても個性的なだけに、何も期待せずに、ただまったりと観るぶんには、十分に楽しめる内容やったんと違うかな?!

2018年5月14日 (月)

『影のない男』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるメナン・ヤポってひとは、役者として映画に出演したこともあるみたいなんやけど、この作品で監督として長編デビューしたみたいで、この作品の後にアメリカに行って、サンドラ・ブロックが主演した『シャッフル』って作品を監督してるんよ。

ちなみに、そんな監督デビュー作は、あのトム・ティクヴァ監督が製作に名を連ねてるところを見ると、この監督さん、それなりに期待されてたんやろな。

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

影のない男 / Lautlos   ★★★☆☆   (2004年)

監督:メナン・ヤポ
出演:ヨアヒム・クロール、ナディヤ・ウール、ルドルフ・マーティン、クリスチャン・ベルケル、リザ・マルティネク

幼くして、殺された両親の復讐をして以来、殺し屋を生業とするようになった孤独な男は、ターゲットの部屋で寝ていた女に惹かれ、殺しを躊躇う。新たな標的を狙いつつも、男は彼女を忘れられずにその後を追い..........................ってなサスペンス&ロマンス?!

愛することを知らない男の不器用な想いと、どこか寂しげな女の胸の内、静かに燃える恋心と、殺しの標的との攻防に、男を執拗に追う刑事との知恵比べを混ぜて..................ってな感じかな。

まぁ、作品としては、とても傑作とは言えんけど、それなりのワクワクやハラハラ感に、人間ドラマが交じり合って、良心的な出来栄えになってたよ。

ありがちなコメントではあるんやけど、渋く寡黙な男の背中に、深い男のダンディズムを感じる..........................なんて?!(笑)

2018年5月13日 (日)

『ブロークバック・マウンテン』

今日は、アカデミー賞作品をひとつ、ご紹介♪

今さらな感もあるけど、この作品、監督のアン・リーがアカデミー賞の監督賞を受賞して、そのほかに脚色賞と作曲賞を受賞し、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞なんかにノミネートされたんよね。

この作品は、2008年に亡くなった、主演のヒール・レジャーが役者として評価された作品でもあり、そういう意味でよくピックアップされるよな。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

ブロークバック・マウンテン / Brokeback Mountain   ★★★☆☆   (2005年)

監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズ、アンナ・ファリス、ランディ・クエイド、スコット・マイケル・キャンベル、リンダ・カーデリーニ、ケイト・マーラ

ワイオミングにあるブロークバック・マウンテンの牧場で、放し飼いの羊の管理をするということで、ひと夏を一緒に過ごしたふたりのカウボーイの恋を切なく描いた問題作?!

作品のテーマがテーマなだけに、保守的なアカデミーで、その過激な(?)内容で話題を独占した作品って言われてたっけ。

同性愛者の恋愛が今ほどオープンでなく、虐げられていた時代に、世間の眼を気にしながら、それでも抑えきれない気持ちに戸惑いながら生きるふたりの男の姿を、繊細に描きあげてるんよ。

アン・リー監督の緻密な構成は、監督賞の評価を受けただけあって、確かに賞賛に値するものがあったんやけど、ただ、全体がすごく静かに展開していくだけに、少々あくびが.........(苦笑)

押し殺した感情を、時に情熱的に表現する主演のふたりの演技は、なかなか迫真に迫ってたものの、どうしても全体的にちょっと間延びした感じあったのは否めないかな。

それまでディズニーお抱えの女優として、お嬢様キャラが売りのアン・ハザウェイが、すれた演技を披露して、女優として脱皮した作品ってことにもなるかもね。

大自然をバックにした、禁断の愛の物語......................丁寧な人間ドラマってところで、悪くはない作品なんやろうけどね?!


2018年5月12日 (土)

『エミリー・ローズ』

今日は、ちょっと前のホラー系の作品をひとつ、ご紹介♪

監督をしてるスコット・デリクソンってひとは、この作品で注目をされたものの、抜擢されたリメイクもの『地球が静止する日』で大コケしたんやけど、その後に同じようなホラー系の『NY心霊捜査官』ってので盛り返して、マーベル・コミックの『ドクター・ストレンジ』にたどりついたってね。

この作品が日本で公開されたときに、ちょうどトリノで冬季五輪が開催されてて、女子のフィギュアスケートで荒川静香が活躍してたんやけど、彼女の代名詞だった“イナバウアー”で盛り上がった作品でもあるんよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

エミリー・ローズ / The Exorcism Of Emily Rose   ★★★★☆   (2005年)

監督:スコット・デリクソン
出演:ローラ・リニー、ジェニファー・カーペンター、トム・ウィルキンソン、キャンベル・スコット、コルム・フィオール、ケン・ウォルシュ、ダンカン・フレイザー、ジョシュア・クローズ、メアリー・ベス・ハート、ショーレ・アグダシュール

エミリー・ローズはなぜ死んだのか?
19歳の女子大生の奇怪な死により、殺人の罪に問われた神父、そして彼の弁護を引き受けた腕利きの女弁護士、法廷を舞台にして描かれる戦慄の真実とは.................てなドラマ?!

初めて悪魔の存在を問うこととなった実際の裁判を基に、ホラーと人間ドラマを組み合わせて描かれた作品なんやけど、あまり慣れてない“ホラーど素人”には、かなりの衝撃やったね(苦笑)

子供の頃に怖いもの見たさで観て恐怖した『エクソシスト』を思いだしてもうたんやけど、これが実際の事件に基づくとあるからなのか、作品を通じた説得力はかなりのものやったよ。

息もつかせず怒涛のように流れる展開は、もう鳥肌モノで、それぞれの役者も、緊迫感のなかでテンションを保ちつつ、味のある演技をしてた。

公開当時に話題沸騰やった“悪魔のイナバウアー”も見事に決まって、パチパチパチっとね(笑)

この作品を観た後は、夜寝れるかどうか、ちょっと心配になってまうレベルやったわ............................?!

2018年5月11日 (金)

『先生!、、、好きになってもいいですか?』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタになってるのは、どうやら人気の少女漫画らしいんやけど、当然のことんがら、こんなハゲおやじが少女漫画を読んだことがあるわけでもなく、原作に対してどうこうってのは、よう分からんのよね(苦笑)

教師と生徒の恋愛モノといえば、映画というわけではないんやけど、自分たちの世代でいうと、やっぱり森田童子の儚い歌声とともに「高校教師」ってのが思い出されたりして。

監督をしてる三木孝浩といえば、この手の漫画が原作の青春ドラマをこれまでも何本か作ってるんで、その流れでオファーをされたってとこなんかもなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

先生!、、、好きになってもいいですか?   ★★★☆☆   (2017年)

監督:三木孝浩
出演:広瀬すず、生田斗真、竜星 涼、森川 葵、健太郎、森本レオ、比嘉愛未、中村倫也、八木亜希子

人を好きになることが、どういうことか分からないでいた高校2年生の女の子は、ふとしたキッカケから、世界史の先生が気になりだし.............ってな、教師と生徒の恋愛ドラマ?!

不器用ながら、ストレートに気持ちを伝えてくる女の子と、教師としての立場もあって、無下に断る男だったが...........ってなことで、どうなる、どうするってね(笑)

教師と生徒の恋愛っていうと、どうしても“禁断の愛”的なドロドロしたものを想像するんやけど、まぁ、多少のドロドロはありつつも、純愛に力点を置いてるのか、意外と爽やか(?)になってたかな。

ヒロインを演じる広瀬くんの演技が、相変わらず落ち着きはらってて、全体が思ったほど安っぽくなってないところがいいのかも(他の若手の演技は、ちょっと......やけど)。

広瀬くんみたいなのに迫られたら、そりゃ男としては、ほっとけないよなぁ...........なんて、妙な納得をしつつ、それでもどうなのっていうツッコミを少し入れつつ...............ってね?!(苦笑)

2018年5月10日 (木)

『アメリカ、家族のいる風景』

今日は、ヴェンダースの作品をひとつ、ご紹介♪

監督をしているヴィム・ヴェンダースといえば、『ベルリン・天使の詩』でカンヌ映画祭の監督賞を受賞してるんやけど、作品賞にあたるパルム・ドールをその前に受賞してて、その作品が『パリ・テキサス』なんよなぁ。

でもって、その作品の脚本を書いてたのが、主役を演じてるサム・シェパードで、実に20年ぶりのヴェンダースとのコラボでは、再び自ら脚本を手掛けてるんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

アメリカ、家族のいる風景 / Don't Come Knocking   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:サム・シェパード、ジェシカ・ラング、ティム・ロス、ガブリエル・マン、サラ・ポーリー、エヴァ・マリー・セイント、フェアルーザ・バーク

撮影現場を抜け出して30年ぶりに故郷に住む母のもとを訪れた男は、そこでかつて撮影で滞在した街に息子がいることを知る。戸惑いながらも、男は家族を探すたびに出るのだが........................ってなドラマ?!

かつての作品同様にロードムービーの要素を出しつつ、家族の絆や親と子の関係をネタに、好き勝手しながら人生を生きてきた男の複雑な内面を描くってとこなんかな。

時折出現する意味不明なキャラクターに、監督のユーモアを感じつつも、全体としてもうひとつ入り込めない内容やったよ。

確かに、この殺伐とした世の中で、人とのつながりの大切さは分かるんやけど、人間ドラマでありながら、肝心の主人公がどうも掴みきれないんやね。

とりあえず、この監督さんらしい雰囲気に仕上がってるものの、ちょっとユルすぎるんやなぁ...なんて?!

2018年5月 9日 (水)

『人生はシネマティック!』

今日は、イギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるロネ・シェルフィグってひとは、もともとデンマークのコペンハーゲン出身らしいんやけど、『幸せになるためのイタリア語講座』って作品がベルリン国際映画祭で評価され、その後もキャリー・マリガンが主演した『17歳の肖像』でサンダンス映画祭で賞をもらったり、なかなかの活躍なんよ。

ヒロインを演じてるジェマ・アータートンっていう女優さんは、イギリス出身のひとで、リチャード・カーティス監督の『パイレーツ・ロック』って作品で、ビル・ナイとすでに共演済みやったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

人生はシネマティック! / Their Finest   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ロネ・シェルフィグ
出演:ジェマ・アータートン、サム・クラフリン、ジャック・ヒューストン、ビル・ナイ、エディ・マーサン、ヘレン・マックロリー、レイチェル・スターリング、ジェイク・レイシー、ポール・リッター、ジェレミー・アイアンズ、リチャード・E・グラント、ヘンリー・グッドマン、リリー・ナイト、フランチェスカ・ナイト

第二次大戦中のイギリスで、政府機関である情報省映画局で脚本家として働くことになった女性は、いろいろな困難に直面しながらも、作品を作り上げようと頑張るが...................ってなドラマ?!

ドイツ軍の戦闘機による空爆が続くなか、国民を鼓舞するようなプロパガンダ映画を作るよう、上からのプレッシャーを受けつつ、同僚と協力しながら、作品の完成に向けて奮闘するが.............ってなことで、戦時中の映画作りの裏側をってとこかな。

いや、これね、主演のジェマくんがどうのというより、老練な役者を演じるビルおじさんの渋すぎる演技に夢中になってもうたよ(笑)

作品としては、役者から文句を言われ、政府からはムチャぶりをされ、いろんな横やりをもらいながらも、ってところで、それでも己を信じて頑張るあたりに、なかなか映画愛を感じさせてくれるドラマに仕上がってたところが、ナイスやったね?!

2018年5月 8日 (火)

『世界は今日から君のもの』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる尾崎将也ってひとは、どうやらTV畑で活躍してるみたいで、脚本家としていろいろなドラマの脚本を書いてるらしく、映画の監督としては、これが長編2作目ってことになるんやって。

そんな作品に主演してる門脇 麦といえば、すっかり若い世代の個性派女優的な立ち位置で、なんとなく作品を選らんで仕事をしてる感じなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

世界は今日から君のもの   ★★★☆☆   (2016年)

監督:尾崎将也
出演:門脇 麦、三浦貴大、比留川 游、マキタスポーツ、YOU、駒木根隆介、岡本拓朗、安井順平

5年間の引きこもりの後、なんとか工場でバイトをするようになるが、そこもケガをしてクビになり、ゲーム会社でバグを見つける仕事をする女の子だったが.............ってなドラマ?!

人付き合いが苦手で、周囲と関わらないように生きてる女の子が、ふとしたキッカケでイラストの才能を認められるが.........ってなことで、不器用な女の子の静かなる奮闘ってとこなんかな。

主演の門脇くんの、エキセントリックな演技ってのが、この作品の肝になってて、そういう意味では、彼女の演技力ってのが活かされてるってことなんやろうと思う。

まぁ、ちょっとキャラを作り過ぎるあたりで鼻につく感もなきにしもあらずなんやけど、ただ、他の女優で成立するかって言われると、それもピンとこなかったりしてね。

作品としては、一応、親子関係や恋愛感情、友情といったエピソードを入れてるっぽいものの、そこまでツッこんでないもんやから、物足りなさはあるのかも?!

2018年5月 7日 (月)

『スウェー★ニョ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ちょっとラテンの香りのする(?)青春ものをひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるジョン・レグイザモって役者さん、コロンビア出身なんやけど、結構、メジャーな作品に脇役で出てインパクトのある演技をしてるひとで、イメージ的にはラテン系のヤバいおじさんって役どころが多い気がするね(笑)

実は、ディカプリオが主演して話題になった『ロミオ&ジュリエット』で敵役を演じて注目されたりしてたんやけど、そこから着実にキャリアを築いてる感じかな。

一方、この作品でヒロインを演じてるアナ・クラウディア・タランコンって女優さんは、メキシコのカンクンの出身で、ガエル・ガルシア・ベルナウと共演した『アマロ神父の罪』とか、ちょっと話題になったメキシコ映画『カクタス・ジャック』なんかに出演してて、他にも『命を燃やして』とかハビエル・バルデムが主演した『コレラの時代の愛』なんかにも出演してるんよ。

メキシコでは、映画出演してるっぽいんやけど、最近、なかなか出演作が日本で紹介されてないんで、ちょっと残念やったりして。

というえわけで、そんな作品の感想は......................?!

スウェー★ニョ / Sueno   ★★★☆☆   (2005年)

監督:レニー・チャバリア
出演:ジョン・レグイザモ、アナ・クラウディア・タランコン、エリザベス・ペーニャ、ネストール・セラノ、ホセ・マリア・ヤスピク、ナディーン・ヴェラスケス、マイケル・ペーニャ、カル・ペン、アレハンドロ・パティーノ

ミュージシャンになるという夢を実現させるためメキシコを飛び出してロサンゼルスにやって来た一人の男は、くすぶりながらも、夢に向けてあがくのだが.............ってな青春&恋愛ドラマ!?

挫けそうになりながらも、二人のタイプの違う女性との出会いを励みに、頑張るラティーノだったが....................ってことで、やっぱ男のモチベーションはそこかな(笑)

まぁ、そんなストーリーをムリなく納得させるという点では、そりゃ本気になるでっ、ってくらいタランコンがかわいいわけで!

内容は、いかにもなB級ラテン映画ながら、純粋に仲間と自分の気持ちを大切に生きる主人公に、ぐっと共感することはできるってところは悪くないかも。

まぁ、それでも、やっぱりB級の域は出てなくで、残念ながらラテンのステップ並みの展開力はなかったかなぁ....................なんて!?

2018年5月 6日 (日)

『バリー・シール/アメリカをはめた男』

今日は、トム・クルーズの主演作をひとつ、ご紹介♪

監督のダグ・リーマンと主演のトム・クルーズといえば、3年ほど前に作られた『オール・ユー・ニード・イズ・キル』以来のタッグってことになるみたいやね。

トム・クルーズもずっと第一線で主役を張ってるけど、考えたらもう50代半ばになって、それでも見た目が若いだけに、今回も違和感なく(?)若い男を演じてたよ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

バリー・シール/アメリカをはめた男 / American Made   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ、サラ・ライト・オルセン、ドーナル・グリーソン、アレハンドロ・エッダ、マウリシオ・メヒア、ジェシー・プレモンス、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ローラ・カーク、ベニート・マルティネス、ジェイマ・メイズ

大手の航空会社でパイロットをしていた男は、その腕を買われて、CIAが展開する極秘任務に就くことになったのだが...............ってな、実在の人物を描いたドラマ?!

CIAのために中南米のゲリラの航空写真を撮りつつ、コロンビアの麻薬カルテルにも雇われてコカインの運び屋をやり、大金を稼ぐ、なかなか破天荒な生き様やったね(笑)

そんな男を演じるトムくんは、アクション控え目で、少しトボけた役柄を、例によってイケイケな感じを出しつつ、なかなか魅力的に演じてたよ。

CIAに雇われ、FBIや麻薬局、州警察から追われる男やなんて、なかなか稀有な存在やってところで、確かに映画映えするくらいのドラマチックな半生なんやろね。

作品としては、可もなく、不可もなく、マッタリと楽しめる、そんな感じやったかな?!

2018年5月 5日 (土)

『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』

今日は、アメリカとフランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

トミー・リー・ジョーンズというと、『メン・イン・ブラック』あたりから、日本ではメジャーな役者になった感があるんやけど、大学はハーバードやったらしく、その時のルームメイトが元副大統領のアル・ゴアなんやって....................そんな人が“宇宙人ジョーンズ”やからね(笑)

あまり監督業をしてるってイメージがないんやけど、数少ない監督作のなかで、もっとも知られてるのが、この作品で、カンヌ映画祭で男優賞と脚本賞を受賞したんやって。

というわけで、そん作品の感想は..........................?!

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 / The Three Burials Of Melquiades Estrada   ★★★☆☆   (2005年)

監督:トミー・リー・ジョーンズ
出演:トミー・リー・ジョーンズ、バリー・ペッパー、ドワイト・ヨーカム、ジャニュアリー・ジョーンズ、メリッサ・レオ、バネッサ・バウチェ、フリオ・セサール・セディージョ、レヴォン・ヘルム、メル・ロドリゲス、セシリア・スアレス

誤って射殺された、友人であるメキシコ人の不法就労者メルキアデスを、彼との約束通りに故郷に葬るために旅にでた中年のカウボーイと、友人を撃った国境警備隊員、そんな二人の男と一体の死体が辿る旅の物語?!

テキサスからメキシコまで、様々な表情を見せる荒涼とした大地を進む一行、なかなかシッカリしたロードムービーを観たような気がするね。

商業映画デビューってことで、新人監督さんのジョーンズくんなんやけど、映像もなかなかのセンスで、及第点のデキ映えやったと思うよ。

ただ、時間軸を切り取ってツギハギしたりと工夫してるのは分かるんやけど、正直、少し策に溺れてもうてる気がして、かえって話が散漫になってもうた感があるかな。

話としては、男の友情と、贖罪の旅ってことで、観る人によっていろいろな感じ方ができそうな作りになってるんやけど、個人的には、ちょっとアッサリしすぎて、もうひとつ盛り上がりに欠けるかなぁ、なんて思ったりしてね?!

2018年5月 4日 (金)

『散歩する侵略者』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタは劇団イキウメってところの舞台劇らしく、それを映画化したものなんやってね。残念ながら、舞台はまったく詳しくないんで、よく知らなかったんやけど。

監督の黒沢 清ってひとは、この作品で日本アカデミー賞の監督賞にノミネートされてたわけやけど、香川照之が出演してた『クリーピー 偽りの隣人』や、浅野忠信が出演した『岸辺の旅』なんかの監督さんで、イメージ的にはサスペンスものを得意とする感じなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

散歩する侵略者   ★★★☆☆   (2017年)

監督:黒沢 清
出演:長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、光石 研、満島真之介、児嶋一哉、前田敦子、東出昌大、笹野高史、小泉今日子

夫が別人のようになり、奇妙な言動を繰り返す夫は、自分は宇宙人だと言い出し、あきれながら戸惑う妻。一方で、雑誌の記者をする男は、ある家族の虐殺事件を追いかけるなか、自分は宇宙人で地球を侵略する準備をしているという青年と会い、密着取材をするのだが.....................ってなSFドラマ?!

人間からいろいろなモノの“概念”を奪い、侵略のための情報収集をする宇宙人たちと、それに関る人たちとの関係をってところなんかな。

話しとしては、なかなか悪くないとは思うんやけど、たった3人の宇宙人が、すべて日本に来て、日本だけで情報収集をしてるっていう、あまりにも“地域限定”な展開に、思わずツッコミをいれたくなってしまったね。

主役の松田くんの、宇宙人っぷりが、なかなか絶妙な感じで、もともと持ってる独特な雰囲気が活きてる感じで、キャスティングはナイスやったよ。共演の長澤くんの演技も、前田くんとの絡みを見てると、やっぱり昔より上手くなってるんやなぁって、妙に感心してもうたりして(笑)

それなりに飽きさせない展開は良かったものの、いかにも“日テレ”的なオチに、ちょっと苦笑してみたりして?!

2018年5月 3日 (木)

『ポルト』

今日は、ポルトガル、フランス、ポーランド、アメリカの合作映画をひとつ、ご紹介♪

1行目にいっぱい国名が並んだんやけど、監督のゲイブ・クリンガーってひとは、どうやらブラジルの出身らしく、この作品の前に撮ったドキュメンタリー作品で、ヴェネチア映画祭の最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したこともあるみたいなんよ。

まだまだ無名に近い監督さんの作品とはいえ、少し話題になったのは、ジム・ジャームッシュが製作総指揮に名前を連ねてるってあたりで、作品自体も、世界のいろんな映画祭なんかで上映されて、高評価やったらしい。

ちょっと淋しいのは、主演のアントン・イェルチンが、この作品が製作されたのと同じ年に、不慮の事故で亡くなってもうたってことなんよなぁ。ちょっと声に特徴があって、子役から活躍して、いい演技のできる役者やっただけに、27歳での他界は、惜しいよね。

というわけで、そんな、ちょっと個人的にセンチメンタルな要素も加わった作品の感想は........................?!

ポルト / Porto   ★★★☆☆   (2016年)

監督:ゲイブ・クリンガー
出演:アントン・イェルチン、リュシー・リュカ、パウロ・カラトレ、フランソワーズ・ルブラン

ポルトガルのポルトの街で出会ったアメリカ人の男とフランス人留学生の女、運命に導かれるように一夜の関係になる男女の揺れる思いを描いた、恋愛ドラマ?!

遺跡の発掘現場で一緒になり、同じ夜に街のカフェで出会ったふたりは、強く惹かれあい、愛を語りながら体を重ねるのだが............ってな、ちょっと酸っぱい大人の恋愛ってとこなんかな。

少し風貌から“やさぐれ感”が漂うアントンくんと、イキイキしたリュシーくんの組み合わせってので、微妙に“なさそう”で“ありそう”な線を狙ってる(?)ところが、絶妙なキャスティングやったかも(笑)

単調になりそうな恋愛ドラマを、少し時間を切り取って、展開にメリハリをつけつつ、蘊蓄(うんちく)のあるセリフで男女を絡み合わせるあたり、なかなか演出としては興味深いものがあったね。

一夜の愛に酔い、夢のような時間と現実のはざまでってところで、なかなか儚い恋やなぁ..................なんて思ったよ?!

2018年5月 2日 (水)

『ブルーム・オブ・イエスタディ』

今日は、ドイツとオーストリアの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、東京国際映画祭でグランプリを獲ったらしいんよね...................って、また例によって“東京国際映画祭”ってのが、どの程度評価できるかってのが問題なんやけどね(笑)

ドイツ映画のアカデミー賞にあたるドイツ映画賞ってので、監督賞や主演男優賞、助演女優賞、脚本賞といった主要部門でノミネートされたってところで、十分に評価できるのかも。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ブルーム・オブ・イエスタディ / Die Blumen Von Gestern   ★★★☆☆   (2016年)

監督:クリス・クラウス
出演:ラース・アイディンガー、アデル・エネル、ハンナー・ヘルツシュプルンク、ヤン・ヨーゼフ・リーファース、ビビアーネ・ツェラー、ロルフ・ホッペ、ジークリット・マルクァルト、イファ・ルーバオ、ハンス=ヨヘン・ヴァークナー

国の研究機関で歴史家としてホロコーストを研究している男は、フランスからやって来た研修生の世話にうんざりしていたのだが.........................ってな、コメディ調のドラマ?!

実は祖父がナチスのSS隊員だった男と、祖母がナチスによって虐殺された研修生は、ことあるごとにぶつかり合うが、一緒に過ごすうちに.................ってなことで、過去をひきずる男女の関係をってとこなんかな。

戦時中に起こった出来事により、間接的に影響を受ける男女の複雑な心境ってところで、ドイツならではの題材で、これをこんなタッチで取り入れるあたりに、ドイツらしさが出てたかも。

ナチスの側にいたひとや、その子孫がいて、一方でナチスによって悲惨な思いをしたひとや、その子孫がいる。そして、そんなひとたちが隣り合って生きてる社会ってのは、ドイツの現実で、そこには様々な気持ちってのがあるんやろね?!

2018年5月 1日 (火)

『ロストパラダイス・イン・トーキョー』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる白石和彌といえば、山田孝之やリリー・フランキーが出演した『凶悪』でメジャーになって、綾野 剛を主演にした『日本で一番悪い奴ら』って作品も、それなりに話題にはなってたやんね。

もともとは若松孝二や行定 勲なんかのもとで助監督として修業したらしいんやけど、どっちを師匠にするかで大きく道が分かれてまうやんかって、ちょっと思ったりして(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ロストパラダイス・イン・トーキョー   ★★★☆☆   (2009年)

監督:白石和彌
出演:小林且弥、内田 慈、ウダタカキ、磯部泰宏、米山善吉、草野速仁、市村直樹、奥田瑛二、奈良坂 篤、重廣礼香

父親が他界し、知的障害を持つ兄とふたり暮らしをすることになった男は、兄の性的欲求の処理のために、デリバリーヘルスを呼んだところ、地下アイドルをしながら、デリヘル嬢として働く女がやってきて.............ってなドラマ?!

ブラック企業に勤め、問題を起こす兄の世話に疲れ果てた弟と、そんな兄弟の生活に入って来たひとりの女、少し奇妙なバランスで保たれる3人で過ごす日々だったが..........ってなことで、社会的弱者のちょっとシビアな現実をってね。

登場人物3人の、どこか上手くいかない人生のなかで、もがき悩みながら、報われない日々を送るってところに、なんや身につまされるものがあったかも(苦笑)

これが長編デビューとなった監督さんは、確かに作品全体としては、低予算ということもあってか、もうひとつキレがない感じではあるんやけど、ところどころで、妙に気になるシーンがあったりで、そういう意味で興味深かったよ。

この作品自体がどうこうというよりも、その後に続く監督さんのキャリアの始まりとしては、こうして観てみるのは、悪くなかったかもね?!

« 2018年4月 | トップページ | 2018年6月 »