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2018年11月29日 (木)

『ラブレス』

今日は、ロシア、フランス、ベルギー、ドイツの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされて、カンヌ映画祭ではパルム・ドールは逃したものの、審査員賞を受賞して、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では、外国語映画賞に輝いたらしいんよね。

監督をしてるアンドレイ・ズビャギンツェフってひとは、ロシア出身なんやけど、これまでも『父、帰る』って作品でヴェネチア映画祭を制し、『裁かれるは善人のみ』ではカンヌ映画祭で脚本賞を受賞したりしてるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ラブレス / Nelyubov   ★★★☆☆   (2017年)

監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演:マリヤーナ・スピヴァク、アレクセイ・ロズィン、マリーナ・ヴァシリヴァ、マトヴェイ・ノヴィコフ、セルゲイ・ボリソフ、アンドリス・ケイス、ナタリア・ポタポヴァ、アレクセイ・ファティーフ

夫婦関係が破綻し、離婚の話し合いをしている最中の夫婦は、互いに別の相手との生活をスタートさせるために、ひとり息子をどちらが引き取るかを言い争っていたのだか、その喧嘩を12歳の息子が聞いてしまい......................ってなドラマ?!

父と母が、どちらも自分を必要としていないと知った少年は、悲しみに暮れ、家出してしまうが、新しいパートナーとの生活に夢中の夫婦は、息子がいないことにすぐに気づかず.........................ってなことで、なんとも“やるせない”話しが展開するんよ。

どこか寒々しく暗澹とした雰囲気のなかで、息子の捜索を映しながら、夫婦それぞれの苦しむ姿を追いかけるんやけど、この突き放した作りが、独特の余韻になってるのかも。

意外と出番の少ない子役の少年が、ずっと最後まで印象に残るくらいのインパクトを残してるところに、監督さんの演出の上手さってのを感じたかな。

愛を見失い、愛するものを失って、その先にどんな暮らしがあるのか、そんな問いかけを投げかけるドラマは、モヤモヤしたものを残しながらも、後に残る感じやったね?!

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