« 『奇人たちの晩餐会』 | トップページ | 『美しい妹』 »

2019年1月13日 (日)

『12人の怒れる男』

今日は、ロシアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、言わずと知れたシドニー・ルメット監督の『十二人の怒れるる男』をリメイクしたものなんやけど、アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされたり、ヴェネチア映画祭で金獅子賞の候補になったりしたらしいんよね。

監督のニキータ・ミハルコフってひとは、別の作品でヴェネチアの金獅子賞を受賞したことがあって、カンヌ映画祭ではパルム・ドールはノミネートまでなんやけど、審査員グランプリを受賞したりして、ロシアを代表する監督さんのひとりって感じかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

12人の怒れる男 / 12   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキイ、セルゲイ・ガルマッシュ、ニキータ・ミハルコフ、アレクセイ・ぺトレンコ、セルゲイ・ガザロフ、ユーリ・ストヤノフ、アレクセイ・ゴルブノフ、ロマン・マディアノフ、ミハイル・イェフレモフ、ヴァレンティン・ガフト

チェチェン人の青年による義父殺しを裁く12人の陪審員たち、簡単に“有罪”の判決に達すると誰もが思っていたが、ひとりの反対で結論は思わぬ方向に............ってな、かつての不朽の名作を、舞台を現代ロシアに置きかえて再現した人間ドラマ?!

チェチェン人への偏見、ユダヤ人への反感、貧富の差、開発の闇、ロシア社会が抱える様々な問題を提起しつつ、“決断のとき”を迎えるってなことなんかな。

オリジナルのストーリーのエッセンスに加えて、メッセージを伝えようとする気持ちは分かるんやけど、その分、話がまわりくどくなってもうて、少し無理が生じたかな。

それでも、密室の議論の緊張感、人々の迷い、それぞれの人物の気持ちが出てて、ドラマとしての見応えは十分にあったね。そこには命の重さがあり、人生のあり方、生き様があるんやなぁ。

ちょっと推論が、いつの間にか真実として扱われていくあたりに弱さがあったけど、なかなかいいリメイクやったね!?

« 『奇人たちの晩餐会』 | トップページ | 『美しい妹』 »

ボチボチでんなぁ」カテゴリの記事