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2019年2月

2019年2月28日 (木)

『トランシルヴァニア』

今日は、フランスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品を監督してるトニー・ガトリフってひとは、アルジェリア生まれのフランス人で、ロマン・デュリスが主演した『ガッジョ・ディーロ』や、ジプシー音楽とスウィング・ジャズをフィーチャーした『僕のスウィング』、再びロマン・デュリスを主演に迎えた『愛より強い旅』といったので知られてるんかな。

監督さんは、どうやらジプシーの音楽に興味があるらしく、どの作品も、なかなか印象的な音楽を使って、楽しませてくれるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

トランシルヴァニア / Transylvania   ★★★☆☆   (2006年)

監督:トニー・ガトリフ
出演:アーシア・アルジェント、アミラ・カサール、ビロル・ユーネル、マルコ・カストルディ、ベアタ・パーリャ、アレクサンドラ・ボージャール

突然いなくなった恋人を追いかけて、彼の住む国へやってきた女。しかし、再会したものの、彼にはフラれてしまい、彼の子供をお腹に身ごもったまま、あてのない旅に出るのだが.....................ってなロードムービー?!

荒涼とした風景の中で熱く描かれる感情、時に印象的な映像で綴られる話は、なかなかインパクトは十分やったね。

ただ、ジプシーの暮らしを記録した、旅番組調になってるところが、少々退屈なところかな。

旅を続けるなかで変わる、主演のふたりの距離感が、なかなか味わい深かった。それにしても...気性が荒すぎ!(苦笑)

2019年2月27日 (水)

『ブラック・スネーク・モーン』

今日は、ちょっと変わり種の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、なにが変わり種かっていうと、あまりにも設定が個性的すぎて、公開当時はキワもの的な宣伝のポスターなんかの絵面もあってか、かなり話題になってたっけ。

この作品に出演してるジャスティン・ティンバーレイクって、もともとは’N SYNCっていうアイドルグループの一員やったんやけど、本格的に役者として認められるようになったのが、この作品やったのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

ブラック・スネーク・モーン / Black Snake Moan   ★★★☆☆   (2006年)

監督:クレイグ・ブリュワー
出演:サミュエル・L・ジャクソン、クリスティーナ・リッチ、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・コスラン・Jr、マイケル・レイモンド=ジェームズ、サン・ハウス、キム・リチャーズ

妻に逃げられた中年男は、ある日家の前に倒れていた若い娘を助けることに。しかし、彼女は過去のトラウマから、セックス依存症になっていて.......................ってな、ちょっと変わった物語?!

ブルースを題材にしながら、男と女の関係を描く展開は、下着姿の女を鎖でつなぐという、奇抜さに目を奪われるものの、意外なほどシンプルやったね。

ヒロインを演じるクリスティーナくんの小悪魔的な魅力が炸裂し、そこにサミュエルおじさんの渋みがかぶさる、これがなかなかの組み合わせなんよなぁ。

それぞれに傷ついた男女が織りなす心の旅、切なくも温かい.................そんな感じかな?!

2019年2月26日 (火)

『ゴーストバンド』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、2014年の神戸三宮映画祭ってので上映されたらしいんやけど、もともとはTV映画として、YouTubeでお披露目されたものらしいんよね。

監督をしてる月川 翔ってひとは、坂口健太郎が主演した『君と100回目の恋』や、“キミスイ”こと『君の膵臓をたべたい』、この作品と同じマキタスポーツが主役を演じた『この世で俺/ボクだけ』なんかを撮ったひとなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ゴーストバンド   ★★★☆☆   (2013年)

監督:月川 翔
出演:マキタスポーツ、相澤侑我、片岡礼子、大石吾朗、広瀬すず、小倉一郎

クビ寸前の音楽プロデューサーの男は、ふとしたキッカケで、落雷で感電死した伝説のロックバンドの幽霊を見ることができるようになり、彼らの力を借りて、人生の逆転を目指すが.............ってなコメディもの?!

成仏できないロックバンドと、そんな彼らのために、霊を体に乗り移らせてライブをさせてあげようとする面々、そして妻に愛想を尽かされて離婚の危機にある男の運命は...........ってなことで、かなりユルめのドラマやったね。

とってもベタな展開に、ちょっと既視感を感じながらも、主役を演じるマキタスポーツの憎めないキャラぶりと、歌のうまさで、それなりに見せられてしまったかな。

これ、まだデビューまもない頃の広瀬すずが出演してるってのも、なんか初々しくて、よかったかもね?!

2019年2月25日 (月)

『ローライフ』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、未公開といっても、一応、シネマカリテでやってる、マイナーな作品をお披露目するっていう企画モノ上映で公開されたものではあるらしいんよね。

監督のライアン・プロウズってひとは、これが長編映画デビューになるらしいんやけど、短編映画で注目されてたらしく、この作品もタランティーノを彷彿とさせるって評価で、話題になったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

ローライフ / Lowlife   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ライアン・プロウズ
出演:ニッキー・ミショー、ジョン・オズワルド、リカルド・アダム・サラテ、サンターナ・デンプシー、シェイ・オグボンナ、マーク・バーナム、ホセ・ロセット、クレイトン・カルデナスジャーネスト・コルチャド

闇で違法な臓器売買を行っている男の手下として働く、メキシコの伝説の覆面レスラーの息子、夫のために腎臓のドナーの斡旋を依頼していた黒人女性、かつて手放した夫婦の娘を勝手にドナーとするために、誘拐するよう命じられた男たち、悪党とつながる面々の関係を描いた群像劇?!

ヒーローになりそこなった男の苦悩、ドナーを探す夫婦の事情、悪党の手下として働かなければならなくなった男たちの迷い、そんな登場キャラクターの絡み合う思惑をってね。

いかにもなインディーズ系の作品でチープさが少し出てるんやけど、なるほど、ちょっと意外性があって、おもしろさはあったね。

アイデア勝負なところで、思った以上にセンスを感じさせてくれるあたり、小粒でベタな作品ではあるものの、なかなか楽しめて、悪くなかったかも?!

2019年2月24日 (日)

『この道は母へとつづく』

今日は、ロシアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ロシアのアカデミー賞にあたるニカ賞ってので、作品賞や監督賞、脚本賞にノミネートされて、ベルリン国際映画祭でも賞をもらったりしてるんよね。

監督のアンドレイ・クラフチュークってひとは、この作品の次に作った『提督の戦艦』ってのでも、本国では高評価を得たらしいんやけど、日本では劇場公開されることなく、DVDスルーになってもうたらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

この道は母へとつづく / Italianetz   ★★★☆☆   (2005年)

監督:アンドレイ・クラフチューク
出演:コーリャ・スピリドノフ、デニス・モイセーエンコ、マリヤ・クズネツォーワ、ユーリイ・イツコーフ、ダーリヤ・レスニコーワ、ニコライ・レウトフ、ポリーナ・ヴォロビエワ、オルガ・シュヴァロワ、ディマ・ゼムリエンコ、ルドルフ・クルド

孤児院で育った6歳の少年は、養子縁組が決まってイタリアに行くことになったが、引き取られる前に本当の母親に会いたくて、施設を逃げ出して旅に出るのだが.....................ってな、母親を想う男の子の切ない気持ちを描いたロシア映画?!

先に引き取られた親友の母親が、後から孤児院を訪れたのを見て、自分の母親にも同じことがって考えると、どうしても母親に会いたくて、自分で文字を学んで、書類を読み、母親探しを..........ってなことで、少年のあどけない表情のなかにも、“会いたい”という強い意志を感じさせるところが、やっぱり胸を打つんやなぁ。

さりげなく支える周囲の大人たちに見守られ、まだ幼い少年が、健気に頑張る姿ってのは、映画的には、ちょっと反則気味やったね(笑)

ドラマとしては、ちょっと最後の持って行きかたがスッキリとせんかったんやけど、まぁ、地味な中にもしっかりと話を作り込んでるところは、なかなかの味わいやったかな!?

2019年2月23日 (土)

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

今日は、伝記ものをひとつ、ご紹介♪

これ、女子テニス界で活躍したビリー・ジーン・キングって選手を描いてるんやけど、この人が女子テニス協会を設立した中心人物なんやって。

そんな作品は、ゴールデン・グローブで、コメディ部門で男優賞と女優賞にノミネートされ、放送映画批評家協会賞なんかでもノミネートされたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

バトル・オブ・ザ・セクシーズ / Battle Of The Sexes   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ヴァレリー・ファリス、ジョナサン・デイトン
出演:エマ・ストーン、アンドレア・ライズブロー、スティーヴ・カレル、ビル・プルマン、サラ・シルヴァーマン、エリザベス・シュー、アラン・カミング

女子テニスの世界チャンピオンになったものの、運営側が露骨に男子トーナメントを優遇する姿勢に納得がいかず、自分たちでスポンサーを見つけて、独自のトーナメントを開催することにしたのだが......................ってな、男性至上主義の運営と戦ったビリー・ジーン・キングを描いた伝記ドラマ?!

同じ数の観客を集めても、優勝賞金は男子の1/8、そんな現実を変えるべく、立ち上がった世界チャンピオンと、世間の注目を集めるために、そんな彼女たちとの性別を越えた試合を組んだ、男子の元世界チャンピオン、その世紀の戦いは......................ってなことで、スポーツの世界での女性の地位向上に尽力した女性の苦悩をってとこなんかな。

女性へのリスペクトをと願う側と、世間の注目を集めたいと願う元チャンピオン、利害が一致して実現した戦いながら、様々な重圧がのしかかり......................って、世紀のマッチの裏側には、いろいろと苦悩があったんやね。

LGBTの問題やら、いろいろとありつつ、様々なものを背負った女性を演じたエマくんは、なかなか頑張ってたかな。

こんな出来事があって、それが少なからず現在のテニス界に影響をしてるってのは、とても勉強になったんやけど、ドラマとしては、少し作りが甘い感があって、もう一息、胸にグッとくるものがなかったかなぁ?!

2019年2月22日 (金)

『羊と鋼の森』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタになってるのは、本屋大賞を受賞した、宮下奈都ってひとのベストセラー小説らしいんやけど、今回も例によって原作は未読なんよね。

これ、劇場で公開してるときの評判は、どういうわけか、なかなか高評価やったみたいで、予告編もいい具合に盛り上がってたんで、ちょっと期待してもうたんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

羊と鋼の森   ★★★☆☆   (2017年)

監督:橋本光二郎
出演:山崎賢人、鈴木亮平、三浦友和、光石 研、上白石萌音、上白石萌歌、堀内敬子、仲 里依紗、城田 優、森永悠希、吉行和子、佐野勇斗

高校生のときに、たまたま出会った調律師の仕事をみて、自らも専門学校を出て調律師となった青年は、いろいろと経験をしながら成長していくのだが........................ってなお話?!

ピアノの音色の奥深さに魅せられ、ユーザーが要望する音をどうやったら出せるか、試行錯誤をしながら、仕事と向き合うのだが............................ってなことで、新米調律師の成長ドラマってとこなんかな。

三浦おじさんや光石くん、それに鈴木くんと、脇を固めてる面々はなかなか豪華ではあるんやけど、う~ん、どうしても主役のキャラが薄っぺらくて、心に響くものがなかったね。

予告を見た感じでは、なかなか感動できそうな印象やったんやけど、実際に観ると、思った以上に“あっさり”な感じで、イマイチ盛り上がらんかった。大ベテランの吉行くんも、ほとんどセリフもなく、なんとも中途半端な扱いやったしね。

なかなか陽の目を見ない職業にスポットライトを当てるってことでは、悪くなかったのかもしれんけど、あまり感動を期待して観てしまうと、ちょっと肩透かしかもなぁ?!

2019年2月21日 (木)

『キャンディ』

今日は、オーストラリアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ベルリン国際映画祭で金獅子賞にノミネートされたほか、本国オーストラリアの映画賞で、いろいろと賞を獲ったり、ノミネートされたりしてたらしいんよ。

主演のヒース・レジャーは、ちょうど『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた後の作品で、それまでのアイドル俳優から、演技派として認められだした頃やったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

キャンディ / Candy   ★★★☆☆   (2006年)

監督:ニール・アームフィールド
出演:ヒース・レジャー、アビー・コーニッシュ、ジェフリー・ラッシュ、トム・バッジ、トニー・マーティン、ロベルト・ミザ・モント

詩人になることを夢見る男は、画家になりたい女と出会い、若いふたりは情熱的に愛し合う。そんな彼らはドラッグがすべてで、クスリを買うお金を手にするため、犯罪を犯し、彼女は体を売り、彼らが行き着いた先は.....................ってな、“ジャンキー”の恋愛ドラマ?!

この作品、最初から最後までクスリづけで、美しい男と女が、破滅的に“落ちて”いく、そんな“滅びの美学”をってところなんかな。

その意味では、主役ふたりの役柄は、うまくハマってたようで、特にヒースくんは、実際にこの後、クスリの摂取で亡くなったってしまったことを考えると、ちょっとやるせない気分にもなるんやけど。

話の内容としては、なんとも救いのないドラマが展開するだけに、ちょっとどうかと思わんでもないんやけど、作品としては、悪くなかったね?!

2019年2月20日 (水)

『僕のピアノコンチェルト』

今日は、スイスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるフレディ・M・ムーラーってひとは、スイス映画界の界隈では有名らしく、この映画でスイス映画賞の作品賞を受賞してるらしいんよ。

この作品に出演してるブルーノ・ガンツは、先日、訃報が届いたばかりなんやけど、『ベルリン・天使の詩』で世界的にブレイクしてからも、地道な活動で、ヨーロッパだけやなくて、アメリカでも人気やったね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

僕のピアノコンチェルト / Vitus   ★★★☆☆   (2006年)

監督:フレディ・M・ムーラー
出演:テオ・ゲオルギュー、ブルーノ・ガンツ、ウルス・ユッカー、ジュリカ・ジェンキンス、ファブリツィオ・ボルサニ、エレニ・ハウプト、ダニエル・ロール、タマラ・スカルペリーニ、ハイディ・フォルスター、クリスティーナ・リコーヴァ

人並みはずれた頭脳と音楽の才能を持った少年、そんな彼に英才教育をする母親、馴染めない学校生活、天才であるがゆえの周囲との“壁”に苦しむ彼の理解者は祖父だった、ってな物語?!

優れたIQを持ち、ピアノを弾かせれば抜群の腕を持つ息子に、親は英才教育をほどこそうとするが...............ってなことで、この作品、なんといても、祖父役のブルーノ・ガンツのさりげない、安定した演技がよかったね。

周りの過度の期待に悩み、普通であることを望む少年と、祖父との友情、どことなくホノボノしてて、どこかユーモラスな展開は、なかなか楽しめたんと違うかな。

まぁ、そうは言いつつ、天才少年の心は、結局凡人には理解不能なわけで.................って、しがないハゲおやじが心配することやないんやけど.........................?!(苦笑)

2019年2月19日 (火)

『転々』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

監督をしてる三木 聡ってひとは、もともとは放送作家をしてて、そこから映画監督になったみたいで、映画デビュー作の『イン・ザ・プール』『亀は意外と速く泳ぐ』『インスタント沼』といった、ちょっと“ゆるい”感じの個性的な作品を作ってるんよね。

出演してる三浦友和って、ずっと“山口百恵のダンナ”ってイメージだけで、役者としての評価ってそれほど高くなかったんやけど、この作品あたりから、「なんや、なかなかいい演技するな」って思うようになたんよ。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

転々   ★★★☆☆   (2007年)

監督:三木 聡
出演:オダギリジョー、三浦友和、小泉今日子、岸部一徳、岩松 了、吉高由里子、松重 豊、石井苗子、平岩 岩、ふせえり、麻生久美子、風見章子

借金をチャラにするために、借金取りと東京散歩の旅に出た大学生、ダメダメな最低人生から抜け出すキッカケになるのか.....................ってな、ゆる~いコメディ調のドラマ?!

訳あって霞ヶ関を目指す道すがら出会う奇妙な人々、ささやかな瞬間を経て、落ち込んだ心が徐々に癒される.....................ってな感じで、かなり“まったり”とした作品やった。

そのなかでも、主人公と一緒に旅をするって役柄の三浦友和の少しズレた演技ってのが、いかにもオフビートな感じで、なんともいい味出してたなぁ。

ちょっと細かい笑いを強引に取りに行くところが、少々鼻につくんやけど、この不思議な雰囲気を最後まで観てると、ちょっと心地よさを感じるかな?!

2019年2月18日 (月)

『アメリカの森 レニーとの約束』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、ダニー・グローヴァーの主演作をひとつ、ご紹介♪

モナコ国際映画祭ってのがあるらしいんやけど、そこで作品賞、監督賞、男優賞と女優賞を受賞したのが、この作品らしいんよ。

まぁ、モナコでやってる国際映画祭ってのが、どの程度のレベルなのかってのが分からないだけに、ちょっとリアクションに困るところではあるんやけど(笑)

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

アメリカの森 レニーとの約束 / Missing In America   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ガブリエル・サヴェージ・ドクターマン
出演:ダニー・グローヴァー、リンダ・ハミルトン、デヴィッド・ストラザーン、ロン・パールマン、ゾーイ・ワイゼンバウム、ガブリエル・ローズ、フランク・C・ターナー、ティモシー・ウェッバー

ベトナムから帰還後、人里離れた山奥でひとり寂しく暮らす男のもとに、かつての部下が娘を連れてやって来る。強引に託された少女との暮らしに戸惑いながらも、次第にふたりは打ち解けあうのだが......................ってなドラマ?!

過去のトラウマに苦しめられ、かろうじて生きている男の閉ざされた心が、次第に解けていく様がポイントなんやろね。

話の展開としては、最後へのもって行きかたってのが、口で不幸自慢をしても仕方ないわけで、個人的には、どうにもちょっと解せないかなぁって思ってもうたよ。

まぁ、全体としては、それほど悪いデキではないんやけど、どうにも中途半端感は否めんかったかなぁ.....................主演のダニーおじさんは、なかなか渋い演技やったけどね!?

2019年2月17日 (日)

『ゾンビーノ』

今日は、ちょっと異色のゾンビ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ゾンビをペットとして飼うって設定に、誰もがまさかって思って、ただ怖いだけのゾンビ映画をはるかに超えて、そんなところまで来たのかって、公開当時はかなり話題になったんよ。

監督のアンドリュー・カリーってひとは、この作品の後にも新作を作ってるんやけど、日本では公開されてないみたいで、ちょっと残念やよね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ゾンビーノ / Fido   ★★★☆☆   (2006年)

監督:アンドリュー・カリー
出演:キャリー=アン・モス、ビリー・コノリー、ディラン・ベイカー、ヘンリー・ツェーニー、ティム・ブレイク・ネルソン、クサン・レイ、ソニヤ・ベネット、アレクシア・ファスト、ロブ・ラベル

ゾンビの大量発生した世の中で、人類は彼らの“食欲”を抑えることに成功し、共存することに.......................ってな、新感覚ホラー(?)映画?!

ゾンビがペットに、そして召使になり、肉体労働をする......................今までは、追いかけっこするくらいしかなかった“ゾンビ映画”では、この設定がかなり秀逸やったね!(笑)

友達のいない少年とゾンビの交流、崩壊した家族の絆、いじめ、そんなエピソードを詰め込みつつ、軸足がまさかのゾンビやなんて............................?!

軟弱に作りつつ、時たまグロテスクに人間にかぶりつく、なんて絶妙な、いや、ちょっと微妙な(?)ノリで、とっても異色な作品は、くだらないながらも、案外楽しめてたりして!?(笑)

2019年2月16日 (土)

『輝ける人生』

今日は、イギリスの映画をひとつ、ご紹介♪

監督をしてるリチャード・ロンクレインってひと、90年代にイアン・マッケラン主演で、シェークスピアの『リチャード三世』を1930年代のイギリスを舞台にした映画を作ってて、英国アカデミー賞の脚色賞にノミネートされたりしてるんよ。

主演のイメルダ・スタウントンって女優さんは、いつも少しアクの強い脇役キャラで目にすることが多いんやけど、こうやって主役でってのは、ちょっと珍しい気がするね。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

輝ける人生 / Finding Your Feet   ★★★☆☆   (2017年)

監督:リチャード・ロンクレイン
出演:イメルダ・スタウントン、ティモシー・スポール、セリア・イムリー、ジョン・セッションズ、デヴィッド・ヘイマン、ジョアンナ・ラムレイ

警察署長にまでなった夫を、ずっとそばで支えてきた妻だったが、そんな夫が親友と不倫していたことを知り、家を飛び出して、長く疎遠だった姉の家に転がりこむのだが........................ってな初老の男女を主人公にしたお話?!

信じていた夫に裏切られ、自分とはまったく違う暮らしをする姉のところに来たものの、気持ちの整理ができないまま、なかなか馴染めずに困惑していたが、姉が通う社交ダンスのレッスンに参加するようになり...........................ってなことで、人生やり直しドラマってとこなんかな。

キャスティングでの狙いどおりってことなんやろうけど、イメルダおばちゃんの存在感ってのが、話にマッチしてて、安定のクオリティやったね。

脇を固めるティモシーおじさんをはじめ、上手い役者が揃えば、そんなにハズすことにはならないかな。

高齢者が抱える介護や熟年離婚の問題、そして恋愛や病気、様々なことを盛り込みながら描かれるドラマは、なかなか悪くなかったね。

それにしても……………..疾走するイメルダおばちゃん、盛り上がったね!?(笑)

2019年2月15日 (金)

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、Yahoo!知恵袋に書き込まれた投稿が話題になって、コミックエッセイになって、そんでもってついに映画になってしまったってシロモノらしんよ。

監督の李 闘士男ってひとは、もともとテレビのバラエティ番組のプロデューサーをやってて、そこから映画の世界に入ってきたらしいんやけど、長編映画デビュー作の『お父さんのバックドロップ』以降、気にして作品を観てるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。   ★★★☆☆   (2018年)

監督:李 闘士男
出演:安田 顕、榮倉奈々、大谷亮平、野々すみ花、螢 雪次朗、浅野和之、品川 徹

過去の離婚の経験から、結婚して3年後に続けるかの意思確認をしようという条件で再婚した男だったが、3年目を迎えたある日、家に帰ると妻が死んだふりをしていて................ってなコメディ調のドラマ?!

突然の妻の行動に、真意をはかりかねて戸惑う夫だったが、そんな彼の気持ちに関係なく、毎日、趣向を凝らした“死人っぷり”を見せる彼女だが...........ってなことで、夫婦の愛情表現をってところなんかな。

榮倉くんの奇抜なコスプレ具合でコミカルさをってところでは、なかなか楽しめるんやけど、演技の方は、安田くんの安定感に比べると、無邪気さを出してはいるものの、ちょっと物足りなさがなぁ...........比べるものではないってのは、分かってるんやけどね。

夫婦として一緒に生活していても、相手の気持ちをどこまで理解してるのか、そんなことをテーマにってことなんやろなぁ.......独り身のハゲおやじには、なかなか難しいテーマではあったか?!(笑)

2019年2月14日 (木)

『スターリンの葬送狂騒曲』

今日は、イギリス、フランス、ベルギーとカナダの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、英国アカデミー賞で脚色賞にノミネートされたり、ヨーロッパ映画賞でコメディ作品賞を受賞したり、全米批評家協会賞で脚本賞を受賞したりと、なかなか話題になったみたいなんよね。

監督のアーマンド・イヌアッチってひとは、イギリス出身なんやけど、『チューブ・テイルズ』って作品を撮ったのち、主にずっとTVドラマの監督をやってて、どうやら久々の映画やったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

スターリンの葬送狂騒曲 / The Death Of Stalinn   ★★★☆☆   (2017年)

監督:アーマンド・イヌアッチ
出演:スティーヴ・ブシェミ、パディ・コンシダイン、ルパート・フレンド、ジェイソン・アイザックス、オルガ・キュリレンコ、サイモン・ラッセル・ビール、マイケル・パリン、アンドレア・ライズブロー、ダーモット・クロウリー、エイドリアン・マクラフリン、ポール・チャヒディ、ジェフリー・タンバー

独裁的な権力をもってソビエト連邦を支配していたスターリンが、発作を起こして倒れてしまい、側近たちは慌てて彼のもとに集まるのだが.................ってな、独裁者の後継争いを描いたコメディもの?!

絶対的な権力を持ち、敵対するものを粛正してきた独裁者の突然の死により、戸惑う側近たちは、権力の椅子をめぐって、あれやこれやと..............ってなことで、ブラックなコメディをってとこなんやろね。

久々に見たブシェミおじさんをはじめ、ちょっと渋めの役者をキャスティングして、ひと癖もふた癖もあるキャラクターで権力争いをユーモアを交えてってところでは、なかなかのアイデアやったかな。

ドラマとしての意外性はあるんやけど、盛り上がりとしてどうかっていうと、個人的にはもう一息やったかなぁ?!

2019年2月13日 (水)

『クリミナル・タウン』

今日は、ミステリー調の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるアンセル・エルゴートといえば、“ダイバージェント”のシリーズで少し名前を知られるようになり、『ベイビー・ドライバー』で主役を演じた彼なんよね。

ちなみに、そんなアンセルくんとヒロインを演じてるクロエ・グレース・モレッツとは、『キャリー』のリメイク版で、なにげなく共演してたんよなぁ。

というわけで、そんな作品のかんそうは..............................?!

クリミナル・タウン / November Criminals   ★★★☆☆   (2017年)

監督:サーシャ・ガヴァシ
出演:アンセル・エルゴート、クロエ・グレース・モレッツ、デヴィッド・ストラザーン、キャサリン・キーナー、テリー・キニー、フィリップ・エッティンガー、ダニー・フラハティ、コリー・ハードリクト、ヴィクター・ウィリアムズ、オパル・アラディン、テッサ・アルバートソン、ジャレッド・ケンプ

病気で母親を亡くした悲しみを引きずる高校生の男の子は、カフェでアルバイトをする友人が、何者かに射殺された事件にショックを受け、犯人を捕まえようと奔走するのだが............................ってなドラマ?!

警察の捜査が進展しないことに苛立ちを覚え、自ら手がかりを探して、友人を殺した犯人を捜そうとするが、そんな彼を幼馴染の女の子は心配するが.......................ってなことで、とりあえずのサスペンスなのかな。

なんか、話としてはないことはないんやろうけど、殺人事件を危険も顧みずに勝手に調べる高校生ってところで、なんとも言えない違和感があって、そこのモチベーションの部分のネタふりが、個人的にはマッチしなかったかな。

多感な10代の親子関係や初恋を絡めてってことなんかもしれんけど、作品としては、もう一息な感が強すぎたね?!

2019年2月12日 (火)

『少女邂逅』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる枝 優花ってひと、これが長編初監督作品ってことらしいんやけど、年齢的にもまだ20代なかばなんやって。

主演のふたりの若手女優のうち、モトーラ世理奈ってこは、イタリア系のハーフらしいんやけど、どこかで見たことのある顔やと思ったら、どうやらCDのジャケットでドアップで写ってたらしいんよね(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.....................?!

少女邂逅   ★★★☆☆   (2018年)

監督:枝 優花
出演:保紫萌香(穂志もえか)、モトーラ世理奈、松澤 匠、松浦祐也、秋葉美希、土山 茜、斎木ひかる、里内伽奈、すぎやまたくや、根矢涼香

学校でイジメにあっている高校生の女の子は、東京から転校してきたクラスメートと仲良くなるのだが..............ってな青春ドラマ?!

ひどいイジメにより生きるていることが辛いと感じていた女の子の前に現れた転校生、優しく接してくれる彼女と親友になるが、そんな彼女にも秘密が...........ってなことで、ちょっと“痛い”青春ドラマに仕上がってるんよ。

映画初出演のふたりを主役にしてってところで、いかにもなインディーズ系のテイストではあるんやけど、監督さんが同じ女性ってこともあるのか、繊細な10代の女の子の心の傷みたいなものが、うまく描かれてた。

漠然とした将来への不安を抱え、どうしていいか分からない“痛み”に苦しみながらも、なんとか生きていく、そんな彼女たちの脆い友情と愛情をってところで、なかなか繊細で切ない青春やったなぁ?!

2019年2月11日 (月)

『パリ、憎しみという名の罠』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、フランス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるオリヴィエ・マルシャルは、『あるいは裏切りという名の犬』って作品で注目されて以来、彼の作品(監督作、脚本を書いたもの、出演作)は、なぜか情感のこもったものになるんよね(笑)

主演のブノワ・マジメルは、今やフランスを代表する役者になったわけやけど、ミヒャエル・ハネケ監督の『ピアニスト』で、イザベル・ユペールに弄ばれてた青年が、こんなに渋いオヤジになったのを見ると、感慨深いよなぁ。

というわけで、オリヴィエ・マルシャルの“~という名の”シリーズ(←勝手に命名)第4弾の感想は......................?!

パリ、憎しみという名の罠 / Carbone   ★★★☆☆   (2017年)

監督:オリヴィエ・マルシャル
出演:ブノワ・マジメル、グランジ、イディル・シャンデ、ムーサ・マースクリ、ダニ、ミカエル・ユーン、ジェラール・ドパルデュー、カトリーヌ・アルディティ、キャロル・ブラナ、パトリック・カタリフォ、ファリド・ラービ

租税局からの追徴課税により、破産申請をして会社を手放した男は、ふとしたキッカケで排出規制ガスの枠の売買で儲けることを思いつくのだが.................ってなドラマ?!

ダミー会社を作って、法の隙間をついて荒稼ぎするが、義父との確執や、ビジネスを始める際に裏社会から金を借りたことから、トラブルになり............ってなことで、犯罪ドラマが展開するんよ。

会社や家族、すべてを失った男の一発逆転、そしてその顛末ってことで、すっかり渋くなったブノワくんが頑張ってたね。

監督さんお得意の裏社会との因縁を絡めつつ、シンプルで小粒ながらも、気がつくと夢中にさせられる、そんな久々の“マルシャル節”は、なかなか心地よかったかも?!

2019年2月10日 (日)

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』

今日は、実在の人物を描いた映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、フィリップ・シーモア・ホフマンがアカデミー賞で助演男優賞にノミネートされたり、ゴールデン・グローブでは、主演のトム・ハンクスが男優賞、ジュリア・ロバーツが助演女優賞にノミネートされたりと、それなりに評価されたんよなぁ。

監督のマイク・ニコルズといえば、ダスティン・ホフマンが主演した『卒業』で有名になったひとで、もともとはドイツ出身で医大に通ってたのに、中退して役者になり、監督になったんやってね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー / Charlie Wilson's War   ★★☆☆☆   (2007年)

監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジュリア・ロバーツ、エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、ネッド・ビーティ、ケン・ストット、デニス・オヘア、ジャド・タイラー、オム・プリ、ブライアン・マーキンソン、レイチェル・ニコルズ、トレイシー・フィリップス

アフガニスタンに侵攻するソヴィエト、それを止めたのは、テキサス選出のひとりの下院議員やった...................ってな、実話を映画化した作品?!

打倒、共産主義、アメリカは世界の正義、ヒーローはここにいるってなことで、この作品、あまりにも自画自賛な内容が、かなり鼻についてもうて.....................(苦笑)

権力と人脈を使って、影で武力介入する、結局その傲慢さが、今の国際社会の混乱を招いているのに、こんな能天気な映画ができるとは、さすがハリウッドやなぁって、思わず感心してまうレベルの映画やった。

グダグダと続く会話は退屈で、少し苦痛やったし、弾がこないワシントンで、金を動かして世界を守るんやなんて..................それが正義とはなぁ.....................まぁ、そんな自己中心的な解釈が、アメリカ人の拠りどころなんやってことが、よくわかる作品やった。

2019年2月 9日 (土)

『アイム・ノット・ゼア』

今日は、ちょっと変わった伝記もの(?)をひとつ、ご紹介♪

ボブ・ディランと言えば、ご存じのとおり、数々の名曲を世に送り出してて、音楽雑誌ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大なソング・ライターに選ばれるほどのミュージシャンであり、かつ、ノーベル賞の文学賞を受賞したひとやんね。

そんな彼の生き様を6人の役者が演じてるわけなんやけど、ケイト・ブランシェットがアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされ、ヴェネチア映画祭で女優賞を受賞し、ゴールデン・グローブで助演女優賞を受賞して話題になったんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

アイム・ノット・ゼア / I'm Not There   ★★★☆☆   (2007年)

監督:トッド・ヘインズ
出演:ケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、クリスチャン・ベイル、リチャード・ギア、ジュリアン・ムーア、シャーロット・ゲンズブール、ベン・ウィショー、マーカス・カール・フランクリン、ミシェル・ウィリアムズ、ブルース・グリーンウッド、デヴィッド・クロス

ボブ・ディランの人生にインスパイアされて、性別も年齢も肌の色も違う6人の役者がディランの分身として演じる、一風変わった内容のドラマ?!

まったく見た目も異なる役者を使って、断片的に語られ、クロスオーバーしていくっていう構成は、かなり不思議な感じで、なんとも実験的やったね。

興味深いなぁって思いつつも、ただ、正直ちょっと分かりづらくて、作品としてどうかと言われると、正直、評価の難しいとこやよなぁって思ったかな。

それでも、数々の賞や映画祭で評価されたケイト・ブランシェットの演技ってのは、性別を超えてなりきる様子が、なかなか迫力があって、驚きやった。

フォークの神と崇められ、苦悩するってのは分かるんやけど、もう少しストレートに伝わる作り方やと、よかったかもね?!

2019年2月 8日 (金)

『クライマーズ・ハイ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタになってるのは、横山秀夫の同名小説なんやけど、実際に上毛新聞で記者をしてた作者が、日航機墜落事故を取材した際の経験をまとめて、小説にしたものらしいんよ。

監督をしている原田眞人ってひとは、『突入せよ!「浅間山荘」事件』『わが母の記』『日本のいちばん長い日』を撮ったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は............................?!

クライマーズ・ハイ   ★★★☆☆   (2008年)

監督:原田眞人
出演:堤 真一、堺 雅人、尾野真千子、山﨑 努、遠藤憲一、田口トモロヲ、堀部圭亮、西田尚美、高嶋政宏、螢 雪次朗、中村育二、でんでん、マギー、滝藤賢一、皆川猿時、野波麻帆、小澤征悦

日航機墜落事故を追う地元の新聞社を舞台に、事件に関わる人たちの姿を追いかけ、様々な軋轢に苦しみながらも、真相を追いかけるってな人間ドラマ?!

担当デスクを務めることになった男の苦悩、社内の部署間の対立、上司との衝突、記事を追う記者たちの執念、空前の大事故に翻弄される人々の様子を描くってね。

なかなか骨太のドラマに仕上がってた。紙面のできあがるまでの様子は、時間との戦いであり、緊迫感ってのが上手く伝わってたかも。

原作を知らないだけに、よく分からないんやけど、もう少し感情の高ぶりがあるかと思ってたところで、そういう意味でのドラマ性はなかったかな。でも、ズシリと重い話に仕上がってるあたりは、悪くなかったかな!?

2019年2月 7日 (木)

『中国の植物学者の娘たち』

今日は、カナダとフランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督をしてるダイ・シージエってひとは、もともと中国の出身ではあるんやけど、フランスで長く活動してたらしいんよね。

外からみた中国の体制批判ってのを含んでるのか、中国を舞台にした作品ながら、撮影の許可が本国ではおりず、ベトナムで撮影されたらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

中国の植物学者の娘たち / Les Filles Du Botaniste   ★★★☆☆   (2005年)

監督:ダイ・シージエ
出演:ミレーヌ・ジャンパノイ、リー・シャオラン、リン・トンフー、グエン・ニュー・クイン、グエン・ヴァン・クァン、ワン・ウェイドン

幼くして両親を地震で亡くし、孤児院で育った娘は、ある時、彼女は有名な植物学者のもとで住み込みで勉強する機会を得たが、そこで先生の娘と出会い..................ってな、女同士のラブ・ストーリー!?

植物学者の先生から厳しい指導を受ける女の子と、厳格な父に育てられる娘、似たような境遇の暮らしをするふたりは意気投合し、やがてその気持ちが...............ってなことで、キワドイ感情をってとこなんかな。

この作品、なんといってもポイントは................主演のふたりの美しさ、しかも、見事なまでの妖艶な裸体、あぁ..................美しくエロいとはことことやねぇ!(笑)

中国の山間部をイメージしたロケーションは、とても美しく、ふたりの間に芽生えた禁断の愛ってのを静かに包むってところが、なんともいえない感じやったよ。

全体的に雰囲気のある作品に仕上がってるんやけど、最後へのプロセスが少しあっさりしすぎやったのが残念やったかなぁ...............まぁ、印象的ではあるんやけど!?

2019年2月 6日 (水)

『4ヶ月、3週と2日』

今日は、ルーマニアの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したのをはじめ、全米批評家協会賞で外国語映画賞を受賞し、ヨーロッパ映画賞では作品賞と監督賞を受賞して、世界的に評価されたんよ。

監督のクリスティアン・ムンジウってひとは、この作品の後に作った映画で、カンヌ映画祭の脚本賞と監督賞を受賞してて、コンスタントに話題作を生み出してるってイメージなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

4ヶ月、3週と2日 / 4 Luni, 3 Saptamini Si 2 Zile   ★★★☆☆   (2007年)

監督:クリスティアン・ムンジウ
出演:アナマリア・マリンカ、ローラ・ヴァシリウ、ヴラド・イヴァノフ、ルミニツァ・ゲオルギウ、アレクサンドル・ポトチェアン、アディ・カラウレアヌ

独裁政権末期ののルーマニアで、大学生の女の子は、望まない妊娠をして、法律で禁止されていた中絶手術をすることになったルームメイトを手伝うことに....................ってなドラマ?!

いろいろと困難な状況のなか、当事者でありながら、どこか無責任な友人に振り回され、損な役回りを押付けられる主人公の苛立ちってのが、ストレートに伝わる話やったね(笑)

80年代のルーマニアの雰囲気が表現された、ほの暗い景色の中で、必死に駆け回る彼女の姿は、思わず見てて気の毒になってまうたよ。

手術を巡り、連続するトラブル、彼氏との喧嘩、何かすべてがうまく行かない一日、それでも自分がやらねば..................ってなことで、淡々と展開していく話の中に、感情が見え隠れするところが、いかにもヨーロッパ映画らしくて、なかなかの味わいやったね!?

2019年2月 5日 (火)

『ちーちゃんは悠久の向こう』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる兼重 淳ってひとは、これが映画デビューとなったみたいで、この後、『奇跡』『そして父になる』、そして『海街ダイアリー』『海よりもまだ深く』で是枝裕和の助監督として、作品に携わってたらしいんよ。

長く助監督をしたあと、『キセキ -あの日のソビト‐』で久しぶりにメガフォンを取って、少し話題になってたのかな。

というわけで、そんな作品の感想は...............................?! 

ちーちゃんは悠久の向こう   ★★★☆☆   (2007年)

監督:兼重 淳
出演:仲 里依紗、林 遣都、高橋由真、堀部圭亮、西田尚美、波瑠、奥村知史、小野まりえ、霧島れいか、飛田光里、兼子 舜、植松孝行、永山菜々

幼なじみのちーちゃんといつも一緒の高校生、オカルト好きの彼女に連れられて、学校の七不思議を探索するが......................ってな、ちょっと切ない恋愛ドラマ?!

なかなか雰囲気のある作品ではあったんやけど、話の早い段階で展開が読めてしまうところがちょっとなぁって思うよね(苦笑)

親との関係を語る部分なんかのエピソードが浮いてしまって、結局は尺を伸ばすための苦し紛れに見えて、ちょっと残念やったなぁ。

キャスティングでいうと、主演のふたりの初々しさは、演技が拙いながらも、かえって良かったかも。まぁ、脇役の演技が、とってもセリフ棒読みやったのがなぁ....................って感じではあったんやけど?!(苦笑)

2019年2月 4日 (月)

『最も危険な愛し方』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、メキシコ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で監督をしてるアルフォンソ・キュアロンといえば、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが共演した『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞の監督賞や編集賞を受賞したひとなんやけど、そんな彼が長編映画で監督デビューしたのが、これらしいんよ。

そんなデビュー作は、監督、製作、脚本を自分でやってるんやけど、いきなりメキシコのアカデミー賞にあたるアリエル賞で最優秀オリジナル・ストーリー賞ってのを受賞してみせたみたいで、さすがとしかいいようがないよね。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

最も危険な愛し方 / Solo Con Tu Pareja   ★★★☆☆   (1991年)

監督:アフフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ヒメネス・カチョ、クラウディア・ラミレス、アストリ・アダー、ルイス・デ・イカーサ、イザベル・ベネット、クラウディア・フェルナンデス、ドブリナ・クリステヴァ

女好きのコピーライターは、隣人の美しい客室乗務員に恋をするが、たまたま一夜をともにした看護婦の企みで、エイズだと勘違いし、自殺を決意するのだが.......................ってな、メキシコのラブ・コメディ?!

女心を弄ぶプレイボーイだった男が、ひょんなことから真剣にひとを好きになり、恋をするものの、慣れないことでどこか不器用になり、しかも、病気だと思い込み.................てなことで、ドタバタとね。

ちょっと意味不明なエピソードがあったりして、置き去りにされそうになりながらも、全体としては、それなりに楽しめる話やったかな。

なかなかヒロインが魅力的なところが、よかったかなぁ.....................って、まぁ、男目線で観るところの恋愛ドラマでは、重要な要素やんね!?(笑)

2019年2月 3日 (日)

『かつて、ノルマンディーで』

今日は、フランスのドキュメンタリー映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督であり、主人公でもあるニコラ・フィリベールってひとは、主にドキュメンタリー映画をつくるひとってことで、名前が知られてるんよね。

パリのルーブル美術館の裏側を描いた『パリ・ルーヴル美術館の秘密』って作品なんかは、1990年に作られたものなんやけど、日本では2003年に公開されて、結構、話題になってたもんね。

その他の代表作としては、田舎町の小学校で撮られた『ぼくの好きな先生』ってのがあって、全米批評家協会賞でドキュメンタリー賞を受賞したり、本国フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞で編集賞を受賞したりしてるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

かつて、ノルマンディーで / Retour En Normandie   ★★★☆☆   (2007年)

監督:ニコラ・フィリベール
出演:ニコラ・フィリベール、アン・ボレル、ニコール・ピカード

かつて助監督として撮影で訪れたノルマンディーの田舎町、30年の年月を経て、再びその地を訪れ、役者として演じた地元の人々と再会する様を追ったドキュメンタリー?!

19世紀に地元で起こった殺人事件を描いた作品で、当時の監督が地元の住民をキャスティングして製作したもので、久々に協力してくれた人たちを訪れてってな感じかな。

当時のことを懐かしく思い出す人々、それぞれの人生の中で、撮影に参加し、演じたことが、かけがえのない思い出として残ってることが、彼らの表情から伝わるんやなぁ。

それからの人生を語りつつ、忘れられないあの日を語る、そんな再会を綴りながら、30年という年月の重みを浮かび上がらせるんよ。

淡々とした流れながら、それぞれの思い入れが伝わる、なかなかの“ドラマ”やったよ!?

2019年2月 2日 (土)

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』

今日は、スウェーデン、フィンランド、デンマークの合作映画をひとつ、ご紹介♪

こんな、イケてないハゲおやじでも、高校の頃からテニスをやってて、この作品で描かれるスウェーデンのビヨン・ボルグとアメリカのジョン・マッケンローってのは、よく覚えてるんよ。

コートで暴れまくる、悪童って言われてたマッケンローってのは、紳士のスポーツってイメージだったテニス界では、ほんと異端で、冷静なボルグとは両極端やったんよなぁ。

というわけで、そんなふたりのライバル関係を描いたドラマの感想は..........................?!

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 / Borg Mcenroe   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ヤヌス・メッツ
出演:スヴェリル・グドナソン、シャイア・ラブーフ、ステラン・スカルスガルド、ツヴァ・ノヴォトニー

ウィンブルドンを4連覇し、5連覇がかかる大会に挑む世界ランキング1位のボルグと、そんな絶対王者に挑もうとするランキング2位のマッケンロー、ふたりが対峙した1980年の決勝を........................ってな、スポーツ実話ドラマ?!

若くしてテニス界の頂点に立ち、常に追われる立場でプレッシャーと戦う男と、感情むき出しのプレーで批判を受ける男、それぞれに苦悩を抱えながら、勝利を目指して戦う.....................ってなことで、ふたりのライバル関係を、それぞれの背景を映しながら描いてるんよ。

リアルタイムでテレビで観てたふたりのトッププレーヤーの姿をってところで、なかなか興味深いものはあったんやけど、マッケンロー役のシャイアくんが、ちょっと役不足な感が強かったかなぁ。

少しタイプが違ってるように見える、ふたりの天才がいて、彼らしか分からない世界があって、センターコートという舞台でボールを打ち合うなかで生まれる強い絆、スポーツの美しさってのが伝わったかな?!

2019年2月 1日 (金)

『のみとり侍』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる鶴橋康夫ってひとは、どうやらもともとテレビ業界で活躍してたひとらしく、映画の初監督作品が『愛の流刑地』で、前作が『後妻業の女』で、いずれもトヨエツが出演してたんよね。

話の元ネタは、小松重男って作家さんの短編小説らしく、80年代後半に出版された時代小説ってことらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

のみとり侍   ★★★☆☆   (2018年)

監督:鶴橋康夫
出演:阿部 寛、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤 工、風間杜夫、大竹しのぶ、松重 豊、伊武雅刀、六平直政、前田敦子、雛形あきこ、三浦貴大

殿様の機嫌を損ねたために、その命令によって、“猫の蚤とり”と言われる、江戸時代の男娼をやることになった勘定方の侍は、戸惑いながらも、そこで様々な人たちと出会い...................ってなコメディ時代劇?!

亡き妻とそっくりな女性と出会い、偶然にも相手をすることになったものの、女性を歓ばせるスベを知らなかった男は、彼女を満足させることができず、たまたま助けた好色家の男に頼み込み.................................ってなことで、ユーモアとエロを織り交ぜた人情ものってことなんかな。

キャスティングの妙というか、阿部くんの愚直なキャラってのをうまく活かしつつってところで、まぁ、それが全てっていう感もあるんやけど、うまく世界を作ってたね。

あと、エロ指南役を演じるトヨエツの艶かしさってのは、確かにハマってたのかもって思ったよ。

ただ、作品全体としてどうかって言われると、どこか中途半端な感じが拭えなくて、盛り上がったかっていうと、そこまででもないような感じやったかな?!

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