お・ス・ス・メ!

2017年12月 4日 (月)

『盗聴者』

今日は、劇場未公開の作品のなかから、フランスとベルギーの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役を演じてるフランソワ・クリュゼと言えば、数年前に大ヒットしたフランス映画『最強のふたり』で体の不自由な富豪役を演じてたひとで、フランスではベテランの役者さんなんよ。

監督さんは、これまでに短編を1作作ってたらしく、どうやらこの作品が長編デビューになるらしく、期待の新星ってとこなのかもね。

というわけで、そんな作品の感想は................?!

盗聴者 / La Mecanique De L'ombre   ★★★★☆   (2016年)

監督:トマス・クライトフ
出演:フランソワ・クリュゼ、サミ・ブアジラ、ドゥニ・ポダリデス、アルバ・ロルヴァケル、シモン・アブカリアン

アルコール中毒で仕事を失った男は、断酒して社会復帰しようと仕事を探すが、ある日、政府関係者という男から、盗聴したテープを原稿に起こす仕事をしないかと、オファーを受けるのだが................ってなサスペンスもの?!

決められたアパートの一室で、毎日、決められた時間のなかで、機械的に盗聴した録音テープの内容をタイプする、そんな仕事をしながら、ある日、テープの内容が新聞に書かれた事件に関わっていることに気づき............ってなことで、なかなかスリリングな犯罪ドラマが展開するんよ。

主演のフランソワおじさんの、戸惑いながらも、事件に巻き込まれる男の苦悩を漂わす演技は、なかなかの味わいやった。

無職の冴えない中年オヤジが、気づいたら政治的陰謀にかかわっていた、そんな展開は、ちょっと現実離れしてはいるんやけど、それを上手く納得させるだけの雰囲気があったね。

こういう“陰謀もの”(そんなジャンルがあるかどうかは別にして.....)が好きなものには、たまらん一品やった?!(笑)

2017年10月28日 (土)

『ドリーム』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、実話を基にしたドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演女優賞にノミネートされてて、ゴールデン・グローブ、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞などでノミネートされたりして、いろんなところで評価されたんよ。

実はこれ、当初の邦題が“ドリーム 私たちのアポロ計画”ってなる予定やったんやけど、実際の内容はアポロ計画やなくてマーキュリー計画ってこともあって、かなりの批判を受けて、渋々(?)“ドリーム”だけになったんよ(苦笑)

当初の案は論外やと個人的にも思うんやけど、ただ、今の邦題も原題とは違うことになってもうてて、原作者やそれを受けて映画を作った側がタイトルに込めてるものと別物になってもうてる時点で、敢えてこのカタカナ邦題にする理由ってのが、ごっつい疑問ではあるんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ドリーム / Hidden Figures   ★★★★   (2016年)

監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト、マハーシャラ・アリ、ジム・パーソンズ、キンバリー・クイン、グレン・パウエル、オルディス・ホッジ

NASAのラングレー研究所で計算係として働く3人の黒人女性は、人種隔離政策が続く状況のなか、宇宙への有人飛行を目指す国家プロジェクトに携わりながら、計画の成功のために、それぞれの持ち場で頑張るのだが................ってな、実話を基にしたドラマ?!

部署のマネージメントを形式的に任されながらも、管理職になれない女性、技術者としての才能がありながらも、適格条件が欠けているからと拒否される女性、軌道計算で群を抜く才能を発揮しながらも、認められない女性、それぞれに苦悩を抱えながらも、夢に向かって奮闘する、そんな彼女たちの姿をってことなんやろなぁ。

いろんな困難と立ち向かいながら、3人それぞれを主人公にして、熱いエピソードが挟まってるあたりが心憎い演出やったかな。

国家の威信を掛けたプロジェクトに携わりながらも、表に出ることのない大切なひとたち、そんなところが原題の意味するところなわけで、そう考えると邦題をめぐる騒動は、かなり余計やったよね(苦笑)

どんなときも夢を諦めない、そんな強いメッセージが、心地よく胸に残る、なかなか秀逸なドラマやった?!

2017年10月22日 (日)

『オープン・ユア・アイズ』

今日は、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、本国スペインでは、アカデミー賞にあたるゴヤ賞で作品賞、監督賞、主演男優賞など10部門にノミネートされるくらい、評価されたらしいんよ。

気に入ったトム・クルーズが、キャメロン・クロウを監督に迎えて、ハリウッドでリメイクしたのが『バニラ・スカイ』って作品で、主役におさまった自分の相手には、オリジナルと同じペネロペ・クルスを指名して、その後、ふたりが交際してたってのは有名な話やんね。

アレハンドロ・アメナーバルって監督さんは、スペインとチリのハーフで、なかなか才能あふれるひとなんやけど、最近は新作の話もなく、ちょっと淋しいんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

オープン・ユア・アイズ / Abre Los Ojos   ★★★★   (1997年)

監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:エドゥアルド・ノリエガ、ペネロペ・クルス、フェレ・マルティネス、ナイワ・ニムリ、ペドロ・ミゲル・マルティネス、チェテ・レラ

親の遺産を相続し、裕福な暮らしをしているイケメンの男は、ある日、ひとりの女性と出会い、好きになるのだが、その時に付き合っていた別の女によって交通事故に遭ったことで顔が醜く変貌してしまい、心を閉ざしてしまうのだが.................ってなミステリーもの?!

欲しいものは何でも手に入れる、そんな何不自由のない生活から、変わってしまった容姿を恥じ、好きなひとにも会えない、苦痛の日々を過ごすことに.......ってなことで、過去を取り戻せない焦りと、現実と向き合えない苦しみをってとこなんかな。

この作品、独特の映像表現や話の切り口で、個性的に語り掛けてくるんで、最初はちょっと分かりにくくて戸惑うんやけど、次第にその世界に引き込まれていくような感じで、なんとも不思議な魅力があるんよ。

これががキッカケでトム・クルーズの寵愛を受け、世界的に有名になったペネロペ・クルスは、確かに印象に残る存在感を出してたしね?!(笑)

2017年10月18日 (水)

『わたしは、ダニエル・ブレイク』

今日は、イギリスの巨匠ケン・ローチ監督の作品をひとつ、ご紹介♪

この作品、イギリスのアカデミー賞で賞を受賞したのをはじめ、カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞し、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でも外国語映画賞を受賞したりして、かなり評価されてるんよ。

監督のケン・ローチは、もう80歳を超えてるにもかかわらず、若い時と同じ目線で、社会のなかでもがき苦しむ人たちを見つめて映画を作ってるところが、ホンマにスゴイと思うんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は........................?!

わたしは、ダニエル・ブレイク / I, Daniel Blake   ★★★★☆   (2016年)

監督:ケン・ローチ
出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・フィリップ・マキアナン、ブリアナ・シャン、シャロン・パーシー、ケマ・シカズウェ、ケイト・ラッター

何十年も大工として真面目に生きてきた初老の男は、心臓発作を起こしたことで働くことができず、国の援助を頼ろうと申請手続きをしようとするが、役所の対応に疑問を感じていたとき、役所の職員が、ふたりの子どもを抱えたシングルマザーに冷たい対応を見て、我慢がならず..............ってなことで、社会的弱者の苦悩を描いたドラマ?!

働きたくても働けない、そんな状況で生活のために必死の男は、同じように理不尽な対応をされた家族を放ってはおけず..........ってことで、ひとりの頑固おやじと母子家庭の交流から、イギリス社会の問題点を切り取るってとこなんかな。

いやね、主役のジョーンズおじさんのキャラが、なかなかエエんよ。昔気質の職人で、権力に立ち向かいながら、弱きを助ける、カッコええんよなぁ。

監督さんらしく、社会の底辺でもがき苦しむ人たちを切り取りながら、そこに愛情と人情に満ちた人間ドラマを描き出すあたりは、やっぱりグッと胸にくるものがあるんよ。

地味な展開で、ちょっと盛り上がりに欠ける感もあって、万人受けするような類の作品ではないんやと思うんやけど、頑固おやじの心の叫びを噛みしめると、後からジワジワと味が出てくるんよね?!

2017年10月16日 (月)

『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、スペイン映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるオリオル・パウロってひと、実は、以前に紹介した『ロスト・アイズ』ってので、監督のギリェム・モラリスと一緒に脚本を書いてたひとらしいんよ。

出演者のひとり、ホセ・コロナドくんは、監督さんの以前の作品にも出演してたらしいんやけど、今回はそれに人気のマリオ・カサスを加えた、野心作ってとこなんかもね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 / Contratiempo   ★★★★☆   (2016年)

監督:オリオル・パウロ
出演:マリオ・カサス、アナ・ワヘネル、バルバラ・レニー、ホセ・コロナド、フランセスク・オレーリャ、パコ・トウス

不倫相手が殺された現場に居合わせたことで、殺人事件の容疑者となった男は、裁判で無罪を勝ち取るために雇った女性コンサルタントに、事件について語るのだが................ってなサスペンス?!

殺された不倫相手との旅行中に起こった自動車事故、隠ぺいを図ったことで、結果的に追い詰められた男の告白と、それを聞きながら真相を把握しようとする女コンサル、果たして事件の裏側には何が.............ってなことで、これ、なかなかヒネリの効いた話なんよ。

次々と明らかになる事件の全容、彼女は誰に殺されたのか、二転三転した後に明らかになる“結末”は、ちょっとしたサプライズもあったりで、上手くまとまってたかな。

まぁ、若干、オイオイってツッコミは入れたくなる感もあるんやけど、それも何となく許せてしまえるだけの“勢い”があるんよね。

ゲス不倫の落とし前は安くはないってことで、やっぱり後ろめたいことはやったらアカンってことなんやろなぁ............?!(笑)


2017年10月14日 (土)

『The NET 網に囚われた男』

今日は、韓国の鬼才、キム・ギドク監督の作品をひとつ、ご紹介♪

キム・ギドクって監督さん、初期の『春夏秋冬そして春』って作品を観たときに、その映像美となんとも言えない人間臭いドラマに衝撃を受けて、それ以来、ずっと追いかけてるんよ。

かなり性格的にハゲしい人みたいで、たびたび言動なんかで話題を振りまいてくれるんやけど、ちょっと前のニュースでは、『メビウス』って作品の撮影の際に、出演予定やった女優さんにベットシーンを強要したとかで、訴えられて、ニュースになってたっけ(苦笑)

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.......................?!

The NET 網に囚われた男 / The Net   ★★★★   (2016年)

監督:キム・ギドク
出演:リュ・スンボム、イ・ウォングン、イ・ウヌ、キム・ヨンミン、チェ・グイファ、キム・スアン

北朝鮮で漁師をしていた男は、ある日、境界線の近くで漁をしているときに、網がボートのスクリューに絡まってしまい、そのまま漂流して韓国に入ってしまい..............ってなドラマ?!

望んで韓国に入ったワケでもなく、むしろ家に残した最愛の妻と娘が恋しくて、すぐに北に還して欲しいと頼むが、韓国側ではスパイの容疑をかけられ、執拗な尋問を受け..............ってなことで、北朝鮮と韓国の間を彷徨う、ひとりの男の姿を映し出すんよ。

いやぁ~、何の政治的な意図もなく、ただ魚を捕ってた男が、両国の関係により、理不尽な立場に置かれる様ってのは、なんともやるせないものがあったわ。

国籍を無視すれば、ただの家族思いの心優しいひとりの漁師、それだけのことが、国境によって別の“色”が付けられてまう皮肉、それを鋭く突いてくる監督さんのメッセージに、いろいろと考えさせられてもうたよ?!

2017年10月12日 (木)

『おとなの事情』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞と脚本賞を受賞したほか、トライベッカ映画祭でも観客賞を受賞したりして、なかなかの評判やったらしいんよ。

監督をしてるパオロ・ジェノヴェーゼってひとの作品は、日本で紹介されるのは、これが初めてらしいんやけど、過去にもダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に何度かノミネートされたりしてるみたいで、イタリアでは人気なんやろね。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

おとなの事情 / Perfetti Sconosciuti   ★★★★   (2016年)

監督:パオロ・ジェノヴェーゼ
出演:マルコ・ジャリーニ、エドアルド・レオ、アンナ・フォリエッタ、ジュゼッペ・バッティストン、アルバ・ロルヴァケル、ヴァレリオ・マスタンドレア、カシア・スムートニアック、ベネデッタ・ポルカローリ

月食の起こる夜に、幼なじみとそのパートナーが集まり、ホームパーティーを開くことになり、そこで各自の携帯のメッセージや電話を包み隠さず公開するというゲームをやることに.................ってな人間ドラマ?!

お互いに夫や妻も知らないような秘密はあるのか、ないのかという会話の流れで、それぞれの人間関係に隠された“裏側”をあぶり出すってなことで、なかなかシュールな話が展開するんよ。

一見、夫婦円満に見えても、みんな様々な問題を抱え、パートナーにも親友にも言えない秘密がある、それを携帯を小道具に使いながら、巧みな会話で構成するあたり、なかなかの味わいやったよ。

単なる下世話な男女関係の暴露話で終わることなく、親との同居や子育ての悩み、セクシャリティやら、様々な話をコンパクトにまとめあげたところが、この作品の良さなんやろなぁ?!

2017年10月 8日 (日)

『ダンケルク』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、話題作をひとつ、ご紹介♪

この作品、なんといっても監督をしてるクリストファー・ノーランの最新作ってことで注目してたんやけど、バットマンのシリーズから『インターステラー』ときて、日本でもスッカリ名前が知られてるってのは、初期作品からのファンとしては、うれしい限りやね。

ノーラン監督といえば、これまではフィクション作品で、自分のなかで作り上げた“ノーラン・ワールド”を映像化してたわけやけど、今回、初めて歴史上の出来事をネタにしたってところで、彼が戦争をどう描くかってのが話題になってたんよなぁ。

というわけで、期待して観に行った作品の感想は.........................?!

ダンケルク / Dunkirk   ★★★★   (2017年)

監督:クリストファー・ノーラン
出演:フィオン・ホワイトヘッド、ジャック・ロウデン、トム・グリン=カーニー、ハリー・スタイルズ、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、トム・ハーディ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、ジョン・ノーラン、マイケル・フォックス、(声の出演)マイケル・ケイン

第二次大戦の序盤、攻勢を掛けるドイツ軍により、フランス北部の港町ダンケルクで包囲された英仏軍40万人は、脱出のための艦隊の到着を待っていたが、敵の攻撃により、撤退もままならない厳しい状況となり.................ってな、史実を基にした戦争ドラマ?!

空からは爆撃機、海からは潜水艦の魚雷が、容赦なく撤退しようとする兵士を襲い、逃げ場を失うが、そんな彼らを救出しようと、民間人も自ら船を出してダンケルクへ向かい............ってね。

内容としては、どちらかというと淡々と戦場の様子をリアルに映し出しってことで、それほど感動を押し付けるものではないんやけど、この監督さんらしく、見事なまでに“戦場”を多彩な角度で切り取ってるんよ。

あまりまだ知られてない若手の役者を使うことで、過度な演出を控え、普通の若者たちが、必死になって生き延びようとする様を、サラリと描いてるんよなぁ。

何かしらの奇跡が起きて、ドラマチックな戦争ドラマとして描くよりも、こうやって、ありのままの戦場を冷静に映し出して、そこに控え目なスパイスを加えるあたり、監督さんのこの作品への思いと冷静さを感じるやんね。

ちょっと好みの分かれる作品なのかもしれんけど、監督さんの作品をずっと追いかけてる者としては、“らしさ”を堪能できる、実にエエ作品やったと思うんよ?!

2017年9月16日 (土)

『ベイビー・ドライバー』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、キレキレのアクションものをひとつ、ご紹介♪

この作品、ゴールデン・トレーラー賞(優れた予告編を表彰する賞)で賞をもらったり、サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)賞で観客賞を受賞したりして、異色な作品ながら、世界中でマニア心を揺さぶってる(?)みたいなんよ(笑)

監督のエドガーライトといえば、イギリスの出身で、あまりにもユルいゾンビ映画として人々を熱狂(?)させた『ショーン・オブ・ザ・デッド』のひとで、初期の作品では『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』なんかも、一部では人気になったんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ベイビー・ドライバー / BABY DRIVER   ★★★★   (2017年)

監督:エドガー・ライト
出演:アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジョン・バーンサル、ジェイミー・フォックス、エイザ・ゴンザレス、ジョン・ハム、フリー、CJ・ジョーンズ、スカイ・フェレイラ、ヴィヴィアナ・チャベス、ポール・ウィリアムズ、(声の出演)ウォルター・ヒル

抜群のドライビング・テクニックを駆使し、ワケあってギャングの手下として強盗犯の逃がし屋をしている青年は、かつて母親が働いてたダイナーでウェイトレスをする女の子と出会い、恋に落ちるのだが..............ってなクライム・アクション?!

お気に入りの音楽を大音量で聴きながら、ノリノリでアクセルを踏み込んで、警察を振り切る、そんな青年は、犯罪の手助けをやめて、まっとうな暮らしをしようと思うのだが..............ってね。

いやぁ~、これ、出だしのツカミが凄まじかったわ!!(笑)

キレキレのアクションに心地いい音楽、それでテンポよく観る側をグイグイと引き込んでく、見事にやられてもうたなぁ♪

仕方なく犯罪集団の一員として“仕事”をするっていうシチュエーションと、そこで繰り広げられる人間模様、淡い恋心なんかもありつつも、それをハイスピードなカーアクションでぶちかますって作りは、かなり爽快で、オモロかった。

あまりのアクションの迫力で、ドラマ部分が途中、少し間のびしてもうてるように感じてまうのは愛嬌で、車好き、音楽好きにはタマらん、極上のエンタメ作品やったね!?

2017年9月15日 (金)

『麻雀放浪記』

今日は、ちょっと古めの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品で主役の青年を演じてる真田広之は、ちょうど千葉真一の率いるJACから、役者として独り立ちしようって頃やったんやろなぁ。まぁ、この作品のちょっと前に作られた、深作欣二が監督の『里見八犬伝』で薬師丸ひろ子と共演ってので、注目はされたんやけど。

監督の和田 誠ってひとは、もともとはイラストレーターとして知られたひとやったらしく、これが長編映画デビューやったみたいやね。ちなみに、和田くんの奥さんってのが、“レミパン”でお馴染み(?)の料理研究家の平野レミなんやって(笑)

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

麻雀放浪記   ★★★★   (1984年)

監督:和田 誠
出演:真田広之、鹿賀丈史、名古屋 章、高品 格、加賀まりこ、大竹しのぶ、加藤健一、笹野高史、篠原勝之、天本英世、内藤 陳、佐川二郎

戦後間もない頃、上野で知り合いの男と再会した青年は、彼に連れられて行った賭場で、プロのバクチ打ちの男と知り合い、自分も博打で生きていこうと思い、その男からいろいろと学ぶのだが..............ってなドラマ?!

足を踏み入れたギャンブルの世界で、様々な人たちと出会い、痛い目にあいつつも、次第に成長していく姿を、恋バナを交えたりしながらってところなんかな。

白黒ってところで、ノスタルジックな雰囲気で楽しませてくれるんやけど、笹野くんがまだ髪が生えてたりして、出てくる役者が、みんなまだ若いってのに盛り上がってもうたよ(笑)

これ、話の内容も、ギャンブルの世界の奥深さや、そこでシノギを削って勝負を張る男たちの悲哀なんかが出てたりで、その独特の世界観のなかで繰り広げられる人間模様が、なかなかの味わいなんよなぁ。

鹿賀くんのキレキレの演技もエエんやけど、やっぱり、ベテランの高品おじさんの老練な存在感ってのが、なんとも秀逸やったなぁ?!

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