お・ス・ス・メ!

2018年4月21日 (土)

『不都合な真実 2 :放置された地球』

今日は、環境に関するドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

2006年に作られた『不都合な真実』といえば、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したのをはじめ、数々の賞に輝いた、傑作ドキュメンタリーやんね。

あまりにもセンセーショナルな内容もあって、環境破壊は科学的な根拠に乏しいとか、感情論に過ぎないとか、いろいろな批判もあったらしい。

ただ、その後の世界で起こる数々の異常気象や天然災害を見てると、何が真実なのかってのは、なんとなく分かるような気がするんやけどね。

というわけで、4月でありながら、気温が30度になろうかという日に、あらためて環境問題を問うという意味で、続編の感想を...................?!

不都合な真実 2 :放置された地球 / An Inconvenient Sequel : Truth To Power   ★★★★☆   (2017年)

監督:ボニー・コーエン、ジョン・シェンク
出演:アル・ゴア

前作の公開から約10年が経過し、その後、気候変動による危機がどこまで進んだか、そして、それを阻止するために奮闘するゴア元副大統領の活動を追いかけたドキュメンタリー?!

地球温暖化は着実に進み、自然からの警鐘を映像で追いながら、政治から離れて、世の中を少しでもいい方向に変えるために、熱く語りかけるゴアさんの姿をってところで、今回もいろいろと考えさせられたよ。

風力や太陽光などの再生可能エネルギーで、なんとか進んだ針を戻そうとする活動と、一方で国の発展のために、石油や石炭を捨てることができない途上国、なかなか妥協点が見つからないなか、必死になって頑張るゴアさんを見てると、ほんとこの人がブッシュの代わりに大統領になってたら....................って思ってまうよね。

国のエゴや個人の無関心、それによって異常気象が起きて、地球環境が悪化しているという現実を、変えることができるのは、ひとりひとりの意識の変化や、国としての決断なわけで、太陽光の推進のハシゴをはずし、利権にかられて、しれっと原発を再稼動させまくってる、どこかの総理大臣に、ゴアさんからレクチャーしてもらって欲しいなぁって、切に願ってまうよなぁ.......................?!(笑)

2018年4月19日 (木)

『50年後のボクたちは』

今日は、ドイツの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるファティ・アキンってひとは、トルコ系ドイツ人で、ベルリン国際映画祭では、金熊賞を受賞したことがあり、カンヌ映画祭では脚本賞を受賞し、ヴェネチア映画祭でも賞を受賞してて、なかなかヨーロッパでは評価されてるひとなんよ。

ちょうど劇場で公開中の作品で、カンヌ映画祭で女優賞を受賞し、パルム・ドールの候補にもなった、ダイアン・クルーガー主演の『女は二度決断する』ってのは、なかなかの評判みたいなんよなぁ。

監督さんの作品では、個人的には自身のルーツを見つめた前作の『消えた声が、その名を呼ぶ』や、ヴェネチア映画祭で賞をもらった『ソウル・キッチン』なんかがお気に入りなんやけどね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

50年後のボクたちは / Tschick   ★★★★☆   (2016年)

監督:ファティ・アキン
出演:トリスタン・ゲーベル、アナンド・バトビレグ、メルセデス・ミュラー、アニャ・シュナイダー、ウーヴェ・ボーム、アレクサンダー・シェーア、マルク・ホーゼマン、ウド・ザメル、フリーデリッケ・ケンプター

クラスであまり存在感がなく、変人扱いされ、片思いをしてる人気者のクラスメートの誕生会に呼ばれずに落ち込んでた男の子は、ひょんなことから、ロ シアからの転校生に誘われて、彼が盗んだ車で旅に出ることに.........................ってな、青春ロードムービー?!

なかば強引に友達にされ、そのまま車で旅に出ることになった14歳の少年たちは、いろんな人と出会い、経験をしながら、忘れられない時間を過ごすの だが.........................ってなことで、友情の絆を強くしながら、子どもから、ちょっぴり大人へと成長する、そんな姿が描 かれてるんよ。

この作品、少し複雑な家庭で育つ主人公が、破天荒な“友達”との冒険旅行で、徐々に変わっていくっていう、まぁ、よくありがちなストーリーで攻めつつも、なんか程よくコミカルで、清々しさとワクワク感があって、観終わって、不思議と満足感ってのがあるんよね。

この監督さんらしく、意表をつく(?)音楽の使い方をしたりしながら、甘酸っぱい青春の一ページを切り取ったロードムービーは、なかなかの味わいやったよ?!

2018年4月 8日 (日)

『グレイテスト・ショーマン』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、ミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

いやぁ、最近ちょっと映画館に行けてなくて、この作品も2月16日に初日公開で、いろいろと評判を聞いて気にりつつも、なかなか観れなくて、ようやく1か月半以上してから、こうして感想を書けるようになったんよ。

アカデミー賞では、歌曲賞にノミネートされて、ゴールデン・グローブでは歌曲賞を受賞し、ミュージカル・コメディ部門の作品賞と主演男優賞にノミネートされて、アメリカでもヒットしたらしいんよね。

監督のマイケル・グレイシーくんは、どうもこれが長編デビュー作のようで、どうやら人気漫画のNARUTOの実写映画版のプロジェクトで、監督候補になってるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

グレイテスト・ショーマン / The Greatest Showman   ★★★★   (2017年)

監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン、ミシェル・ウィリアムズ、ザック・エフロン、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、キアラ・セトル、サム・ハンフリー、ポール・スパークス、エリス・ルービン、ナターシャ・リュー・ボルディッゾ

仕立屋の息子として生まれ、早くに父を亡くしてからは、その日暮らしの生活をしていた男は、やがて幼なじみの裕福な家庭に育った女と結婚し、貧しいながらも、家族のために必死に働き、夢だったショービズの世界での一歩を踏み出すが................ってなミュージカルもの?!

社会で虐げられていた人たちを舞台にあげ、誰も見たことのないショーで人気となるが、せっかく手にした成功も........ってことで、波乱万丈の生き様をってとこなんかな。

この作品、前評判どおり、なかなか力強い楽曲でうまくドラマを盛り上げるもんやから、観ててグイグイと引き込まれるんよ。

話としては、不遇な下積みから一発逆転で成功を手にし、そこから挫折があって、再生へってことで、シンプルかつ、ある意味“王道”な展開で目新しさはそれほどないんやけど、ポジティブなメッセージを前面にだした勢いで、潔く押し切られる感じやった(笑)

相変わらずのヒュー・ジャックマンの歌声の微妙さは置いといて(?)、久々にミュージカルに挑戦のザックくんをはじめ、楽曲の良さで十分にミュージカル映画としての魅力を放ってたかな。

確かにこれ、サントラが気になる、そんな作品やったね?!

2018年4月 6日 (金)

『ハローグッバイ』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演の若手女優の萩原みのりと久保田紗友のふたりがソニー・ミュージック・アーティスツって事務所の所属で、どうやら彼女たちを活かした企画をってことで始まったものらしい。

監督の菊地健雄ってひとは、いろんな監督さんのもと、助監督として作品に携わってきてたひとらしく、これが長編映画第2弾ってことになるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.............................?!

ハローグッバイ   ★★★★   (2016年)

監督:菊地健雄
出演:萩原みのり、久保田紗友、もたいまさこ、渡辺真起子、木野 花、渡辺シュンスケ、小笠原 海、岡本夏美、松永ミチル、望月瑠菜、桐生コウジ、池田 良、川瀬陽太

学級委員長で、いつもひとりでいる女の子と、友だちに囲まれて、中心になってワイワイやってる女の子、同じクラスにいて、ほとんど接点のないふたりだったが........ってな友だちをテーマにしたドラマ?!

学校の帰り道に認知症のおばあさんを手助けしたことで、ひょんなことから、一緒におばあさんの手紙の受取人探しをすることに.........ってなお話。

主演の若いふたりも、当然ながら頑張ってはいるんやけど、もたいまさこの圧倒的な存在感と演技力を感じさせられてもうたよ。

そんなもたいさんに、同じくベテランの木野くんが絡んでくると、キャラクターの過去を想像できてまうような、なんとも言えない、味わい深いシーンが完成するんよなぁ。

それぞれに秘密や悩みを抱えた女子高生ふたりと、老女の秘めた想い、時代を越えて“友だち”というテーマで語られるドラマは、もたいさんのおかげで、なんとも印象的な作品に仕上がってたよ?!

2018年4月 1日 (日)

『ありふれた悪事』

今日は、韓国の映画をひとつ、ご紹介♪

韓国といえば、つい先日、2代前の大統領が収賄の容疑で逮捕されて、大きなニュースになってたけど、1代前の大統領は、すでに収賄で刑務所に入ってて、3代前の大統領は収賄の容疑で捜査されてるときに自殺して亡くなってるっていう、なんともワイルドな国なんよな(笑)

そんなブラックを地で行く社会やからなのか、その手の内幕を描くサスペンスものは、悔しいかな、韓国映画のほうが日本映画よりはるかにオモシロイものが多いってのが印象なんよね。

ちなみに、この作品は、モスクワ国際映画祭ってので上映されて、監督さんと主演男優が賞を受賞したらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

ありふれた悪事 / Ordinary Person   ★★★★   (2016年)

監督:キム・ボンハン
出演:ソン・ヒョンジュ、チャン・ヒョク、キム・サンホ、ラ・ミラン、チ・スンヒョン、オ・ヨンア、チョン・マンシク、チェ・ユンソ、チョ・ダルファン

地方の警察署で刑事をする男は、未解決の殺人事件の犯人を逮捕するように上司からプレッシャーをかけ、とりあえず容疑者となる男を拘束し、真犯人を追いかけるのだが、強引な取調べを行うなかで、容疑者の男が自供し、更に中央からも思わぬ圧力が...............ってな犯罪ドラマ?!

“作られた”連続殺人犯を取り調べる刑事と、事件を追う彼の先輩でもある新聞記者、そして権力者たち、ひとつの事件を背景に、韓国警察、政治の裏側を................ってとこなんかな。

抗うことのできない強大な権力に巻かれて、堕ちていく男の姿をとおして、理不尽なゲームの“駒”となる男の悲哀を感じさせつつ、そこに正義があるのかを問うってことで、なんや、なかなかスリリングで重く熱いドラマが展開してたよ。

主役のソン・ヒョンジュくんは、刑事として、友として、そして父として、そんな立場のなかで翻弄され、揺れる男ってのを熱く演じてて、なかなかやった。

つい最近も元大統領が逮捕されたり、企業のトップが糾弾される韓国社会の裏側を垣間みるような話は、妙なリアリティがあって、面白かったし、権力の裏側という意味では、出てくる形は違っても、この国も根本は変わらないなぁ........................なんて、いろいろと考えさせられたりしてね?!(笑)

2018年3月31日 (土)

『ブレードランナー 2049』

今日は、劇場で見逃したSF大作(?)をひとつ、ご紹介♪

1982年にリドリー・スコットが監督した『ブレードランナー』から35年後に誕生した続編ってことで、前作がカルト的な人気なだけに、かなり話題になって、結局、本国アメリカでは興行的に失敗したって話で“なんだ~”って失望の声が出つつも、アカデミー賞では撮影賞と視覚効果賞を受賞し、どうやら今回もマニア受けしてしまってる感が強かったりして(笑)

新たな続編で監督に抜擢されたドゥニ・ヴィルヌーヴってひとは、カナダの監督さんで、個人的には世界的に名を知られるキッカケになった『灼熱の魂』からのファンで、ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールが共演した『プリズナーズ』、再びジェイク・ギレンホールを使った『複製された男』、そしてエミリー・ブラントが主演の『ボーダーライン』なんかを観て、ヒネリの効いた実録ものやサスペンスものが強いと思ってた。

それが、前作の『メッセージ』で、独自な手法で、見事にSFを料理して見せたところで、この作品への期待感が数段アップしたんよなぁ。

というわけで、日本でも賛否両論な意見が出てた作品の感想は.................................?!

ブレードランナー 2049 / Blade Runner 2049   ★★★★   (2017年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、レニー・ジェームズ、カルラ・ユーリ、ハリソン・フォード、ショーン・ヤング、デイヴ・バウティスタ、ジャレッド・レトー、ウッド・ハリス、ヒアム・アッバス、エドワード・ジェームズ・オルモス、バーカッド・アブティ

荒廃した世界のなかで、一度は廃止された精巧な人造人間(レプリカント)は、新たにウォレス社が社会を掌握するなかで、従順な新型が導入され、人類に敵対化する可能性のある旧型のレプリカントを捕獲する活動が続けられていたのだが...............ってな、近未来SFもの?!

ブレードランナーとしてレプリカントの捕獲にあたっていた、新型レプリカントである捜査官は、ある男を捕まえた際に、自分に関係するかもしれない、ある情報を手にするのだが............ってなことで、35年ぶりの続編ってことで、またまた独創的な話が展開するんよ。

最初のリドリー・スコット版のようなアジア・テイストの入り混じる世界観ってのが、より洗練されアップデートされた形で入ってるようで、そんな部分も含めたビジュアルで語られる世界観ってのは、かなりインパクトがあったよ。

それに加えて、ライアンくんの渾身の演技で、なんか話にグイグイと引き込まれてもうて、2時間半を超える尺ながら、まったく時間の長さを感じさせないデキやった。

結局、アカデミー賞では、技術系の部門のみのノミネートになったわけやけど、この内容の深みやったら、主要部門でも十分に勝負できてるって、ヴィルヌーブ監督好きな者から言わせると、そんな気がするんやけどね?!

2018年3月19日 (月)

『DEVIL デビル』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、インド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、インド映画ではあるんやけど、パッケージに“アメリカのレビューサイトで93%の大絶賛”とか書いてあって、実際にスペインのマラガでやってる映画祭で作品賞を受賞したり、アジア・パシフィック・スクリーン・アワードってので主演男優賞を受賞したり、なかなかの評価やったらしい。

監督のアヌラグ・カシャップってひとは、イギリスのアカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされたり、カンヌ映画祭でノミネートされたりと、本国インドだけやなくて、いろいろと注目されてるひとみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

DEVIL デビル / Raman Raghav 2.0   ★★★★☆   (2016年)

監督:アヌラグ・カシャップ
出演:ナワーズッディーン・シッディーキー、ソビタ・ドゥリパラ、ヴィッキー・コウシャル、ムケーシュ・チャーブラ

かつて41人を殺害した犯罪者に影響されて、実の妹とその家族すら、躊躇なく殴り殺す男と、そんな連続殺人犯を追うひとりの刑事との“つながり”を描く、インドのクライム・サスペンス?!

一度は捕まり、監禁されていたものの、逃げ出して殺人を繰り返す男は、自分を追いかけてくる刑事のひとりに、自分と同じ臭いを感じ、彼を挑発するように、殺人を繰り返し.....................ってなことで、なかなか練られたドラマが展開するんよ。

よくあるインド映画の能天気な歌と踊りってのとは違って、印象的な音の使い方っていう要素は活かしつつも、ドラマの内容でグイグイと攻めてくるあたり、なかなかエエんよね。

主役を演じるナワーズッディーンくんの表現する、ふてぶてしく抑えた狂気ってのが見ごたえあって、ちょっとゾクゾクしてもうたよ(笑)

インド映画でこのテイストってところでの意外性がありつつ、そのクオリティの高さに驚かされた作品は、ちょっとクセが強すぎて好き嫌いが分かれそうではあるんやけど、個人的にはおススメしてもいいかもって思えるだけのデキやったと思うんやけどね?!

2018年3月14日 (水)

『しあわせな人生の選択』

今日は、スペインとアルゼンチンの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、スペインのアカデミー賞にあたるゴヤ賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞なんかを受賞した作品で、カタルーニャ地方の映画賞のガウディ賞でも6部門で受賞したらしいんよ。

監督のセスク・ガイってひとは、これが日本で初めての作品上映やったらしいんやけど、過去にカンヌ映画祭で賞をもらったり、ゴヤ賞でノミネートされたりと、本国では注目されてるひとみたいやね。

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

しあわせな人生の選択 / Truman   ★★★★☆   (2015年)

監督:セスク・ガイ
出演:リガルド・ダリン、ハビエル・カマラ、ドロレス・フォンシ、アレックス・ブレンデミュール、エドゥアルド・フェルナンデス、エルビラ・ミンゲス、ホセ・ルイス・ゴメス、ハビエル・グティエレス

末期がんを宣告された親友を見舞うため、カナダからスペインにやってきた男は、治療をやめることを決断した友を説得するつもりだったのだが................ってな友情ドラマ?!

久しぶりに再会した親友は、すでに死を覚悟しており、身の回りの整理を始めていて、長年一緒に暮らしていた愛犬トルーマンの里親探しをしていたのだが......................ってなことで、男同士の友情を軸に、“終活”を描くってとこなんかな。

病気モノってことで、湿っぽいドラマを想像するんやけど、主演のリカルドおじさんの味わい深い演技もあってか、それほど深刻になりすぎず、それでいてシッカリと胸に伝わるものがあるんよね。

細かいエピソードそれぞれは、まぁ、ありがちな感もあるし、それほどの意外な展開でもないんやけど、主演のふたりの“友情”を表現する絶妙な距離感みたいなものが、観ててよく分かるもんやから、淡々とした流れであっても、サラリと琴線に触れるのかも。

限られた時間のなかで繰り広げられる人生のひとコマは、暑苦しくなりすぎず、クールになりすぎずの程よさで、しっかりと胸に沁みてきたわ?!

2018年3月11日 (日)

『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』

今日は、チェコ、イギリス、フランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるショーン・エリスってひとは、イギリスのひとで、もともとはファッション・フォトグラファーとして活躍してて、『フローズン・タイム』って作品で映画監督としてデビューして、一気に注目を浴びたんよ。

独特の映像美を表現するあたり、さすがプロのカメラマンやなぁって思わせたデビュー作やったんやけど、その後、フィリピンのマニラにあるスラムの現実を描いた『メトロマニラ 世界で最も危険な街』で、単なる映像美だけやない、骨太なストーリー・テラーぶりを見せつけて、驚かせてくれたんよなぁ。

そんな監督さんの最新作ってこともあってか、この作品は、劇場で公開時にそこそこ話題になったんやけど、その時に作品の内容以上に、邦題のひどさに注目が集まってたんよ。

原題をそのまま訳すと、確かに伝わらないとは思うけど、それでもこのB級感が漂いまくるタイトルは、さすがにどうかって気はするよなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 / Anthropoid   ★★★★☆   (2016年)

監督:ショーン・エリス
出演:キリアン・マーフィ、ジェイミー・ドーナン、シャルロット・ル・ボン、アンナ・ガイスレロヴァー、トビー・ジョーンズ、ハリー・ロイド、ビル・ミルナー、サム・キーリー、マルチン・ドロチンスキ、ヴァーツラフ・ネウジル、イジー・シメック、ショーン・マーホン

チェコスロバキアを占領したナチスは、ラインハルト・ハイドリヒが先頭にたって、圧政を行っていたなか、ロンドンのチェコの亡命政府の命を受けて、ふたりの男がパラシュートでプラハに降り立ち、ハイドリヒ暗殺の行動を起こすのだが...............ってな、史実を基にしたドラマ?!

ナチスの支配下にある国を救うため、レジスタンスの協力を得て、作戦を実行しようとする男たちだったのだが..........ってなことで、緊迫のドラマが展開するんよ。

チェコの話で、登場人物が英語で話すって時点で、正直、ちょっとリアリティがなぁ.....なんて思ったんやけど、キリアンくんやジェイミーくんの演技を見てると、そんなのはどうでもエエかって思えるくらい、なんやグッときてもうた(笑)

ナチスに奪われた国を救いたい、そんな熱い気持ちと、その行動によってもたらされた現実、そんな中で、彼らが起こしたアクションによって、歴史は動いたって思えると、少し救いがあるんかもなぁ...............?!

2018年3月10日 (土)

『きっと、いい日が待っている』

今日は、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

監督をしているイェスパくんは、デンマーク出身のひとで、自国では、TVシリーズを手掛けたりして、そこそこ人気があるっぽいんやけど、作品が日本で公開されたのは、これが初めてなんやって。

この作品で悪役を演じてるラース・ミケルセンってひとは、実は、デンマークが誇る名優、マッツ・ミケルセンのお兄さんにあたるひとらしいんよ。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

きっと、いい日が待っている / Der Kommer En Dag   ★★★★   (2016年)

監督:イェスパ・W・ネルスン
出演:ラース・ミケルセン、ソフィー・グローベール、アルバト・ルズベク・リンハート、ハーラル・カイサー・ヘアマン、ラース・ランゼ、ラウリツ・スコフゴー・アナスン、ソニア・リヒター、ダーヴィッド・デンシック、ソールビョルク・ホイフェルト

父親が亡くなり、母親と一緒に暮らしていた兄弟だったが、母親が病気になって入院することになり、児童養護施設に入ることになったのだが、そこでは院長をはじめ、他の子供からもイジメや体罰があり................ってな、実話を基にしたドラマ?!

母親が治れば、すぐに施設を出て、家に帰れると信じる兄弟だったが、そこでの生活はツライもので、様々な虐待に耐えるのだが.....................ってなことで、なんや描写が少しキツかったわ。

宇宙飛行士になることを夢見る弟と、そんな彼を守ろうと必死の兄、途中までの悲惨な状況に、胸が締め付けられてもうてなぁ。

それでも、どんな状況でも諦めない気持ちや、仲間を信じることで、ほんの小さなステップから、状況は変わる、そんな希望のある展開に、救いがあったよ。

大人の理不尽と、子供の純粋な気持ち、そんなもののせめぎ合いをシリアスに映し出したドラマは、地味ではあるんやけど、グッと伝わってくるものがあるんよね?!

より以前の記事一覧