お・ス・ス・メ!

2017年6月10日 (土)

『メッセージ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アカデミー賞の音響賞を受賞した作品をひとつ、ご紹介♪

これ、アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚色賞なんかにもノミネートされてて、ヴェネチア映画祭でも金獅子賞の候補作やったらしいんよ。

監督をしてるドゥニ・ヴィルヌーヴといえば、最近ではエミリー・ブラントが主演した『ボーダーライン』とかで知られてて、個人的には、何と言っても衝撃的なラストが印象的やった『灼熱の魂』なんかが好きで、ヒュー・ジャックマンがシリアスに演じてた『プリズナーズ』も評判が良かったんよなぁ。

ちなみに、ヴィルヌーヴ監督の次の作品は、ライアン・ゴズリングが主演し、ハリソン・フォードが共演する、カルト的人気のある“ブレードランナー”の新作なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

メッセージ / Arrival   ★★★★   (2016年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マーク・オブライエン、マイケル・スタールバーグ、フランク・スコーピオン、ツィ・マー

突然に現れた謎の飛行物体に世界中がパニックになるなか、アメリカ政府は、言語学者と物理学者に飛行物体の中にいる異星人とのコミュニケーションをさせ、彼らの目的を探ろうとするのだが.................ってなSFドラマ?!

地球上の12か所に現れた異星人に対し、各国はそれぞれコンタクトをし、情報を共有しながら、まったく言葉の通じない相手とのコミュニケーションの方法を模索するが..................ってなことで、いやぁ~、なんか凄いテンションのドラマやった。

この作品が秀逸なのは、まず、しっかりとした“世界”が存在することと、音響を効果的に使いながら、ハイテンションで緊迫感を持たせつつ、観る者をグイグイとその世界に引き込むところなんよ。

冷静にみると、それほどドラマチックな展開やないんやけど、次に何かが起こるっていう期待感を適度に煽りながら、巧みに盛り上げてるんよなぁ。

そんでもって、この監督さんらしい、いつもながらの程よい“ヒネリ”で、やられたなって気分にしてくれたりして(笑)

まぁ、おそらく万人受けするような作品ではないんやけど、ただ、トータルで作品としてみたときに、この完成度の高さってのは十分に評価できるし、全部の候補作を観たわけやないんやけど、個人的にはアカデミー賞の作品賞って言われても違和感はなかったね?!

2017年5月27日 (土)

『われらが背きし者』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、原作を書いてるのがジョン・ル・カレってひとで、レイフ・ファインズとレイチェル・ワイズが共演した『ナイロビの蜂』や、ゲイリー・オールドマンがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた『裏切りのサーカス』の原作と同じなんよね。

監督をしてるスザンナ・ホワイトってひとは、エマ・トンプソンが主演した『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ぶた』なんかのひとで、ファンタジーものとはまったく違うだけに、こんな作品も撮れるんやって、ちょっと驚きやったかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

われらが背きし者 / Our Kind Of Traitor   ★★★★☆   (2016年)

監督:スザンナ・ホワイト
出演:ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ナオミ・ハリス、ダミアン・ルイス、ジェレミー・ノーサム、マーク・スタンリー、ハリド・アブダラ、マーク・ゲイティス、アリシア・フォン・リットベルク、ヴェリボール・トピッチ、グレゴリー・ドブリギン

妻と休暇で訪れたモロッコで、たまたま知り合いになったロシア人の男は、マフィアの帳簿を管理していて、組織から命を狙われているので助けてほしいと頼まれるのだが.............ってなスパイ・サスペンス?!

家族と一緒に亡命できるよう、イギリス情報部との橋渡しを頼まれた大学教授は、戸惑いながらも、男の子供たちを助けたいという思いから、次第に巻き込まれていくのだが................ってなことで、なかなかスリリングな話が展開するんよ。

冷静に考えると、ちょっと強引な話にも思えるんやけど、エエ具合のテンションでグイグイと話が進んでいくなかで、気がついたら夢中になってたんよ(笑)

ステランおじさんの貫禄のマフィアっぷりに、ユアンくんやダミアンくんといった面々の程よい演技がシックリときてて、なんや引き込まれてもうた。

原作は未読なだけに、比べてどうのってのは言えんのやけど、スパイもののサスペンスとしては、かなり見ごたえがあって、良かったと個人的には思うんやけどね?!

2017年5月21日 (日)

『手紙は憶えている』

今日は、個人的に好きなアトム・エゴヤンの新作がレンタル開始されたんで、そいつをひとつ、ご紹介♪

アトム・エゴヤンというと、ちょっと前に紹介した、ライアン・レイノルズとロザリオ・ドーソンが共演した『白い沈黙』の監督さんで、アルメニア移民の両親のもと、エジプトのカイロで生まれ、その後、カナダに移住したっていう、ちょっと複雑なバックグラウンドを反映した(?)、作品のヒネくれ具合が、個人的にツボなんよ(笑)

主演のクリストファー・プラマーと監督さんは、監督さんのルーツを描いた『アララトの聖母』っていう作品以来のタッグってことになるらしい。

ちなみにこの作品、ヴェネチア映画祭で監督さんが賞をもらったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

手紙は憶えている / Remember   ★★★★☆   (2015年)

監督:アトム・エゴヤン
出演:クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツ、ユルゲン・プログノウ、ハインツ・リーフェン、ディーン・ノリス、ソフィア・ウェルズ、ヘンリー・ツェーニー、キム・ロバーツ、ショーン・フランシス、アマンダ・スミス、ハワード・ジェローム

最愛の妻が他界したばかりの老人は、認知症を患っているが、同じケア施設で暮らす友人との約束のために、かつてアウシュヴィッツで自分たちの家族を殺した男を探す旅に出るのだが...............ってなドラマ?!

病気のために、すぐに記憶が飛んでしまう老人は、友人が彼のために書き記してくれた手紙を読みながら、別人になりすまして暮らすナチの残党を探し出す旅に出るが............ってなことで、ちょっと異色の戦争ドラマをってね。

クリストファーおじさんが主演ってことで、いつもながらも安定した演技で、巧みに認知症を患う老人っていう難しい役どころを演じてた。

話としては、ある種のロードムービーになってるわけやけど、淡々とした流れが、上手く最後の“衝撃”に繋がってるところが、この監督さんらしくて、味わい深かったなぁ。

戦争の傷と贖罪というテーマを、ヒネリを加えて語り掛けるドラマは、なにかしらの感動を与えるようなものではないんやけど、なかなかのデキやった?!

原題の“Remember”ってのは、手紙のことを言っているわけやないことを考えると、ちょっと邦題に違和感を感じるんやけど.............ね!(苦笑)

2017年5月 5日 (金)

『バースデーカード』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやら監督さんのオリジナル脚本らしく、映画のホームページを見ると、ノベライズされてるみたいなんよね。

そんな監督さんは、同じように秀逸な親子ドラマやった『旅立ちの島唄~十五の春~』のひとで、湘南を舞台にした『江ノ島プリズム』を作ったひとでもあるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

バースデーカード   ★★★★☆   (2016年)

監督:吉田康弘
出演:橋本 愛、宮﨑あおい、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村 蒼、木村多江、黒田大輔、安藤玉恵、洞口依子、谷原章介、清水 伸、田中 圭

内気な女の子は、10歳のときに最愛の母親を病気で亡くしてしまう。生前の約束で、毎年、誕生日に母親の書いたバースデーカードが手渡されるのだが.............ってなドラマ?!

年に1回、誕生日に読む母親からのメッセージ、自分の知らなかった母親や、その知り合いと巡り合いながら、彼女が成長していく様子をってね。

ユースケくんの軽いキャラで笑いに走るあたりは、ちょっとどうかと思いながらも、1通の手紙に込めた想いってのが伝わる、なかなかエエ作品やった。

なんと言っても、宮﨑くんの気の利いた演技が秀逸で、ほとんどが声での語りやったんやけど、セリフに滲む母親から娘への深い愛情ってのが、涙腺を刺激してくれるんよ。

話のベースは、確かに“ありがち”でベタなんやけど、時間を越えて伝わる母娘の絆と愛情、そんなものにハゲおやじも心洗われてもうたんかもね?!

2017年5月 1日 (月)

『野良犬たちの掟』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イタリアの犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、なぜかDVDスルーにはなってるんやけど、ベルリン国際映画祭の金熊賞にノミネートされ、本国イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞では、脚本賞や助演男優賞に選ばれ、作品賞や監督賞、主演男優賞なんかにノミネートされたんよ。

監督のミケーレ・プラチドってひとは、70年代から役者として活躍してたみたいで、自身もベルリン国際映画祭で俳優賞を受賞したことがあるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

野良犬たちの掟 / Romanzo Criminale   ★★★★   (2005年)

監督:ミケーレ・プラチド
出演:ステファノ・アコルシ、キム・ロッシ・スチュワート、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、クラウディオ・サンタマリア、アナ・ムグラリス、ジャスミン・トリンカ

幼なじみの悪ガキたちが、大人になって、地方の街のチンピラからマフィアになる様を描いた、イタリアのクライム・アクション?!

野望を抱き、仲間とともに悪の道を登りつめる男たち、しかし、裏切りや陰謀、様々な駆け引きのなかで、栄華は永遠には続かない..........ってなとこかな。

まぁ、話のスジとしては、さして新鮮さはないんやけど、マフィアものの王道を行く絆、友情、愛憎といったものを、3人の男に焦点を当てて、ハード・ボイルドに語ってるところが、なかなかエエんよね。

話を章立てて、メインのキャラクター3人それぞれの生き様を映し出し、それぞれのエピソードのなかで、裏社会の悲喜こもごもってやつを味わい深く仕上げてるんよ。

刹那な幕切れや、孤独な哀愁があったりして、2時間を超える尺ながら、気がついたら前のめりに話に釘づけになってもうてたよ。

特にフレッド役のキムくんが渋すぎて..........ジャスミンくんもキュートやったしなぁ..........って、ビジュアルだけやないんやけど?!(笑)

2017年4月28日 (金)

『3月のライオン 前編』

今日は、劇場で公開中の邦画をひとつ、ご紹介♪

いやね、なかなか映画館に観に行く機会がなくて、ちょうど後編が始まったタイミングで、前編と後編、約280分のドラマを一気に鑑賞っていう手に出てみた(笑)

これ、どうやら原作は人気漫画らしいんやけど、また例によって漫画はサッパリ読まないんで、まったく前情報なしで挑んだんよね。

というわけで、まずは前半戦の感想は..........................?!

3月のライオン 前編   ★★★★☆   (2017年)

監督:大友啓史
出演:神木隆之介、豊川悦司、有村架純、染谷将太、伊藤英明、倉科カナ、清原果耶、前田 吟、岩松 了、高橋一生、斉木しげる、佐々木蔵之介、加瀬 亮、甲本雅裕、新津ちせ、板谷由夏、尾上寛之、奥野瑛太

幼い頃に両親と妹を交通事故で亡くし、それ以来、父親の友人だったプロ棋士の家で育てられた少年は、中学生でプロとなり、義父の家族との関係がうまくいかなくなり、家を飛び出して独りで暮らしているのだが..............ってな将棋をネタにした人間ドラマ?!

突然、家族を失い、生きていくために必死に将棋を指して大きくなった青年は、たまたま知り合った3人姉妹と親しくなり、“家族”を身近に感じるのだが..............ってなことで、ライバルとの対局と孤独な青年の成長、そんなものをドラマチックにってな感じかな。

まず、独特の雰囲気をサラリと作り出す神木くんの存在感が秀逸で、この作品が、彼が主役を演じてこそ、成立してるんやってのを強く感じさせられたね。

でもって、四角い将棋の盤を挟んで、ぶつかり合い、共鳴し合う、そんな対局の醍醐味ってのが、うまく表現されてるんよ。

とてつもない緊迫感のなかで、パチっていう駒を指す音が響く様ってのは、なんや特別な世界に誘われるようやった。

それにしても、豪華な顔ぶれの個性的な共演陣が出てくるんやけど、その中でも伊藤英明の将棋を指す姿が、良くも悪くも、いろんな意味でインパクト十分やったわ.............(笑)

2017年4月22日 (土)

『パリのレストラン』

今日は、少し古い作品ではあるんやけど、個人的に好きなフランス映画をひとつ、ご紹介♪

なぜか不思議と心に引っ掛かる映画ってあるやんね。この作品が自分にとって、まさにそういう映画で、何回観ても、じんわりと心に伝わるものがあるんよなぁ。

ローラン・べネギって監督さんは、他にも数本、作品を作ってはいるんやけど、日本で紹介されてるのは、どうもこの作品だけみたいで、経歴をチェックすると、どうやらプロデューサーとしての方が有名みたいなんよね。

ちなみに、主役のミッシェル・オーモンおじさんと言えば、フランスを代表する名優で、息子役のジャック・ガンブラン、ちょっと好きな役者なんよなぁ..............。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

パリのレストラン / Au Petit Marguery   ★★★★   (1995年)

監督:ローラン・べネギ
出演:ミシェル・オーモン、ジャック・ガンブラン、ステファーヌ・オードラン、アラン・フロマジェ、アニエス・オバディア、クレール・ケーム、トマ・シャブロル、ジェラール・ラロシュ、アラン・べージェル

何十年も夫婦て営んできたレストランを閉店することになったオーナーシェフとその妻は、最後の夜に息子や友人たちを招いて晩餐会を開くことにしたのだが................ってな人間ドラマ?!

集まった人たちは、それぞれに店に思い出があり、そして、少し複雑な人間関係もあったりしながら、にぎやかに夜は更けていき...............ってな感じで、フレンチな人間模様が描かれてるんよね。

夫婦のあいだの出来事や、息子の幼いころの思い出、そんな回想シーンで過去を映しながら、現在のそれぞれが抱える悩みや気持ちを盛り込み、なかなか巧みにまとめ上げてるんよ。

最後の夜もいろいろと騒ぎがあったりして、少しドタバタな展開もありつつも、しっかりとその小さなレストランの歴史と、夫婦の歩み、そんなものをギュッと濃縮しながら、“忘れられない夜”を演出してるあたりが、グッと胸にくるんよね。

派手さはないんやけど、職人気質のオーナーシェフが背中で語る人生ってのが、そっと心に響く、そんな秀逸なドラマなんよなぁ..............?!

2017年4月12日 (水)

『ある戦争』

今日は、デンマークの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされてたらしく、本国の映画賞であるロベルト賞では、主演女優賞を受賞し、作品賞や監督賞をはじめ、主要な部門でノミネートされてたんやって。

監督のトビアス・リンホルムくんは、トマス・ヴィンターベア監督の『光のほうへ』やマッツ・ミケルセンが主演した『偽りなき者へ』で監督さんと共同脚本を書いてて、日本では劇場未公開やったんやけど『シージャック』っていう、なかなか悪くない作品を監督してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

ある戦争 / Krigen   ★★★★☆   (2015年)

監督:トビアス・リンホルム
出演:ピルー・アスベック、ツヴォ・ノヴォトニー、ダール・サリム、ソーレン・マリン、シャーロッテ・ムンク、ペトリン・アガー

アフガニスタンでタリバンから市民を守るための監視活動に従事しているデンマーク軍の隊長は、パトロール中に敵の砲撃を受け、ハゲしい攻防のなか、ある決断をするのだが..................ってなドラマ?!

戦闘中に負傷した部下を助けるため、極限状態で下した決断は、ひとつの波紋を呼ぶことに............ってなことで、戦争のなかの正義を問うってことなんかな。

あまり多くの説明をせずに、淡々と隊の活動をカメラで追う前半は、ドキュメンタリーのようなんやけど、それがリアルな現実を映しだしてたよ。

でもって、後半の流れでは、戦場での正しさと普通の世界での正しさを対比しながら、家族とのつながりを描きつつ、問題を提起してるところが秀逸やったね。

単純な善悪では計ることができない現実が、戦争というものの歪な姿を映し出してるわけで、勝ち負けやなくて、それが多くの人の心に深い傷を与えるってのが真実なんと違うかな。

テーマがテーマだけに、重たすぎるくらいのドラマなんやけど、人の命の重みを考えさせられるという意味で、胸にズシリとくる作品やったよ!?

2017年4月11日 (火)

『じんじん』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、主演の大地康雄が北海道に行った際に、この映画の舞台になってる剣淵って町にある“絵本の館”ってところを訪れて、感銘を受けたのをキッカケに、絵本にまつわる映画を作ろうってことで出来上がったんやって。

大地おじさんといえば、かつて“日本のジャック・ニコルソン”って自分で言ってたような記憶があるんやけど、でも、ホンマにそれくらい演技の上手い、エエ役者やと個人的には思うんよ。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

じんじん   ★★★★   (2013年)

監督:山田大樹
出演:大地康雄、小松美咲、佐藤B作、手塚理美、若村麻由美、中井貴恵、村田雄浩、中田良子、宮田沙世、絵沢萠子、板尾創路、井上正大、小宮孝泰、田口主将、瀬川 亮

大道芸人として気ままな生活をしている中年の男は、幼馴染の営む農園の田植えを手伝うために北海道に行くのだが、ちょうど同じ頃に高校の修学旅行で農業体験をするために来た4人の女子高生たちと出会うのだが..............ってなドラマ?!

偶然に巡り合った男と女子高生、男にはずっと胸の奥に秘めていた切ない過去があり、女の子にも辛い思いが..............ってなことで、なんかね、グッと胸にくるドラマが展開するんよ。

いやぁ、なんと言っても大地おじさんの人情味溢れる演技が味わい深くて、少しコミカルながら、しっかりとキャラに感情を込めてるあたりが、たまらんかった。

ちょっと設定がドラマチックすぎる感はあるものの、それを越えて心に沁みる切なさと温かさってのが、なんかエエんよなぁ。

小粒な作品ではあるんやけど、いい役者が気持ちを込めて演じると、やっぱり“じんじん”と伝わるものがあるんやろね?!

俺も絵本の読み聞かせでも...................って、聞いてくれる相手がおらんか...........(苦笑)

2017年4月 8日 (土)

『PK ピーケイ』

今日は、インドの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督さんをしてるラージクマール・ヒラニくんと主演のアーミル・カーンくんのコンビといえば、久々に(?)興行的に話題になったインド映画『きっと、うまくいく』と一緒なんよ。

今作では、インドのアカデミー賞では監督賞と主演男優賞、主演女優賞にノミネートされただけで、受賞できなかったみたいなんやけど、劇場で公開時の評判が良くて観たかったものの、結局、時間があわず、レンタル開始にあわせて、早速、期待しながら鑑賞したんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

PK ピーケイ / PK   ★★★★   (2014年)

監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、ボーマン・イラニ、サウラブ・シュクラ、サンジャイ・ダット、パリクシャット・サニ

調査のために地球にやって来た宇宙人は、到着早々、宇宙船を呼ぶリモコンを盗まれる。“神様に聞け”と言われ、神様探しを始める彼を、TV局の女性レポーターが見つけ、話をするが..............ってなドラマ?!

願いを聞いてくれる神様はどこにいるのか、マジメに問いかける男と、そんな彼をオモシロイと思って密着する女、コミカルなテイストながら、さりげなくマジメなテーマを入れ込み、恋愛ドラマもってとこかな。

人間を知らない宇宙人という設定を使いながら、細かい笑いを拾いつつ、神とは、宗教とは、というテーマを突いてくるところが、なかなかなんよ。

途中まではそれほどでもないかって思わせながら、後半で上手くまとめて感情にグイグイと迫ってくるあたりが、この監督さんの腕なんかもしれんね。

インド映画らしい歌と踊りをしっかりと盛り込みつつも、じっくりと練り込んだストーリーで観る側を惹きつける、そんなドラマは、笑いあり、涙ありで、なんや気がついたら思いっきり楽しんどったよ?!(笑)

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