お・ス・ス・メ!

2017年8月10日 (木)

『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』

今日は、ドイツ映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞なんかを受賞したらしく、かなり評価されたみたいなんよ。

主演のブルクハルト・クラウスナーがノミネート止まりやったってのが、個人的にはかなり驚きやったんやけど、ヨーロッパ映画賞でも男優賞のノミネートで、受賞はならなかったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男 / Der Staat Gegen Fritz Bauer   ★★★★   (2016年)

監督:ラース・クラウメ
出演:ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト、イョルク・シュタオフ、ミヒャエル・シェンク、リリト・シュタンゲンベルク、ローラ・トンケ、ゲッツ・シューベルト、ダニー・レヴィ、ルーディガー・クリンク、ゼバスティアン・ブロンベルク

ナチスの残党を追いかける検事は、かつてユダヤ人を収容所に送り込む責任者だったアドルフ・アイヒマンがアルゼンチンに潜伏しているという情報を入手し、彼をなんとかドイツの法廷に引きずり出そうと、作戦を練るのだが.............ってな、アイヒマン逮捕に執念を燃やした実在の人物の伝記もの?!

戦時中になにが行われていたのか、そんな検証もされない戦後のドイツ社会で、ナチスの戦犯を捕まえ、歴史と向き合うことに執念を燃やす、ひとりの男とその周囲の人たちを描くドラマは、なかなか見ごたえがあったね。

なんといっても、主役のブルクハルトおじさんの熱い演技が、当時のドイツの状況をうまく語ってて、いろいろと考えさせられてもうたよ。なぜ、ドイツ政府が逮捕できずに、イスラエルで裁判がなされたのか、そんな事情も分かって、勉強になるしね。

こうやって、過去の負の歴史をしっかりと検証できるってところが、ドイツと日本の違いってことなんかもしれんなぁって、ちょっと思ってもうた?!

2017年8月 9日 (水)

『未来を花束にして』

今日は、ちょっとマイナーなイギリスの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、イギリス・インディペンデント映画賞ってので助演男優賞を受賞して、主演女優賞と助演女優賞にノミネートされたらしい。

主演のキャリー・マリガンといえば、かつては演技のできる若手のアイドル女優なんて位置づけで人気やったのが、彼女も30歳をこえて、気がついたら MUMFORD & SONS のボーカル、マーカス・マムフォードと結婚してたらしい。

小耳に挟んだ Wiki 情報によれば(笑)、ふたりは幼なじみで、子供のころに同じ教会に通ってた仲なんやって。

そんな、どうでもいいような情報を挟みつつ、作品の感想は........................?!

未来を花束にして / Suffragette   ★★★★   (2015年)

監督:セーラ・ガヴロン
出演:キャリー・マリガン、ヘレナ・ボナム・カーター、ブレンダン・グリーソン、ロモーラ・ガライ、ベン・ウィショー、ナタリー・プレス、アンヌ=マリー・ダフ、エイドリアン・シラー、フィンバー・リンチ、ジェフ・ベル、メリル・ストリープ、サミュエル・ウェスト

共働きでクリーニング工場で働く女は、ある日、女性の参政権を求める女性たちの抗議行動に出くわす。同じ職場で働く女性が活動に加わっていたこともあり、それまで何の疑問も持たずに、日々を暮らしていた彼女は、次第に活動にのめり込むのだが...............ってなドラマ?!

男性と同じ選挙権を求める女性たち、そんな彼女たちの過激化する活動を、国家への反逆として取り締まろうとする警察、弾圧されながらも、女性たちは戦いをやめようとはしない...........ってなことで、20世紀初頭のロンドンでの出来事をドラマにしてるんよ。

今でこそ、当たり前のように女性にも投票権があるわけやけど、それを勝ち取るために、どれほどの苦労があったのかってのを目の当たりにすると、なんや胸にズシッとくるものがあるやんね。

男性社会のなかで、平等の権利を求める、至極当たり前のことが、そうは受け止められなかった時代、そのなかで必死に戦った先人たちがいてこそ、今の世の中があるんよなぁ。

悲しみを乗り越えながらも、それでも権力に抗う、そんな女性たちの覚悟と勇気は、決して無駄にはならんかったってことなんかな?!

たかが1票、されど1票、選挙権は社会に積極的に参画するための力、そのために戦ったひとのためにも、決してムダにしたらアカンよね!

2017年8月 3日 (木)

『トゥー・ラビッツ』

今日は、ちょっと久しぶりにブラジル映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、監督さんの長編デビュー作になるらしいんやけど、ブラジルのアカデミー賞にあたるブラジル映画大賞ってので編集賞、視覚効果賞なんかを受賞し、監督賞や主演女優賞、脚本賞にノミネートされたんやって。

まぁ、公式HPに書いてあるような“ブラジルのタランティーノ”ってのはどうかと思うんやけど、なるほど個性的な作りで、どちらかというとガイ・リッチーに似てるかもね。

実は、この作品が2011年製作で、その後、2015年にハリウッドに進出して、アンソニー・ホプキンスやアビー・コーニッシュ、コリン・ファレルなんかが出演した作品(原題:SOLACE)ってのを撮ったらしく、その作品の評価もなかなかみたいなんよ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

トゥー・ラビッツ / 2 Coelhos   ★★★★   (2011年)

監督:アフォンソ・ポヤルト
出演:フェルナンド・アウヴェス・ピント、アレッサンドラ・ネグリーニ、カコ・シオークレフ、トグン、タイーヂ、ネコ・ヴィラ・ロボス、マラト・デスカルテス

人身事故を起こし、しばらくアメリカに行っていた男は、久しぶりにサンパウロに戻り、以前から考えていたある“計画”を実行しようとするのだが............ってな、クライム・アクション?!

富豪をゆすって大金を手にしたマフィア、そんな彼の犯罪をもみ消す弁護士とその妻の検事、裏で手を回して甘い汁を吸う議員、金を横取りしようとするチンピラ................大金をめぐって、様々な思惑が、ってなことで、なかなかスリリングに話が展開するんよ。

これ、クセのある様々な登場人物が、うまく絡み合うことで、話をオモロくしてるんよね。まぁ、確かに多少の“ヤリすぎ感”ってのはあるんやけど、巧みにアニメーションやらストップモーションを使ったりして、ポップにかつスタイリッシュにアクションを見せてくれるあたりに、工夫とセンスを感じるんよ。

ブラジルの映画界からタマに出てくる新たな才能、これは期待できるかもなぁ...............?!

2017年7月30日 (日)

『エルストリー 1976 -新たなる希望が生まれた街-』

今日は、名作映画にまつわるドキュメンタリーをひとつ、ご紹介♪

映画ファンなら誰でも知ってる名作SF映画『スター・ウォーズ』、その斬新さと映像の質から、これが70年代に作られた作品やってのが、まず信じられないんやけど、『アメリカン・グラフィティ』のヒットはあったものの、まだ駆け出しのジョージ・ルーカスが、この世界観を映像にしたってのが驚きなんよね。

今でこそ、名作として取り上げられる作品が、世に送り出される前に、その製作に携わった役者たちの話を集めたのが、この作品なんやって。

しかし、これを観てはじめて知ったんやけど、ダース・ベイダーを演じてたデヴィッド・プラウズってひと、もともとはボディー・ビルダーを目指してたのが挫折して、あのスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』に、妙にインパクトのある姿で出演してたマッチョ役で出てたあのひとなんやってなぁ(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

エルストリー 1976 -新たなる希望が生まれた街- / Elstree 1976   ★★★★   (2015年)

監督:ジョン・スピラ
出演:ポール・ブレイク、ジェレミー・ブロック、アンソニー・フォレスト、デヴィッド・プラウズ、パム・ローズ、ローリー・グード、アンガス・マッキネス、ギャリック・ヘイゴン、デレク・ライオンズ

1976年にロンドン郊外の撮影所エルストリーで作られた1本のSF映画“スターウォーズ”、低予算で製作された作品に参加した無名の俳優たちの回想と、その後を描いたドキュメンタリー?!

様々な経緯で撮影に参加することになり、どんな映画かも分からずに、かぶりモノや衣装を着て、脇役で参加したキャストたち、その作品が大ヒットしたことで、それぞれの人生にも影響が..........ってことで、無名の脇役のひとたちの当時の回想やその後の話をとおして、作品が彼らにもたらしたものを映し出すってとこなんかな。

名前がクレジットされてるひともいれば、エキストラで参加したひともいて、それでも少なからず作品によって人生が変わった、そんな話を聞いてると、なんや、あらためて作品のスゴさってのを感じてまうよね。

語られる細かなエピソードや、実際に映画のなかにいたひとたちの話を聞いてると、いつのまにか夢中になってもうたよ(笑)

まぁ、スターウォーズにあまり興味がないと、どうってことないインタビュー映画なんやけど、作品のファンとしては、また別の角度から作品を知るっていう意味でも、たまらなく興味深い内容やった?!

2017年7月29日 (土)

『ヒトラーの忘れもの』

今日は、デンマークとドイツの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされて、本国デンマークのアカデミー賞にあたるロベルト賞では、作品賞や監督賞のほか、観客賞なんかも受賞したんやって。

監督さんは、デビュー作のドキュメンタリーでロベルト賞を受賞して、その後の作品もいろいろと賞を受賞したりして、デンマーク期待の監督さんみたいやね。

ちなみに、次回作は、戦後の日本でヤクザになったアメリカ兵の話(原題:The Outsider)らしく、主演がジャレット・レトで、浅野忠信や椎名桔平が共演してるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

ヒトラーの忘れもの / Land Of Mine   ★★★★☆   (2015年)

監督:マーチン・サントフリート
出演:ローランド・ムーラー、ルイス・ホフマン、レオン・サイデル、ジョエル・バズマン、エミール・ベルトン、オスカー・ベルトン、ローラ・ブロ、ぞーイ・ザンヴィリエット、オスカー・ブーケルマン

ドイツの敗戦により、占領から解放されたデンマーク。しかし、海岸線には、連合軍の上陸を阻止すべく、無数の地雷が埋められており、それを除去するために、ドイツの少年兵が駆り出されるのだが...............ってなドラマ?!

大量に埋められた地雷を除去する、そんな危険な任務を強いられる少年兵、任務を指揮するデンマーク軍の軍曹は、ドイツへの憎しみを持ちつつも、少年たちへの気持ちに次第に変化が...........ってなことで、なんや切ない話が展開するんよ。

危険な任務に命がけで当たる少年たち、それを見守る男の苦悩、なんや戦争の不条理さや、やるせなさってのが凝縮されたエピソードなんよなぁ。

若い命が、こうして失われていったっていう現実を思うと、胸がギュッと締め付けられてもうて、ごっつい辛い気持ちになるし、あらためて戦争の愚かさってのを感じてもうたよ?!

2017年6月10日 (土)

『メッセージ』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、アカデミー賞の音響賞を受賞した作品をひとつ、ご紹介♪

これ、アカデミー賞では、作品賞、監督賞、脚色賞なんかにもノミネートされてて、ヴェネチア映画祭でも金獅子賞の候補作やったらしいんよ。

監督をしてるドゥニ・ヴィルヌーヴといえば、最近ではエミリー・ブラントが主演した『ボーダーライン』とかで知られてて、個人的には、何と言っても衝撃的なラストが印象的やった『灼熱の魂』なんかが好きで、ヒュー・ジャックマンがシリアスに演じてた『プリズナーズ』も評判が良かったんよなぁ。

ちなみに、ヴィルヌーヴ監督の次の作品は、ライアン・ゴズリングが主演し、ハリソン・フォードが共演する、カルト的人気のある“ブレードランナー”の新作なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..............................?!

メッセージ / Arrival   ★★★★   (2016年)

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マーク・オブライエン、マイケル・スタールバーグ、フランク・スコーピオン、ツィ・マー

突然に現れた謎の飛行物体に世界中がパニックになるなか、アメリカ政府は、言語学者と物理学者に飛行物体の中にいる異星人とのコミュニケーションをさせ、彼らの目的を探ろうとするのだが.................ってなSFドラマ?!

地球上の12か所に現れた異星人に対し、各国はそれぞれコンタクトをし、情報を共有しながら、まったく言葉の通じない相手とのコミュニケーションの方法を模索するが..................ってなことで、いやぁ~、なんか凄いテンションのドラマやった。

この作品が秀逸なのは、まず、しっかりとした“世界”が存在することと、音響を効果的に使いながら、ハイテンションで緊迫感を持たせつつ、観る者をグイグイとその世界に引き込むところなんよ。

冷静にみると、それほどドラマチックな展開やないんやけど、次に何かが起こるっていう期待感を適度に煽りながら、巧みに盛り上げてるんよなぁ。

そんでもって、この監督さんらしい、いつもながらの程よい“ヒネリ”で、やられたなって気分にしてくれたりして(笑)

まぁ、おそらく万人受けするような作品ではないんやけど、ただ、トータルで作品としてみたときに、この完成度の高さってのは十分に評価できるし、全部の候補作を観たわけやないんやけど、個人的にはアカデミー賞の作品賞って言われても違和感はなかったね?!

2017年5月27日 (土)

『われらが背きし者』

今日は、サスペンスものをひとつ、ご紹介♪

この作品、原作を書いてるのがジョン・ル・カレってひとで、レイフ・ファインズとレイチェル・ワイズが共演した『ナイロビの蜂』や、ゲイリー・オールドマンがアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた『裏切りのサーカス』の原作と同じなんよね。

監督をしてるスザンナ・ホワイトってひとは、エマ・トンプソンが主演した『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ぶた』なんかのひとで、ファンタジーものとはまったく違うだけに、こんな作品も撮れるんやって、ちょっと驚きやったかな。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

われらが背きし者 / Our Kind Of Traitor   ★★★★☆   (2016年)

監督:スザンナ・ホワイト
出演:ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ナオミ・ハリス、ダミアン・ルイス、ジェレミー・ノーサム、マーク・スタンリー、ハリド・アブダラ、マーク・ゲイティス、アリシア・フォン・リットベルク、ヴェリボール・トピッチ、グレゴリー・ドブリギン

妻と休暇で訪れたモロッコで、たまたま知り合いになったロシア人の男は、マフィアの帳簿を管理していて、組織から命を狙われているので助けてほしいと頼まれるのだが.............ってなスパイ・サスペンス?!

家族と一緒に亡命できるよう、イギリス情報部との橋渡しを頼まれた大学教授は、戸惑いながらも、男の子供たちを助けたいという思いから、次第に巻き込まれていくのだが................ってなことで、なかなかスリリングな話が展開するんよ。

冷静に考えると、ちょっと強引な話にも思えるんやけど、エエ具合のテンションでグイグイと話が進んでいくなかで、気がついたら夢中になってたんよ(笑)

ステランおじさんの貫禄のマフィアっぷりに、ユアンくんやダミアンくんといった面々の程よい演技がシックリときてて、なんや引き込まれてもうた。

原作は未読なだけに、比べてどうのってのは言えんのやけど、スパイもののサスペンスとしては、かなり見ごたえがあって、良かったと個人的には思うんやけどね?!

2017年5月21日 (日)

『手紙は憶えている』

今日は、個人的に好きなアトム・エゴヤンの新作がレンタル開始されたんで、そいつをひとつ、ご紹介♪

アトム・エゴヤンというと、ちょっと前に紹介した、ライアン・レイノルズとロザリオ・ドーソンが共演した『白い沈黙』の監督さんで、アルメニア移民の両親のもと、エジプトのカイロで生まれ、その後、カナダに移住したっていう、ちょっと複雑なバックグラウンドを反映した(?)、作品のヒネくれ具合が、個人的にツボなんよ(笑)

主演のクリストファー・プラマーと監督さんは、監督さんのルーツを描いた『アララトの聖母』っていう作品以来のタッグってことになるらしい。

ちなみにこの作品、ヴェネチア映画祭で監督さんが賞をもらったんやって。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

手紙は憶えている / Remember   ★★★★☆   (2015年)

監督:アトム・エゴヤン
出演:クリストファー・プラマー、マーティン・ランドー、ブルーノ・ガンツ、ユルゲン・プログノウ、ハインツ・リーフェン、ディーン・ノリス、ソフィア・ウェルズ、ヘンリー・ツェーニー、キム・ロバーツ、ショーン・フランシス、アマンダ・スミス、ハワード・ジェローム

最愛の妻が他界したばかりの老人は、認知症を患っているが、同じケア施設で暮らす友人との約束のために、かつてアウシュヴィッツで自分たちの家族を殺した男を探す旅に出るのだが...............ってなドラマ?!

病気のために、すぐに記憶が飛んでしまう老人は、友人が彼のために書き記してくれた手紙を読みながら、別人になりすまして暮らすナチの残党を探し出す旅に出るが............ってなことで、ちょっと異色の戦争ドラマをってね。

クリストファーおじさんが主演ってことで、いつもながらも安定した演技で、巧みに認知症を患う老人っていう難しい役どころを演じてた。

話としては、ある種のロードムービーになってるわけやけど、淡々とした流れが、上手く最後の“衝撃”に繋がってるところが、この監督さんらしくて、味わい深かったなぁ。

戦争の傷と贖罪というテーマを、ヒネリを加えて語り掛けるドラマは、なにかしらの感動を与えるようなものではないんやけど、なかなかのデキやった?!

原題の“Remember”ってのは、手紙のことを言っているわけやないことを考えると、ちょっと邦題に違和感を感じるんやけど.............ね!(苦笑)

2017年5月 5日 (金)

『バースデーカード』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、どうやら監督さんのオリジナル脚本らしく、映画のホームページを見ると、ノベライズされてるみたいなんよね。

そんな監督さんは、同じように秀逸な親子ドラマやった『旅立ちの島唄~十五の春~』のひとで、湘南を舞台にした『江ノ島プリズム』を作ったひとでもあるんよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

バースデーカード   ★★★★☆   (2016年)

監督:吉田康弘
出演:橋本 愛、宮﨑あおい、ユースケ・サンタマリア、須賀健太、中村 蒼、木村多江、黒田大輔、安藤玉恵、洞口依子、谷原章介、清水 伸、田中 圭

内気な女の子は、10歳のときに最愛の母親を病気で亡くしてしまう。生前の約束で、毎年、誕生日に母親の書いたバースデーカードが手渡されるのだが.............ってなドラマ?!

年に1回、誕生日に読む母親からのメッセージ、自分の知らなかった母親や、その知り合いと巡り合いながら、彼女が成長していく様子をってね。

ユースケくんの軽いキャラで笑いに走るあたりは、ちょっとどうかと思いながらも、1通の手紙に込めた想いってのが伝わる、なかなかエエ作品やった。

なんと言っても、宮﨑くんの気の利いた演技が秀逸で、ほとんどが声での語りやったんやけど、セリフに滲む母親から娘への深い愛情ってのが、涙腺を刺激してくれるんよ。

話のベースは、確かに“ありがち”でベタなんやけど、時間を越えて伝わる母娘の絆と愛情、そんなものにハゲおやじも心洗われてもうたんかもね?!

2017年5月 1日 (月)

『野良犬たちの掟』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、イタリアの犯罪ドラマをひとつ、ご紹介♪

この作品、なぜかDVDスルーにはなってるんやけど、ベルリン国際映画祭の金熊賞にノミネートされ、本国イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞では、脚本賞や助演男優賞に選ばれ、作品賞や監督賞、主演男優賞なんかにノミネートされたんよ。

監督のミケーレ・プラチドってひとは、70年代から役者として活躍してたみたいで、自身もベルリン国際映画祭で俳優賞を受賞したことがあるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

野良犬たちの掟 / Romanzo Criminale   ★★★★   (2005年)

監督:ミケーレ・プラチド
出演:ステファノ・アコルシ、キム・ロッシ・スチュワート、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、クラウディオ・サンタマリア、アナ・ムグラリス、ジャスミン・トリンカ

幼なじみの悪ガキたちが、大人になって、地方の街のチンピラからマフィアになる様を描いた、イタリアのクライム・アクション?!

野望を抱き、仲間とともに悪の道を登りつめる男たち、しかし、裏切りや陰謀、様々な駆け引きのなかで、栄華は永遠には続かない..........ってなとこかな。

まぁ、話のスジとしては、さして新鮮さはないんやけど、マフィアものの王道を行く絆、友情、愛憎といったものを、3人の男に焦点を当てて、ハード・ボイルドに語ってるところが、なかなかエエんよね。

話を章立てて、メインのキャラクター3人それぞれの生き様を映し出し、それぞれのエピソードのなかで、裏社会の悲喜こもごもってやつを味わい深く仕上げてるんよ。

刹那な幕切れや、孤独な哀愁があったりして、2時間を超える尺ながら、気がついたら前のめりに話に釘づけになってもうてたよ。

特にフレッド役のキムくんが渋すぎて..........ジャスミンくんもキュートやったしなぁ..........って、ビジュアルだけやないんやけど?!(笑)

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