ボチボチでんなぁ

2018年2月17日 (土)

『バーフバリ 王の凱旋』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、インド映画をひとつ、ご紹介♪

この映画、2週間ほど前に2部作の前篇『バーフバリ 伝説誕生』を紹介したんやけど、年末に劇場公開がはじまった後篇が、実はまだ公開中になっていて、当初より劇場数が増えてるってくらい、ひっそりと(?)ヒットしてるんよね(笑)

インドの大河ドラマってことで、そのスケール感やら、ほどよい(?)感じのインド映画らしい賑やかさってのが、たぶん魅力なんやろなぁ。

というわけで、2か月目に突入しても、まだまだ劇場が埋まってる、そんな不思議な魅力のある作品の感想は........................?!

バーフバリ 王の凱旋 / Bahubali 2: The Conclusion   ★★★☆☆   (2017年)

監督:S・S・ラージャマウリ
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、ナーサル、ラムヤ・クリシュナ、タマンナー、サティヤラージ

自分が何者かを知ったバーフバリは、波乱に満ちた父親の生き様を聞かされ、圧政に苦しむ民衆のために、先頭に立って戦うことを決意するのだが.............ってな、歴史アドベンチャーの後篇?!

一度は王位に就くことが決まっていながらも、兄の仕掛けた陰謀により、その地位を追われ、それでも信念のまま生きた父バーフバリの意思を継ぎ..............ってなことで、暑苦しいくらい熱いドラマが展開するんよ(笑)

前篇はレンタルでの鑑賞やったからアレやったんやけど、CGで作られた世界は、なかなかスクリーン映えする感じで、かなりの迫力やった。

ボリウッドらしく、歌と踊りで、今回も情感たっぷりに盛り上げてくるあたりは、観ててちょっと疲れる部分であったりもするんやけど、“らしさ”は十分やったよ(笑)

宿命に導かれるまま、苦しみや悲しみを背負いながらも、信じた道を突き進む、そんな男の生き様ってのを、とことんドラマチックに描いた作品は、これはこれで十分に楽しめるのかもね?!

2018年2月16日 (金)

『あゝ、荒野 後篇』

今日は、先週の『あゝ、荒野 前篇』の続きをひとつ、ご紹介♪

この作品、日本アカデミー賞では、さすがに製作が大手やないせいか、菅田くんが主演男優賞候補になっただけなんやけど、キネマ旬報のベスト・テンでは、菅田くんが主演男優賞、ヤン・イクチュンが助演男優賞、読者が選ぶベスト・テンで第1位に輝いたみたいやね。

日本で唯一の映画批評雑誌と言われてる「映画芸術」のランキングでは、ベスト・テンで第4位に入り、ワースト・テンでも第2位に入ったらしい。

日本アカデミー賞が、まったく映画の質を問うような選考をしてない、クソみたいな賞だけに、なにをもって邦画の評価を測るかってのが、ホント難しいってのが、そもそも日本の映画界の発展を阻害してる原因のひとつなのかもって、思うんよなぁ.............。

というわけで、そんなボヤキは置いといて、作品の感想は.....................?!

あゝ、荒野 後篇   ★★★☆☆   (2017年)

監督:岸 善幸
出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、ユースケ・サンタマリア、木下あかり、木村多江、モロ師岡、でんでん、高橋和也、山田裕貴、今野杏南

宿命の相手との試合が決まり、ハゲしい減量を行う男と、そんな彼のジムの仲間の男は、心のなかに迷いを抱えていた..............ってな、ふたりの男たちの“絆”を描くドラマの後篇?!

闘犬のように怒りを前面に出して戦う男と、気弱で優しいが、秘めたものを持つ男、まったくタイプの違うふたりが、互いに刺激し合い、成長するが..........ってなことで、絡み合う人間関係が織りなす、熱いドラマをってことなんやろうけど、やっぱりサイドストーリーがまったく活きてないようで、その部分が余計やった(苦笑)

主演のふたりは、かなり熱い演技で、ボクシング姿も様になってて、心を揺さぶられるものがあったんやけど、徴兵制ウンヌンってところが邪魔してもうてるようでなぁ............。

原作を読んでないんで、もともとどうなのか知らんのやけど、ちょっと同じ階級には見えないふたりが戦うってところから始まり、最後は“やりすぎ”感と、あっけなさってのがあって、しっくりとこなかったかも。

ここまでテーマがボヤけるのなら、ボクシングのリングを中心にして、話をコンパクトに1作にまとめて描いた方が、きっと盛り上がったんと違うかなぁ..........なんて思ってもうたよ?!

2018年2月15日 (木)

『アポカリプト』

今日は、ちょっと前のメル・ギブソンの監督作をひとつ、ご紹介♪

メル・ギブソンと言うと、アクション系の役者っていうイメージでキャリアをスタートさせてたんやけど、実は『ブレイブハート』って作品で、アカデミー賞の監督賞を獲ったことがあったりするんよ。

この作品、アメリカ映画ながら、前編マヤ語を使ってるがために、ゴールデン・グローブで外国語映画賞にノミネートされたっていうので、少し話題になったりしたんよね。まぁ、確かに映画やないからなぁ..................(笑)

というわけで、そんな作品の感想は.........................?!

アポカリプト / Apocalypto   ★★★☆☆   (2006年)

監督:メル・ギブソン
出演:ルディ・ヤングブラッド、ダリア・ヘルナンデス、ジョナサン・ブリューワー、モリス・バード、ラオール・トゥルヒージョ、ルドルフォ・パラシオス、フェルナンド・エルナンデス、ヘラルド・タラセナ

仲間達と狩りをしながら、平和に暮らしていた青年だったが、しかしある日、マヤ帝国の戦士が村を襲撃し、捕虜にされてしまう。敵から守るために洞窟に置き去りにした愛する妻と息子を救うために、男は必死に走るのだった...............ってな、一応アクション映画?!

あえて言語にこだわったり、設定も設定だけに、いろいろと観てる最中にメッセージやテーマを探ってたんやけど...................どうも単なるアクションやったらしい(苦笑)

確かに愛するもののため、ってなことが話のメインなんやろうけど、追いかけてくる敵をかわしながら、やり返すところに重きが置かれてるみたいで、あまりの深みのなさに、ちょっと驚いたりして。

そんなこんなで、少しがっかりしたりしながらも、独特の音楽をバックに繰り広げられる逃走劇は、なかなか迫力があって、手に汗握ってみたりして(笑)

首が飛んだり、内臓抉ったり、かなりグロテスクな映像があって、少し気分が悪くなったりもしつつ、それなり作り手のコダワリを感じながら、アクション映画としてはボチボチと思いつつも......................あまり後に残らん作品やったかな!?

2018年2月14日 (水)

『さよなら、ぼくのモンスター』

今日は、カナダの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるスティーヴン・ダンってひとは、カナダ出身で、年齢がまだ28歳ってことで、グザヴィエ・ドランに続くカナダの新たな才能ってことで、注目を浴びてるみたいやね。

これまでは短編映画を何本か撮ってるみたいで、サンダンス映画祭に出品したり、トライベッカ映画祭で賞を受賞したり、トロント国際映画祭で賞を獲ったりと、かなり評価されてるんやって。

というわけで、作品の感想は.......................?!

さよなら、ぼくのモンスター / Closet Monster   ★★★☆☆   (2015年)

監督:スティーヴン・ダン
出演:コナー・ジェサップ、アーロン・エイブラムス、アリオシャ・シュネデール、ジョアンヌ・ケリー、ソフィア・バンツァフ、ジャック・フルトン、メアリー・ウォルシュ、(声の出演)イザベラ・ロッセリーニ

幼い頃に両親が離婚し、母親が家を出てしまい、それ以来、父親と暮らしてきた高校生の男の子は、アルバイト先のホームセンターで一緒に働くイケメンの男のことが気になり...............ってな、青春ドラマ?!

思春期を迎え、なんとなく将来の夢を描きつつ、自らのセクシュアリティに目覚めながら、親との関係やいろいろな不安や悩みを抱え..........ってなことで、ちょっぴりビターな青春をってとこなんやろな。

心のなかの過去のトラウマや、ドラッグでのトリップ、ちょっと淫靡な世界やらを、ファンタジーな要素を取り入れながら、瑞々しい映像でってところが、新たな才能として注目されてるんやろうと思う。

全体的に悪くはないんやけど、ただちょっと父親との関係やらでスタンスが定まらず、話が散漫なところが、惜しかったかもね。

まぁ、それも長編第1作ってことを考えれば、これはこれで上出来なのかなぁ?!

2018年2月13日 (火)

『ハー・マザー 娘を殺した死刑囚との対話』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてる佐藤慶紀ってひとは、アメリカの大学で映画を学んだ後、フリーランスのTVディレクターをしながら映画を作ってるらしく、この作品が長編2作目になるんやって。

主役の、被害者の母を演じてる西山 諒って女優さんは、監督さんの長編1作目にも出演してたみたいで、地元の名古屋で劇団を立ち上げて活動しながら、NHKの「中学生日記」の先生役なんかをやってるらしい(笑)

というわけで、そんな作品の感想は........................?!

ハー・マザー 娘を殺した死刑囚との対話   ★★★☆☆   (2016年)

監督:佐藤慶紀
出演:西山 諒、西山由希宏、岩井七世、荒川泰次郎、野沢 聡、木引優子、西田麻耶、箱木宏美

夫とケンカしたと言って実家に戻って来た娘、そんな彼女を追いかけてきた夫は、ナイフで彼女を殺すのだが................ってな社会派ドラマ?!

死刑判決を受けた義理の息子を許すことのできない母親だったが、七回忌が終わり、別れた夫が死刑囚となった彼と会って話をしたと聞き、ずっと心の中にあった問いを直接、本人に聞くために、面会に行くのだが..............ってなことで、殺人事件の被害者の家族の複雑な心情と、死刑制度の是非、そして加害者の保護による被害者側のケアの不十分さを問うってところなんやろな。

ほとんど映画では無名(?)の役者を使って、インディーズの臭いがプンプンするんやけど、扱ってるテーマがテーマだけに、リアリティがあって、かえってこのキャスティングがプラスなのかもって思ったよ。

いろいろ問題提起をしたいってところで、途中が少し説明調になってるあたりが、ちょっと作品としては、惜しかったかな。

それでも、ひとつの殺人事件にかかわる人たちの、様々な心の揺れを映し出したドラマは、いろいろと考えさせられたよ?!

2018年2月11日 (日)

『光をくれた人』

今日は、アメリカとオーストラリア、ニュージーランドの合作映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、元ネタになってるのは、「海を照らす光」ってタイトルで発売された、ベストセラー小説らしく、読んでないんでよう分からんのやけど、どうやらそいつを映画化してもうたんやって。

監督のデレク・シアンフランスってひとは、ライアン・ゴズリングとミッシェル・ウィリアムズが共演した『ブルーバレンタイン』を監督してるんよな。

というわけで、そんな作品の感想は...................?!

光をくれた人 / The Light Between Oceans   ★★★☆☆   (2016年)

監督:デレク・シアンフランス
出演:マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィカンダー、レイチェル・ワイズ、ジャック・トンプソン、アンソニー・ヘイズ、ブライアン・ブラウン、カレン・ピストリアス、エミリー・バークレイ、ギャリー・マクドナルド、レオン・フォード

第一次大戦での戦いで疲弊した男は、離島にある灯台の灯台守の職に応募し、孤独な暮らしを始めるが、島に近い町でひとりの女性と出会い、やがて結婚して、ふたりで孤島で過ごすことになるが...............ってなドラマ?!

幸せに暮らすふたりは、子供を授かるものの、二度の流産で辛い思いをするが、ある日、島に漂着したボートにひとりの男の死体と、生きている女の子の赤ちゃんを見つけ、自分たちの子として育てることに................ってなことで、夫婦が抱える秘密と、その決断がもたらす結末を描くってなとこか。

置かれた状況から、他人の子をわが子として育てることが果たして本当に罪なのか、そんな倫理観を問うってなことで、ちょっと考えさせられたかな。

いやぁ、とりあえずアリシアくんが、今回もキュートで、かつ悲しみを背負うもんやから、ちょっと余計な感情移入をしてみたり(笑)

話としては、物事の善悪を問いつつも、ひとつの決断とその代償をってところで、考えさせられるものはあったんやけど、ただ、ちょっと“ありきたり”な感じが強くて、胸にグッとくるものがあったかと聞かれたら、意外とアッサリした感じがしてもうた?!

2018年2月10日 (土)

『スリー・ビルボード』

今年もいよいよアカデミー賞のノミネート作品が発表され、気分が盛り上がってきた(?)ところで、候補作が上映開始ってことで、さっそく鑑賞してきたものを、ちょいとご紹介♪

この作品、ヴェネチア映画祭で脚本賞を受賞したのをはじめ、いろんな映画祭で評価され、ゴールデン・グローブでは、ドラマ部門で作品賞、女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞し、そしてアカデミー賞では、作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞などにノミネートされてるんよ。

監督のマーティン・マクドナーってひとは、ロンドン生まれのイギリス人で、実は『ヒットマンズ・レクイエム』って作品で、すでに一度、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされてて、英国アカデミー賞の脚本賞を受賞してるんよなぁ。

でもって、ウディ・ハレルソンやサム・ロックウェル、アビー・コーニッシュあたりは、以前に『セブン・サイコパス』っていう監督さんの作品で共演してて、この作品で再結集ってとこなんかな。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

スリー・ビルボード / Three Billboards Outside Ebbing, Missouri   ★★★☆☆   (2017年)

監督:マーティン・マクドナー
出演:フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドン、ルーカス・ヘッジズ、ダレル・ブリット=ギブソン、ジェリコ・イヴァネク、キャスリン・ニュートン、クラーク・ピータース、ピーター・ディンクレイジ

何者かによって娘を殺された母親は、まったく進展しない警察の捜査に業を煮やし、娘の殺害現場にある広告板を借り、そこに警察署長へのメッセージを貼り出したが、それによって小さな町のなかで波紋がおき..................ってなドラマ?!

自分に批判的なひとには、相手が警察だろうと容赦なく対抗し、強い意志で犯人逮捕を促す彼女の心にも、実は拭いきれない傷があり...............ってなことで、関係する人々を通して、アメリカ社会が抱える問題を描くってとこなんかな。

主人公である母親が善なのかというと、決してそうではなく、人種差別主義者の警官が悪なのかというと、必ずしもそうではない、そんなちょっと複雑な登場人物を使って、人々のなかにある様々な偏見や差別といったものを映し出そうとしてるんやろね。

フランシスおばちゃんに、ウディくん、それにサムくんといった演技のできる役者を軸に据えて織りなす人間ドラマは、なかなか深みがあってエエんやけど、アメリカ社会を肌身で感じてる立場ではないからなのか、ストレートに伝わるかっていうと、少し難しかったかも。

ひとつの行動がもたらす人々の“心の揺れ”、それは“さざ波”となって波紋が広がっていく、そんな繊細な描写は、ジワジワと後から響いてくるのかもしれんなぁ?!

2018年2月 9日 (金)

『あゝ、荒野 前篇』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この映画、原作となっているのは、詩人であり、劇作家でもある寺山修司の唯一の長編小説を映画化したものらしいんよね。

すでにキネマ旬報の日本映画の年間第3位に選ばれて、主演男優賞と助演男優賞を受賞したのをはじめ、ブルーリボン賞では、作品賞とユースケ・サンタマリアが助演男優賞を受賞したりしてるらしい。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

あゝ、荒野 前篇   ★★★☆☆   (2017年)

監督:岸 善幸
出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、ユースケ・サンタマリア、木下あかり、木村多江、モロ師岡、でんでん、高橋和也、山田裕貴、今野杏南

少年院から出てきた男は、少年院送りの原因となった相手のところにケリをつけに行ったが、ボクシングを始めた相手に、パンチ1発で沈められてしまう。偶然その場に居合わせた理髪店の店員と一緒に、練習生を募集していた小さなジムで住み込みで暮らすことになったのだが...................ってなドラマ?!

孤児院で育ち、振り込め詐欺などをして生きてきた男と、韓国人の母親を早くに亡くし、日本で父親の暴力に耐えながら生きてきた男、そんなふたりが出会い、ひょんなことからボクシングを始め、夢中になるが...................ってなことで、どん底でもがく男たちの人間模様ってとこなんかな。

これ、主演のふたりの頑張りが、なかなか良くて、過去を引きずりながら生きてる男たちの心の葛藤や刹那ってのがよく出てた。

おそらく後篇の盛り上がりの重要な要素になるからやとは思うんやけど、サイドストーリー的な部分が冗長すぎて、それが全体の尺を長くしてしまってるところで、少し疲れてもうたかも(苦笑)

過去の因縁から、どん底をはいつくばっていたのが、かすかに見えた明日への一歩、しかし、更なる試練が...................ってことで、いろいろと人間関係が絡み合って、怒涛の後半へ(?)という感じは伝わってきてるんで、尺が長すぎるってのは置いといて、それなりに期待感をもたせるだけのモノはあったね?!

2018年2月 8日 (木)

『セールスマン』

今日は、イランとフランスの合作映画をひとつ、ご紹介♪

アスガー・ファルハディ監督といえば、ベルリン映画祭で監督賞を受賞した作品があるってのを知って観た『彼女が消えた浜辺』で、それまでのイラン映画とは少し違った趣に、驚かされてもうたのがはじまりやった。

その次の『別離』では、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞でみごとに外国語映画賞を受賞し、なんか気づいたら、かなり人気のひとになったんやって思ったよ。

ちなみに、この新作は、アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したほか、カンヌ映画祭で男優賞と脚本賞を受賞し、世界的に評価されたんよね。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

セールスマン / Forushande   ★★★☆☆   (2016年)

監督:アスガー・ファルハディ
出演:シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリドゥスティ、ミナ・サダティ、ババク・カリミ

国語教師をしながら、舞台俳優として活動をしている男は、引っ越したばかりの新居で妻が何者かに襲われ、なんとか犯人を探し出そうと必死になるが................ってなドラマ?

彼は警察に届け出ようというが、妻は事件の詳細を誰かに話すことを躊躇い、残された車から、容疑者を探そうとするのだが............ってなことで、なかなか重い話が展開するんよ。

事件によって深く心に傷を負った妻と、警察にも言えず、もどかしい日々を送る夫、イラン社会のなかでの生きにくさのようなものを臭わせながら、しっかりとドラマを仕上げてくるあたり、この監督さんの腕の良さなんやろなぁ。

ちょっと展開としては盛り上がりに欠ける部分もあるように思うんやけど、全体としてキッチリ話をまとめあげてあって、“らしさ”を存分に味わえるってところが魅力かもね?!

2018年2月 7日 (水)

『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』

今日は、イタリア映画をひとつ、ご紹介♪

日本で目にするイタリア映画といえば、陽気なラブ・コメだったり、定番のマフィアもの、シリアスな政治サスペンスといったのが多くて、実はヒーローものってのは思いつかないんよね。

そんなちょっと異色な作品は、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で新人監督賞、主演男優賞に主演女優賞、助演男優賞に助演女優賞といった主要部門で賞を受賞し、本国では大ヒットしたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..................?!

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ / Lo Chiamavano Jeeg Robot   ★★★☆☆   (2015年)

監督:ガブリエーレ・マイネッティ
出演:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、イレニア・パストレッリ、マウリツィオ・テゼイ、ステファノ・アンブロジ、アントニア・トゥルッポ、フランチェスコ・フォルミケッティ、ダニエーレ・トロンベッティ、ジャンルカ・ディ・ジェンナーロ、サルバトーレ・エスポジト

盗みをしながら生活していた男は、ある日、警察の追跡から逃げて川に飛び込んだ際に、不法投棄されていた放射性物質を浴びたことで、鋼鉄の体と超人的なパワーを手にするのだが..............ってなヒーロー・アクション?!

ゴロツキのような生活をしてたダメ男が、偶然に手にした力に戸惑いながら、正義に目覚めていく様子を描いた、ヒーロー誕生秘話ってとこなんかな。

ヒーローといいつつも、別に見た目が格好いいわけでもなく、中途半端なワルが主役ってところで、おそらく普通のひとなら、特に惹かれるような話やないんかもしれんけど、どうみても哀愁を帯びた中年オヤジが、刹那にかられて戦うために立ち上がるってところに、同じオヤジ目線で、妙にグッと胸にくるものがあるんよね(笑)

ちょっと不格好で、ヘタレなオヤジのヒーロードラマは、さりげなく熱いものが伝わるあたりで、思わすおススメしようかと思うくらい、心地よく心に響くものがあったんよなぁ............?!

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