ボチボチでんなぁ

2017年7月20日 (木)

『僕と世界の方程式』

今日は、BBC制作のイギリス映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるモーガン・マシューズってひとは、もともとドキュメンタリーでの評価が高いらしく、イギリスのアカデミー賞を受賞したこともあるみたいで、この作品も過去のドキュメンタリーをヒントに原案を考えたんやって。

主役を演じてるエイサ・バターフィールドくんは、ちょっと前に紹介した『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』にも出演してた若手で、子役からスタートして、かなり期待の有望株ってことなんかもしれんね。

というわけで、そんな作品の感想は........................................?!

僕と世界の方程式 / X+Y   ★★★☆☆   (2014年)

監督:モーガン・マシューズ
出演:エイサ・バターフィールド、レイフ・スポール、サリー・ホーキンス、ジョー・ヤン、エディ・マーサン、マーティン・マッキャン、アレックス・ロウザー、アレクサ・デイヴィーズ、ジェイク・デイヴィス、オリオン・リー

数学に関しては天才的な才能を持つが、対人コミュニケーションができない自閉症の青年は、数学オリンピックの代表候補になり、はじめての海外で合宿生活をすることに...............ってな、青春ドラマ?!

唯一、心を開いていた父親は、幼い頃に交通事故で亡くしてしまい、以来、母親とも距離を置き、自分の世界に閉じこもっていた彼は、合宿に参加することで、外の世界に触れて、徐々に変わり始めるのだが.............ってなことで、孤独な青年と周囲の関係をってね。

他人とは違う世界のなかで生きていたのが、同世代の数学好きと出会い、異国で少しずつ心に変化が生じってなことで、心の成長と新たな感情をってところなんやろね。

なんか、単に数学オリンピックを目指す感動ものってノリにせずに、そこはあくまでネタにしつつも、母子の関係や、不器用にしか生きられない彼の成長に軸を置いてるところに、好感が持てるんよなぁ。

まぁ、結論がそこでエエんかってのはあるんやけど、どんな名誉よりも、“愛こそすべて”ってことなんかなぁ..............分からんでもない!?(笑)

2017年7月19日 (水)

『栄光のランナー/1936ベルリン』

今日は、実話を基にしたスポーツ伝記ものをひとつ、ご紹介♪

2020年の東京オリンピックに向けて盛り上がってきた(?)ところで、かつて同じ大会で複数メダルを獲得した選手といえば、自分なんかの世代やと、ロサンゼルス大会の時のカール・ルイスの4冠(100m、200m、4×100mリレー、走幅跳)なんやけど、そんなカールくん以前に、オリンピックで4冠を達成したのが、この作品の主人公である、同じアメリカ人のジェシー・オーエンスなんやって。

現役で最速のウサイン・ボルトは、400mや走幅跳に挑戦するって話はあったものの、結局、100mと200mの連覇を優先したために、3冠(北京のリレーは金メダルはく奪)までで、オリンピック4冠ってのは、簡単ではないんよなぁ。

ジェシー・オーエンスよりも前となると、アメリカ人のアルビン・クレンツレーンってひとが、1900年のパリ大会で、個人種目で4冠やったり、1924年のパリ大会では、フィンランドのビレ・リトラってひとや、パーヴォ・ヌルミってひとが、中長距離で4冠を達成してるらしい。

というわけで、そんなオリンピックにまつわる作品の感想は.....................?!

栄光のランナー/1936ベルリン / Race   ★★★☆☆   (2016年)

監督:スティーヴン・ホプキンス
出演:ステファン・ジェームズ、ジェイソン・サダイキス、ジェレミー・アイアンズ、シャニース・バントン、ウィリアム・ハート、イーライ・ゴリー、トニー・カラン、カリス・ファン・ハウテン、デヴィッド・クロス、アマンダ・クルー

陸上の短距離走者としての才能を認められ、大学に進んだ黒人青年は、コーチの助けもあり、次々と記録を更新し、1936年のベルリン・オリンピックの代表候補になるのだが...............ってな、実在のアスリートの伝記もの?!

ナチスのプロパガンダ的な意味合いが強いオリンピックに参加すべきか、そんな政治的な議論が起こるなか、選手自身も人種差別に反対するために、ボイコットすべきか苦悩するが............ってなことで、オリンピックで4冠に輝いた男を描いてるんよ?!

アメリカ国内での人種差別、ドイツでのユダヤ人や有色人種への弾圧、そんな困難な状況のなか、ひとりのアスリートとして大会に挑み、英雄となった男のドラマってのは、なかなか考えさせられるものがあったね。

誰よりも早く走りたい、そんな純粋なアスリートとしての気持ちと、それを阻もうとする現実、スポーツの政治利用の不毛さを思いつつも、そんな困難に打ち克つ男の姿で、スポーツの素晴らしさを改めて感じさせてくれるんよなぁ?!

2017年7月18日 (火)

『雨にゆれる女』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

主演の青木くんと言えば、ちょっと前に優香と結婚したってニュースで話題になったっけ。もともと、いろんな作品で脇役として、よく名前が出てくる役者さんで、映画デビューは『海猿』やったんやねぇ(笑)

監督さんは、単独での長編は、これがデビュー作ってことになるみたいなんやけど、これまでは主に映画音楽で注目されてたらしく、中国のジャ・ジャンクーや台湾のホウ・シャオシェンといった海外の監督さんの作品でも音楽を担当したりしてたんやって。

というわけで、そんな作品の感想は....................?!

雨にゆれる女   ★★★☆☆   (2016年)

監督:半野善弘
出演:青木崇高、大野いと、岡山天音、水澤紳吾、中野順二、杉田吉平、伊藤佳範、森岡 龍、地曵 豪、十貫寺梅軒、上田辰也、原田裕章、山田紗椰

心に傷を抱えた男は、周囲とはキョリを置きながら、町工場で働いていたが、同僚の男から、女を一晩、預かって欲しいと頼まれ、なかば強引に押し付けられるのだが.................ってなドラマ?!

互いにワケありな男女が、一緒に暮らすようになり、次第に惹かれあうが...............ってなことで、ちょっとミステリアスな人間ドラマをってとこなんやろね。

う~ん、まず気になってもうたのが、ヒロイン役の大野くんの演技のヘタさやった。もうボチボチ“アイドル女優”枠からはハズれそうで、女優としてひと皮剥けんとって気合いは分からんでもないんやけど、いかんせん演技が...........(苦笑)

あと、作品として、雰囲気は分からんでもないんやけど、ネタばらしをした時点で、あまりの強引さで話が崩壊してもうてる気がするんよ。

過去の因縁やら、話をドラマチックにするためのネタってのは分かるんやけど、ちょっと無理がありすぎるんと違うかなぁ。

てなわけで、オープニングでの期待値は、そのまま最後は萎んでもうた感じやったね................悪い作品ではないんやろうけど?!(苦笑)

2017年7月17日 (月)

『リチャードの秘密』

今日は、劇場で未公開の作品のなかから、アイルランドの映画をひとつ、ご紹介♪

この作品の監督をしてるアイルランド出身のレニー・アブラハムソンといえば、ブリー・ラーソンにアカデミー賞主演女優賞をもたらし、自身も作品賞と監督賞にノミネートされた『ルーム』のひとなんよ。

紹介するこの作品と、アカデミー賞の候補になった作品の間に作った、マイケル・ファスベンダーが出演した『FRANK -フランク-』ってので、被り物の男が主役ってことで話題になったんよなぁ。

というわけで、そんな監督さんの過去作品の感想は.............................?!

リチャードの秘密 / What Richard Did   ★★★☆☆   (2012年)

監督:レニー・アブラハムソン
出演:ジャック・レイナー、ローシン・マーフィ、サム・キーリー、ラース・ミケルセン、ロレイン・ピルキントン、フィオン・ウォルトン、パトリック・ギブソン、ギャヴィン・ドレア、ビリー・ギブソン、レイチェル・グリーソン、メラ・カロン

休みを利用して海辺の別荘に行き、友人たちとのビーチパーティーで知り合った女の子と付き合うようになるが、ある晩、彼女との関係が少しギクシャクしてケンカになった時に、彼女の元カレと揉めて................ってなビターな青春ドラマ?!

裕福な家に育ち、学校ではラグビー部の選手として人気も人望もある青年は、自分には明るい未来しか想像してなかったのが、ある出来事がキッカケですべては崩れてしまい.............ってなことで、忘れることのできない夏の出来事をってね。

前半は、淡々と金持ちの若者の遊びや恋に興じる夏休みの様子を切り取ってて、少しノリきらん展開やったんやけど、そこまでで主人公のキャラをさりげなく印象付け、シリアスな後半につなげる構成は、よくできてた。

感情に押し流されて、思わず取った行動で、重い十字架を背負う主人公の苦悩ってのは、なんやズシリと伝わってきたわ。

“それまで”と“それから”、満たされていることが当たりまえのような生活から、想像できないほどの深い絶望へ、なんともビターな現実のなかで、何を感じ、どう行動するのかってなぁ...............?!

2017年7月16日 (日)

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、人気シリーズ(?)の最新作をひとつ、ご紹介♪

ディズニーのドル箱コンテンツってことなんやろうけど、個人的には、もうずいぶん前から“惰性”で作ってる感がかなり強くて、今回も劇場で観んでもって気もしたんやけど、大きなスクリーンやから...........って部分があるんで、とりあえず貯まった鑑賞ポイントでってね(笑)

監督を務めるヨアヒム・ローニングってひとは、ノルウェー出身で、『コン・ティキ』っていう実話をベースにした海洋アドベンチャーものを撮ってて、なかなか骨太な作品に仕上げてたんで、ディズニーの目に留まったんかもしれんなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は...........................?!

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 / Pirates of The Caribbean : Dead Men Tell No Tales   ★★★☆☆   (2017年)

監督:ヨアヒム・ローニング
出演:ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ、ジェフリー・ラッシュ、スティーヴン・グレアム、ケヴィン・R・マクナリー、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ

呪いをかけられ、海に沈む父親を救うため、ウィルとエリザベスの息子は、ジャック・スパロウを探し、呪いを解くカギと言われる伝説の財宝“ポセイドンの槍”を探す航海に出るのだが................ってな、ディズニーのアドベンチャー・シリーズ第5弾?!

かつて、海賊の掃討をしようとするなかで、ジャック・スパロウにやられて幽霊となった男は、幽閉されていた魔の海域から解き放たれ、復讐のためにジャックを追いかけるのだが...............ってなことで、例によってお宝探しに横やりが入って、あれやこれやと大騒ぎってね(笑)

う~ん、なんかね、もはやこのシリーズ何でもアリな展開になってるんで、今さら細かいツッコミを入れてもしようがないんやけど、今回の強引なキャラ設定ってのは、どうなんやろうって思うんよ(苦笑)

久々のオーリーとキーラの登場ってのは、シリーズのファンにはたまらんのやろうけど、ちょっと無理やりな話は、厳しかったね。

それにしても.............邦題の“最後の海賊”って誰なんやろ?原題を素直に訳すと“死人に口なし”ってことになるんやけど、それがどうやって“最後の海賊”になるのか、まったく理解できんのよなぁ............(苦笑)

2017年7月15日 (土)

『ジョン・ウィック:チャプター2』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、キアヌ・リーヴス久々のヒット(?)シリーズをひとつ、ご紹介♪

激太りを指摘されたりしながら、ながらく“ぼっち”な寂しい生活をしてた(?)キアヌくんが、アクションでスクリーンに還って来た、そんなところでファンを熱狂させた(?)『ジョン・ウィック』の続編がこれなんよ(笑)

今回も、来日して大好きなラーメンを堪能したらしいキアヌくん、どうやらすでに第3弾の製作が決定したらしく、脚本の執筆が始まってるんやって。

というわけで、そんな作品の感想は..........................?!

ジョン・ウィック:チャプター2 / John Wick : Chapter 2   ★★★☆☆   (2017年)

監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーヴス、コモン、ローレンス・フィッシュバーン、リッカルド・スカマルチョ、ルビー・ローズ、フランコ・ネロ、ブリジット・モイナハン、ランス・レディック、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーン、ピーター・セラフィノウィッツ、ルカ・モスカ、ピーター・ストーメア

引退して平穏な日々を過ごそうとするスゴ腕の殺し屋だったが、イタリア・マフィアから、かつて交わした“血の誓約”を理由に、なかば強引に仕事を引き受けさせられ、それがキッカケで、他の殺し屋から命を狙われることになるのだが....................ってなアクションもの?!

依頼した“仕事”を片付け、強引に元の世界に引き戻した依頼人を殺そうとするが、逆に懸賞金を掛けられて、ニューヨーク中の殺し屋から命を狙われることに............ってなことで、今回も派手にドンパチやら殴り合いやらが繰り広げられるんよね。

正直に言うと、さすがにキアヌくんも50歳を超えて、アクションにキレはないんやけど、このシリーズ、しっかりとキャラ設定がされてて、とことんやり返す、そんなシンプルな分かりやすさがあるもんやから、思いのほか楽しめるんよ。

久々のアクションものの当たり役ってことで、キアヌくんも楽しそうに暴れまわってるし、まぁ、これはこれで十分アリなんやろなぁ?!

しかし...........このままいくと、チャプター3は10分くらいで終わってまいそうやけど、大丈夫なんやろか............なんて!(笑)

2017年7月14日 (金)

『古都』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品、川端康成のノーベル文学賞作品がネタになってるらしく、もともとは原作をそのまま映画にする予定が、監督さんの方で違和感があったかなんかで、原作の主人公の姉妹それぞれのその後を、娘たちとの関係を軸にした内容に変更したんやって。

80年代には、市川 崑の監督で、山口百恵がひとり二役を演じて映画化されたんやけど、そのときに共演した三浦友和と結婚して、その作品が引退記念作品になったんよね。

というわけで、そんな作品の感想は.................?!

古都   ★★★☆☆   (2016年)

監督:Yuki Saito
出演:松雪泰子、伊原剛志、橋本 愛、成海璃子、蒼 れいな、蒼 あんな、奥田瑛二、葉山奨之、迫田孝也、栗塚 旭

京都の老舗の呉服屋を営む女は、娘が店を継ぐものと思っていたが、就活中の娘は、将来に迷っていた。一方、林業を営む双子の妹の娘もまた、画家を目指してパリに留学したものの、将来に自信が持てず...............ってなドラマ?!

京都の町で伝統を背負う、そんな家族のなかで苦悩する母娘と、京都を出た外の世界で、自らを見失いそうなるなる娘と見守る母、数奇な運命のなかで揺れる親子をってところなんかな。

過去の回想部分と現代部分とをミックスしながら、ちょっとノスタルジックに表現することで、京都で生きる重みのようなものは伝わってくるんかね。

映像にこだわって撮ってるらしく、なるほど美しい京都の風景が、印象的なドラマの雰囲気を作ってるんかも。

出てる役者は、それぞれに味のある演技をしてて、関西人が見ててもそれほど違和感のないくらい、“はんなり”した感じは出てたよ。

まぁ、どうしても古典的なテイストの作りだけに、少し敷居の高さを感じてもうたのか、ストレートに受け止めにくい部分はあったかなぁ........まぁ、そんな悪くはないんやけど?!

2017年7月13日 (木)

『エリザのために』

今日は、ルーマニアの監督さんによる作品をひとつ、ご紹介♪

クリスティアン・ムンジウって監督さんは、長編デビュー作がカンヌ映画祭で注目され、2作目の『4ヶ月、3週と2日』っていう作品がパルムドールを受賞し、ヨーロッパ映画賞でも監督賞を受賞したんよ。

その次の『汚れなき祈り』って作品も、カンヌ映画祭でパルムドールにノミネートされ、脚本賞を受賞し、そんでもって、この作品で、監督賞を受賞したんやって。

というわけで、そんな監督さんの新作の感想は.....................?!

エリザのために / Bacalaureat   ★★★☆☆   (2016年)

監督:クリスティアン・ムンジウ
出演:アドリアン・ティティエニ、マリア=ヴィクトリア・ドラグシ、ヴラド・イヴァノフ、リア・バグナー、マリナ・マノヴィッチ、ラレス・アンドリッチ

高校生の娘を学校のそばまで送り、愛人に会いに行った男は、娘が別れた後に暴漢に襲われたとの連絡をもらう。軽いケガで済んだが、大学で奨学金をもらうために試験でいい成績が必要で、事件で動揺して試験に集中できない娘に、責任を感じた父親は.............ってなドラマ?!

罪の意識から、娘のためにできる手は尽くそうと、ツテを当たって、裏の手を使おうとするが、そんな父親に娘は反発し..............ってな感じで、必死の父親と家族の関係を描いてるんよ。

不正がまかりとおる社会の現実と、そのなかで苦悩しながらも娘のためにと行動する父親、その善悪の境目を映しながら、家族の絆をってとこなんかな。

娘の明るい未来への切符を目の前にしながら、それがスルリとこぼれ落ちそうになったときに、父としてどうするか、って問いかけに、分からんでもないんやけど、どうしても正当化できんこともあるやんね。

そんな迷える心を、繊細にってところが、作品としての評価なのかもしれんなぁ..........まぁ、地味ではあるんやけど?!

2017年7月12日 (水)

『真夜中のパリでヒャッハー!』

今日は、ちょっと前に紹介したフランスのおバカなコメディのシリーズものをひとつ、ご紹介♪

『世界の果てまでヒャッハー!』の原題は“Babysitting 2”で、この作品がシリーズ第1弾の“Babysitting”なんよなぁ(苦笑)

レンタルDVDに入ってる予告編では、あの林家ぺー&パー子を担ぎ出して、異常に甲高い声で“ヒャッハー”って言わせてるのが、果たしてプラス効果なのか逆なのかは、個人的には疑問やし、なんでひっくり返って2作目から出してもうたのかも謎やよね。

というわけで、そんな売り方のマズさをボヤキつつ、作品の感想は..................?!

真夜中のパリでヒャッハー! / Babysitting   ★★★☆☆   (2014年)

監督:フィリップ・ラショー、ニコラ・ブナム
出演:フィリップ・ラショー、アリス・ダヴィ、ヴァンサン・ドゥサニャ、ジェラール・ジュニョ、タレク・ブタリ、ジュリアン・アルッティ、クロチルド・クロ

漫画家志望で出版社の受付で働く男は、社長に自分の絵を見てもらうことを条件に、社長の息子の子守をすることになるのだが.................ってな、基本、かなりおバカなコメディに、ちょっとエエ話を混ぜ込んでってな“調子ノリ”コメディ?!

普通に子守を頼んだハズが、翌朝に警察から電話があり、家に戻ってみると、家の中は散らかり放題で、息子の姿はなく、残されたビデオを再生すると..............ってなことで、驚きの一夜の模様がってね(笑)

単純にワルノリのお祭り騒ぎに、ちょっと胸にくるホンワカ話を織り込んで、キレイにまとめてるあたりが、ただのバカ騒ぎで中身のないコメディと違って、ちょっと心憎いところなんよ。

このシリーズ、ビデオ映像を再生して、なにがあったかを検証するっていうところを、上手く設定として利用してて、取り返しのつかない“やってもうた”感が笑いに変わるところが秀逸やなぁって思う。

しかし、当たり前の話なんやけど、パート1があってのパート2なわけで、人間関係やらキャラ設定があってのことなわけやから、ホンマに、先走って2作目を、しかも“ヒャッハー”みたいに調子こいて出してもうた売り方は、完全にヘタうってもうたね(苦笑)

2017年7月11日 (火)

『種まく旅人 ~夢のつぎ木~』

今日は邦画をひとつ、ご紹介♪

この“種まく旅人”ってシリーズ、日本の第一次産業(農業や漁業)に従事するひとたちにスポットを当てたもので、第1弾が大分のお茶農家を描いた『種まく旅人 ~みのりの茶~』で、第2弾が兵庫の淡路島の海苔と玉ねぎをネタにした『種まく旅人 ~くにうみの郷』で、今回が第3弾ってことになるらしい。

今回の舞台は岡山県の赤磐市ってところで、ちょうど市町村合併で10年ほど前にできたらしく、市政10周年の記念事業のひとつになってる作品なんやって。

というわけで、そんな作品の感想は.......................?!

種まく旅人 ~夢のつぎ木~   ★★★☆☆   (2016年)

監督:佐々部 清
出演:高梨 臨、斎藤 工、海老瀬はな、池内博之、津田寛治、升 毅、永島敏行、井上 順、安倍萌生、吉沢 悠、田中麗奈、川藤幸三、辻 伊吹

東京で女優を目指していた女の子は、実家の桃園を継いだ兄が病気で他界したのをキッカケに、故郷に戻って桃の栽培をしながら、市役所で働いていたが、そんな彼女の町に、農林水産省の若い役人が調査に訪れるのだが...............ってなドラマ?!

亡くなった兄が見つけた新種の桃の品種登録を夢見て、必死に多忙な日々を送る彼女と、上司の命令で仕方なく調査にやって来た彼、そんな二人は、互いに相手のことを知り、次第に距離を縮めるが.............ってなことで、奮闘する農業従事者の若者を描くってね。

高梨くんのキャラのせいなのか、全体的にかなりコメディ調な作りが気になったんやけど、そこはさすがの佐々部くん、しっかりと今回も“泣きのツボ”を用意してくれるところが心にくいわな(笑)

美味しい桃を作りたいという生産者の思いと、それを容易にさせない農業の現場の現実、日本の第一次産業の抱える問題点を映しつつも、そこで必死に頑張る人たちの姿ってのは、なんや胸にグッとくるんよなぁ...........?!

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