My お気に入り

2016年5月29日 (日)

『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』

今日は、劇場で公開中の作品のなかから、とってもアホな邦画をひとつ、ご紹介♪

1作目の『HK/変態仮面』が公開されたときは、このタイトルでこの内容は、あまりにもキワものすぎて、まさかヒットするとは思いもせんかったやんね(笑)

それが、こうして同じキャストが集結して、さらにアホさとエロをパワーアップして帰ってくるとは.................やっぱり時代は“エロ”なのかもしれんなぁ...................なんてことを思いつつ、小躍りして(?)、公開初日にシネコンに向ったってわけ。

ということで、そんな作品の感想は..........................?!

HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス   ★★★★☆   (2016年)

監督:福田雄一
出演:鈴木亮平、清水富美加、柳楽優弥、ムロツヨシ、安田 顕、新井浩文、やべきょうすけ、勝矢、片瀬那奈、池田成志、水崎綾女、皆川猿時

大好きな彼女のパンティを被り、悪を倒した男も大学生に。“正義の変態”として困った人たちを助けていたが、恋人からは普通になって欲しいと言われ、苦悩するのだが.................ってな、“変態”が大活躍(?)するヒーロー・コメディの続編?!

変態仮面として戦うのか、それとも大好きな彼女のために普通の男になるのか、そんなカタルシス溢れる(?)葛藤のなか、世の中では女性の下着が何者かに奪われるという事件が多発し.................ってことで、今回も“過ぎる”くらいにアホさとエロを前面に出しながら、ある意味“真面目(?)に”悪と戦うヒーローをってね(笑)

いやぁ、ホンマにアホも遠慮なく突き進めば、ある種の感動を覚えるもんなんやねぇ..............なんて、ことを言ってみたりして。

お馴染みの面々が、例によって強烈なキャラで暴れまくるなかで、清水くんの癒されキャラに心を洗われつつ(?)、今回、新たにメンバーに加わった柳楽くんが、実に楽しそうにアホを演じてるところが新鮮やったよ(笑)

例によって男の変態心とヒーローへの憧れ、尽きないエロを見事に笑いに昇華して作られたドラマは、冷静に見れば“救いようのないくらい、どーしょーもないアホ”の一言で済んでまうんやけど、ここまで吹っ切られると“それは、それで............”ってね。

個人的には“お気に入り”に追加ってことで.............まぁ、とても万人におススメできるようなものではないんやけど...........?!(苦笑)

2016年1月17日 (日)

『キングスマン』

今日は、久しぶりに心踊らされたアクション映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、劇場で公開されたときも結構な話題になってて、観たいなぁって思いながらも、結局は時間が合わなくて見逃してもうてたんやけど、ようやくレンタル開始になったんで、早速、鑑賞してみたんよ。

監督のマシュー・ヴォーンと脚本のマーク・ミラーのコンビと言えば、あの傑作のアクション映画『キック・アス』を世に送り出したことで有名(?)やんね。

世界的にも大ヒットした作品は、来年の公開の予定で、すでに続編の製作が決定したらしく、今のところマシューくんが引き続き監督を務めるのでは、ってことらしいんよ。

何はともあれ、作品の感想を............................?!

キングスマン / Kingsman: The Secret Service   ★★★★   (2014年)

監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ソフィー・クックソン、ソフィア・ブテラ、マーク・ハミル、ハンナ・アルストロム

国家権力と距離を置き、正義のために活動する独立系の諜報機関“キングスマン”。組織のトップエージェントの男は、かつて仲間の命を守るために死んだ男の息子を、新たな仲間を選ぶセレクションに推薦するのだが.................ってなスパイ・アクションもの?!

いやぁ、やっぱりコレよ。世界を危機に陥れることを企む悪を、クールにかつ過激にブチのめすんやけど、そこにユーモアや粋(イキ)がある、そう、かつてのジェームズ・ボンドのように!

そんな懐かしさとワクワク感のあるスパイをお茶目に演じるコリンくんが、渋いイギリス紳士風でありながら、キレキレでクールなアクションを見せてくれてるんよ(笑)

ベテランが気を吐けば、若手も頑張る、そんな楽しさ溢れるアクション映画ってのは久しぶりかもなぁ。

昔の007の良さをリスペクトしながら再現し、娯楽の王道を突き進む、適度な軽さと勢いのある作品は、最近のシリアス路線のボンド映画がもてはやされる現状にハゲしく違和感を感じる者にとっては、最高に幸せなひとときやったよ!?(笑)

2015年3月28日 (土)

『サンシャイン/歌声が響く街』

今日は、イギリスのミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、スコットランドの人気兄弟デュオのThe Proclaimers の曲をフィーチャーしてるんよ。で、このThe Proclaimers 、フォーク&ポップな曲調で兄弟でギター鳴らしてハモりながら、耳触りのいい曲を歌うんよね。

イギリスにいた頃に知って、以来、個人的にお気に入りやったんやけど、いかんせん日本での知名度がなくて、CD屋に行けば置いてあったりもするんやけど、少なくとも自分の周囲で彼らを知ってるひとは、これまでおらんかったなぁ。

最近になって、CD屋のネット販売で彼らの新譜を見つけて即買いをして喜んでたら、まさか更にこんなサプライズが待ってるとは..................感激ですわ!!(笑)

というわけで、言わずもがなの“お気に入り”ということで、そんな作品の感想は................?!

サンシャイン/歌声が響く街 / Sunshine On Leith   ★★★★☆   (2013年)

監督:デクスター・フレッチャー
出演:ジョージ・マッケイ、ピーター・ミュラン、ジェーン・ホロックス、アントニア・トーマス、フレイア・メイヴァー、ジェイソン・フレミング、ケヴィン・ガスリー

スコットランドの街を舞台に、とある一家に起こる出来事を The Proclaimers の数々のヒット曲で軽快に綴った、人気のミュージカルを映画化した作品?!

結婚25年目の夫婦に訪れた危機、親友と一緒に兵役から帰って来た息子の恋、恋と夢の間で悩む娘、そんな4人家族とそのまわりの人たちの日常を切り取りながら、そこに音楽を上手く乗せて作ってあるんよ。

なにが嬉しいって、The Proclaimers の音楽でミュージカル映画ができてまうところに感動するのと、その音楽が見事にキャラクターの感情や気持ちにフィットして、違和感なく使われてるんよね。

楽しかったり、切なかったり、いろんなシチュエーションで“人生の讃歌”として、曲がステキなシーンを生み出してて、それを“歌えるキャスト”が活き活きと歌い上げるところが、グッと心を惹きつける魅力となって溢れだしてる感じやったよ。

“The Proclaimersってなんかエエよね”って言っても、まったく周囲からリアクションのないまま過ごしてきた20年が、ようやく報われた気分なわけやけど、この作品で初めて曲を聞いた人でも、きっと気に入って楽しめると信じて、この作品、久々に“ハゲしく”おススメしたいね♪(笑)

2014年12月14日 (日)

『ボビー』

今日は衆議院選挙ってことで、おそらく開票が始まった途端に与党圧勝のニュースが躍るんやろうと思う。原発再稼働の問題や憲法改正、沖縄の基地問題、そして経済政策、あらゆる点でアンチ自民な者からしたら、これほど虚しい夜はないかもなぁ.............なんて日本の政治にグチをこぼしてみたりして(苦笑)

まぁ、ここはそんな個人の政治的信条を語る場ではないんで、ちょこっと選挙にあやかった作品を紹介ということで、お気に入りのヤツをひとつ、ご紹介♪

監督のエミリオ・エステヴェスと言えば、マーティン・シーンの息子で、ちょっぴり童顔な顔立ちから、“永遠のティーンエイジャー”的なイメージで、それが災いしたのか、役者としては歳を重ねてからはイマイチ(?)やったんやけど、この作品やその後の『星の旅人たち』なんかで、監督として非凡な才能を発揮してるんよ。

というわけで、そんな作品の感想は......................?!

ボビー / Bobby   ★★★★   (2006年)

監督:エミリオ・エステヴェス

出演:アンソニー・ホプキンス、イライジャ・ウッド、リンジー・ローハン、デミー・ムーア、シャロン・ストーン、ウィリアム・H・メイシー、クリスチャン・スレイター、ローレンス・フィッシュバーン

1968年6月5日、アンバサダー・ホテルで起こった大統領選の候補者ロバート・F・ケネディの暗殺事件、その日その場所に居合わせた人々の、それぞれのドラマを綴った群像劇?!

ホテルの従業員やケネディ陣営の支援者、ワケあってその日に結婚式を挙げることになった若いカップル...........様々な人々の、それぞれの人生のなかの一瞬をつなぎながら、“その時”がやって来る様子を描いてるんよね。

いやぁ、実に作り方がうまいんよ。2大政党制のアメリカでは、きっとこの作品は民主党びいきの政治的プロパガンダと捉えられるのかもしれんけど、政治抜きに純粋に映画として観ると、丁寧にドラマが語られてて、素晴らしいデキやと思う。

ひとつの歴史的な事件を軸にして、登場人物それぞれが抱える夫婦や老いの問題、人種差別や不倫など、様々なエピソードが上手く絡み合っていくんやね。

もちろん、メッセージとして、ベトナムとイラクを重ね、ケネディと当時の大統領だったブッシュを比べ、国のありかたを問うてるワケなんやけどね。

“この作品に出会えてよかった”、そう思える映画ってこれだけ数を観てても、そうはないんやけど、これはまさに、自分にとってはそんな1本やった!?

2013年9月21日 (土)

『雨に唄えば』

今日は、名作のミュージカル映画をひとつ、ご紹介♪

もう、今さら説明する必要もないのかもしれんけど、これ、懐かしのミュージカル映画と言われれば誰もが思い浮かべる作品なんと違うかな。タイトル・チューンの“雨に唄えば”は、あまりにも有名やもんね。

てっきりアカデミー賞を獲ってるものとばかり思ってたんやけど、助演女優賞とミュージカル映画音楽賞でノミネートされただけで、そのほかはノミネートすらされてなかったらしい。

そんな作品でヒロインを演じてるデビー・レイノルズって女優さん、調べてみて知ったんやけど、あの“スター・ウォーズ”シリーズでレイア姫を演じてたキャリー・フィッシャーのお母さんなんやってね。ちょっと驚いてもうた(笑)

そんなこんなで、クラシックな名作の感想は......................?!

雨に唄えば / Singin' In The Rain   ★★★★   (1952年)

監督:ジーン・ケリー

出演:ジーン・ケリー、ドナルド・オコナー、デビー・レイノルズ、ジーン・ヘイゲン、シド・チャリシー、リタ・モレノ、ダグラス・フォーリー、ミラード・ミッチェル

サイレント映画の大スターだった男は、ある日、新人の舞台女優と知り合う。素人同然の彼女にダメだしされ、腹を立てるが、なぜか彼女のことが気になり.......ってな、サイレントからトーキーへの移行期のハリウッドを舞台に、男と女のロマンスをコメディ調に描いた傑作ミュージカル♪

この作品、なんといっても主演の3人が素敵なんよ。男前のジーンくんに、キュートな魅力を振りまくデビー嬢、そして盛り上げ担当のドナルドくんと、それぞれが良さを存分に発揮して、愉快で楽しい、そんでもってちょっと胸キュンなラブ・ストーリーを作り上げてるんよ。

これがミュージカル映画として今でも評価されるのは、もちろん楽曲の良さもあるんやけど、それをドラマの中で違和感なく使ってることと、歌だけやなくて華麗な踊りでも楽しませてくれるからなんやろね!?

確かに、多少、劇中劇のパートがくどい気はするんやけど、一級品のエンターテイメント作品であるこの作品の価値を損なうほどではないんと違うかな。

思わず一緒に口ずさみ、踊り出したくなるミュージカルは、まさに“不朽の名作”ってことなんやろね!?

2013年7月12日 (金)

『ホテル・ハイビスカス』

今日は、暑い夏を目前にして、そんな季節に合った、お気に入りの邦画をひとつ、ご紹介♪

この作品の中江監督は、県外から沖縄に移住し、そこで映画を撮り続けてるひとなんやってね。この作品の前に撮った『ナヴィの恋』って作品で注目されて、この作品で東京国際映画祭の審査員特別賞を受賞したらしい。

以前に紹介した『真夏の夜の夢』でも、この作品と同じような顔ぶれの面々が出演してるんやけど、その中に、この作品で主役を務めた女の子が少し大人になって出てたんよなぁ。

そんなマニアックな楽しみもあったりする作品の感想は.............?!

ホテル・ハイビスカス   ★★★★☆   (2002年)

監督:中江裕司

出演:蔵下穂波、平良とみ、余貴美子、照屋政雄、ネスミス、亀島奈津樹、和田聡宏、大城美佐子

沖縄にある客室1つの小さな民宿“ホテル・ハイビスカス”。昼寝ばかりの父ちゃんと、陽気な母ちゃん、黒人とのハーフのお兄に、白人とのハーフのお姉、そして優しいおばあと、迷い込んできた客1名、そんな家族に囲まれて暮らす小学生の女の子を中心とした、ストレートな笑いと心温かな人々のお話?!

いやぁ~、なんやろねぇ、このユル~い感じと、さりげなく心に沁みてくる優しさは。無邪気に突っ走る主人公の女の子の日常をメインにしながらも、妖精のキジムナー探しというファンタジーから家族の絆を描くホームドラマ、先祖との係わりや伝統を大切にする気持ちとか、いろんなものを“さりげなく”包みこんであるんよなぁ。

天真爛漫な女の子を見ながら、同じように野山を駆け回った自分の子供時代が鮮烈に甦ってきて、なんか懐かしく、それでいて微笑ましい雰囲気になったりして(笑)

イベント事のたびに、ビシッと「かつら」をかぶって決める“父ちゃん”はじめ、スクリーンの中には、素朴で素敵な人たちが出てきて、のどかななかに、いっぱい“愛”が溢れてるんよ。ユーモアと愛情、それこそが究極の“癒し”なのかも、なんて思ったりして。

都会のせせこましい景色の中で、忘れられた温もりが、ホテル・ハイビスカスには詰まってるんやねぇ♪

2013年5月25日 (土)

『きっと、うまくいく』

今日は、劇場で公開中の作品の中から、インド映画をひとつ、ご紹介♪

この作品、インドの歴代興収記録を塗り替え、インドのアカデミー賞で賞を総なめにして話題になったらしいんよ。でもって、あのスピルバーグやブラッド・ピットも絶賛したってことらしく、ハリウッドでもリメイクの計画が進行中やとか.......?!

それに、どうやら都内の上映イベントでは、この作品のために“ゆるキャラ”で頭が巨大なナンの形をした“ナン子ちゃん”なるキャラクターが、インドから来た(という設定)らしく、ひたすら「ナマステ~」を連発してるらしい(苦笑)

まぁ、そんなどうでもエエ話はおいといて、肝心の作品の感想は.........久々のフルマークで♪

きっと、うまくいく / 3 Idiots   ★★★★★   (2009年)

監督:ラージクマール・ヒラニ

出演:アーミル・カーン、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョシ、カリーナ・カプール、オミ・ヴァイディア、ボーマン・イラニ、モナ・シン

大学の寮で同部屋になり、親友となった3人は、学校の規則を破り、学生生活を楽しんでいたが、いつしか3バカと呼ばれ、学長から目を付けられ.......ってな、忘れられない青春の日々を描いた、愛と友情の物語?!(笑)

いやぁ~、なんなんやろね、この見事なデキは。約3時間弱の尺がありながら、まったく時間を感じさせないんよね。

いや、確かにボリウッド映画ならではの“歌って、踊って”の場違いなミュージカル調の演出があったりで、初めてインド映画を観たひとやと戸惑うのかもしれんけど、でも、そんな違和感も些細に思えてまうくらい、ごっつい話がエエんよ。

男3人のハチャメチャな学生生活で痛快に笑いを取りながら、様々な出来事を通して作られる、揺るぎない熱い友情が描かれてて、そこに恋やら家族のドラマが加わって、いろんな要素が絶妙に組み合わさって、珠玉のハーモニーを奏でるってね♪

思いっきり声を出して笑い、グッと感動して涙する、そんでもって最後はとびっきりの笑顔にさせてくれる作品は、自然と拍手したくなるほど、見事なデキやった!?(笑)

インド映画というと、どうしてもキワもの的なイメージが先行してもうて、この作品も興行的にはアカンかもしれんけど、少しでも注目されるよう、ささやかではあるんやけど激プッシュ!!

さぁ、オレも“All is well !?”ってつぶやきながら、口笛吹いて頑張らんとアカンなぁ........なんて♪(笑)

2012年12月29日 (土)

『レ・ミゼラブル』

今日は、この冬の話題作のひとつを、ご紹介♪

あの有名なミュージカルの映画化ってだけやなく、監督を『英国王のスピーチ』のトム・フーパーが務め、しかも、オリジナルのミュージカルのプロデューサーが映画版のプロデュースをするってことで、個人的にもかなり期待してたんよね。

実は、イギリスにいた頃にウエストエンドで実際のミュージカルを観たことがあって、もちろん言葉をすべて理解したわけやないんやけど、それでもすごく心打たれるものがあって、「オペラ座の怪人」や「キャッツ」、「ミス・サイゴン」なんかよりも、この作品が一番好きやったりするんよなぁ。

そんな思い入れもあったりで、逆に不安な気持ちもあったりしたんやけど、まったくの杞憂やったらしい。

というわけで、そんな作品の感想は........久々のフル・マークで!!(笑)

レ・ミゼラブル / Les Miserables   ★★★★★   (2012年)

監督:トム・フーパー

出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン、サマンサ・バークス、イザベル・アレン、アーロン・トヴェイト、コルム・ウィルキンソン

盗みの罪で19年間を牢獄で過ごした男は、仮釈放中に再び盗みを犯した際に教会で司教に助けられたことで、過去を捨てて新たな一歩を踏み出す決心をするのだが、そんな彼をひとりの警部が執拗に追いかけ.......ってな、大ヒット・ミュージカルを映画化した作品?!

いやぁ~、参った。ここまでやるとは、正直、思わんかったよ。完全にヤラれてもうた。

ほぼ全てのセリフが歌になってて、例によってミュージカル映画ではよくあるんやけど、最初は違和感があって、落ち着かないんよね。しかし、開始から15分もたたずにウルっと涙腺を刺激されてもうて、そこから後は尺の長さを忘れて、夢中にさせられてもうた。

いやね、ラッセル・クロウがごつい体格の割に全然、腹から声が出てないとか、ヒュー・ジャックマンが結構、音をハズすとか、そんなことはどうでもエエんよ(笑)

アン・ハサウェイの歌声には思わず“さぶイボ”が出てまいそうなくらい胸を締め付けられたし、若手の面々の歌というか言葉に、しっかりと役の気持ちが乗っかってて、グッと心に響きまくるんよなぁ。

娘を想う母親の悲しみ、戦う若者の熱き願い、切ない恋心、それに過去を引きずりながらも必死に生きる孤独な男の寂しさと不屈の闘志、そして愛情、そんなものが詰まったドラマに、最後は涙が止まらんようになってもうたよ。映画を観て、ここまで心を揺さぶられたのは久しぶりかもなぁ?!

この作品でアン・ハサウェイにアカデミー賞を獲らせてあげたい、そう素直に思える作品やった。お見事!!

2012年9月 1日 (土)

『トゥルー・ロマンス』

先週の頭に、会社でパソコン使って仕事をしながら、何気なくYahoo!のニュース記事を見て、びっくりしたんよね。その記事は、トニー・スコット監督が橋から飛び降りて自殺したって内容やった。

兄のリドリー・スコットに比べると、少し地味な印象もあるんかもしれんけど、『トップガン』や『クリムゾン・タイド』はよく知られた作品やと思う。

最近の作品では、『アンストッパブル』は、ストーリーにもアクションにもキレがあって、久々にトニー節が炸裂してたし、『トップガン』の続編が企画されてたらしく、ホンマに残念でならないんよね。

個人的には、トニー監督と言えば、実は『トップガン』というよりは、以前に紹介した『エネミー・オブ・アメリカ』や紹介する『トゥルー・ロマンス』がお気に入りかな。

この作品は、何を隠そう、あのタランティーノが脚本を担当してるんやけど、ちょうど『レザボアドッグス』と『パルプ・フィクション』の間に書かれたもので、出だしで“サニ千葉(千葉真一)”をフィーチャーするあたり、いかにもな感じでタランティーノのオタクぶりが炸裂してるんよ(笑)

不治の病を患ってたとか、未確認ながらいろいろと原因についてニュースなってて、真相はまだハッキリとはせんのやけど、偉大な監督がこの世を去ったってことは事実で、心から冥福を祈りたいと思う。

というわけで、お気に入りの監督さんの作品の感想を.......ね!?

トゥルー・ロマンス / True Romance   ★★★★   (1993年)

監督:トニー・スコット

出演:クリスチャン・スレイター、パトリシア・アークエット、デニス・ホッパー、ヴァル・キルマー、ゲイリー・オールドマン、ブラッド・ピット、クリストファー・ウォーケン、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、クリス・ペン、トム・サイズモア、ブロンソン・ピンチョット

映画館で出会った運命の相手、コールガールの彼女が自由の身となるように、ポン引きの男を殺し、彼女の荷物を持ってきたつもりが、カバンの中には大量のコカインが......ってな、愛し合う男女の逃避行を描いたバイオレンス・アクション&タイトルにあるとおりロマンスもってね!?

一途に暴走する男と、そんな彼に惚れた女、ちょっとばかり“バカップル”なふたりがマフィアに追われて大騒ぎってな感じなんやけど、いかにもクダラなそうな話のようで、なぜか不思議と夢中にさせるものがあるんよね。

若いふたりの間に拙いながらも、どこか精神的な絆が感じられるところが、破天荒なストーリーに共感を感じるのかも。それに、主演のふたり以外に、脇が個性的ってのも魅力やよなぁ。

ゲイリーくんの“キレキレ”の悪役ぶりや、ウォーケンくんの憎ったらしさ、ガンドルフィーニくんの見事な暴れっぷりに、脱力ヒッピー系のブラピまで、ピンポイントで色々と味わいがあって、おいしいんよ。

そんな中、特に主人公の父親役を演じるホッパーおじさんの渋さといったら.......セリフや仕草のひとつひとつが“クール”なんよなぁ!?

そんなこんなで、バイオレンスを調味料として程よく利かせた極上のドラマには、熱いハートがこもってるってね♪

2012年8月19日 (日)

リュック・ベッソンが輝いてた頃 ③ 『レオン』

実は、今回の特集をネタとして考えた最大の理由は、この作品を紹介しておきたかったからなんよね。まぁ、別にここで紹介せんでも、十分すぎるくらいメジャーな作品なわけで、今さら感はあるんかもしれんけど、いろいろと思い入れがあって、どうしても避けては通れんかったってこと!?

『ニキータ』で世界的に認められたベッソンが、アメリカに進出して最初に作った作品ってことになるんやけど、セザール賞では再び主要部門でノミネートされたものの、意外にもメジャーなタイトルとは無縁の作品やったんよね。

リュック・ベッソンの功績ってのは、まぁ、いろいろとあると思うんやけど、個人的にはこの奇跡のような作品を作ってくれたことであって、更にいうと、ナタリー・ポートマンを2千人の候補者の中から見出したってことやと思う。

撮影当時まだ12、3歳だった女の子の目に宿る力強さは、まさにダイヤモンドの原石やと思ったし、こうしてアカデミー女優になった彼女のスタート地点がここやったってのは、感慨深いものがあるよなぁ。

というわけで、そんな作品の感想は.......?!

レオン / Leon   ★★★★★   (1994年)

監督:リュック・ベッソン

出演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ダニー・アイエロ、ゲイリー・オールドマン、ピーター・アペル、マイケル・バダルコ、エレン・グリーン、サミー・ナセリ

孤高の殺し屋と麻薬捜査官に家族を皆殺しにされた少女、運命に引き寄せられるように出会ったふたりだったのだが......ってなドラマ?!

プロフェッショナルな殺し屋とまだ“あどけなさ”の残る少女、一緒に暮らすことになったふたりは、徐々に絆を深めていき......ってことで、この作品の素晴らしさは主演の二人の見事な演技なんよ。

人間関係を築くのが苦手な、孤独なオヤジを演じるジャン・レノの渋さとシャイな優しさ、子供でありながら時折、大人びた表情を見せるナタリー嬢の可憐さ、切ないストーリの中で語られる親子のような、恋人同士のような、アンバランスで崇高な愛情ってのが、ググッと胸にくるんよなぁ。

そんでもって、そんな彼らの仇となる悪役のゲイリーおじさんが、凄まじいまでのアクの強さと存在感で、話を盛り上げるところが、これまた見事やね。

そんな役者の演技を映すベッソンのムダのない演出と盟友エリック・セラの音楽が、この“完璧”な作品を生み出してるってところかな。

キレのあるアクションで味付けされた、究極の愛の物語、深い愛情と儚い希望を描いたドラマは、何回観ても胸が熱くなってまうんよなぁ!?

より以前の記事一覧